カットの奥深さ
昨日は卓球全日本選手権女子シングルスの決勝戦を堪能しました。
元中国代表のカット主戦型の王輝選手が、前陣速攻型の藤沼選手を下して初優勝しました。
決勝は北京五輪で鬼気迫る気迫で活躍した4連覇中の平野早矢香選手が出るのかなと心待ちにしてましたが、
準決勝で藤沼選手に敗れてました。
私は初めて王輝選手を見たのですが世界のカットマン(ウーマン?)の技術、奥深さ、精神力に
しびれました。
常に冷静でフォアのカットは柔らかくていねいに、バックのカットは芸術的なナスライスで
前後左右に振られてもひろいまくり、バックスピンや横回転の返球で相手のミスを誘いながらも
すきがあれば前陣速攻、一瞬の攻撃でポイントをとります。
藤沼選手は同じ日立化成の同僚ですが、空振りやホームランになった返球は練習でも見たことのない
カットボールだったそうです。(おおこわ(^_^;))
点数を離されても、相手のミスや焦りをうかがいながら、じわりじわりと追いつき
気がついたらセットを取っている。
世界選手権で2度16強に入った王輝選手はは守りが攻撃になるという
私が今まで見たことのない不思議な戦略で、カットマンのオーラを放ちました。
負けに不思議の負けなし
- 昨日の新聞に全国高校ラグビー大会で優勝した東福岡の監督と選手のコメントが載ってました。
- ロックの東選手は「皆で話し合って戦略を考える。勝つことよりも考えることの大切さを学びました。」
- 一方、谷崎監督は「優勝は頑張るための手段でしかない。本当に大事なことは、もっとほかにある。」と。
二つのコメント、紙面は違っていたのですが共通する何かがあります。
高校スポーツは教育の一貫であると言われてます。勝者になるのは何千校の中の1校だけで
指導者は目標に向かう過程の中に、人としてのあるべき姿を流し込んでいるのかもしれません。
さて、話変わってこの本は日経新聞のスポーツ取材記者が書いたコラムです。
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華やかな勝者ではなく、痛みをともなった敗者の弁を取材してます。
成功の物語に対する逆転の発想ともいうべき「負の財産」を綴ってます。
敗者に直接敗因を聞くという取材は困難を極めたようですが、研ぎすまされた「敗因」を
数々の辛酸を味わったスポーツ選手が苦渋のうえ告白しています。
日本一になれなかった柔道の金メダリスト 斉藤仁
五輪で魔物に逢ったスピードスケートの黒岩彰
リレハンメルの墜落、ジャンプ原田雅彦
「松尾幻想」の呪縛 新日鉄ラグビー8連覇ならず
私がずーっと心に引っかかっていた 「自分」を失った天才少女 競泳・長崎宏子
ロサンゼルス五輪での「敗因」が25年たった今ようやくわかりました。
私は何が勝者で何が敗者という区別がいまだもってわかりませんが、
以前テニスのマルチナ・ナブラチロワがこう言ったのを覚えてます。
「勝負は二の次、ベストを尽くせばそれでいいのよ といっている人はたいがい試合に負けた人よね。」
箱根駅伝
お正月もあっという間におわってしまいましたが、皆様はどんなお正月でしたか?
私は元旦に親戚回りで飲みすぎ、2日3日はテレビで大学ラグビーと箱根駅伝を見て
合間にアシュタンガ・ヨガをしましたが、亀のポーズで右腰をギクッと故障しバンテリンで治療中です(^_^;)
箱根駅伝、第7区の城西大学の石田選手、昨年は途中で走れなくなってタスキをつなげなかったのですが
今年は見事区間2位の素晴らしい記録でした。
8区の選手につなぐ手前で、左手でタスキを2度3度持ち上げアピールしました。
今年は持ってきたぞと。
走り終えた瞬間前のめりに崩れ落ち、ものすごい過呼吸で自分で立てませんでした。
城西大学のサポートの選手に担がれながら、「ありがとうございました。ありがとうございました。」と
号泣と嗚咽の繰り返し。
辛い1年間だったのでしょう。
見ている私も目頭が熱くなりました。
石田選手は昨年の途中棄権から自分の駅伝を1から見直したそうで、
監督や部員の暖かい励ましもあったそうです。
昨年、石田選手からタスキをもらえなかった主将は次の区間で参考記録ながら区間記録でした。
あれが、今年の城西の財産になったと監督の談話でした。
神のように箱根を駆け上った柏原選手、限界を超えた選手に最後の最後まで激を飛ばす監督。
辛い練習に耐えながらもレギュラーになれず卒業する選手。大会を運営する学生の皆さん。
箱根駅伝が感動をもたらすのは、それにたずさわる人々のさまざまなドラマが集積されているからでしょう。
謹賀新年(Back to the 1980)
あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろと心配りありがとうございました。
今年もどうぞご指導よろしくお願いします。
私は今年も年末から日本を離れ、フィリピンで10日間ほど自転車旅行を楽しんでます。
(3年連続元旦ウソ(^_^;))
行く先々で歓迎を受け、毎晩サンミゲールビールであやしい宴会をしております。
マニラからルソン島を南下し、セブ島に渡りマヨン火山の噴火を見て帰る予定です。
横浜山王で組んでもらったランドナーはサンプレックスの5段変速で
フレームはハイテンションの鉄ですが、スコールに打たれながらも順調です。
昨夜は、ナガという町のホテルで紅白を見ておりました。
石川さゆりの「津軽海峡冬景色」
10代の頃の石川さゆりは恋に破れた女の情念を泣き崩れるように歌っていたのですが
昨夜の石川さゆりは、決別した恋を自分自身に納得させるように歌ってました。
いい歌い手ですね。
ちなみにとおちゃんは、八代亜紀のファンでした。
しかし、過去を振り返ってもなんも面白くありませんな。
おい、自転車部の同期よ!!みんなでもう1回行こうぜ!!
