この日は、茨城県竜ケ崎市にある「女化(おなばけ)神社」に出掛けました。「女化神社」は、
「キツネ」の伝説が残っています。
その「キツネ」を祀る神社です。
永正7年(1510年)、根本村の忠五郎が、林の中を歩いていると、一匹の「キツネ」が、眠っていました。その「キツネ」を一人の猟師が弓矢で狙っていました。「忠五郎」は、キツネが不憫に思い、大きな咳払いをして、キツネを起こしました。猟師の矢は当たらずに、「キツネ」は森の中に逃げました。
「忠五郎」が、家に帰ると戸口に奥州から鎌倉へ向かうという老男若女がいたので、一宿を貸したところ、翌朝には女一人が取り残されていました。行方知れずの男を探す間、女は耕作など手伝いをしました。
よく働く器量良しでした。
忠五郎は気に入って、やがて、この女を妻にすることにしました。
妻に娶った女と忠五郎は仲良く暮らしました。
忠五郎と女は一女二男を儲けました。
ある時、女が、疲れて転寝をしていました。転寝をして、自分がキツネであることを忘れてしまい、迂闊にも「しっぽ」を出してしまいました。
「あれ!」キツネは、自分の3人の子供と忠五郎に、「自分がキツネであること」がばれてしまいました。ばれた以上は、キツネは忠五郎の家に、いることは出来ません。「キツネ」は、はやばやと「忠五郎の家」を飛び出して、それ以来 二度と「忠五郎」の前には姿を現さなかったのだそうです。
私と同行のまっちゃんは、「忠五郎」と「キツネ」になり切って、「女化神社」で、撮影しました。
まっちゃんは、「女化神社」が大変気に入って、「奇麗な神社!」「神秘的な神社!」と言って喜んでいました。面白い伝説の神社があるものです。周囲は、森と林です。
いかにも「キツネ」が住んで、「キツネが化けて」出てくるような雰囲気でした。
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