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ガチャガチャと玄関の鍵を開ける音がしてドアが開きました。

明るい日差しがドアのガラス部分越しにリビングに差し込みます。


なかなか彼は室内に入ってきません。

コソコソと玄関の方で女性の話し声がします。


わたしは起き上がりリビングのドアを開けると50代くらいの女性と老人と言えるほどの年齢の女性が玄関に立っていました。


50位代の女性が「あぁよかった」と呟くように言うと同時に安堵の表情を浮かべました。

老女も「大丈夫だったね」みたいなことを50代女性に言い二人で安心した顔で見合っていました。


わたしは咄嗟にこの二人は市の職員?か何かだと思いました。


わたしが本当に自殺しているかもしれないけど、警察に連絡するのは大袈裟だと思った彼が、市の職員とかそういったなにかしらの機関の方にお願いしたんだと思いました。


「あなただぁれ?」

老女がわたしに言いました。


「ここ人の家でしょ?なんで勝手に上がってるの?」

また老女が言いました。


気の狂ったばあさんとその娘が来てしまったのか?

いや、きっとこの職員からわたしは

「彼からここでで行きなさいって言われてるでしょ?あなたのやってることは不法侵入になるのよ?」

とかこれから諭されるのだろうと思った。