SUDDEN SPELL of ILLNESS. | 24/7 ILUSM<3
今日は。
今日は晴れ時々曇り、って感じかな?

毎日の気温も暖かくなって来たから、もう其処まで春が来ているのかな? とか思うけど、僕達の住んでいる所は雪深い地域だから、三月末だからと言って油断は決して出来ないんだよね。

だって、四月に為ろうが雪が降る事だって有るんだもん。
関東以南の人には信じられない事かも知れないけど、さ。
酷い時は満開の桜を雪景色の中で観る事に為るんだよ?(笑)

まあ、そんな事も含めて、未だ未だ寒くなる日が訪れても可笑しくないって事なんだけどね。
僕は冬も嫌いじゃないから、春の訪れが遅い事に憂いを感じたりはしないけど、雪が降ると交通機関が麻痺するから、僕みたいに在宅ワークじゃない人は通勤や通学が大変だろうし、然う考えると早く春が来た方が好いのかな? とも思うけどね(苦笑い)




さて、と。
じゃあ、今日のBLOGの本題に入らせて貰うね。

今日、此処で話す事は、動物を飼っている人、此れから飼おうと思って居る人には、是非目を通して置いて欲しい事なんだ。
僕は毎回、記事の題を英語で書いてるから、英語が苦手な人には題だけじゃ何の意味が有るか解らない人も居ると思うんだけど・・・今日の題で或る『SUDDEN SPELL of ILLNESS』の和訳は <突然の発病> って意味。

其れは人間だけでは無く、可愛がっているペットの身にも起こり得る、避けたいけど完璧に防げるものでは無い、余りにも辛い現実。
此の記事を読んでいる君が、動物を飼って居ても、居なくても、時間に余裕が有るのなら、是非とも目を通して欲しい。

───そして、若しも叶うのならば・・・
此の記事を読んで呉れた皆に、ほんの少しでも好いから、何か感じて貰えれば、僕は嬉しいよ。



事の起こりは、今年に入って間も無い頃。
猫にも相性が有るという事と、未だに去勢手術を終えて居ない男の子も居るという事等を踏まえた上で、我が家では現在、計四部屋に別けて猫を飼ってるんだけどね。

其の内の一部屋で飼っている、当時は一歳未満だった琉俐(ノルウェージャンフォレストキャット)が、発情期を迎えたんだ。
琉俐は二月末生まれだから、一歳間近ならば発情期が来る事自体は決して珍しい事では無かったから、僕達は特に気を留めずにいたんだけど・・・問題は其の後に起こった。

基本的に、猫は無血生理で、発情して居ても血が出る事は滅多に無い。
稀に出る子もいる、と聞いた事は有ったけど、長年色々な猫を飼って来た僕でも、経血を流す猫は飼った事が無かった。

・・・にも関わらず、三月に入って直ぐ、無事に一歳を迎えて暫く経った琉俐が、血を流す様に為ったんだ。
最初は家族全員で『怪我をしたのか?』と心配して身体中を隈無く調べたんだけど、何処にも怪我は見付からず、好く調べたら出血は膣からである事が解り、直ぐにネットで情報を検索した所、<子宮蓄膿症>という病気がヒットした。

・・・唯、仮に子宮蓄膿症だった場合、次の症状が現れる、と書かれて居てね。

●陰部の汚れ
●陰部から膿が出る
●元気や食欲の低下
●多飲多尿
●腹部が腫れる
●腹部を触ると痛がる
●発熱
●嘔吐、等・・・


上記の症状の内、琉俐の身体に起こった変化は<陰部の汚れ>のみで、食欲は旺盛、元気に走り回り、熱も無く、嘔吐も無く、腹部の腫れも痛がる素振りも見せず、血液は流れて居るけど膿らしきものは出て居ない・・・という感じでね。

其の上で此の<子宮蓄膿症>という病気、一般的には『七歳以降のシニア世代に多く見られる』との事で、未だ一歳に為ったばかりの琉俐が罹るには少しばかり『???』って感じでさ。
直ぐに動物病院にも、琉俐を買ったペットショップにも電話して話を聞いたけど、其の時点では『子宮蓄膿症の可能性は極めて低い』という答えが返って来るだけだった。

然うしている内に、琉俐の出血は一度止まり、発情期も落ち着いてしまってね。
だから、僕達は『琉俐は稀とされる経血が出る生理だったんだな』という結論を出し、話は其処で終わったんだけど・・・

其れから数日後、琉俐はまた出血が始まってしまい、前の時には見られなかった<膿が出る>って症状が其処に加わってしまってね。
此れは愈々以て子宮蓄膿症の疑いが高くなったという事で、僕達は慌てて動物病院に駆け込んだ。

