福岡最終日の5月26日…そにょ⑤ | ヘタレ車掌の戯言

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毎日惰性だけで生きているヘタレ車掌の日常です。

5月の撮り鉄記を今だにダラダラ書いていますが、いつの間にかすでに9月ですね。最近は涼しい日も多く、過ごしやすかったり半袖では肌寒い日も…。今年は暑い日はめちゃくちゃ暑かったですが、8月とは思えない日も何日かあったり雨雨続きで、農作物がどうなるのかちょっと心配であります。あっ、自炊はほぼしない(笑)のですが、不作だと価格が上がりますので、それは当然外食や買ってくる弁当などにも影響しますからね。それなりに気になるわけですよ(笑)。

 

この撮り鉄記もようやく終着駅が見えてきました。それでは前回記事の続きです。

 

 

西鉄602 貝塚駅 20170526

西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形モ602の西鉄新宮行きに乗車、どこで撮れるか考えながら結局終点の西鉄新宮駅まで乗車します(笑)。経年のわりにはきれいに手入れされていますが・・・

 

西鉄602形式銘板 貝塚駅 20170526

昭和37年(1962年)7月生まれの55歳です(撮影時点では54歳10か月)。アルミ鋳物?のこの形式銘板、自重が手書きになっているのは、大牟田線時代の冷房改造と宮地岳線転用時とその後の台 車交換によって自重が変わっているからです。

 

西鉄新宮駅到着後、三苫駅方向に歩いた両駅間のほほ中間の踏切あり踏切付近でカメラ撮り鉄開始です。

 

それでは撮影順に・・・

 

西鉄651 三苫~西鉄新宮間 20170526③

西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形ク651の貝塚行き

1962年から大牟田線に導入された600形(2代目)のうち、最初に導入されたトップナンバーの編成です。

西鉄電車には600形を名乗る形式が3種類出現していますが、この西鉄600形(未更新車)600形は大牟田線用としては2代目となる形式です。初代は1951年に導入された3両固定編成、前面流線型の2扉車でした(1961年に先頭車は新造の中間車と組み合わせて西鉄1000系(特急色)1300形特急車に改造、中間車は西鉄300形(未更新車)300形に編入されて形式消滅)。この他の600形としては路面電車の北九州線に存在し、そちらは北九州線全廃の2000年まで大牟田線・宮地岳線(現・貝塚線)西鉄600系西鉄600系(宮地岳線)600形と共存していたことになります。私鉄では基本的に同じ車号が重複することはないのですが、一般的な鉄道路線と路面電車(軌道)を運行している事業者の場合、同形式が複数存在することもありました。この編成は1991年から台 車交換・ワンマン運転対応化の上宮地岳線(現・貝塚線)に転用されています。台  車は転用当初、120形が装着していた東急東京急行電鉄から購入した東急5000系5000系用(TS301形)を用いていましたが、現在は西武鉄道から購入した701・801系用(FS342形…国鉄マーク(JNR)国鉄DT21形と同型)に、主電動機は新品に交換されています。現在は西鉄電車直営のかしいかえんのラッピングが施されていますが、意匠は異なるものの20年前もかしいかえんのラッピングが施されていました。

 

1997年当時の西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形ク651 貝塚~名島間にて1997年12月15日撮影

当時は表示幕の色使いが現在と異なっていて、貝塚行きは緑地でした。

 

西鉄656 三苫~西鉄新宮間 20170526②

西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形ク656の貝塚行き

トミーテック“鉄道むすめ”のラッピングが施されていましたが、現在は終了しているそうです。

 

1992年当時の西鉄電車600形ク656 貝塚駅にて1992年2月28日撮影

西鉄新宮駅~津屋崎駅間廃止によって見られなくなった津屋崎行きの表示幕は青地でした。

 

西鉄654 三苫~西鉄新宮間 20170526①

西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形ク654の貝塚行き

この編成は西鉄新宮方のモ604とこちら側のク654で導入時期が異なり、モ604は1962年導入なのに対し、こちらは1965年導入です。1990年から台 車交換・ワンマン運転対応化の上宮地岳線(現・貝塚線)に転用されています。台 車は転用当初、120形が装着していた東急東京急行電鉄から購入した東急5000系5000系用(TS301形)を用いていましたが、現在は西武鉄道から購入した701・801系用(FS342形…国鉄マーク(JNR)国鉄DT21形と同型)に、主電動機は新品に交換されています。

 

西鉄652 三苫~西鉄新宮間 20170526①

西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形ク652の貝塚行き

1962年導入の編成です。1990年から台 車交換・ワンマン運転対応化の上宮地岳線(現・貝塚線)に転用されています。台 車は転用当初、120形が装着していた東急東京急行電鉄から購入した東急5000系5000系用(TS301形)を用いていましたが、現在は西武鉄道から購入した701・801系用(FS342形…国鉄マーク(JNR)国鉄DT21形と同型)に、主電動機は新品に交換されています。

 

西鉄666 三苫~西鉄新宮間 20170526③

西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形ク666の貝塚行き

1966年導入の編成です。1989年にワンマン運転対応化の上甘木線用となりましたが、2004年に西鉄7000系7050形導入によって甘木線から撤退し、2005年から台 車交換の上宮地岳線(現・貝塚線)に転用されています。台 車は転用当初より西武鉄道から購入した701・801系用(FS342形…国鉄マーク(JNR)国鉄DT21形と同型)に交換されています。

 

西鉄664 三苫~西鉄新宮間 20170526②

西鉄電車西鉄600系(宮地岳線)600形ク664の貝塚行き

1966年導入の編成です。。1989年にワンマン運転対応化の上甘木線用となりましたが、2003年に7050形導入によって甘木線から撤退し、救援車900形クエ902に改造されました。その後、貝塚線西鉄313形313形代替のために2015年に台 車交換の上貝塚線に転用されています。台 車は転用当初より西武鉄道から購入した701・801系用(FS342形…国鉄マーク(JNR)国鉄DT21形と同型)に交換されています。転用にあたって西鉄600系600形の元車号に復帰しています。

 

これにて5月撮り鉄旅での撮り鉄は終了とし、西鉄電車貝塚線三苫(みとま)駅まで歩きます。

 

以降、次回以降の記事に続きます。