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野生農園日誌

自然農法の農園「野生農園ザ☆ばん」の日々の記録
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2月もキクイモ掘ったり、キクイモ掘ったり、たまに木を切ったり。
1月と変わらないような気がします。でも、昨日と同じ今日なんてありません。
確実に季節は動いており、日毎に日没時間が遅くなってきました。

畑に残した大根、前回書いたように大部分は腐ってしまいましたが、生き残った何本かは新しい葉を伸ばし始めました。


日照時間が長い個所の大根や、土を根の上まで被せた大根は生き残り率が高いですが、日当たりが悪く、土から上がむき出しの大根の中にも生存者はいます。

補佐の所に来てくれた古代マヤ人の天体についての知識は、それほどでもなかったようですが、だから何だというのでしょう。

たとえ太陽の動きにそんなに詳しくなくたって、時空を行き来したり、未来人の想念を感じたり出来るなんて大したものです。

もちろん、傾向はあるのでしょうけれど、古代マヤ人だから天文学に強いとか、インド人だから数学に強いとか、日本人だから同調圧力に弱いとか、生息地で勝手に人を決めつけるのはよくありませんね。

で、生き残った大根が寒さに強い個体だったのか、山の形による影になる時間の違いによるのか、何が功を奏したのか分からないですが、毎年種取りしてるので、いつの日か寒さ耐性のある大根になるかもしれません。
 

今年も毎週のようにキクイモチップスを製造していますが、まだまだ消費しきれず、土の中に大量のキクイモが眠っています。
チップスはオンラインショップからどうぞ!

そろそろ春の準備を始めないといけませんが、その前にこのキクイモを何とかしないといけません。
何もしなくてもどんどん増えてくれる頼もしい作物ですが、確実に掘り残し他の作物を植えている場所も浸食してしまうやっかい者でもあります!善と悪、陰と陽、こんにちはとさようなら、いただきますとごちそうさま、結婚と離婚、ヤクザと警察、米国と露国、愛国者と売国奴…全てが表裏一体です。

1月は寒かったですね。
風邪ひいてすぐに治ったつもりが治ってなくて、こじらせて寝込んだりしている内に、気付けば2月9日。
最近ちょっと、風邪をひきやすくなってるようです。
アレを何度も打つと免疫力が低下する説もありますが、私は打ってないのでそれは無関係。
でも例のにかかると、後遺症でやっぱり免疫力が落ちるという噂もあります。

この辺は自分が信じたい話を信じればいいのですが、単に寝不足が続いて疲れてた時に人込みに出たのかもしれないし、もう無理の効かないお年頃なのかもしれません。だとすると頑張って月末に日誌を更新すると死んでしまうかもしれません。
遅かれ早かれ死ぬので、それならそれで構わないのですが、もう少しこの世界で遊んでいきたいので、ぼちぼちやることにします。

真冬は毎朝土も凍ってるし、この辺りでは加温施設がなければこの時期野菜は採れません。
なので、冬の畑仕事はそんなに多くありませんが、キクイモを掘ったりキクイモを掘ったり、たまに木を切ったりしてます。
そして思い返してみると、畑以外の色んな事もしてました。
認知症が急激に進んでしまった京都にいる補佐の母の様子を見に行ったり、大分の友達の所を訪ねて2歳児のお世話をしたりしました。赤ん坊は日々色んなことを吸収し、認知症の老人は日々色んなことを失っていくのですが、自分で出来ること出来ないことがよく似ています。
「アルジャーノンに花束を」という、知的障害のある青年チャーリーが手術で天才的な頭脳を獲得し、この世界の知を急激な勢いで吸収した後、それ以上の速度で失っていく切ないSF小説があります。時間を置かずに赤子と老いた母とを見て、この物語を思い出しましたが、チャーリーじゃなくても人の一生とは何かを得て失っていくプロセスなんだなと思いました。失うことで得ているものもきっとあるのでしょうけれど、表面的には見えにくいので、人はそこに悲しみを見出しがちです。
それだけでは彼女の人生に失礼なので、失ったことで母が得たものを考えてみようと思います。
野菜もまた、季節が過ぎると朽ちて枯れていきます。枯れたキクイモの茎は集めて畝に重ねておきました。微生物の餌になって土を育ててくれる筈です。

