今回は、乾電池1本で鳴るラジオを作ってみたい。
一番の問題は、乾電池1本でスピーカーを駆動するアンプをどうするか?だが、秋月電子で
BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール(85mW/1.5V)
を以前に注文しておいたので、これを使ってみることにする。
ROHMのBU7150NUVをモノラルBTLモードで組んだアンプモジュール。
回路はこうなっている。
DC0.95~3.5Vで動作するのである。
ラジオの前段は3端子ラジオICのUTC7642Lを使う。
3端子ラジオICに関しては、このブログを始めた時にラジオ少年の3端子ラジオICを用いた
IC+TRラジオキット KIT-16DXを試した。感度が良くてガンガン鳴ってくれたが、混信がひどかった。
このタイプのICは高入力インピーダンスということなのだが、そうでもないみたい。
この記事を参考にして、エミッタフォロアで高入力インピーダンスとし、このように組んでみた。
ブレッドボードでこんな感じ
スピーカーはダイソーの300円スピーカーのアンプのついてない方を使う
動かしてみると、とても感度が良く、バリコンの調整で周波数ぴったりに合わせると混信もない。しかも十分な音量で鳴ってくれる。市販のラジオと何ら遜色ない。
ああ、今までおじさんがやってきた事はいったい何だったのか?
ICは偉大なのである。
部品点数も少なく、いい感じに動作すると思うので、読者の皆さんも一度試してみても良いと思う。
と、思っていたら、このブログを書いている途中で秋月電子の、このアンプモジュールの取り扱いが無くなってしまった。
ICそのものは生産中なので、再販売が有るかもしれない。もしあればお早めに。
「苦労はきっと報われるのニャ」