HPE BIRTHDA to MINASE. | 24/7 ILUSM<3
今日は。
暖かく為ったかな? なんて思ってたのに、僕達の住む地域では今日は雪が降ったよ。

もう三月も終わりだっていうのに、本当に油断出来ないなあ・・・
寒さに弱い仔も居るから、室温調節にも気を配らなきゃいけないしね。

皆が風邪とか引かずに元気で居て呉れる事が、一番の望みだよ、本当にね(微笑み)




さて、と。
じゃあ、今日のBLOGの本題。

題の通り、今日、3月24日は水勢の誕生日
僕と同じ齢の水勢とは、今年の秋で出逢ってから20年に為るんだよね。

此の付き合いの長さには驚く人が多いんだけど、さ。
水勢とは引っ付いたり離れたりを繰り返しながら一緒に長い時間を過ごして来たんだけど、気が付いたら20年来の仲に為ってたっていう事実には、多分、僕が一番驚いてると思う(笑)

水勢以外にも、長い付き合いが有る友人や知人は沢山居るんだけど、ずっと傍に居た中では、水勢が一番付き合いが長いかな?
其の関係も友達だったり、兄弟みたいな感じだったり、本当に色々な事が有ったけど、今は<パートナー>って呼ぶのが一番しっくり来るって感じなんだよね。

そんな彼に対して、簡単にではあるけど、此の場でも御祝いの言葉を捧げたくってね。
そして、其のついでに、此の場で水勢との此れまでを振り返ってみようかな、なんて思ってさ。

動物は全く関係の無い記事に為るから、興味の無い人はスルーして呉れて好いからね(にこっ)



水勢と初めて逢ったのは、20年前の秋。
僕は疾うに社会に出ていたけど、水勢は当時、未だ学生でね。
そんな水勢の通っていた学校での文化祭に遊びに行ったのが、彼と逢う事に為った切っ掛けだった。

其の学校には僕の友人女性が通ってて、其の人に「遊びに来て」と誘われて行ったんだけど、其処に居たのが、僕の友人女性の後輩であった水勢だったんだよね。

文化祭が無事に終了した後、友人女性・・・此の場では仮に<Mさん>って言って置こうか。其のMさんの提案でカラオケに行く事に為った僕達は、Mさんも水勢も含めて、10人程で近くに在ったカラオケボックスに移動して、幾らかの時間を其処で過ごした。

其の時、学生では無かった僕は当然私服だった訳だけど・・・水勢はそんな僕を見て「コイツは男なのか、女なのか、何方なんだ?」って思ってたんだってさ(笑)

まあ、僕は何方かと言えば中性的な顔をしているから、然う思われても仕方が無かったんだろうけど、水勢からしたら「???」って感じだったみたい。
其の上で、其の場に居たMさんが僕の事を徒名で呼んでいたから、尚更解らなかったんだろうね。

其処で、Mさんに「蝶児」って呼ばれてれば、直ぐに男だって解ったんだろうけど、僕の徒名って幾つか有るんだけど、殆どが性別が解り難い徒名なんだよね(因みに、Mさんは僕の事を「チェス」って呼ぶ ← 単純に僕がチェスが好きだから付けられた徒名・笑)


そして、其の後。
カラオケボックスから出た僕達は、突然降り出した雨に濡れてしまって、さ。
10人程居たメンバーは、雨を理由に家に帰って行く人とかも居たから、最終的には僕とMさん、そして水勢と、水勢の幼馴染の男、水勢達と同じ学校の生徒だった女性が一人の、計5人に為ってね。

閉店前のデパートや公園で雨宿りを繰り返しながら、此の後如何するかと思案に呉れて居たんだけど・・・
其処で、色々と話し合った後、僕達は最終的に、水勢の幼馴染の家に行く人間と、水勢の家に行く人間とに別れたんだ。

Mさんと、もう一人の女性は、水勢の幼馴染の家に。
そして、僕は水勢と一緒に水勢の家に行って、其処で泊めて貰う事に為ってね。

其処で、水勢と二人きりで色々と話して、意気投合して・・・色々と有って、水勢は僕にとって掛け替えの無い存在に為った。



・・・こういう関係に、若しかしたら、眉を顰める人も居るかも知れないけど、さ。
僕と水勢の関係っていうのは、詰まり、まあ・・・普通の友達、って訳では無いんだよね。

詳細を明かすのは悪趣味だと思うから、敢えて詳らかに説明したりはしないけど、ね。
まあ、<世の中には色々な人間関係の形が有る>・・・って程度で認識して置いて貰えれば、僕としては有難いかな?



