Another やまっつぁん小説

Another やまっつぁん小説

 このブログでは高1の描く小説をメインに載せています(主にファンタジー)。キャラ紹介などイラストも載せていきます。感想、アドバイスなどコメント気軽にどうぞ!

 ご訪問ありがとうございます!

 Anotherやまっつぁん小説へようこそ!!Another やまっつぁん小説

(ぎゃぁあ!welcomeの”e”がない!!…無理は承知で修正しました、多少の間違いは大目に見てください)


 ここではやまっつぁんこと中3に毛が生えたくらいの高校1年生(の素人)が書いた小説を載せています。

 ここで今は5作連載しておりまして、どれもファンタジーチックなものです。


 キャラ紹介イラスト記事もあります。

 イラスト記事は イラスト紹介  からどうぞ~。

 (言っておきますがイラストの更新はかなり不定期です。)


 そして小説近況報告ではイラストや小説の進み具合、その日の更新履歴などなど、ここに載せている小説関連の連絡をその日の最後に書いています。

 イラストなどいつの間にか更新していることがあるので、小説近況報告記事はこまめにチェック!


 今は主にもうひとつの幻想を更新しています。

 BLACKBIRDは更新停止中、今しばらくお待ちください。

 鬼畜と心配性とサポート役については更新予定は今のところありません。

 (ちなみにどの話も完結していません。だいたい現在進行形です)

 ↓の小説のタイトル部分をクリックすると案内画面に飛びます。

 そこにキャラ紹介ページなど、イラストを載せた記事のリンクも張ってあるので、気になる人はぜひ!


 RAINBOW STORY ←もろファンタジーです。そして一番量が多いです。この話が一番重要かもしれません。


 BLACKBIRD ←ファンタジーです。普通の世界の人がいきなりファンタジーの世界に飛ばされるというありがちな展開からスタートします。              


 鬼畜と心配性とサポート役 ←学園ものにファンタジー要素を加えてみた話です。題名があれですが、気にしてはいけません。友達と合同で書いていたので一部文体が違っています。


 Another fantasy ←ファンタジーです。無性に新しい話が書きたくなって、書き始めたもの。目的とかは何もありません。気が向いたらどうぞ見てってくださいまし。


 魔王討伐隊の記録 ←再び無性に新しい話が書きたくなってしまったため、また新しく始めました。いろいろ絡む予定。


 ケイ君の魔法教室 ←Another fantasyの主人公ケイが、魔法について語ってくれる場所。


 クイットちゃんの生き物講座  ←Another fantasyの登場キャラ、クイットが作中に登場する生き物についていろいろ解説してくれる場所


 りっくんのアイテムスクール  ←Another fantasyの登場キャラ、リクが作中に登場する道具類について解説してくれる場所


 そして上にもリンク張りましたが、もう一度。

 イラスト記事は↓から


 イラスト紹介



 そしてただいま友人の小説とRAINBOW STORYをコラボさせています!

 コラボ小説はこちら↓から!


 Aurora 小説ブログ


 そして↓はアンケートです。

 

 続きを読みたい小説のタイトルをクリックしてください。

 すると1票加算され、私のやる気と小説の進行スピードの向上につながります。

 


 ちなみにクリックすると自動的に結果画面が表示されるようになっています。

 コメントするのが面倒な方、コメントはなんだか気が引けるなぁ、という方などなど、気軽にどしどし投票お願いします。



どの物語の続きを読みたいですか?
 ・RAINBOW STORY

 ・便利屋サイコ

 ・BLACK BIRD

 ・鬼畜と心配性とサポート役

 ・Another fantasy

 ・非凡レール

 ・魔王討伐隊の記録

 ・ボーニン4コマ

 ・小説の外伝を書いてほしい(”もうひとつの幻想”含)

 ・新しい連載を始めてほしい

 ・短編をもっと書いてほしい

 ・小説イラストをもっと書いてほしい

  結果  -ブログでアンケート -  



 11月28日新たにアンケート追加しました。

 結構重要なんで、きっちり投票してください!

 これはばっちり参考にしてどちらかに決定しますからね!

 投票期間は一週間を予定してます。


”小説ブログ更新頻度について” どちらがいいですか?

 ・パソコンを使えるときに細かく更新

 ・土・日に一気にまとめて更新

  結果  -ブログでアンケート -



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 ちなみに日記ブログもやってます。

 よければこちら↓もどうぞ。


  やまっつぁん日記

Amebaでブログを始めよう!

 FC2ブログのほうに引越し完了しました。



 http://anotheryamattuxann.blog119.fc2.com/



 ここです。



 一部記号が使えなくて?マークがちらほら見えますが、中身に支障はないはずです。

 とにかく、これから、いろいろと引越し作業を続けてするので、一週間ほどで、このアメーバの方のブログは消えます。

 とりあえず新しい方のブログで、今後ともよろしくお願いしますわ。 



 ちなみに、RAINBOWの方は結構進んでますので、近々更新する予定なので、期待しといてください。

 まぁ、更新されるのはだいぶ先になるでしょうけど。

 では!

