千葉県君津市古墳探検・念仏塚古墳・峰古墳群・打越北上原古墳３号墳・JR俵田駅

まず、最初に「念仏塚古墳」を探しに向かいました。君津市には、「古墳」が多いのですが、「念仏塚古墳」があるという場所に来ましたが、なかなか見つかりません。あちこちを探しました。こんな時は、同行の紺子さんは、眼が良いです。「動体視力」が良いのですね。動く車の中から、「あった！」と大声を出します。「どこ？」と私は叫びます。「あここにある！」と紺子さんは言いますが、「あそこ！」では分かりません。

　二人は　車を降りて、「念仏塚古墳」のある方向に、歩いて行きます。と言うか、私は、紺子さんに着いて行くだけです。

　「ほら、あそこの丘の上に、丸い古墳があります！」「本当だ！」

　「念仏塚古墳」は、畑の向こうの丘の上に、丸くありました。「念仏塚古墳」は「円墳」です。

　何で、こんなところに、「古墳」があるでしょうか？　小さな古墳は、普通、他にもいくつか、「古墳」が纏まってあることが殆どです。小さいと言っても「11ｍ」の円墳です。「念仏塚古墳」と命名されているので、昔、この古墳に向かって、「念仏」を唱えたのでしょう。この古墳は、「岩出古墳群」の中にあり、他の古墳の中に、古墳上に「念仏塔」があるものがあります。それで、付近一帯の古墳を「念仏塚」と呼んだのでしょう。「古墳」は　時にして、「神」が宿ります。

　私と紺子さんは、「念仏塚古墳」の撮影をして、次の「古墳」を探しに向かいます。

　次は、「峰古墳群」と呼ばれている「古墳群」を探します。「群」なので、古墳がたくさんあると思われます。「峰古墳群」に到着しました。やはり「君津市」にあります。ここには、日本酒の酒造工場である「峰の精」と申す酒蔵がありました。日本酒のお好きな方には、堪らない「酒造工場」です。私は　アルコールはまるで飲まないので、あまり関心がありません。「峰古墳群」は、「峰の精」と申す酒蔵の工場境内にありました。「ざっと見ても、５～６個の古墳があります。みな「円墳」に見えます。足場が悪いです。周囲は畑にしています。車を足場の良い場所に止めて、撮影です。紺子さんは　身軽なので、足場が悪くても、飛び跳ねて、「古墳」に向かいます。私は　撮影担当です。

　いくつかの「円墳」で撮影しました。紺子さんは「あちらにも古墳がある！」と言って、探しに向かいました。崖の淵にあり、「古墳」ですね。「峰古墳群」は、この周辺地の、力ある豪族が、「家族のために」、円墳を造ったようです。円墳は　いずれも小さくて、家族４～５人で、１年ほど掛かって、造れる大きさでした。

　亡くなった方を、ここに葬ります。立派な「お墓」です。

　さて、次は、比較的大きな「前方後円墳」です。場所は、君津市の近くの「袖ヶ浦市打越」にありました。「打越北上原古墳３号墳」と呼ばれています。周囲は、農地です。隣には　大きな「ビニールハウス」がありました。「打越北上原古墳３号墳」は、周囲を　結構　削られていましたが、「前方後円墳」であることが分かります。これだけの「土」を盛り上げて、大きな「前方後円墳」を造るとは大変だと思います。「打越北上原古墳３号墳」は、全長約44.5ｍの前方後円墳で周溝を備えています。埋葬施設は横穴式石室です。金銅装馬具が出土しました。6世紀の築造と思われます。「打越北上原古墳３号墳」の周囲を　私と紺子さんは、回りました。古墳は結構大きいので、紺子さんを見失います。「紺子さ～ん！どこにいますか？」古墳の周りを回っても、紺子さんは　見当たりません。「まさか、一人で帰ってしまったのかな？」と不安が募ります。反対方向に回ったら、「ばったり」紺子さんに、当たりました。「良かった！」