そんな運命の日から、気が付けば20年。
御互いの都合でくっ付いたり離れたり、友人だったり、兄弟だったり、恋人だったり・・・色々な関係を経て、今、水勢は僕にとって掛け替えの無い <家族> に為った。

僕は18の時に結婚して実家を出たんだけど、結局1年程度で離婚しちゃったんだよね。
そんな僕と、僕の娘で或る藍を含めて、僕達は自然と一緒に暮らす様に為ってさ。
其処に他のメンバーが加わったり、其のヒトが出て行ったり、また新たにヒトが入ったり、出て行ったり・・・なんてのを繰り返して居たんだけど、最終的に、ずっと僕と一緒だったのは、水勢だけだったな。


そして数年後。
高校を卒業した禾月が僕達の住むアパートに越して来て、4人で暮らすのが当たり前に為って来た頃に、藍が自立を目的に家を出て、其処から2年程の禾月と水勢との3人暮らし(+動物の家族)を経て、今、暮らしている古民家を購入して、其処に移り住んで・・・

其の時も、在宅ワークの僕では、中古と言えど家の購入が難しかったから、水勢が名義人として書類を通して呉れてね。
・・・って言うか、其処で笑っちゃったのが、家を買うと為った時に、何枚もの書類や契約書にサインをしなきゃいけない訳だけど、水勢は職種上、余り文字を書いたりとかしないからさ。
何枚もの書類に名前を書くのが結構骨だったみたいで、「サインのし過ぎで腱鞘炎に為る」とか言ってたなあ・・・(笑)

・・・然も、其の上で、此の話を人にすると「嘘でしょ?」って言われるんだけどさ。
水勢は何枚も何枚も色々な書類にサインして置きながら、実際に家を購入して、リフォームをして、じゃあ引っ越しの準備をしようかっていう話に為る迄、一度も自分の購入した自分の家を見た事が無くってね。
引っ越し前に、部屋割りを決める為にリフォームの終わった我が家に来て、一言「こんな家だったんだ」って言ったんだよ(笑)


家なんて、決して安い買い物じゃ無いじゃない?
少なくとも数千万円の御金は飛んで行く訳だし、其の後の返済だとか生活だとかライフスタイルだとか色々と有るにも拘らず、水勢は自分がメインで返済して行く自分の家がどんな家かも知らないで、何枚もの書類にサインして家を買って呉れた、という強者なんだ。

此れに関しては、誰もが「幾ら何でも其れは可笑しいだろう」って口を揃えて言うんだけど、・・・まあ、僕も笑って置いて何なんだけど、水勢って、然う言う人間なんだよね。
家を買う事も、動物を飼う事も、僕がどんな生活をするかも、水勢は全て、僕の自由にさせて呉れるんだよ。

実際、家を買った時の遣り取りで、こんなのが有ってさ。
リフォームを終えた家に皆で赴いて、水勢が自分の部屋を決めた時、「本当に勝手に決めてしまって好かったの?」と問うてみたら、水勢はにっこりと笑って「だって、蝶児が欲しいと思った家なんでしょ? なら、俺はどんな家でも好いよ」って言って呉れたんだ。


動物を飼う事も、藍が居る事も、高校卒業と同時に禾月が我が家で暮らす様に為った事も、僕の実母が介護が必要だからと引き取って面倒を看る様に為った事も・・・水勢は何時だって「蝶児のしたい様にすれば好い」と許して呉れた。

唯一、彼から僕に対して「此れは駄目」と言ったのは「外に出て仕事をしてはいけない」っていう事だけ。
此れに関しては、昔、僕に性質の悪いストーカーが付いてしまった事があったから、僕の身を案じての発言であって、然う為れば僕の収入が少なくなってしまう事も見越して、水勢は10年勤めていた職場から転職してまで、僕の不足分を補う為に働いて呉れたんだ。

そんな、優しい・・・悪く言ってしまえば過保護な水勢の御蔭で、僕は住みたい家に住みながら、可愛いペット達に囲まれて生活する事を許されてるんだ。

愛しい彼女が居る分際で、水勢の事もパートナーだと位置付けてしまうのは、本当は宜しい事じゃ無いかも知れないとも思ったけど、其れに関しても水勢は僕を責めたりはしなかった。
ただ一言、「男は俺だけにして置いて欲しい」と、然う言われただけだった。



水勢は、本当に優しい。
余りにも優し過ぎて、僕は時々、僕が彼の重荷に為って居ても、其の優しさから僕を拒絶出来ないだけなんじゃ無いかとすら思う。

・・・けど、夕方から朝まで仕事で、顔をゆっくり合わせる事なんて滅多に出来ない様な生活で在り乍らも、文句も不満も漏らさず、僕達の為に頑張って呉れてる水勢の其の気持ちは、純粋に嬉しいし、有難いから、ね。

其処に在る彼の気持ちが、決して不満だらけのものでは無い事と、彼の純粋な優しさから来るものだと、僕は信じたい。



───そして、叶うのであれば。

そんな彼に、ほんの少しでも好いから、日々の喜びや安寧を僕の手で与えられれば、と、強く願っているのも、また、事実。




そんな、優しいを通り越して御人好しと言ってしまっても過言では無い水勢だけど、そんな彼相手だからこそ、僕は此の場を借りて、彼が此の世に産まれて来て呉れた事に対して、大きな感謝を捧げた上で、絶え間無い幸福を祈りたい。

本人を前にしてだと、ほんの少し照れ臭いから、こんな場所でしか言えないけど・・・

本当に、産まれて来て呉れて、そして───僕を愛して呉れて、有難う。
君の幸福を祈り願う事しか出来ない僕だけど、其の祈りも願いも、決して容易く尽き果ててしまう様な軽い物では無いと約束するよ。



MY BEST WISHES for MANY HAPPY RETURNS of THE DAY.



此れからも、ずっとずっと、一緒に居よう。

僕は君の一番近くで、何時だって、君の幸福を願い、祈り続けて行くから(にこっ)




Tue.Mar.24.2015  CHOJI AMAMIYA