バーアンテナを手巻きしてみる | お父にゃんの電子工作

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暇なおじさんが、電子工作(主にラジオ製作)をして勝手な感想を書く

前回までにLA 1600を使ったスーパーヘテロダインラジオを作って調整してみた。

さぞ、感度が良いぢゃろうと、これまでに作ったラジオで感度比較をしてみた。

比較方法は、おじさんのマンションの中で一番電波環境の悪い部屋で、どのくらい聞こえるかを試してみるだけなのだが。

 

 

一番感度が良かったのは3端子ラジオIC+エミッタフォロアのラジオ↓ クリアな音で良く聞こえる

 

2番目はM6955(AKC6955)を使ったDSPラジオ↓ S/Nは悪いが感度は良い。

 

前回作ったLA1600を使ったスーパーラジオは3番手と振るわない。

そこそこ調整もしたので、調整が原因ではないと思う。たぶん。自信は無い。

 

違いは、前の2つは直径10mmのバーアンテナを使っていたのに対し、LA1600のバーアンテナは8mm×80mmと小さなバーアンテナを使っている。

きっと、このせいに違いないと、おじさんは思ってしまう。

しかし、スーパーヘテロダインに使える直径10mmのバーアンテナが、なかなか売ってないのである。こうなったら、自分で手巻きするしかない。

 

 

狙うインダクタンスは160pFのバリコンで計算すると560uH

Aitendoの10×100のバーアンテナで以下のものが有る。

残念ながら、2次巻きが独立していないので使えない。

でもその仕様からどのくらい巻けば良さそうか見当がつく。

T1=20T、T2=95T でコイル位置を動かすとT1=23.9〜44uH、T2=526〜820uH らしい。

1次巻きを90T、2次巻きで20Tくらいで巻いてみる。一次巻きは様子を見ながら減らしていく予定。

 

ちなみに前回使ったバーアンテナはこれ↓

φ0.03x3芯リッツ線 で巻き数は書いていない。

T2の実測値範囲は476〜682uH、T1の実測値範囲は4.1uH〜7.5uHとなります 、とのこと。

 

一応、前回使ったΦ8mmのバーアンテナのインダクタンスを測ってみる。

と、言っても簡易測定器なので、値はあてにならないので参考程度。傾向としてインダクタンスは低めに出る。コイル中央で630uH。思ったより高い。

2次巻はコイルとして認識してくれなかった。

 

以上から、なんとなく見当を付けて巻いていく。

まず、Φ10mm×100mmのフェライトバーに硬めの紙を巻いて糊で紙が剥がれないようにする。

 

リッツ線は以前aitendoで買っておいたもの。

7本巻なので前のバーアンテナよりは性能が期待できる。

 

とりあえず95T巻いて、インダクタンスを見てみる。

狙いは560uHなので、こんなものか。

 

2次巻きは22Tくらい巻いてこんな感じ

 

一旦、バリコンに接続。2次巻きを3端子ラジオICのアンテナ入力に繋ぎかえる。

3端子ラジオICのラジオに繋いだ時から感度の良さが感じられる。期待できそうだ。

 

前回作ったテストオッシレータで531KHz〜1620KHzまで受信できるようにリッツ線をほどいたり巻いたりして合わせていく。何T巻いたかわからなくなったが、85Tくらいと思われる。

これで、バーアンテナは完成。雑なおじさんが作ったので、相変わらず見栄えが悪い。

 

LA 1600ラジオに繋ぎ変えて調整し直してみる。調整は追い込めてないが、以前より見違えるような感度の良さ。

やはり特性の合った、大きめのバーアンテナを使う事が大事なので有る。

 

 

「そうそう、大きいことは良いことニャ」

あんたはただ太っているだけ。