前回記事の続きです。
近鉄電車
7000系ク7601の学研奈良登美ヶ丘行き
近鉄電車
7000系トップナンバーの編成ですが、実は最初の編成ではなく(
東大阪生駒電鉄時代の1984年に導入されたのはク7602の編成のうち3両とモ7503の4両)、1986年導入の編成で、2005年にリニューアル工事が実施されました。
大阪市営地下鉄
20系2938の生駒行き
1989年に谷町線に導入された編成です。2005年に
近鉄電車
けいはんな線開業に備えて、新線区間で実施される高速運転対応(VVVF装置更新)及び
近鉄電車区間で実施のワンマン運転対応に伴う改造を実施して
中央線に転用されています。
20系の側面帯は当初、扉間に緑色あるいは紫色(谷町線)一色に
コ〇マーク(大阪市営地下鉄のシンボルマーク)というものでしたが、1994年以降側面全長に白帯入りのものに変更されました。また、側面の行先表示器も導入当初はありませんでしたが、後年改造によって設置されています。
大阪市営地下鉄
24系24904の森ノ宮行き
大阪市営地下鉄
24系は、1990年から導入された
新20系シリーズの
中央線仕様車で、
30系代替のために1991年から1995年にかけて6両編成11編成が導入されました。
新20系シリーズは、第三軌条集電の各線(御堂筋線…
21系、谷町線…
22系、四つ橋線…
23系、中央線…
24系、千日前線…
25系)に導入されており、谷町線
22系を標準仕様として、それぞれの路線で求められる仕様に特化しています。
中央線24系では、
20系など他の車両同様、
近鉄電車
東大阪線内の連続急勾配対応として抑速ブレーキが使用可能になっています。
近鉄電車
けいはんな線開業にあたって、新線区間での高速運転(第三軌条集電での90㎞/h運転は国内初)・
近鉄電車区間でのワンマン運転に対応するための改造が必須となるのですが、その際に
谷町線の20系と
中央線の
24系でトレードすることになり、
谷町線から20系全9編成を
中央線に転用し、逆に
24系7編成と
OTSからの継承車両2編成が
谷町線に転用され、
22系に編入されています。そんな訳で現在は4編成が残留していることになるのですが、
20系20-01編成廃車に際して
四つ橋線からの転入編成が加わり5編成存在していることになります。
2014年以降、他路線の新20系シリーズ同様、中間更新が実施され、既に全編成で完了しています。
大阪市営地下鉄
20系2933の学研奈良登美ヶ丘行き
1989年に谷町線に導入された編成です。2005年に
近鉄電車けいはんな線開業に備えて、新線区間で実施される高速運転対応(VVVF装置更新)及び
近鉄電車区間で実施のワンマン運転対応に伴う改造を実施して中央線に転用されています。
大阪市営地下鉄
20系2935の森ノ宮行き
1989年に谷町線に導入された編成です。2004年に
近鉄電車
けいはんな線開業に備えて、新線区間で実施される高速運転対応(VVVF装置更新)及び
近鉄電車区間で実施のワンマン運転対応に伴う改造を実施して中央線に転用されています。
近鉄電車
7000系ク7602の学研奈良登美ヶ丘行き
この編成は、6両中3両(ク7602、モ7502、ク7102)が東大阪生駒電鉄7000系として1984年に導入され、モ7503とともに開業前ながらも既に完成していた区間での試運転に用いられていました。製造時期が他の編成より古いため、乗務員室扉の天地が若干低くなっています。2005年にリニューアル工事が実施されました。
大阪市営地下鉄
24系24956の生駒行き
この編成は元四つ橋線23系で、1990年に導入されました。
新20系シリーズとしては最初期に導入されたグループで、前面の車号表記が大きいのが特徴です(1991年以降導入の編成では小型化)。
四つ橋線で運用見直しによって余剰編成が発生していたことから、2014年に23-06編成が中央線仕様への改造と中間更新を実施し、
24系に編入されました。転用に際して車号が変わりましたが、何故か前面の大きい車号は健在です(笑)。この編成の転用により、
20系20-01編成が廃車されました。余談ですが、
中央線では前照灯のLED灯化は実施されていないようでした(2月22日時点)。
この後、駅を出て次の場所に向かいます(次回以降に続きます)。