おはようございます。昨日は夜間練習への送迎、誠にありがとうございました。気温は4度と比較的暖かく十分野球ができた様に思います。6年生も6名が参加。中学野球の雰囲気を感じていました。
高崎市にもいよいよ週末の部活に制限が加わった模様。いよいよ週末の活動も怪しくなってきました。ボーイズリーグからも1月18日付で、
・小中学校で部活停止が指示されている学校の選手はチーム活動への参加を停止
・チーム選手の半数以上が部活動停止の場合は、チームの活動を停止することが望ましい
・活動に当たっては保護者の了承と理解を得ること
・チーム活動への参加は強制ではなく、各家庭の事情を考慮し、指導者は感染防止に細心の注意を払うこと
という通達が来ています。一日も早く、健康、安心を担保して野球を再開したいですね。
さて、勉強好きの子どもはどの様に育つのでしょうか? 今朝の読売新聞に、2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠さんが
・学校の外に別世界
・覚えるより想像力
と語っています。
加えて、理科好きの子どもが育つには、
・観察や実験から何か法則を見出し抽象化するトレーニングが大切
・具体的なイメージを描けると様々な疑問が沸き出てくる
・そして、自分なりの答えを見つけ、「何かわかった」という経験を積むことが大切
と助言してくれています。
この記事を読んでいて、小林先生の考え方をそっくり野球に当てはめると、素晴らしい選手が育つと感じます。つまり、
・野球で大切なのは想像力
・プレー中に起きていることに法則を見出し抽象化する
・凄い選手や上級生、他県の選手と交流することで様々な疑問が出てくる
・そして、自分なりの答えを見つける体験を重ねる
です。
実は、私も「想像力」が大好き。私の場合は「自分が上達しよう」ではなく、「世界に通用する選手を育てる」を想像するのですが、サッカーの育成方法と比較するとヒントがたくさん見えてきます。
また、テニスでオリンピックチャンピオンを育てるプログラムと比較すると、
・野球には幼児から中高生までの育成計画そのものが無い
ことに気づきます。
さらに、スポーツ科学の知見を生かすために発育や発達の理論を見ると、
・小学生の頃に上手くなっておく
・中学生では、体型(身長、体重)、持久力、柔軟性、筋力、パワーを伸ばす
ことの大切さに気づきます。
そして、サッカーやテニスの育成システムと発育発達理論を組み合わせ、かつ、少子化、少年野球人口減少と状況を考慮すると、
・煙突型の育成システム
という考え方にたどり着きます。
確かに、ノーベル物理学賞を受賞した小林先生の様に
・想像力を駆使し、実験を重ね、法則を見出し、それを抽象化する・・・
そのトレーニングを積み重ねることで、まだ誰もやったことの無い偉業に到達できるかも知れません。