おはようございます。昨日は夜間練習への送迎、指導、誠にありがとうございました。気温は一桁。動いている子どもはいいですが、見ている大人はしんどい季節になってきました。


また、並榎中の小林先生から将来の職業を体験する“やるベンチャー”の一環で中学生がグラウンドとネットを修繕。気づいた選手は居たでしょうか。


14歳は志を立てる年齢。野球に軸を置きながらも、幅広い視野を持ちたいですね。

 

 

さて、今朝のスポーツ報知一面には、「(WBCに)大谷翔平選手が出る」が大きく載っています。


私も予選ラウンドと決勝ラウンドのチケットを入手しましたが一枚の値段は2万円。


ただ、大谷翔平、鈴木誠也、村上宗隆と続く打線はワクワク。トップレベルの野球を見てその感動を中学生に伝えたいと思います。

 

 

ところで、野球少年はみんなプロ野球選手や大リーガー、日本代表を目指していますが、昨日監督会議が行われたNPBジュニアトーナメントの記事を読むと、

  • 小学生のエリートでさえプロになるのは厳しい

という現実が見えてきます。

 

 

今回の侍ジャパンにも、近藤健介選手(2005年千葉ロッテJr、2011年日本ハム4位指名)、森友哉選手(2006年オリックスJr、2013年西武1位)などが選出されていますが、

 

 

今年のドラフトでは、

  • 蛭間選手(2012年西武Jr、西武1位)
  • 門別投手(2016年日本ハムJr、阪神2位)
  • 沢井外野手(2012年中日Jr、ヤクルト3位)
  • 山浅投手(2016年楽天Jr、中日4位)
の4名(高卒と大卒がそれぞれ2名ずつ)のみ。

蛭間選手の同期で高卒からプロに指名された選手は5名いるので、確率的には、
  • 1チーム16名×12球団192名の内2名~7名=1%~4%
 
 
かなり狭き門になっています。
 
参考までに、大学を受験する際、
  • 合格可能性が5%未満の場合、評価はA~EのE
E評価から東大に合格した!という例もありますが、
  • 確率的にはほとんど無理
私の場合も現役の時は、群馬大、東京学芸大、筑波大はすべてD~E判定。それが一浪するとすべてA判定・・・。評価は正しいと感じます。
 
では、高校からプロになれない選手はどうすれば良いのか? 

それは単純に大学に進学し、“4年後に賭ける”です。
 
余談ですが、昨日のコラムに、
  • 人脈は狭ければ狭いほど良い
とありビックリしましたが、要は、
  • 一生付き合える友を作るには人脈は狭くならざるを得ない
とのこと。納得します。
実は、来年3月の東京ドームで行われる侍ジャパンのチケット(2万円)を買ったのも、栗山監督の大学同期、前後の世代の仲間から、“栗山の雄姿を見に行くぞ”、“こんなことはもう二度とないから”と連絡あったから。秋田、群馬、東京、静岡、大阪、福井、鳥取、香川、沖縄から20名ほどの仲間が集結します。

卒業から40年経ってもかなり野球愛の強い先輩が多く、「少年野球をどうする、中学軟式をどうする」と頻繁に連絡を取り合っています。
 

 

倉俣徹

高崎中央ボーイズ監督
元中学硬式野球日本代表監督・コーチ(ボーイズ3回、フル代表2回)
元群馬県公立高校教諭
元巨人軍通訳、トレーニングコーチ
元ジャイアンツアカデミーヘッドコーチ、校長
元全米公認(NATA)アスレチックトレーナー
元大学非常勤講師(群馬大学、東京学芸大学、横浜国立大学、国士舘大学大学院、何れも教育学部または体育学部)
日本ソフトボール協会理事(普及担当)
小中高教員免許取得(中高は保健体育、英語)、TOEIC905点
教育学(運動学)修士(東京学芸大学大学院)
スポーツ科学(スポーツ医学)修士(米国スポーツアカデミー)