同窓会バリ島1周!!
サンミゲールビールが待っているぞ(笑)
年の瀬
大晦日前日となりました。
皆様におかれましてはどんな年だったでしょうか?
私は病気ひとつせず、仕事にヨガに励んだ1年だったと思います。
仕事のストレスやプレッシャーを癒してくれ、体と精神をリセットしてくれたのがヨガでした。
4000年の「哲学」に本当に感謝してます。
昨日、部屋の模様替えをしてまして必要最小限のものだけ残し
あとはすべて破棄しました。
これで、東向きでヨガが出来る環境が出来ました。
(本来、ヨガは東の方向をむいてするのが正式だそうです。)
掃除中に昔の写真がたくさん出てきて、2000年ごろのやつですが
当時トライアスロンや水泳、自転車に乗ってた頃の若々しい時代(笑)。
ひたむきに競技志向だった頃の写真でした。
びっくりしたのは今の体と比べて全然違ってたということ。
昔は今より体重が7kgほど重く、今と比べると体が一回り大きかったですね。
よけいなものがいっぱいついているような(笑)
今は、それこそ日常生活に必要なものだけが残った感じの体つきで
先日親戚が集まった日があったのですが、めいから「おじちゃん、どうしたの。」
と私の益々貧相になった体を見て、そう言っていたそうで
「どうもしてないんだよ。ドッグでも特別異常はないし、悪いのは眼と頭だけなんだよ。
バカちゃいまんねんパ~でんねん。」
と突っこみを入れたかったですね。(笑)
今年始めた事。
家庭菜園、これは正解でしたね。
1年を通して無農薬の新鮮なビタミンがとれるし面白い。
種撒きから芽が出て成長するのを見ていると本当にいとおしくなってきます。
あと、ここ1ヶ月ほど晩酌をしていません。
30年ほど毎晩、二日酔いだろうと飲んでましたが
ビール(発泡酒)を飲むと体が冷えるし、最近飛蚊症で
アルコールのストレスを控えようと、晩酌をやめてます。
その代わり、風呂上りにヨーグルトにきなこと蜂蜜をぶっかけ食べてます。
ルテインとブルーベリーなんかもとってます。
晩酌をしない人を以前は変人と思ってましたが、
私も変人になったのでしょうか。
つまらない男になったものですね(笑)
という今年を振り返った雑感でしたが、
何よりも健康がやっぱり1番だと再認識してます。
寄る年波には勝てず、体は正直に右肩下がりになってきてますが
うまくコントロールしながら来年も元気に過ごせればいいと思ってます。
皆様におかれましても、来年は益々のご健勝をお祈りいたします。
飛躍の年をお迎え下さい。
私はこれからユニクロに買い物に行ってきます。
カムイ伝講義
- 白戸三平の「カムイ外伝」は小学生の頃、たしか少年サンデーに不定期的に連載されてました。
カムイという忍者が主人公でしたが、当時はこの漫画が一体何を主題にしているのか、
謎のような漫画で私にはさっぱり意味がわかりませんでした。
最近映画でも封切られたみたいですが、「カムイ伝」は「カムイ外伝」の前に書かれた漫画です。
という事は、「カムイ伝」が最初でその次に「カムイ外伝」が続いており
「カムイ伝シリーズ」、実はいまだもって完結していない白戸三平氏のライフワークだそうです。
「カムイ伝」は江戸時代の格差・階級社会を農民の目から描いてます。
筆者の田中優子氏は大学の授業でこの「カムイ伝全集」を社会学の参考書に使っており
その差別された人々の生活、「綿作・肥やし・養蚕・一揆・漁・子供や女・武士」等を
テーマとして講義に使ってます。
17世紀の社会はとても興味深かったのですが、実は今の社会の根底になるものが
潜んでおり、私達が忘れてはいけない事を白戸三平氏は訴えているようでもありました。
バガボンド
実を言うと「スラムダンク」24巻を読む前に
井上雄彦氏の「バガボンド」30巻を読み終えてました。
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7年ほど前、市立図書館の前の喫茶店にこの本がそろえてありました。
「バガボンド」?
なんなんだろう?
バカボンのパパではなさそうで、お昼の定食をたのんで
なにげなく手にとって読み始めたら
もう食事どころではなく、引き込まれるようにページをめくってました。
宮本武蔵を原作にした井上雄彦氏の大ヒット作で
題名の「バガボンド(vagabond)」とは英語で“放浪者”、“漂泊者”という意味だそうです。
いまだ連載が続いており、国内累計発行部数は5000万部以上
ちなみに、「スラムダンク」は1億部だそうです。
喫茶店以来、気にはなっていたのですが侍Ⅳで井上氏が書いているのがわかって
近くの貸し本屋さんで毎週4巻ほど借りあっという間に30巻読み終えました。
井上雄彦氏のデッサン力、すごいと思っていたら
なんと、裸の状態を下描きの段階で一度書き、その上で着衣を描き込むといった書き方を
されているようです。
「スラムダンク」とはジャンルが違いますが、読者を引き込む
スケールの大きさにはびっくりします。
31巻以降はいよいよ佐々木小次郎との宿命の対決になります。
また、楽しみが増えました。






























