8日前に観に行って来たこの映画の感想です。

 

 

国民的人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版26作目。

 

公開初日の夕方から観て来ました。

 

 

監督は立川 譲さん。

 

脚本は櫻井武晴さん。

 

立川さんが監督を手掛けるのは「ゼロの執行人」以来5年ぶり2作目。

 

櫻井さんが脚本を手掛けるのはこれで6作目。

 

 

コナン達一同は園子の誘いで鈴木財閥が所有する八丈島のリゾートホテルを訪れ、その島でのホエールウォッチングを楽しもうとする。

 

その島の近くに“パシフィック・ブイ”と言うインターポールの施設が出来、そこでは世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぎそのカメラが捉えた相手の顔を老若認証出来る最先端のシステムを導入。

 

コナンはその施設に黒田管理官と白鳥警部が向かうのを偶然、見かけ隙を見計らい2人に同行し、その施設のシステム等を知る。

 

だが、そのシステムを黒の組織も狙っていた。

 

老若認証システムを開発したパシフィック・ブイのエージェントである直美・アルジェントが施設に変装して潜入したベルモットとバーボン(安室 透)に拉致されてしまう事件が発生。

 

組織が所有する原子力潜水艦の中に監禁された直美が所持していたUSBメモリーの映像から死んだはずのシェリー(宮野志保=灰原 哀)が子供の姿で生きていると知った組織の連中は哀を拉致しようと、RUMの側近・ピンガも加え更なる行動を開始。

 

その後、ホテルから哀もさらわれてしまう。

 

コナンは哀と直美を救い出し、組織の陰謀を暴くべく立ち向かうと言う物語。

 

 

今回は「純黒の悪夢」以来7年ぶりとなる黒の組織絡みのストーリー!

 

前作のラストでそれを意味する告知映像が流れた時から嬉しくなり、その後、ネット上とかで情報も流れファンの間でも大いに期待されてました。

 

やはり原作でもアニメでも黒の組織絡みの話が1番面白い!

 

かれこれ30年近く連載が続いてる「コナン」も黒の組織絡みの話だけでの構成ならもっと短かったでしょうね汗

 

 

登場人物もこの通り豪華な面々!

 

コナン、蘭、小五郎などお馴染みの面々は勿論、今やすっかりトップクラスの人気を誇る安室 透や赤井秀一も登場!

 

安室は前作に続いての登場で、前作では公安警察としての活躍が目立ってたのに対し、ここでは黒の組織にスパイとして参加しているバーボンとしての行動が中心でした。

 

警視庁より目暮警部、佐藤刑事、白鳥警部は出て来るも、前作でメインだった高木刑事は登場せず。

 

黒田兵衛は「ゼロの執行人」以来2度目の登場。

 

 

黒の組織の面々も総登場!

 

劇場版では戦闘ヘリや時限爆弾等を駆使したり原作以上の犯行と暴れっぷりを見せてくれますが、今作では初の原子力潜水艦で行動!

 

なので映画版では組織のその偉大な権力を垣間見る事が出来るから面白い!

 

組織のNo.2のRUMも登場!

 

「純黒の悪夢」ではまだ正体が判明されてなかった為、変声機で変えた声だけの登場でしたが、ここでは判明した後なのでちゃんとした姿で初登場となりました。

 

でも、まだ原作に合わせてかコナン達と直接顔を合わすなど重要な場面では登場せず出番も少なかったです。

 

また、組織のボスが烏丸蓮耶である事も判明してから最初の組織絡みの映画版でもある事から烏丸についてほんのわずかだけど触れられるシーンもあったのも印象的でした。

 

そこも今後の展開を示唆していそう。

 

 

今作のオリジナルキャラ達。

 

外国人も多く出て来て世界規模な感じがします。

 

黒の組織からもピンガと言う男が登場。

 

彼のような映画オリジナルの組織メンバーも出て来るから面白い!

