前回、エミッタフォロア+3端子ラジオIC+アンプIC構成で3Vで動作させた。
これはわりと調子が良くて、今もおじさんの部屋で調子よく鳴っている。
しか~し、ICを使えば誰にだってできる。何とかディスクリートでこの高感度に迫れないものか?と考え、以前に試したAGC付高2ラジオにさらにもう一段増幅回路を追加したらどうなるのか?
おそらく発振して、どうしようもないことになるだろうけど、試してみない訳にはいかない。
ということで、高周波増幅~検波出力の前段の回路はこちら
AGCが上手く効いてくれれば発振は免れるかもしれない・・・
後段のオーディオアンプは前回と全く同じ、アンプICを用いた。
ブレッドボードでこんな感じ
で、動かしてみる。
状況は、
・簡単に発振するが、なんとか動作はする。安定度低い。
・音が割れたような感じになる。
・AGCが良く効いて遠くの局も近くの局も同じ音量で鳴る。
・感度はICラジオICと同じくらいか? 遠くの局も受信できた。
ちなみに、AGCの効きを確認するために、2段目のトランジスタのベース電位を計測すると、
待機時 :1.45V
近くの局を受信時:0.65V
ほぼ、バイアスがかからないところまで行っている。効きすぎですな。
ゲインが高過ぎと思い、hfeが小さめの2SC1923Y(hfe:100-200)に交換してみたが、ほぼ変化なし。
ああ、やはり完成されたラジオICにはかなわないのである。
ストレートラジオは一旦休みにして、今後はスーパーヘテロダインに挑戦してみようと画策中。
「そう簡単にあきらめちゃダメにゃ」