選択肢
なし
学園祭当日。
最後のGフェスミーティングが始まった。
「‥ここでいったん解散だけど、お前ら、それぞれの持ち場でもしっかりやれよ!」
「オッケー!最高のステージにするから期待してて!」
「頑張ります」
「俺も最後まで気は抜かないようにしなきゃね」
最後に恵人先輩は主人公たちの方を見た。
「お前らはクイズ大会もあるから、俺達の手伝いはしなくていい」
本番で実力を発揮しろって。
その後、クイズの予習をするが緊張してそれどころじゃない。
気晴らしに学園祭を見回ることにした。
「それと‥クイズ大会だけど、勝てたら後で言いたいことがあるから‥覚悟してて」
「‥え?」
聞き返すと先輩はムスッとした返事をする
「え?じゃないでしょ。返事は?」
「は、はい‥わかりました‥」
「よくできました。ほら、行くよ」
最初は将棋部の所。
一緒に戦った部員さんが打ってたんだけど、劣勢。
なぜか代わりにナツメ先輩が打つことになって、最終的に勝利。
周りがわっと盛り上がって、「いい肩慣らしになった。緊張も解けたよ」
ナツメ先輩はそう言うけど、表情は変わらない。
(いつ緊張してたんだろう?)
いや、だからクイズ大会のことでずーっと緊張してたんでしょ。
野外ステージではキイタくんのバンドの演奏が始まっていた。
「キイタ、別人みたいだな」
って‥あれ!?なんか服装違うやん!!
終わった後、MCが始まり、こんな最高なライブが出来たのはみんな見てたと思うけど、高校生クイズに優勝した俺たちの仲間のおかげです!とはっずかしいことをw
でも顔は赤くなってたけど、ナツメ先輩は嬉しそうだった。
穣くんが手伝ってるのは戦国時代を舞台にした悲恋の物語。
芝居の幕が下りた後、裏方の穣君に会いに行くと、この後クイズだなって‥。
「心配するな。自分と‥‥川野さんを信じろ」
「うん、そうだね‥」
「負けないから、絶対」
そこにクイズ大会委員の人がそろそろだよって呼びに来てセットの陰に行く。
でもなぜかナツメ先輩が来ないので探しに行くと、舞台袖から幸人先輩とナツメ先輩の声が聞こえてきた。
「‥負けないから、絶対」
「川野の気持ちは分かってる‥‥だが、容赦はしない。欲しいものは自分の力で手に入れる‥それだけだ」
「‥いいんじゃない?幸人らしいし。ただ、今回はそうはいかないから」
主人公がドキドキしならがその場をそっと立ち去った。
いよいよクイズ大会が始まった。
ルールは早押しで解答後、得意なジャンルを選ぶというオーソドックスなものだ。
ナツメ先輩は先手を取り、得意な天文学で最初からどんどん正解を重ねていく。
でも幸人先輩が途中でそれを打ち切り、法学を選択。
法学は幸人の得意分野だって勝ち誇ったように笑う直江先輩はちょっと突っ込んでてください。
でも最初の問題でナツメ先輩が解答し、次のジャンルも‥法学。
バチッと火花が散ったように見えた。
教科書でも見たことがない内容のものばかりだったけど、二人が正解していく。
一騎討ちやんw
最後の問題で直江先輩が話を最後まで聞かなかったため、不正解。
幸人先輩の表情が歪んだ。
ナツメ先輩が正解し、学園祭実行委員チームの勝ち。
思わずナツメ先輩に抱きつくと、ナツメ先輩も背中に腕をまわしてくれた。
「○○‥」
「はい?」
「よかった‥」
「はい‥ナツメ先輩のおかげです‥」
「違う」
「えっ?」
「僕と君の勝利だ」
「‥でも、私なんて」
「誰のために専門外の法学まで詰め込んだと思ってるの?‥‥○○がいたから、勝とうと思ったんでしょ」
ナツメ先輩は主人公の瞳の奥を覗き込むようにそう呟いた。
その時、挑戦者ブースから幸人先輩が下りてきて、主人公の前にやって来た。
「ナツメ」
「‥ああ」
「‥‥おめでとう」
ぶっは!ちょ、満面の笑顔ー!!!w(*´艸`)
