3端子ラジオICを3Vで使う | お父にゃんの電子工作

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暇なおじさんが、電子工作(主にラジオ製作)をして勝手な感想を書く

前回は3端子ラジオICを用いて1.5V動作のラジオを試した。

今回は乾電池2本(3V)で3端子ラジオICを使ってみたい。

ただ、データシートでは1.5V動作環境しか記載がなく、3Vでは使えないようにも見える。

しかし、過去にいろいろ調べた方がいらっしゃっるので参考にさせていただいた。

特にこの記事がとても参考になるので、ほぼ流用させていただく。

 

前段は、このような回路に

1.5Vの時は1KだったIC出力部の抵抗値の適正値は6.1KΩらしい。

6.1KΩは無いので、5.6K+470Ωの合成抵抗とした。

 

後段は、以前に試したのと同じ、NJM2073Dを使ってBTL接続とした。

1.8V~15Vと広い電圧範囲で動作する。

 

ブレッドボードでこんな感じ

3V動作とすることで1.5Vの時より、かなり大きな音で鳴る。

マンションの窓際に持っていくと、ボリュームをかなり絞らないといけないくらい。

バリコンを調整して周波数ぴったりにすれば、混信なく聞ける。

感度も申し分なく、これまで聞こえなかった遠くの局も聞こえるようになった。

 

試しに、1段目のエミッタフォロアのトランジスタを外して、標準の回路構成にしてみる。

思ったほど悪くない。そんなに混信もひどくない。でも、エミッタフォア付きの方が感度も選択度も良いのは確かなので、エミッタフォロア付きをお勧めする。

 

今回試したICで構成するラジオは部品点数も少なく、且つ部品の入手も容易なので、初心者の方は一度試してみてはいかがだろうか?

 

にゃんでも試してみるのニャ