 何に帰るか。

 いや、変えるというべきか。

 

 昔は毎日更新していた。

 一日でも更新出来ないとイライラした。

 それで削除したFC2ブログ。

 引越し先のアメーバは××(←愚痴)だった。



 なので帰ります。

 あんだけ文句言って出てきたのに、すごすご帰ります。

 だってさ、今日更新しようと思ったらなんかものすごい倦怠感がでてきたんだよね。



 そういうわけで、ちょっとごたごたします。

 もうちょっとしたら引越し準備に入るので、どうにか皆さんついてきてください!

 更新ちょいと遅れますが、どうか!

 

Another やまっつぁん小説


 本日は


・RAINBOW STORY 170~175話更新!


・Another fantasy 151~152話更新!


 以上です。



 さて、先週は出かけていたので更新できませんでしたが、今回は結構多めに時間をとれたので、そこそこ更新できましたよ!

 しかし、先週は旅行と合わさってテストもあり、その流れで最近ちっとも小説を書いていません。

 つまりはストックがあまりないと言うことです。

 なんだか久しぶりにストックという単語を使った気がしますね~。

 前は毎日更新してましたからね。

 最近はそうも行きませんで。


 で、今回の更新で、RAINBOWSTORYアイル編はひとまず区切りがつきまして、次回からはまたフレアの視点にもどります。

 といっても、まだ続きは書いてないんですけどね。

 この後時間が取れれば書こうと思います。


 あと、アナファンの方はおまけ的に更新したものですので、あまり切りがいいところ、と言うわけじゃないですけど、ま、アンケートを見れば結構RAINBOWに追いついてきていたんで、更新してみたんです。

 しばらくはちゃんとアンケートの結果に基づいて更新しようかな、と思ってます。

 しかしアンケート結果に沿ってばかりいると、一部の小説以外全然進まなくなってしまうので、まぁ、バランスよくね。


 あ、イラストのほうは見れば分かると思いますが、魔王討伐隊の記録、のものです。

 この話のほうも少しは進めていきたいですねぇ。


 というわけで、今回の更新はここらで終了。

 では、また来週!

