二足の草鞋を履く。社労士開業時とその後 | 西村治彦の日記

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二足の草鞋を履く。社労士開業時とその後

「二足の草鞋を履く」とは、相反するような仕事を 一人の人が行うことを言います。昔は「ばくち打ち」が「ばくちの取り締まり」を行っていたそうです。片方は 仕事ではありませんが、消防士が火を消したくて、放火することがあります。いち早く 火事場に駆けつけて、表彰を受けることもあったそうです。
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 現在では 相反していなくても 二つの仕事を 平行して行う意味にもなっているようです。

私は 社会保険労務士を始めた時 顧客はゼロでした。収入がなくては 生活出来ません。子供を集めて 学習塾を始めました。これが 当って 社労士より 遥かに良い収入になりました。

 昼間は顧客を廻ったり、役所に出向いたり、顧客を獲得するために 新規事業所を訪問して 営業活動を 毎日 行いました。いわば「社労士」と「学習塾の先生」と「二足の草鞋を履く」毎日でした。
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段々と 社労士の仕事が増えるに従い 学習塾の比重を減らしていきました。その後 社労士の規模が大きくなり、途中で 趣味で始めた「語学学校」が 生徒が増え、「英語」のみならず 外国人に「日本語」を教える仕事まで始めてしまいました。

普段、何気なく話している日本語も、外国人から文法的に説明して下さいと質問されると、普通の人は 正しく回答出来ません。
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 よくある質問は、「は」と「が」の違いです。「私は西村です」と「私が西村です」とは どう違うのか?「鳥は飛ぶ」と「鳥が飛ぶ」では どう違うのか? この違いを 主に「英語」で外国人に説明するのです。

「は」は一般、「が」は特定と説明します。

 「一般に鳥は飛ぶ」、「飛行機、虫は飛ぶ。現在は その飛ぶものの中で特定された「鳥」が飛ぶ」のだと説明します。「一般」は「general,「特定」は「specified」と言います。
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「私は 人々から 一般的に 西村と呼ばれています」、「私が この大勢の中で 特定された西村です」と説明します。「general」と「specified」で 大体 理解して貰えます。

日本語の動詞は 語尾の変化で いろいろな種類があります。この変化を 外国人は なかなか 覚えられません。また 自動詞と他動詞の使い分けも 難しいようでした。現在では よく研究されていて 日本人にも よく理解することが出来るようです。
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外国人に日本語を教えるために 私は 英会話を かなり勉強致しました。「教えることは学ぶこと」とは よく言ったもので 一生懸命勉強しました。

 外国人は 日本に来た時は 日本語を殆ど理解出来ません。一人で 大きなカバンを持って 私の経営する語学学校に やって来るのです。韓国人はハングルを話します。コロンビア人はスペイン語を話します。中国人は中国語を話します。そんな言葉を理解する人は 誰もいませんでした。私は 必死で それらの言葉を勉強しました。フランス語も勉強しました。タガログ語も勉強しました。
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ようやく 日本語の分からない外国人と話して 語学学校の経営も軌道に乗りました。そんな訳で 8ヶ国語を話す「西村治彦」の動画が うちのホームページから入る「エンジャパン」に掲載されております。出鱈目に 8ヶ国語を「らしく」しゃべっているのだろう?と お思いの方も 多いと思います。それも芸かも知れません。
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 語学学校は バブルがはじけて 外国人が 日本に来なくなり やめました。「二足の草鞋(わらじ)」を 脱いで 一足にしたのです。

そこからは 私も 体力、気力に任せて 社労士業も 一層 発展させることになりました。
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 最初 社労士事務所を開いても 収入が 不十分の場合 何か 他の仕事をするべきでしょうか? 私は 同時に「学習塾」を始めましたが、人 それぞれでしょう。社労士としての契約を やって行けるまでに 十分獲得するには 時間が掛かります。
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それまでの生活と経営をどう やりくりするかは、人により かなり違うと思います。

 そこが 腕の見せ所なのでしょう。

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