薬師丸ひろ子
今年のNHK紅白歌合戦。
寺尾さんに薬師丸ひろ子さんも出場します。歌うのは共に1981年のヒット曲。
♬さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの遠い約束
「セーラー服と機関銃」の歌詞が冒頭から秀逸で唸ります(作詞:来生えつこさん) この名言で頭でっかちで終わってしまわない。その感動を失わないまま3番まで儚さと美しさを保っています。聴き終わってもしばらくは聴き終わらない。素晴らしいと憧れてしまいます。
この名言を引き出すイントロがまた好きです。さらに言えば、この歌が流れ出すこの映画のラストシーン。作曲:来生たかおさん そして編曲が星勝さん。来生姉弟に比べると星さんは「誰?」になるかもしれません。でもリンク先のウィキペデイア内お仕事を参照しましたなら、唸らずにはいられなくなると思います。
初放送10年の節目の今年、朝ドラ「あまちゃん」がBSで再放送されました。薬師丸さんも出演しています。劇中登場する鈴鹿ひろ美のデビュー曲(歌っていたのは,主人公天野アキの母:春子:小泉今日子) 「潮騒のメモリー」
♬ 置いていくのね さよならも言わずに
再び会うための約束もしないで
と歌詞にあります(作詞:宮藤官九郎)
そんな事もあり。かれこれその年。
アルバム『古今集』 12インチsingle「天に星、地に花」(と言いますか「あなたを・もっと・知りたくて」※でも僕は「天に星、地に花」目当てでした) CDはファーストライブ『星紀行』以来で薬師丸さんを聴きたくなり、手堅いところで『ゴールデン☆ベスト』を買ったのでした。
驚くこともなく1曲目はデビュー・シングル「セーラー服と機関銃」でした。しかし聴いて驚いたことにバージョンが違う!つまりあのイントロじゃない。ない。ない。もう一度「あのイントロじゃない」涙
『古今集』LP初回限定盤(2枚組)の2枚目収録の別テイク!でした。ここは捻らないで欲しかった。身が捩れました。
捻る:ひねる
捩れる:よじれる
....という想い出ばなしでした。
出場者や企画に困っている感が否めない紅白歌合戦。今年は「あまちゃん」から10年、BSながら再放送もしました。あまちゃん関連の企画や楽曲で15分は濃密に埋められると思います。小泉今日子は出ないかもしれませんが、橋本愛も難しいかもしれませんが、松岡茉優は頼み込めばなんとかなったかもしれない(往年通りなら)、※皆劇中歌ってます。
のん(能年玲奈)を見たがる人は少なくないのでは?.... 周年企画という事ならば、そこそこの説得力とニーズがあったような気がします。
&若い子にはぜひ「凄くいい歌。この歌のタイトルはなぜ『セーラー服と機関銃』なの?」となって欲しい=若い子の耳に心に届いて欲しい。
さて
バージョン違いの想い出
おかわり
長渕剛
90年代初頭セールス的に絶頂期だった長渕剛。1994年、満を持してCD3枚組のベスト盤を発表しました。当時としてのオールタイム・ベストでした。
当然ながら「乾杯」収録。ライブ・バージョン。最後皆で合唱するところは感動的です。最後のリピートで、です。が。これは。
ほぼほぼ全部、全部が会場に詰め掛けたファンの歌唱です。(ライブ作品『LIVE'89』) 歴史のひとコマとしての価値は認めますが,,,,が、んがしかし。「乾杯」が好きで、ベスト盤を機についに「長渕を買おう!」と思った人の中には参ってしまった人も居たかもしれません。
余談より道もどり道。
オリジナルアルバム収録バージョンよりもスローテンポで重苦しい、文字通りの「シリアス」のライブヴァージョンの収録は嬉しかったです。言い出したらきりがありませんが「明日へ向かって」「花菱にて」、「シリアス」と同じ日の「LONG LONG TIME AGO」が選から漏れたのは無念でした。
さらに
TULIP
TULIP2006年 35周年Anniversary year 現状、われらがTULIPの最新最後のシングルになっています。「青春の影」「心の旅」の順で収録されています。あらたにレコーディングしたバージョンです。
2006年 二枚組2作品でオールタイムベストを発表。若き日の赤盤の最終曲に「心の旅」2006年バージョン。成熟期の青盤の最終曲に「青春の影」2006年バージョン。
このシングル・カットでした。
特典映像なし。BGM代わりになるオリジナル・カラオケ収録なし。,,,でした。ううむ
「青春の影」初出
アルバムの中の1曲でした。
オールタイム・ベスト赤盤に収録されているのはこの『TAKE OFF』バージョンです。シングル発表した「青春の影」が「青春の影」の人には「え?」となるかもしれません。
「青春の影」
①1974年アルバムにて初出(4月5日)
②再レコーディングしてシングル楽曲に
(同年6月5日)
※歌唱もアレンジも激変した印象です
※ビートルズ晩年2作品を想起します
③1986年前後TULIP第3期
再レコーディングするも発表に至らず
(音楽雑誌「シンプ・ジャーナル」で読んだ記憶)
④1997年再結成アルバムに新録を収録『We believe in Magic Vol.2』
⑤2006年35周年Anniversary Mix
財津さんソロになると更に数が増えます。
そのうち一つだけ特記。
(会社がいつの間にか出す)ソロ・ベストアルバム『財津和夫ベスト・ソングス』=現・『ゴールデン☆ベスト』(デジタル・リマスター処理) このアルバムには「青春の影」「サボテンの花」「今だから」の別テイクが収録されています。
※「今だから」「サボテンの花」はソロ・アルバム『Z氏の悪い趣味(くせ)』(1987年)収録 つまり「サボテンの花」もヒット(ドラマ「ひとつ屋根の下」主題歌)したのとは別バージョン※ソロでヒットしたのはいわばリ・リテイクです。
ここに収録されている「青春の影」は、ソロ・シングル「Dream With You」(作詞:松本隆)のカップリングでした。僕がつくづく異端なのは、フェイドアウトしていくこのバージョンが一番好きがゆえであります。
TULIPの音源としては40周年に発表した全シングルA面集ボーナストラックの「青春の影」(1984年 I dreamツアー)がマイ・ベストテイクです。※僕が唄ったわけではないですが
まあ、でも、1番は。
来年会場で聴く「青春の影」に更新します。
安部さんも笑って許してくれるでしょう。
ここまでありがとうございました。
唐突にもほどがありますが
抜粋
今シーズン終盤、大リーグ・ジャイアンツ傘下でプレーした筒香嘉智選手が、故郷の和歌山県で自費を投じて建設を進めてきた球場が完成し、2日、本人も出席して記念式典が開かれました。
和歌山県橋本市出身の筒香選手は、地元の子どもたちのため総工費およそ2億円を投じて、本格的な球場の建設を進め、ことし(2023年)8月に完成しました。
「おおおおお凄いな」と思いました。僕がこれを知ったのは、CS(クライマックスシリーズではなく)の日テレかTBSのニュース・チャンネルだったと思います。新聞も含めてそんなに報じられた印象がありません。...と、今書いている僕は「もっと知られていいニュースなんじゃないか」と、感じているようです。
たまたま知ることが出来ました。
知ることが出来て良かった。
※こういう話題に触れる所感意見を展開するのが本当に難しいです。
今年も一年ありがとうございました。
読んでくれまして心より感謝申し上げます
ありがとうございました。
この記事が最後ならば