「‥ありがとう、幸人」
「‥久しぶりにいい勝負をした」
「‥僕もだ」
ナツメ先輩は幸人先輩の方に右手を差し出した。
「‥‥なんだ、これは」
「なに、って見てわからない?」
幸人先輩は一度ちらっと主人公を見てからナツメ先輩に視線を戻す。
「‥握手はしない。まだ諦めたとは言ってないだろ」
そう言うと、幸人先輩はこちらに向き直った。
「‥桜井、アンタを生徒会に入れることは、まだ諦めていない」
「えっ‥」
そう言うと、幸人先輩は去って行った。
「‥また僕は、寿命を縮めなきゃならないってこと?」
「え?」
「何度挑まれたって、君は渡すつもりはないけど」
それじゃあステージでもということで見に行くんだけど‥ミスコンも終わり、パレードももう終わりかけ。
そろそろ学園祭も終わりかあ‥と寂しくなってきた。
そのことをナツメ先輩に言ってお礼を言ったら、限界だってどこかにずんずん歩いて行った。
「本当は全部終わってから言うつもりだったけど‥今ので何か堪えられなくなった。いいから付いてきて」
ついた場所は使われてない教室。
「たぶん、ここからなら花火もよく見えると思うから」
「はい‥」
教室のドアをぴしゃりと閉じ、先輩はふーっと大きく息を吐いた。
緊張してますねw(*´Д`)=з
「ごめん‥自分から連れてきておいて‥いざとなると、どこから話始めればいいのか混乱してる。あのね」
「はい‥」
「君はそんなに特別なことだと思ってないと思うけど‥僕は他人のために走ったりしないし、人のペースに合わせるのも苦手なんだ。必死になることもないし、いつも余裕をもって行動するようにしてた」
「‥そうですね」
「‥なのに、○○といると、調子が狂ってばかりだ」
「ご、ごめんなさい‥」
「‥こういう自分は知らなかったんだ」
「はい‥」
「最初はキミに世話を焼いているつもりでいたんだけど‥‥危なっかしくてほっとけないのに、傍に居ると安心できてる自分に気がついた。」
机からガタッと先輩が立ち上がる。
「僕は他人の前ではまず寝ないし‥必要以上に他人には触れない。いくら鈍感でも、僕のしてきたことを思い返したら‥それがどういうことか分かるでしょ?」
気圧されてじりっと後ずさる。
トンッと背中に何かが触れる。
いつの間にか窓際ぎりぎりまで後ずさっていて、もう後ろには下がれない。
おろおろしているうちに、いつの間にか先輩が目の前まで来てる。
「流星群にかけた願い教えてあげようか?」
「でも‥それを離したら、効果が‥」
「関係ない。叶えるのは君だから」
(え‥?)
「‥‥僕と、これからも一緒に居て」
一瞬ストレート過ぎて意味が分からなかった。
「何黙ってるの?‥最後まで言わなきゃ分からない?」
「あ、あの‥」
顔を覗き込まれて、真剣な瞳で見つめられて、言葉が全く出てこない。
「‥好きだよ。もう、君に出会う前の自分が思い出せないくらいに」
きゃーきゃーきゃー!!!!!!!wo(≧∀≦)o
ナツメ先輩が窓に手をついて、私を追い詰める。(もうこれから一人称私に決めた!)←
「返事は?待つのって好きじゃないから」
「私も‥‥ナツメ先輩のことが大好きです‥」
そう答えると、何も言わずに顔を近づけてきた。
「あの、学校なので、ここでは‥」
やっとのことで先輩の体を押し返す。
バカたれー!!健全な高校生が学校でしないわけないだろうがー!!!←
「却下。どれだけ我慢したと思ってるの?」
背後でドーンと音がする。
花火が上がったんだと理解するより先に、唇に柔らかいものが当たった。
「‥何。その顔。かわいすぎるでしょ」
「‥‥ん」
再び唇が塞がれる。
「やっと捕まえたんだ‥‥もう、離さないから」
エピローグへ!!
スチルが!エロすぎて窒息するかと思った!!
エピローグは水族館でデートのお話でしたw