エディ・メルクス
- 三宅 寛
- ツール・ド・フランスを追いかけて
- 中学生の頃、サイクルスポーツという雑誌にたびたび出てきた名前がエディ・メルクスです。
- 60年代後半から70年代にかけてツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアにそれぞれ5勝、その他のクラシックレースをそうなめにし、公式戦の勝利は570をこえている超スーパーヒーローです。
その彼の最後の現役の頃をを追いかけた写真家が三宅寛さんです。
メルクスの最後のツールの写真や、当時のクロモリのロードレーサーの美しさ、自転車競技を愛するヨーロッパの歴史や文化、伝統、そう伝統がこの本に埋もれてます。
今年のツールはアームストロングが7連勝という完璧な勝ち方をしました。
しかし、完璧にシステマチックされたレースはあまり興奮しません。
勝負を度外視したアウトローが目の覚めるようなアタックをかけ、白戸氏が「おっとーアタックだー」
とか栗村氏が「で・でたーーー」と興奮するようなレースを見たいもんです。
来年は個人的に好きなビノクロフ、一発くらわして(宮崎弁でなぐるとかいう意味)くださいよ。
椿山峠を裏から攻める女性たち
1.5流が日本を救う
- 勝谷 誠彦, ラサール石井
- 1.5流が日本を救う
私がまだけがれを知らない二十歳の頃、渋谷 道玄坂のストリップ劇場で売り出し中のコント赤信号を見た。リーダー渡辺、小宮、それとラサール石井のトリオ。学生服のラサール石井がリーダー渡辺に向かって「隊長!!」と叫んでいたのを今でも覚えている。
月日は流れ27年後、ラ・サール高校OBのラサール石井と灘高校OBの勝谷誠彦が対談した。
両校の奇人変人列伝や、今の日本を嘆き、今の学校教育を下二段活用をそらんじながら論議する二人は
1.5流ではなく、まさしく1流の芸人である。
Q、人生で一番頭がよかった時期っていつですか?
A、勝谷誠彦 小学校6年のときですよ。模擬試験なんか受けると、300点満点で、297点を取るかという世 界。小学校6年までに蓄積した教養で文章書いてるんですから。
A、ラサール石井 そりゃあ中3ですよ。自分で言うのもなんだけど、カミソリのように研ぎ澄まされてましたね。現実は、中3をピークにしてなだらかに、しかし確実に馬鹿になってきてるんだよね。
けがれを知らなかった青年は、すねに傷持つ中年になり二人のアウトロー的な生き方に胸ときめいたのであった。
キング・オブ・スイマー
1500m自由形の勝者をキング・オブ・スイマーという。
今回の世界水泳の800mでオーストラリアのグラン・ハケットがイアン・ソープのもつ世界記録をやぶって
金メダルをとった。
彼は1500mの世界記録をももっているが、世界の知名度はソープにかなわない。
しかし、オーストラリアではイアン以上に人気のあるスイマーだと聞いている。
2001年、福岡の世界水泳を見に行った時、ちょうど1500m自由形の予選があった。
水泳に詳しいNさんからハケットが出るよと聞いていたのでどんなスイマーかと興味しんしんであった。
ハイエルボーのリカバリーは教科書どおり。双眼鏡でずっと彼を追った。すごかった。
今回の800mのゴールでひとさし指を立てたのは中長距離のキング・オブ・スイマーは
私であると、世界にほえたように見えた。私の一番好きなスイマーである。
すず
天真爛漫さと繊細すぎるほどの精神をあわせもった千葉すずを紹介したただ1冊の本である。
195km
自転車で195kmという距離を初めて走りました。
宮崎市~都井岬往復。なにもこんな暑い季節に走んなくても。
でも、自転車好きな30人が朝の5時すぎに出発。行きはよいよい帰りは向かい風で
H野さんたちのサポートのおかげで夕方の5時過ぎに到着。感謝、感激。
先週は錦港湾の4.2kmのスイム横断。
昨日は自転車で195km
もし来週フルマラソンを走れば、3週間でアイアンマンじゃねーか。
しかし、5kmも走れないんじゃないかと思います。
ふと思いついたのはトライアスロンに9年も出場してない
弱気な男の言い訳でしょうか。