いろんな方が既に書いていますが、あの震災から早くも2年が経ちましたね。
震災では、福島の原発があのような事態となり、純粋な震災や津波による被害の他に、放射能漏れによる被害、更にはそれに輪をかける形で風評による被害ももたらしたした。
2年が経過した現在もなお、復興が進まないのは、この風評によるものもあるかと思います(震災により発生した瓦礫の処分の受け入れ先がなかなか見つからないなど)。
過ぎてしまったこと、過去のことをあれこれ否定したところでどうにもならないことではありますが、あの原発さえなかったら、幾分復興もスムーズに行ったのではとも思えます。そういう意味では、あの震災は天災であるのはもちろんですが、放射能漏れや風評被害は人災ですね。あそこに原発がなければ起きなかった話ですから…
もっとも、あの原発ができた頃は、原子力がクリーンで効率よいといいことずくめに報じられていたため(それでも革新政党は反核・反原発を訴えてはいましたが)、大多数の国民世論は原発が危険という意識はなかったようですし、原発が建設された地域でも地域活性化や国からの交付金が得られるとして、受け入れを容認発言すべきという意見があったようですし、それを今更間違いだとは言いません。
ただ、あの震災と原発事故を目の当たりにしながらも、原発最稼動への動きなどを見ていると、最稼動推進を唱える人たちには学習能力ってないのかな？という疑問はわいてきますね。
あとは、自分自身大きなことは言えない面もありますが(笑)、あれだけ節電節電言われていたのに、最近はどうなんでしょう？
節電で自分の生活に不便になるのが嫌だから原発最稼動させるべきなんていう人も残念ながらいるようですが、自分がもし、震災と原発事故の被害を被った側の立場でも同じことが言えるでしょうか？
何やら政治的色合いや、思想的な話になってしまいましたが、あの震災がもたらしたものや、今後自分たちがどう考え、生きていくべきか、考えてみてはいかがでしょうか？
併せて、被災地の一日も早い復興、被害に遭われた方が不自由なく生活できる環境を取り戻せるよう、祈念いたします。
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