「ZAITEN」の記事。社労士特集 | 西村治彦の日記

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「ZAITEN」の記事。社労士特集

今月 2月に発売された「ZAITEN」3月号に、「社会保険労務士」の今後に付いての特集がありました。
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 先月、「ZAITEN」の記者が ウチの事務所を訪問して、私にインタビューを申し入れました。私は 応対して、記者の質問に答えました。「私が答えた記事」と、「社労士の今後」について、経済紙「ZAITEN」に載っていた記事を紹介したいと思います。

 題して{社労士「天国と地獄」}。その意味は:新たに始めた社労士や経歴の浅い社労士は、今後 仕事もなく、「地獄」と化します。古い実績のある社労士は、今後も「天国」で過ごすことが出来るでしょう,と言う内容のものであります。

両極端な経営となる「社会保険労務士」。かたや 今後も 古い社労士は 天国で過ごし、新しい社労士は、地獄に落ちるでしょうか?
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この問題は、「社会保険労務士」のみならず、他の士業、いろいろな職種における企業に付いても 同じ理屈の上に 存在するのです。

大資本の進出に 小さな商店は 売り上げが落ちて 廃業を余儀なくされ、その大資本も 他の大資本に 経営を脅かされます。

国内の生産で利益が出ていた産業も 海外のコストの安い生産に 取って変わられ、資本主義の戦いは熾烈を極めます。そうして あるべき 需要と供給が合致する点で とりあえず 落ち着きます。

いろいろな業種により、考え方、捉え方が異なります。

「社会保険労務士の経営」は「ZAITEN」によると:①越えられない能力の限界 ②今まで良かったが これからは駄目だ ③伸ばしても 時間的限界があり 売り上げは伸ばせない、との三つに 分類しています。
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の「社労士の能力」については:あまり力がない。コンサルタントとして、大企業では「社労士」を採用しない、今後もしないだろう、と書かれています。たしかに 国家資格を取っただけでは、新入社員にたいする研修は出来るかも知れません。しかし 経営者や役員に 研修やコンサルティングをするだけの力があるだろうか、と書かれています。

何の研修か、コンサルティングか いろいろありますが、社労士として 大企業の研修やコンサルティングを 自信を持って 行える方は 貴重だと思います。

 この大企業の研修やコンサルティングを 行える社労士は セミナーを 自分で企画して、50人から100人単位で 継続して 集客出来るかに この分野での成功が掛かっている、と書かれています。「自分なりのビジネスモデルが 作れるかどうかが、この分野で成功出来るであろう社労士である」、と書かれておりました。
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 「社労士の能力」については:「労使トラブル」を 法律論だけで 解決しようとする「社労士」は 実際のトラブルの解決者には なり難い、と書かれております。逆に「法律を守らない指導」をする社労士は「ブラック社労士」と呼ばれ、会社の違法行為の片棒を担ぐ悪徳者であると、記されておりました。
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 まあ この問題は、労働者から相談を受けた場合は、労働者の片棒を担ぐ「社労士」になります。弁護士も 依頼を受けた者の 相談相手となりますので、「社労士の立ちはだかる壁」には なるでしょうか。労務トラブル解決には 時間と手間が掛かります。 経営的には 採算の合わない社労士の仕事だと思います。

の;今まで良かったが これからは 良くない、については、「助成金」手続きであります。90年代後半から05年くらいまで、「助成金」は社労士の「美味しい収入源」でした。手続きをすれば、企業に数百万円の助成金が転がり込んできました。その1~2割を 社労士が 手数料で戴いていた。しかし その後 景気の後退などで、助成金の減額がなされ、姿を消した助成金もあります。これからは「助成金」で「美味しい収入」が 見込めなくなった社労士は どうするのだろう、と書かれておりました。

③「給与計算」に重点を置くと 時期に多忙であり、それ以上の新規の仕事の開拓が出来なくなる。売り上げが 頭打ちになる。「給与計算」重点の社労士は 疲れ果てて 将来性が見込めない、のだそうです。

 これら 三つの壁に ぶち当たっている、「社会保険労務士」は これから 計画している人々を含めて、「地獄」なのだそうです。

 一方 古い、顧客の多い安定した「社労士」は 天国なのだそうです。

 たしかに、ウチの事務所では、給与計算は そう多く行っておりません。保険料率や源泉所得税、年末調整の研究のために、少しだけ 行っております。それなので、全く 経営の負担にはなっておりません。

 「助成金」も 顧問先の依頼のあった時にだけ 行っております。特別の収入源にしていないので、「助成金」が衰退しても まったく ウチの事務所の経営には影響がありません。

 「研修」や「セミナー」は 顧客を集めてするのではなく、社員を対象に ほぼ毎日 行っております。我々 幹部、先輩社労士の「教えることは学ぶこと」の実践を 行っているので、腕が衰えることはありません。むしろ「教えること」の腕が上がっていきます。

 私は 今まで ここまで行ってきた、「私の経営方針には 誤りがなかった」ことを 確信して、また 明日から 長期的展望に基づいて、「西村社会保険労務士事務所」の経営に当たっていきたい、と考えています。

 「社会保険労務士 成功の秘訣」は
西村治彦の日記
「ZAITEN3月号」の特集最後に「私へのインタビュー」として書かれております。



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