掘り残した大根は腐っているものもありますが、生き抜いた大根達は春に花を咲かせ、種をつけてくれます。
補欠に土の中に埋めておいた大根を掘り出し、埋めなおすので全滅しても大丈夫ですが、今年は厳しい寒さにも関わらず今の所、意外と生き残ってます。大根は毎年こんな感じの適当な種取りをしています。
とっくに終えてないといけない夏野菜の種取りも、今頃ようやく手を付けたものもあります。

どうでもいいことですが、一応お伝えしておきます。

 

すみません。どうでもいい話なのですが2回に分けても収まらず、12コマの大長編になってしまいました。


そんなわけで、ミニトマトはちゃんと夏に種取りできた一部を除き、ほぼ種取りに失敗。
補佐の頭も大分壊れてきてる気もしますが、生まれつきこんな感じなので、本当に壊れ始めてたとしてもよく分からないですね。

1月末に行った大分はまさかの大雪。
友達の始めた福祉事業所
虹の道/工房たね
に訪れた山伏さんもびっくりして法螺貝を吹いてしまいました。

楽しい所になりそうなので、周辺にお住まいの方は行ってみて下さい。


明日は関東に大雪予報。
恐ろしいですね。

あけましておめでとうございます!
気が付けば2022年も終わって2023年。今年もよろしくお願いします!
こんな年までこの世界が続いているとは意外な気もしますし、この先も普通に続いていきそうな気もします。
だけど、これからの世界は大きく色んなことが変わっていくのかもしれません。

先月は今年が3回目となったじん君の縄文漬け講座。

今年は初めての試みとして、参加者と一緒に野菜を種から育てる所から収穫して漬物を漬けるところまでを「野生楽園」の一連の講座として実施しました。ひとりでやってると結構大変な農作業も、皆でやると楽しいですね。

じん君の縄文漬けは米糠と塩だけを使い、野菜自体を発酵させるシンプルなお漬物です。
最近の学説では縄文時代から稲作が始まっていたのではないかと言われていますが、おそらく白菜や大根はまだ伝来していなかったと思われます。
縄文漬けと言っても、厳密に縄文時代の漬物を再現したわけではなく、縄文のスピリットの再現を目指したお漬物です。
昨年の投稿

漬物に一番たくさん入れたのは大根。今年も大根はよく出来ました。
大根は毎年よく出来るのですが、マルシェなどに出店してもあまり売れません。
冬はどこでも大根は作ってるし、デカくて重くて運び辛いし、一度にそんなにたくさん使わないし…なかなか売れない条件が揃ってます。
売れ残った大根を干し大根にしようと干してみました。
干した大根が凍らないよう、遅くても12月の頭には干したいところなのですが、この時既に12月の下旬に近い中旬。
翌日から寒波が来て、連日氷点下の夜が続き、すっかり凍ってしまいました。

凍ったり解けたりを繰り返した大根。漬物用の干し大根としては使えなくなってしまいましたが、煮物にするとよく味がしみ込んで美味しく食べられました。
食感は沢庵みたいになりましたが、これはこれで味わい深い。
人間も年を重ねると若者の瑞々しさはなくなるけど、きっと深い味が出てくるのでしょう。
大根の精は、若さだけに捕らわれて三百年の時を無駄にしてしまったのかもしれません。

昨年は春から「野生楽園」の活動を始め、野生楽園の忘年会で幕を閉じました。
これから野生楽園がどう転がっていくのかは分かりませんが、疫病が流行ろうが、食糧危機が来ようが、国が戦争を始めようが、スルーして楽しく暮らしていく仲間を増やしていきたいものです。


※ご近所のクリエイターさんが漬物講座レポート執筆してくれました。
野生農園ザ☆ばん通信 vol.1

 

