専門図書出版社、成山堂書店二代目の小川典子です。
10月5日は、成山堂書店の創立記念日、今年は、60周年を迎えます。
60年もの永きに亘り出版活動を続けてこれたのも、多くの方の支えが
あったからだと思っています。
我が社をここまで支えてくれた方達への感謝の気持ちを伝える
意味で記念式典を開くことになりました。
きょうは、式典担当と一緒に会場の見学
会場となる「明治記念館」
宴会場で、当日挨拶する場に立ったら、すごい緊張しちゃいました。
今から緊張していたら、当日どうなっちゃうのかしら~~
1954年に、何もないところから出版社を起業して少しずつ会社を
成長させてきた会社なんだと60周年を迎え改めて思います。
私が子供の頃は、今より小さな会社でしたので生活は決して
豊かとはいえず、両親はいつも仕事に追われていましたが、
休みになれば家族で出かけることも多くありました。
父とはあまり会話はしなかったので、コミュニケーションが
取れず、反発心を持っていた時期もありました。
休みの日も会社へ行き、常に会社のことを考えていた父ですが、
ある日、突然社長業をあっさり私に譲り渡したのです。
社長という立場になってみて初めて父の会社に対する思いが
分かった気がします。
出版という仕事が好きで事業にすべてを傾けてきた父の想いが
詰まった会社だから、これから何十年、何百年とその想いを
継承していくのが、私たちの役目、前進あるのみだ