幸い、琉俐の病状は重篤化しては居らず、膣洗浄と抗生物質の投与で治療は終了。
其処で『今後も発情期の度に出血する様ならば避妊手術をした方が好いかも知れない』と獣医さんに言われて、其れを了承した上で、僕達は琉俐を家に連れて帰ったんだ。

琉俐は帰宅後、何も無かった様に餌を食べ、多飲多尿という事も無く、腹部の異常も無く、発熱も嘔吐も無いって感じでね。
注意深く観察を続けたけど、其の後、体調不良も出血も見られなかった事で、僕達はホッと胸を撫で下ろした。
此れで終わったんだと安心して、話は其処で終わる・・・筈だったんだけど、ね。

数日後、琉俐はまた出血する様に為ってしまって、さ。
相変わらず出血以外の症状は出てなかったんだけど、此れはもう覚悟を決めて、子宮摘出・・・詰まり、避妊手術を受けるべきだろうという判断を下し、其の日の内に動物病院に連れて行き、即手術をして貰った。

結果、琉俐は子宮蓄膿症の再発に加え、更に<子宮内膜症>も併発して居てね。
獣医さんに『数日処置が遅れて居たら死んでいただろう』と言われて、『最悪の結果に為らずに済んだ』と、僕達は其処で漸く本当の意味で安心する事が出来たんだ。


避妊手術をするという事は、当然、子供を産む事が出来なくなる、という事だけどさ。
我が家には猫は既に沢山居るし、此れ以上増やす気は無かったから、其れ自体は大した問題では無かったんだけどね。

・・・唯、僕の娘で或る藍が『橙の子供が見てみたい』なんて言っててさ。
僕達は『生まれて来る仔猫の里親をきちんと探すのなら考えても好いよ』と藍に言ってあって、藍は其れを了承した上で、何時か橙の子供が見れたら好いな、と考えていたみたいでね。

如何せならば健康な仔が産まれて欲しいという事も有って、母猫と為る雌猫は少しでも身体の大きな子の方が安産なんじゃないかと、藍は橙の御嫁さんとして琉俐を候補に挙げてたんだ。

結果的に、今回の発病で其れは叶わぬ夢に為ってしまった訳だけど・・・琉俐の命には代えられないから、ね。
藍も納得した上で、僕達は琉俐の命を最優先して、避妊手術をして貰った訳だけど、其の判断は間違ってなかったと思ってるよ。


現状、琉俐は何の問題も無く過ごして居て、餌も沢山食べるし、特に何処か痛がったり、苦しんで居る素振りも見せて居ない。
同室の猫達と仲良く遊び回って居て、手術して間も無いんだから、もう少し御淑やかにしてて欲しい・・・と心配に為る程に元気で、まあ、或る意味、安心してるんだけど、さ。

今回の事を含めて、病気っていうのは本当に突然起こる事で、其れは此方の都合なんて関係無く訪れるという、当たり前の事を再認識させられた一件だった。



我が家には本当に沢山の動物が居て、中には身体が弱い子も居る。
琉俐は健康体の見本みたいな仔だったけど、今回の病気は本当に突然のものだった。

・・・でも、病気って、動物で無くたって、其れが普通なんだよね。
きちんと予防接種をしていたから、きちんとプレミアムフードを与えていたから・・・なんて状態で在っても、病気は余りにも突然に訪れて、最悪、其の仔の命を奪ってしまう。

多頭飼育じゃなくたって、其れは絶対に無いと言い切れるものじゃ無い。
何時、どんな状態で、どんな病気に罹ってしまうかは、僕達人間が勝手に此方の都合で決められる事じゃ無い。

今回の記事で、僕が何よりも言いたいのは、詰まりは然う言う事でさ。
気を付けて居たって病気は突然起こり得るもので、其れを覚悟した上で動物を飼って欲しい、って事なんだ。


世の中には、心無い判断を下す飼い主も居る事は知ってるよ。
可愛がっていた仔が病気に為った途端、治療費が惜しいという理由で保健所に連れて行ったという話も聞いた事が有る。
保健所に連れて行くまではしなくとも、治療費の捻出が難しいからと言って其の儘放置し、病気が悪化して死なせた、ってのもね。


此処で、少し、考えて欲しいんだ。
若し、其れが自分の身に起こったとしたら・・・君は如何思う?

病気に罹って、唯でさえ苦しくて、助けて欲しいのに、君には其れを伝える術が無かったとする。
其の時、周りに放置されたり、病院に連れて行って貰えなかったり、剰え『御金が惜しい』と棄てられたりしたら・・・


其の時、君の心は痛まない?
寂しさで、君の心は壊れない?
生を諦め、死を受け入れられる?



