その一文を読んだ瞬間、わたしは思わず声を失いました。
そこにはこう書かれていました。
『家で話したい』
家。
その一文字を見て、わたし達三人のLINEグループはしばらく静まり返りました。
最初に反応したのは美咲さんでした。
『家ですか?』
当然の反応だと思います。
わたしも同じことを思っていました。
真由さんがスクリーンショットの続きを送ります。そこには裕太からの追加メッセージがありました。
『外だと話しづらい』
『ちゃんと全部話す』
『母親にも同席してもらう』
わたしは画面を見つめました。
母親。
その言葉にかなり引っ掛かるものがありました。
また母親を出してくるのかこの男は。
怒りが湧いてきます。
以前、わたしは裕太の母親に会ったことがあります。
散々色々言われたあの人です。
腸が煮えくり返りそうでした。
真由さんと美咲さんは裕太の母親に会ったことがないそうです。
LINEグループにはすぐに反応がありました。
『お母さん?』
『なんで?』
二人とも戸惑っていました。
わたしも同じでした。
でも、
ここまで来たら断る理由もありません。
結局、三人とも行くことになりました。
次回へ続きます。