 

今作ではこれまでのアイリッシュやキュラソーについても触れられてました。

 

 

今作最大の特徴は灰原 哀がメインである事。

 

新一と同じAPTX4869を飲んだ事で身体が幼体化し、組織を抜け出した後、阿笠博士に助けられ、彼の家に居候しながらコナン達と行動を共にする組織の元・科学者。

 

そんな彼女も「コナン」の世界に於ける重要なヒロイン。

 

パンフレットには彼女のこれまでの行動を振り返る記事も掲載。

 

僕も彼女の初登場回には衝撃を受けました。

 

その後の赤井や安室、RUMなど重要な新キャラが登場する事によって「コナン」は面白味を増していく気がしてます。

 

何せ哀も赤井も安室もファンの間ではかなり人気の高いキャラにまでのし上がってますからね。

 

そんな彼女の活躍ぶりにも注目出来ました。

 

今作のゲストヒロインである直美はそんな彼女とも深い関りを持っています。

 

上記の画像の半分にもある通り、今作の舞台は八丈島。

 

こう実在の場所が使われるのも毎回、面白い点ですね。

 

これを機に観光客が増えるかも。

 

 

パンフレットにはコナン役の高山みなみさんと哀役の林原めぐみさんのスペシャル対談も掲載。

 

偉大な女性声優さん達です。

 

 

今作の於けるCGアートの世界についての記事。

 

「コナン」の映画版もどんどんリアルになっていきますね。

 

この際、『ドラえもん』や「ポケモン」、『クレヨンしんちゃん』みたいにフルCG映画化もして欲しいです。

 

 

 

今作の主な声優陣の紹介とメッセージコーナー。

 

高山みなみさんや山崎 和佳奈さん達ここに載っている声優さん達はかれこれ20年以上も「コナン」に出演を続けておられるんですよね。

 

しかし、これだけ長く続いているアニメだから登場キャラの何人かは声優が交代しています。

 

キャメルは他界した梁田清之さんに代わり野村健次さんが演じるようになってからでは初登場。

 

阿笠博士役の緒方賢一さんも81歳だしあとどれだけ演じられるのか汗

 

池田秀一さんや古谷 徹さん、千葉 繁さんも高齢ですしね。

 

そう考えるとこれ以上、あまり長く続けるのも無理があるようにも思えてしまいますあせる

 

ゲスト声優に、

 

パシフィック・ブイの局長の牧野洋輔役を沢村一樹さん。

 

直美・アルジェント役を種﨑敦美さん。

 

パシフィック・ブイのエンジニアのレオンハルト役を諏訪部 順一さん。

 

同じエンジニアのエド役を神谷浩史さん。

 

ピンガ役を村瀬 歩さん。

 

 

今作の監督の立川さんと脚本の櫻井さんのインタビュー。

 

次回作もこのお2人に手掛けてもらいたいです。

 

 

今作のラストを飾る主題歌はスピッツの「美しい鰭」。

 

前作のBUMP OF CHICKENに続き国民的人気バンドの曲を起用!

 

スピッツがアニメ映画の主題歌を歌うのは非常に珍しい!

 

 

そんな感じで海を舞台に、哀をメインに描かれた今作。

 

黒の組織絡みってのもあって組織とのバトルも迫力あったし、ベルモットがセクシーだったのも良かった!

 

赤井の射撃も活躍してくれましたからね!

 

原作の方も羽田浩二殺害事件の真相が明かされたり、また謎のキャラが出てくるなど気になる展開が続いており、クライマックスへの準備が整って来ているようにも思えます。

 

で、1番最後にこれも定番の次回作の告知映像。

 

今回はトランプに服部平次の声!

 

…って事は今度は怪盗キッドと平次絡みの話!?

 

来年で原作も連載30周年だしそれを記念したストーリーだと良いです。

 

 

ついでに今日の滋賀県内の新型コロナの感染者数は91人。

 

黒の組織はどんな感染症も治せる特効薬を作ってたりして(笑)

 

最後に僕からの今作に対する疑問を一言。

 

黒の組織はわざとシェリーを泳がせている?