前回記事の続きです。
朝潮橋駅を出て、駅前のバス停から・・・
大阪市営バス18-1137の60系統なんば行きに乗車します。
大阪市営バスは、1979年以降アイボリーに黄緑色の帯と扉というカラーリングとなっていますが、天然ガス(CNG)車などの低公害車では、青空を意識したのか黄緑色となるべき部分が水色になっています。
ちなみにこのバスの所属する酉島営業所は大阪市交通局の子会社である大阪シティバスに業務委託されていて、このバスの運転士も大阪市交通局の職員ではなく大阪シティバスの社員になります。
このバスを大正橋バス停で下車し、JR西日本大阪環状線大正駅へ向かいます。
で、大正駅の環状外回り(2番線)の弁天町駅駅方ホーム先端で撮り鉄開始です。
それでは撮影順に・・・
JR西日本225系クモハ224-5014の関西空港/和歌山行き関空・紀州路快速
いきなり阪和線の電車が出てきましたね(笑)
大阪環状線には、関西線(大和路線)から大和路快速、阪和線から関空・紀州路快速が乗入れていて、どちらも天王寺駅から大阪環状線に乗入れ、天王寺駅まで一周して折返す形になっています。
この編成(前4両)は2010年に導入されています。後4両は和歌山行きの紀州路快速で阪和線日根野駅で切離します。この編成では全車225系ですが、どちらかあるいは前後とも223系となる場合もあります。
JR西日本221系クハ221-28の加茂行き大和路快速
1989年に導入された編成です。東海道・山陽線(琵琶湖線、JR京都・神戸線)新快速用として導入されましたが、1997年に関西線に転じてきました。前面運転士側上部に行先表示がなく、前照灯も今なおシールドビーム灯のままの体質改善工事未施工車ですが、屋上のクーラーユニットは新型に交換されています。
JR西日本281系クハ281-9の関西空港行き特急“はるか号”
京都駅・新大阪駅~関西空港駅間を結ぶ特急“はるか号”は、西九条駅~天王寺駅間で大阪環状線を走ります。東京でも特急“成田エクスプレス号”が東京駅~池袋駅間で山手線と並走しますが、こちらは環状運転の山手線電車とは別に設けられた線路(横須賀線、山手貨物線…湘南新宿ライン・埼京線の線路)を走っていますので、大阪環状線の電車と同じ線路を走り、ホームを通過する姿に驚かされます。
この編成は1994年に導入されています。
JR西日本225系クモハ224-5007の関西空港/和歌山行き関空・紀州路快速
2010年導入の編成です(前4両)。後4両も225系ですね。
JR西日本221系クハ221-47の奈良行き大和路快速
1991年に導入された編成です。東海道・山陽線(琵琶湖線、JR京都・神戸線)新快速用として導入されましたが、2011年に関西線に転じてきました。この編成は体質改善工事施工車ですが、屋上のクーラーユニットは旧型です。
JR西日本287系クモロハ286-8の新宮行き特急“くろしお号”
JR西日本287系は、国鉄時代に導入された特急車代替のために2010年から導入された特急車です。
車体は北陸方面の特急“サンダーバード号”などに導入されていた683系同様のアルミ製で、オフセット衝突対策や衝撃吸収構造などの採用によって車体強度が強化されています。性能的には今や標準となったVVVF制御を採用していますが、近年のJR西日本の在来線電車同様、全車片側台 車を電動台 車とした全電動車編成となっています。
先ずは北近畿方面の183系(485系を直流専用車化した車両)代替のために導入され、2011年3月のダイヤ改正より運行開始し、追って2012年から特急“くろしお号”で運用されていた381系代替のために阪和線・紀勢本線にも導入されています。現在、北近畿方面用として4両編成と3両編成、特急“くろしお号”用として6両編成と3両編成が導入されています。前面に貫通扉があるように見えますが、現時点では準備工事のみの非貫通形となっています。
この編成は2011年に導入されています。
JR西日本201系クハ200-92の環状内回り普通
ここまできてやっとオレンジ色のが・・・(笑)
国鉄時代の1983年に東海道・山陽線普通用として導入された編成です(サハ201-100を除く)。2007年に他編成からサハ201-100(1985年導入)を組込んで大阪環状線に転用されました。
JR西日本103系クハ103-841の環状外回り普通
いつまで見られる、この日常・・・
JR西日本281系クハ281-8の関西空港行き特急“はるか号”
1994年に導入された編成です。
JR西日本201系クハ200-137の環状内回り普通
国鉄時代の1984年に東海道・山陽線普通用として導入された編成です(サハ201-75を除く)。2006年に他編成からサハ201-75(1983年導入)を組込んで大阪環状線に転用されました。
JR西日本221系クハ221-26の奈良行き大和路快速
1989年に導入された編成です。東海道・山陽線(琵琶湖線、JR京都・神戸線)新快速用として導入されましたが、1997年に関西線に転じてきました。体質改善工事施工車です。
JR西日本323系クモハ322-4の環状内回り普通
2016年度に導入された編成です。
大阪環状線は45分で一周するのですが、日中は関西線からの大和路快速と阪和線からの関空・紀州路快速がそれぞれ15分間隔で乗入れることもあって、純粋に大阪環状線として環状運転する電車は15分間隔となり、外回り・内回りとも3編成ずつしか運用されていません。大和路快速と関空・紀州路快速が加わることによって実質約5分間隔での運転となるわけですが、大和路快速と関空・紀州路快速は今宮駅、芦原橋駅と野田駅を通過するので、この3駅に停まる電車は片方向で15分間隔ということになります。大阪環状線の電車と関西線や阪和線からの直通電車、阪和線の特急が同じ線路を走るのも驚きですが、大阪環状線に15分間隔しか停まらない駅があるのも驚きです。東京でいえば、山手線の目白駅や新大久保駅が通過電車ばかりで15分に1本しか停まらないということになりますからね・・・(笑)
と、大阪環状線の電車も1周したのでこれにて撤収し、次の場所に向かいます(次回以降に続きます)。