白山信仰の祖 越の大徳(おおどこ) 泰澄大師生誕地 | 北陸の神社仏閣、温泉紹介

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泰澄寺 福井市三十八社町11-12

 

 682年に泰澄大師の生まれ育った地です。本尊は大日如来と十一面観音像で、十一面観音像は泰澄が自ら彫ったものを安置したと言われます。

 

 

白山信仰の開創者 泰澄大師

 白山は富士山、立山とあわせて日本三霊山に数えられます。

717年 泰澄は白山を開山しました。以来、白山は修行の聖地となり、全国の山岳信仰の礎となりました。

 

 

 見学をしていたら、ご住職に御本尊を拝見させていただき、焼香をさせていただきました。

 そのあと、ご住職からお話を伺いました。本当に思わぬ経験が出来て良かったです。

 

 

泰澄大師の生涯 ご住職のお話

 泰澄大使は、この泰澄寺の入口あたりにあった小さな家で生まれました。

 ある日、仏教の布教に訪れた高僧が、泰澄を一目見て神童だと見抜き、両親に大事に育てるように伝えられたとのことです。

ご住職は、この高僧との出会いが泰澄に強い影響を与えたのではないか、多分、高僧が泰澄の母親に修行用の一式を授けたのではないか、とおっしゃっておられました。

 

 その後、泰澄は、枕元に立たれた白山権現のお告げに導かれ、越知山の修行に通うことになり、修行を続ける中で、遥か遠くに望む白い山に、畏敬の念を抱くようになっていったようです。

 そして、泰澄30代のなかば、二人の弟子とともに霊峰白山へ登頂を果たし、千日間にも及ぶ厳しい修行を積んだとのことでした。

 泰澄大師は弟子とともに全国を歩き、当時はまだ地方では広まっていなかった仏教の教えを丁寧に説いてまわり、布教活動を通じて多くの人々のために尽力したとのことです。

 

 現在も白山比咩神社の方が泰澄寺にお参りにこられるなど、付き合いは深いとのことです。泰澄大師の「神仏習合」のご意思はしっかり受け継がれているのですね。

 

ご住職様 貴重なお話本当にありがとうございました。

 

 

 

延命地蔵尊

 

梵鐘

室町時代のものと推定される市指定文化財です。

 

白山大権現

 

本堂

 

 

座禅石

 

 

産湯の池

泰澄大師の産湯に使ったとされます。

 

 

雷の池

 

 

境内で三十三所観音巡礼ができます。

 

第一番

 

第二番

 

第三十三番

 

 

 

 

ご覧いただき

 ありがとうございました。