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野生農園日誌

自然農法の農園「野生農園ザ☆ばん」の日々の記録
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4月も一瞬で終了。
気付けば5月に入り、山々の緑もあっという間に夏の色に変わってしまいました。
4月は暑くなったり、また寒くなったり。
一度芽を出したジャガイモが遅霜でやられてしまいましたが、また復活。
しかし一部、全く発芽しない種芋がありました。発芽しなかったのは土に埋めて保存していたジャガイモ。
湿度が高かったためか埋めた土の中でヒョロヒョロの長い芽を伸ばしていました。

あまりにも弱弱しく長く伸びた芽は摘んで埋めたのですが、これをそのまま活かす方がよかったのかもしれません。
これからは、埋めたジャガイモは種イモに使わず、秋までに使い切るのがよさそうです。
今年のジャガイモには一か所、“ねじねじ”で有名な三浦さんのやり方を取り入れ、溝の中に種芋を植えた場所もあります。
三浦さんの理論は私の理解を超えた部分や、これまで聞いた他の実践者の理論と食い違う部分もあります。
色んな実践者が色んなことを言ってますが、それぞれがそれぞれのやり方で結果を出しているので、全てが正解なのでしょう。
野生農園ザ☆ばん農法も、係長補佐にとっての正解だと言えるよう精進します。

今年は春先の高い気温のため、サクラの開花やスギ花粉の飛散が早かったですが、野菜の生育も早くなってます。
ニンニクは4月末の時点で既に葉っぱが枯れ始めてきました。
このままだと収穫はいつもより半月くらい早い5月中~下旬くらいになりそうで、十分大きくなってくれるのか心配です。
毎年この時期になると畑に現れ、ニンニクと並んで写真に納まってくれる革命家のおじさん。
今年も現れてニンニクの横に並んでくれましたが、今年も全般的にLサイズは少なくなりそう。
でも、マルチしていない所のニンニクが健闘してくれてます。上がマルチしたニンニク。下がしてないニンニク。


係長補佐は愚民化教育を受けて育った世代の愚民さんで、日本の伝統をよく知りません。
日本人の独自性や有能さをやたらと強調して他国を馬鹿にする人もまた愚民さんだと思いますが、生まれ育った地域の伝統をちゃんと学びなおすのはいいことですね。というわけで今更ですが、ちょっと伝統を見直してみようと思いまして、土用の期間中はなるべく土を掘り返したりして動かすことはせず、あまり土に触れない草刈りなどを中心に作業することにしました。土用は陰陽五行思想に由来しており、この期間中は土公神が土を支配しているので、土いじりをしてはいけないことになっています。
半月以上に渡る結構長い期間で、本来は畝を立てたり種をまいたりで忙しい時期なのですが、間に数日間日があり、その日は土をいじっていいことになっているので、その時に作業を詰め込むことにしました。しかし間日に予定が入ったり、間日をうっかり忘れてたりで、今年は思い切り農作業が滞っています。
これまで何も気にしてなかったので、これまで通り土用無視でもいいのですが、少なくとも今年はこの歳時記に従ってみるつもりです。長く続けられてきた伝統が迷信ということもありますが、何らかの意味がある場合もありますからね。
土用の期間は農業が忙しい時期でもありますが、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあるので、無理せず土いじりを控えてペースダウンしたことで、もしかしたら体を壊さずにすんでいるのかもしれません。

3月は初夏みた気で桜もさっさと咲いたと思ったら、後半は梅雨みたいな長雨。
相変わらずのおかしな天気でしたが、春です。春になると毎年恒例のこれが出ます。
毎年大量発生してニンニクを食べてくれるネギオオアラメハムシさん。
今年も3月上旬に発生。

例年2~3日に一回は虫を虐殺して罪を重ねていますが、今年は色んなことに忙殺されて、あまり頻繁には畑に通えずにいました。
毎年夢の中でも虫を潰してうなされるほど潰していましたが、今年は一度もその夢を見ていません。

ニンニクは長期保存が出来る野菜ですが、乾燥機や冷蔵庫等の設備が無く、自然乾燥をしている野生農園ザ☆ばんは保存に失敗することも。
去年は収穫後の乾燥不足や、その後の天候のためか、晩秋には早くも半分以上がスカスカになってしまいました。
やはり大量に保存するにはそれなりの設備が必要なので、今年は生産を縮小しました。
ニンニクへの執着が薄れ、食われ尽くして死んでしまうニンニクはどうせSサイズ以下だし、そこまで必死に虫を殺さなくてもいいかという気になっていました。
すると、例年より潰している虫の数は圧倒的に少ないのに、虫の被害は激減。
これは土がよくなってニンニクが健康に育ち、虫への抵抗力が増したのでしょうか?
あるいは、もしかすると虫を意識することが逆に虫を呼び寄せていたのでしょうか?
3年前のの4コマ漫画に自分で描いた虫対策、もしかしたら正解だったのでしょうか?再掲しておきます。

補佐も3年若いためか、今と大分印象が違いますね。


昨秋はパクチーやルッコラの種まきが遅れ、年内に収穫出来ませんでした。
冬を超えてようやく育ってきましたが、それよりも蒔いていないこぼれ種から育った方々が異様に元気です。