 町外れ、海沿いの小さな林の入り口に、彼女の家はあった。

 木とツタで作られた小さなその家は、人一人暮らすのがやっとという大きさで、壁を覆う棚にはたくさんの本が詰まっていた。

 彼女は目が見えないので、きっとこの本は全て魔本、要するに目が見えなくても魔力を利用することで内容を知ることができるものだろう。

 それらの本を見る限りでは詩集が多いらしく、僕とクイット、ひのたん、マオ君というメンバーでそこを訪ねたときも、彼女はその一冊を膝に広げ、ページをなぞっていた。



「メイル、今日はケイも一緒なんだけどさ」

 クイットは親しげに彼女に呼びかける。

 彼女は床に腰掛けており、膝に詩集を開いたまま置くと僕の方を向いた。



 僕は軽く頭を下げる。

 といっても目の見えない彼女には僕が頭を下げたのは見えないだろうが。



「用事?」

 耳を澄ませないと聞こえないような声で、メイルさんは言った。  

 クイットがあんた話しなさい、という目で僕を見る。



「クレディーに暇だったらあなたの元に行け、と言われたんですが」

 僕はきちんと敬語で話しかける。

 すると彼女は家の隅、窓際に置いてある机の方に手を伸ばした。



 机には花の形を模したライトスタンドや、ノート、紙の束がいくつか置かれている。

 彼女が魔法を使ったのか、部屋の中を風が吹き抜け、彼女の手元に数冊のノートや紙束が引き寄せられた。



 どういった魔法を使ったのかはわからないし、彼女の表情に変化はなく、ノート類を手に取りその表紙にふれながら、無言で僕らに座るよう促した。

 クイットは慣れたように部屋の入り口近くにおいてあったマットを床に引く。 



 僕はクイットについてその上に腰掛けた。

 僕の背後についていたマオ君やひのたんも神妙な顔、マオ君の場合は動きで、敷物の上に落ち着いた。



 そして、メイルさんは引き寄せた数冊のノート類のうちから一つ、紙束を僕の方へよこした。

 風の渦に乗っかったような形の紙は、木から落ちる葉っぱみたいにくるくる回りながら飛んで僕の手に収まる。



 表にも裏にも何も書かれておらず、薄いくてほんの数枚しかないその紙をめくってみたけれど、何も書かれていない。

「これは?」



 僕がどうしたものか迷いながらメイルさんに言うと、彼女は一言だけ、魔本、とささやくような声を出した。

 するとクイットが横から手を伸ばし、紙の表紙にふれて目を閉じる。



 一瞬の間をおいて、パチリと目を開き、見えた!と僕を見た。

 僕もそのクイットの反応から察しがつく。

 どうもそのノートは魔本と同じ要領で見るようだ。



 思えばこの部屋に筆記用具は何もない。

 それもそのはず、メイルさんは目が見えないのだから紙に文字をきちんと書くことができないのだ。

 だから魔力で紙に文字や絵を描く。

 魔力で書かれた物は魔力を持って読むものだ。

 悶々としていると、不意に懐かしい気配を感じた。
(バリア?!)
 心の中で呼びかけると、どんどん気配が近づいてくる。


(あれ?もう夜?)
 あくび混じりのその声は紛れもないバリアのものだった。
(もしかして今までずっと寝てたの?)
(あぁ、久しぶりに外にでて疲れたからさぁ。思い切り寝たんだけど、さすがに寝すぎたわ)


 心配して損した。
 ただ寝ていただけじゃないか。
 やっぱり僕が意識を失う前のことは気にするほどのことではないみたいだ。


(そういえばキルアは?)
 意識を集中してみるが、バリアの気配しかしない。
(キルアはあんたが起きるまで寝てなかったんだ。だからあんたが起きたのとほとんど同時に寝ちゃったんだよね)


 心なしかバリアの声のトーンが落ちる。
 なんだかキルアに悪いことをしてしまったような気がした。
(たぶんキルアもしばらく寝ると思うよ。私よりもかなり力を使ってたから起きるまでだいぶかかるんじゃない?)


(そっか)
 それならお礼を言うのはかなり先になりそうだ。
 なんだか結局僕が誰かの世話になってばかりだ。
 僕が誰かのためになろうと思っていたのに。


(ま、さ、そんなうじうじしないでさ。次がんばればいんじゃない?)
 バリアにしては優しいことを言う。
 やっぱり何かあったのか?
 キルアと喧嘩したとか。


(なにもないって!キルアとは今まで通りだし。とにかくあんた早く寝なよ。疲れてんじゃないの?)
 そう言われて初めて眠気がしてきた。


 いくら明日の予定が得にないからって、あまり遅くまで寝ていたらニーアさんの迷惑になるだろう。
 僕はバリアにもう寝るよ、と一言、あっと言う間に眠りに落ちてしまった。



 :



 次の日はすっきりと目が覚めた。
 みんなと一緒に朝食をとり、僕はマオ君と一緒だったり、クイットと二人になったり、ニーアさんといろいろと話してみたりして、午前中は家の中で過ごした。


 午後、昼食をとった後は一人別行動をした。
 まずデーダの元へお見舞いに行き、暇なら船の様子でも見てきたらどうか、と言われたので、デーダとのお喋りを早々に切り上げて、修理中の船の元へと向かった。


 船はやはりぼろぼろで、その周囲にはたくさんの人がうごめいていた。
 船員らしい人が半数だったが、冒険者風の人もたくさん働いていて、船で戦っているときに見た顔をちらほら見かけた。
 きっと傷の軽かった人たちが修理を手伝っているのだろう。


 僕も手伝おうかと思ったがローブ姿でいかにも非力そうな僕に仕事を頼む人はおらず、僕としても働いている人の中に割って入って仕事の邪魔をするわけにもいかないと思い、少し船の様子を見るだけにした。


 そこで、ふと思ったのだが、船には血の跡が見あたらなかった。
 少しは木の床に染みてでもいそうなものなのに、どこにはそういった染みはなく、最初船に乗ったときのままの色合いをしていた。


 ただ、床板がはがれていたりという損傷は残っていたし、わざわざ血の痕を残さないためだけに床板をすべて変えたりなんてしないだろう。
 帆の方は全て外されていたので、帆の部分の血痕についてはわからなかったが、バリアに血の痕なんてこと気にしてどうするのかと聞かれ、それもそうかと考えるのをやめた。
 染みが付いていようが関係ないし、そもそもついていない方が乗ったときいいに決まっている。
 僕はそう思い、港を後にした。


 その後はキトンの元に寄って、クイットたちと合流。
 ニーアの家に帰って夕食をとり、風呂に入って、就寝。


 それから次の日もお見舞いに行ったりして時間をつぶしたのだが、だんだんと暇になってきた。
 そしてその日の夜、たまたま果物を差し入れにきたクレディーにそのことを言うと、メイルのところに行ってみな、という返事が返ってきた。


 メイルとは誰だったか頭をひねると、クレディーにこづかれた。
 メイルとは船でクレディーと一緒にいた目の見えない無口な人のことだ。
 体中に奇妙な文様があり、四肢が人間と比べて細長い、独特な種族。
 彼女もここに滞在しているらしい。


 今まで話題に上らなかったが、クイットたちはたまに彼女の元を訪れていたそうだ。
 僕はほとんど接する機会がなかったが一緒に戦っていたクイットとはちょっとした信頼関係ができあがっているようだった。


 僕はクレディーに礼を言い、次の日彼女の元に向かうことにした。