言葉が通じないから、例えどんなに苦しくても悲しくても寂しくても、助けを乞う事が出来ない・・・其れがペットなんだよ。
だからこそ、僕達飼い主は、小さな変化を見落とす事の無い様に、細心の注意を払って、小さな家族達を守らなきゃいけない。

其れが出来ないのなら・・・『愛しい家族の命 < 御金』だって言うのなら、其のヒトに動物を飼う資格は無い。
自分がされたら嫌な事を、動物相手にならば出来るなんて身勝手な事を言うヒトには、動物を飼って欲しくない。
動物の命を、人間の其れ以下だと勘違いしているなら、其のヒトは<罪に問われない殺人者>でしか無いんだよ。


我が家は周りが呆れる位の多頭飼育をしてて、或る種の人からすれば僕達は批難の対象だろう事は解ってるよ。
・・・けど、僕達は、一度だって助けられる命を粗末にした事は無いし、此れからも、例え何匹病気に為ろうが、全てに対して平等に助ける為に全力を尽くすし、其れに掛かる費用を惜しむ事だってしない。

其れが<動物を飼う上で当然の事だ>と解っている上で、其れに必要な費用を捻出出来るだけの収入が有る事を大前提として、無謀とすら言える程の数の動物を飼って、全てに愛情を注いでるんだって事だけは誓って言えるからね。



自己弁護だって僕を避難する人も居るかも知れない。
口でならば何とでも言える、という人も居るかもね。

・・・別に、然う思うのなら、然う思って貰っても構わないよ。
人に対しての判断なんて、其の人が如何下すかは其の人の自由だから、僕が何を偉そうに言った所で、他人の思想観念まで変える事は出来ないんだから、其れは仕方が無い事だって諦められる。

だから、僕を避難する様な人間が居たとしても、僕自身は一向に構わないよ。

・・・けど、さ。
若し其のヒトが、助けられる命を粗末にする様なヒトだったならば、僕は敢えて一言、こう言いたいんだ。


『殺人者に言われたくない』───ってね。


命に、大きいも小さいも無い。
言葉の壁は、決して心の壁じゃ無い。

動物を飼うという事は、其の仔の命を預かる事なんだって事。
そして、其の数が多ければ多い程、其の決して軽視しては為らない責任を其の数の分だけ掛け算で背負う事だって事は、忘れないで。

病気に依っては一度に何十万って治療費が掛かる事だって有るし、一生治療して行かなきゃ為らない疾患だって有る。
小さな動物の中に宿って居る其の命は、僕達人間の其れと全く同等の価値を持って居て、決して軽いものでは無いのだという事実を、如何か忘れずに、愛しい家族を守ってあげて欲しい。

其れが出来るのは、君だけなんだって事を、決して忘れないで。
君の其の手の上に、愛しい家族の命と未来が乗っかっているんだって事を、如何か見落とさないでね。




・・・何だか、偉そうな事を書き連ねちゃったなあ・・・なんて反省も有る中で、今日のBLOGは御終い。

本当に僕の個人的な考えを書き連ねちゃった訳だけど、若し、今日此処に書いた事が、誰かの未来の役に少しでも立てたら好いなっていう気持ちと、例え一匹でも好いから、小さな命を救う事の役に立てたなら好いな・・・なんて思うのは、やっぱり偉そうかな?

気を害した人が居たのなら、僕は素直に謝罪するよ。
助けたかったけど助けられなかった人だって居るんだって事は、ちゃんと知ってるから、ね。


・・・唯、其れでも、如何しても、言葉として残して置きたかったんだっていう、僕の我儘を如何か赦して欲しい。
例えたった一匹の小さな動物の命であっても、一つでも好いから救いたいと願って已まない僕の極めて個人的な思想が僕の中に在るという事実だけは、此の儘ずっと存在し続ける事を認めて欲しい。

そして、此の記事を読んで呉れた皆の周りに存在する、小さな身体に宿った大きな命が、一つでも多く救われます様に。

そんな願いを身勝手に綴る、余りにも身勝手な僕に出来る事は少ないけれど・・・
其れでも、今日書いた記事が、例え一人の暇潰しの役に立っただけであっても、僕は嬉しいから、さ。

また、せめて、誰かの暇潰しに役立てる様な記事が書ける様に頑張るから、其の時には、また気軽な気持ちで此処に遊びに来てね。
皆の訪れと、皆の幸福・・・其処に小さな動物の其れも併せて願いながら、僕は此処で皆の来訪を待ってるから(にこっ)




Sat.Mar.21.2015  CHOJI AMAMIYA