 

全てが新しくなる春。そして全てが新しくなる時代。
係長補佐も並行世界から来たドッペルゲンガーさんと交代し、新生補佐となるか、あるいは二つの個性が融合されるかもしれません。
キクイモも3月下旬には芽が出てきました。今年のキクイモチップスも製造は終了。

オンラインショップのチップスも在庫わずかなので、お早めに!
https://www.yaseinouentheban.com/shop
ちなみに、野生農園ザ☆ばんのオンラインショップはwixを使用しています。
以前、wixを使用することについての自分の見解を書きましたが、(21年1月の記事)wixはウクライナの支援を表明しています。
https://ja.wix.com/stands-with-ukraine

 

 

米国と共に戦争経済を支えてきたイスラエルの企業だから、実は戦争を長引かせるのが目的なんじゃないかとか、その前に自分の国の人道危機を何とかしろよ等と、つい穿った見方をしてしまいますが、偏見はよくないですね。
まあ人道支援に限定されているようだし、何にしても被害を受けるのは庶民なので、犠牲者に支援が届くなら反対する理由はありません。各団体については詳しく調べていないので寄付もしませんが、「寄付を行う前に、各団体についての情報をご確認の上ご自身の判断で寄付先を選択してください。」とwixさん自身も書いています。
ただ、ウクライナ紛争に関しては、ロシアの主張ももちろん嘘だらけでしょうけれど、西側メディアの主張にも大いに疑問がありるので、個人的にはどちらかの国を支持するという立場は取りません。
歴史を見れば欧米が民主的な政権を潰したり、表では民主化を唱えながら、裏では自分たちに都合のよい独裁政権を支援してきたりしたのは事実です。いわゆる陰謀論には嘘やデマや誤解も多いけど、事実も含まれています。
我々に降りてくるのはどうせ、誰かが加工した二次情報、三次情報なので、どちらか一方だけを嘘だと断じるのは奇妙なことに思えます。
どっちが勝とうか得をする、戦争が必要な勢力というのも確実に存在するし、国同士の争いのように見える現象も実はそうじゃないのかもしれません。分からないことが多いので何かを主張するつもりはありませんが、当面のところwixさんの立場を無条件では支持しませんという表明でした。

2月もキクイモ掘ったり、キクイモ掘ったり、たまに木を切ったり。
1月と変わらないような気がします。でも、昨日と同じ今日なんてありません。
確実に季節は動いており、日毎に日没時間が遅くなってきました。

畑に残した大根、前回書いたように大部分は腐ってしまいましたが、生き残った何本かは新しい葉を伸ばし始めました。


日照時間が長い個所の大根や、土を根の上まで被せた大根は生き残り率が高いですが、日当たりが悪く、土から上がむき出しの大根の中にも生存者はいます。

補佐の所に来てくれた古代マヤ人の天体についての知識は、それほどでもなかったようですが、だから何だというのでしょう。

たとえ太陽の動きにそんなに詳しくなくたって、時空を行き来したり、未来人の想念を感じたり出来るなんて大したものです。

もちろん、傾向はあるのでしょうけれど、古代マヤ人だから天文学に強いとか、インド人だから数学に強いとか、日本人だから同調圧力に弱いとか、生息地で勝手に人を決めつけるのはよくありませんね。

で、生き残った大根が寒さに強い個体だったのか、山の形による影になる時間の違いによるのか、何が功を奏したのか分からないですが、毎年種取りしてるので、いつの日か寒さ耐性のある大根になるかもしれません。
 

今年も毎週のようにキクイモチップスを製造していますが、まだまだ消費しきれず、土の中に大量のキクイモが眠っています。
チップスはオンラインショップからどうぞ!

そろそろ春の準備を始めないといけませんが、その前にこのキクイモを何とかしないといけません。
何もしなくてもどんどん増えてくれる頼もしい作物ですが、確実に掘り残し他の作物を植えている場所も浸食してしまうやっかい者でもあります!善と悪、陰と陽、こんにちはとさようなら、いただきますとごちそうさま、結婚と離婚、ヤクザと警察、米国と露国、愛国者と売国奴…全てが表裏一体です。

1月は寒かったですね。
風邪ひいてすぐに治ったつもりが治ってなくて、こじらせて寝込んだりしている内に、気付けば2月9日。
最近ちょっと、風邪をひきやすくなってるようです。
アレを何度も打つと免疫力が低下する説もありますが、私は打ってないのでそれは無関係。
でも例のにかかると、後遺症でやっぱり免疫力が落ちるという噂もあります。

この辺は自分が信じたい話を信じればいいのですが、単に寝不足が続いて疲れてた時に人込みに出たのかもしれないし、もう無理の効かないお年頃なのかもしれません。だとすると頑張って月末に日誌を更新すると死んでしまうかもしれません。
遅かれ早かれ死ぬので、それならそれで構わないのですが、もう少しこの世界で遊んでいきたいので、ぼちぼちやることにします。