 

 

 


 

 


 

 

ご近所のクリエイターさんが取材して書いてくれた漬物講座のレポートです。

野生農園日誌とは一味違う報告になってます。


野生農園ザ☆ばん通信 vol.1

野生農園ザ☆ばん通信 Vol.2

野生農園ザ☆ばん通信 vol.3

野生農園ザ☆ばん通信 vol.4

Wild Nature farm the BAN created an English site.

https://www.yaseinouentheban.com/english-home

In this site, we reported the class of growing vegetables and ”Tsukemono” pickled vegetables.
Please have a look!

Wild Nature Farm Report vol.1

Wild Nature Farm Report vol.2

Wild Nature Farm Report vol.3

Wild Nature Farm Report vol.4

12月も気が付けば一週間以上が過ぎていました。
11月は何してましたっけ?サツマイモ掘って、サトイモ掘って、ヤーコン掘って、キクイモ掘って、木を彫ってた記憶があります。例年通りですが、来るべき食糧危機に備えてイモ類多めです。

しかし、前回も書いたようにサツマイモは謎の不作。
ヤーコンは最後まで成長したものは普通に収穫できたのですが、病気が流行って3分の2が途中で枯れてしまったので、やっぱり不作。
サトイモは昨年同様、新たに借りた畑では大不作でした。ここは以前しっかり除草と耕耘が繰り返されていた場所でした。
2年間雑草を生やして、それを刈っては敷いてきたのですが、地力が回復するまでにはまだ時間がかかるようです。
でも、それ以外の場所では普通に収穫出来てます。写真は体験農園「野生楽園」の活動の中で掘ったサトイモ。

そしてキクイモは安定の豊作。雑草と間違えられて刈られてしまった場所もあるのですが、そこも復活して収穫出来ています。
驚異的な生命力です。
キクイモがあれば餓死しない!でも、キクイモは100gあたり35kcalと、カロリー低めです。
キクイモだけだと相当たくさん食べないといけないのでは?と思って計算してみました。
人間が声明を維持するための基礎代謝量の計算できるサイト↓
http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736
で、補佐の年齢、身長、体重を入れて計算してみました。補佐はちっちゃめのおっさんなので、男性としては必要カロリー低めの筈(と言いながら燃費が悪いのか、大きなお兄さん並みに食ってますが)。
それでも1300kcal以上必要でした。キクイモだけだと3.7㎏くらい食わないと餓死する計算に!これは飽きますね。
まあ、不食で生きる人だっているので、この数値も正しいとは限りませんが。


イモだけじゃなく、木も彫りました。
野生農園ザ☆ばんは、自然からの恵みの一次産品、およびそれを加工したものを販売しています。


年一回、11月のイベントのために作っているのですが、このちっちゃい木彫りが意外と人気で、値段上げたらとアドバイスをもらったので、調子に乗って値上げしてみたら売れませんでした。
この木彫りがアートと言えるのかどうかはさておき、アート作品は大量に作れるものでもないので、高くても買ってくれる人がいればいいのでしょう。今回はその価格に見合った価値があると思ってくれる人が、たまたまいなかっただけかもしれません。

野菜の場合は命の糧なので一層価格設定には迷います。野菜もやはり、値段を上げるとイベントに出店しても売れません。
もちろん私も、あまり高い食べ物には手が出ませんが、自分で作るようになって如何に野菜が安過ぎるかが分かるようになり、前より食べ物にもお金を使うようになりました。
とは言え低所得の身としては、幾らよいものであっても、あまり高ければ買うのは躊躇します。
生産者の立場からしても、お金のある人だけが食べられるものを作りたいわけでもありません。
なかなか答えの出ない問題です。

バタバタしている内に気が付けば、12月も中旬に近付いています。
9月から始めた「種から育てる漬物講座」も、12月11日には滋賀から天才漬物士、じん君を迎えて最終回の「本漬け」ワークショップ。
その詳細はまた次回。