真冬は毎朝土も凍ってるし、この辺りでは加温施設がなければこの時期野菜は採れません。
なので、冬の畑仕事はそんなに多くありませんが、キクイモを掘ったりキクイモを掘ったり、たまに木を切ったりしてます。
そして思い返してみると、畑以外の色んな事もしてました。
認知症が急激に進んでしまった京都にいる補佐の母の様子を見に行ったり、大分の友達の所を訪ねて2歳児のお世話をしたりしました。赤ん坊は日々色んなことを吸収し、認知症の老人は日々色んなことを失っていくのですが、自分で出来ること出来ないことがよく似ています。
「アルジャーノンに花束を」という、知的障害のある青年チャーリーが手術で天才的な頭脳を獲得し、この世界の知を急激な勢いで吸収した後、それ以上の速度で失っていく切ないSF小説があります。時間を置かずに赤子と老いた母とを見て、この物語を思い出しましたが、チャーリーじゃなくても人の一生とは何かを得て失っていくプロセスなんだなと思いました。失うことで得ているものもきっとあるのでしょうけれど、表面的には見えにくいので、人はそこに悲しみを見出しがちです。
それだけでは彼女の人生に失礼なので、失ったことで母が得たものを考えてみようと思います。
野菜もまた、季節が過ぎると朽ちて枯れていきます。枯れたキクイモの茎は集めて畝に重ねておきました。微生物の餌になって土を育ててくれる筈です。

掘り残した大根は腐っているものもありますが、生き抜いた大根達は春に花を咲かせ、種をつけてくれます。
補欠に土の中に埋めておいた大根を掘り出し、埋めなおすので全滅しても大丈夫ですが、今年は厳しい寒さにも関わらず今の所、意外と生き残ってます。大根は毎年こんな感じの適当な種取りをしています。
とっくに終えてないといけない夏野菜の種取りも、今頃ようやく手を付けたものもあります。

どうでもいいことですが、一応お伝えしておきます。

 

すみません。どうでもいい話なのですが2回に分けても収まらず、12コマの大長編になってしまいました。


そんなわけで、ミニトマトはちゃんと夏に種取りできた一部を除き、ほぼ種取りに失敗。
補佐の頭も大分壊れてきてる気もしますが、生まれつきこんな感じなので、本当に壊れ始めてたとしてもよく分からないですね。

1月末に行った大分はまさかの大雪。
友達の始めた福祉事業所
虹の道/工房たね
に訪れた山伏さんもびっくりして法螺貝を吹いてしまいました。

楽しい所になりそうなので、周辺にお住まいの方は行ってみて下さい。


明日は関東に大雪予報。
恐ろしいですね。

あけましておめでとうございます!
気が付けば2022年も終わって2023年。今年もよろしくお願いします!
こんな年までこの世界が続いているとは意外な気もしますし、この先も普通に続いていきそうな気もします。
だけど、これからの世界は大きく色んなことが変わっていくのかもしれません。

先月は今年が3回目となったじん君の縄文漬け講座。

今年は初めての試みとして、参加者と一緒に野菜を種から育てる所から収穫して漬物を漬けるところまでを「野生楽園」の一連の講座として実施しました。ひとりでやってると結構大変な農作業も、皆でやると楽しいですね。

じん君の縄文漬けは米糠と塩だけを使い、野菜自体を発酵させるシンプルなお漬物です。
最近の学説では縄文時代から稲作が始まっていたのではないかと言われていますが、おそらく白菜や大根はまだ伝来していなかったと思われます。
縄文漬けと言っても、厳密に縄文時代の漬物を再現したわけではなく、縄文のスピリットの再現を目指したお漬物です。
昨年の投稿

漬物に一番たくさん入れたのは大根。今年も大根はよく出来ました。
大根は毎年よく出来るのですが、マルシェなどに出店してもあまり売れません。
冬はどこでも大根は作ってるし、デカくて重くて運び辛いし、一度にそんなにたくさん使わないし…なかなか売れない条件が揃ってます。
売れ残った大根を干し大根にしようと干してみました。
干した大根が凍らないよう、遅くても12月の頭には干したいところなのですが、この時既に12月の下旬に近い中旬。
翌日から寒波が来て、連日氷点下の夜が続き、すっかり凍ってしまいました。

凍ったり解けたりを繰り返した大根。漬物用の干し大根としては使えなくなってしまいましたが、煮物にするとよく味がしみ込んで美味しく食べられました。
食感は沢庵みたいになりましたが、これはこれで味わい深い。
人間も年を重ねると若者の瑞々しさはなくなるけど、きっと深い味が出てくるのでしょう。
大根の精は、若さだけに捕らわれて三百年の時を無駄にしてしまったのかもしれません。

昨年は春から「野生楽園」の活動を始め、野生楽園の忘年会で幕を閉じました。
これから野生楽園がどう転がっていくのかは分かりませんが、疫病が流行ろうが、食糧危機が来ようが、国が戦争を始めようが、スルーして楽しく暮らしていく仲間を増やしていきたいものです。


※ご近所のクリエイターさんが漬物講座レポート執筆してくれました。
野生農園ザ☆ばん通信 vol.1