60歳で退職し、資産運用で生きていく気まま生活
日本人の投資嫌いの不思議
言うまでもなく、投資は自己責任。
このブログも自分の基本を整理するために書き起こしたもので、人に何かを勧めたり促す意図はない。
金額の大小にかかわらず、その人にとっての大切な資金なのだから、人に影響されて行動していては、そもそもダメだ。
なので私は、親しい友人であろうと、人に投資を勧める気は全く無い。
ただ、私にとっては、投資は無くてはならないものになっていて、生活を支えていく上での重要な行動となっている。
私が世間一般の退職よりも早く60歳で退職できたのも、投資をしていたからこそなのは間違いない。
私や家族にとっては、投資という行動が、人生をも変えたとさえ思っている。
そういう私のような目線から見ると、これだけNISAがニュースになり、そして米国の主要指数が過去最高を更新とか日経が30数年ぶりの最高値とかニュースで騒いでいる中でさえ、未だに日本人が10%程度しか投資をしないと聞くと、何故なのか?と心底不思議でならない。
他の人が資産を増やしているのを目にしながらも、「自分には関係の無い世界の話」だと思っているということだろうが、何故、自分は関係ないと思うのだろう。
他の意見では、投資に振り向ける余裕などない という人もいるだろう。
もちろんそれは大きいが、余裕は作るもの とも言える。
金融の教育を受ける機会の無い多くの日本人は、余力の作り方を知らないが、今は便利な世の中で探せばいろいろ方法がある。
それに、今の便利な投資環境では1万円からだって投資はできる。
まあ、1万円も使えないって人は、、、、それはさすがに、投資の前にまずは転職でも副業でもするしかないかもしれない。
投資はリスクがあるから現金?
いよいよインフレが進む中で、私はただ現金で持っていることは恐ろしい事に思えて、少しでも現金より有利、かつ、出来るだけ安全な置き場所を探している日々と言っていい。
結局のところ、資本主義経済の中では、投資による収入は労働による収入を上回る。
なので、リスクを取って自分の資金を市場に投入する人に、リスクを恐れて銀行預金している人から金が流れていく。
リスクを避けて0.01%の利子で預金者が預けてる金が、その数千倍、数万倍の利益を生み、それは預金者ではなく投資家側に還元される。
これが資本主義社会の現実だ。
投資にはリスクがあるのは間違いない。
でも現金で持っているのだってリスクがある。
このところの円安の進行と、それに伴う物価の高騰を見ても明らか。
現金で持っている間に物価が上がり、どんどん資産の価値が目減りしていくのに気づいてないだけだ。
そして、投資に伴うリスクだって、軽減する方法は色々ある。
投資=ギャンブルだとか言って思考停止したまま、現金だけ、日本円だけ持ってれば安全という話では絶対にない。
少なくとも、頭ごなしに拒否反応せずに、一度考えてみる価値は絶対にある。
こういうことを、多くの日本人が理解してないのか?
それとも、何故か考えないようにしてるのか?
考えない方に誘導されてしまってるのか?
金融知識の欠落が最大の問題
世間では年を追うごとに景気の悪化と貧困化、格差の拡大が叫ばれている。
そういう中で、日本人の多くが投資という行為にアレルギー的な反応をし、金銭的自由を得る機会をいつまでも逃し続ける状態は、見ていて本当にもどかしい。
残念ながら給料は中々増えないし、銀行預金だってほとんど利子が付かない。
この状況で、9割以上の日本人が昇給だけをひたすら待ち、政府に不満を言って、あとは低金利で銀行に預けているだけでは、何時まで経っても貧困は解決しないし、格差はますます広がるに決まってる
正しい知識を持ず、投資に拒否反応を示して何もしなかった結果、物価上昇とともに相対的に貧しくなり、元々は悪人では無かった人が、犯罪に手を染めることも少なからずあると思うが、悲しいことだ。
株式等への投資で資産運用することは、資本主義経済では至極真っ当な行動だ。
パチンコ、競馬などのギャンブルと違って、参加者全員が勝つこともごく普通に起きるし、宝くじよりも遥かに勝率が高い。
投資にリスクを感じて避ける人が、宝くじを買い、パチンコをする。
もうこの時点で、やってることが支離滅裂な事に気づかなくてはいけない。
正しい知識が持てていない結果だ。
日本人の金融リテラシーの不足。
これは貧困と格差拡大の大きな要因のひとつだと思う。
魚を配るよりは釣り方を教えよ
繰り返しだが、投資にはリスクもあるし、やる、やらないは完全に個人の自由。
でも他人事ながら、私は、ぜひ1人でも多くの人が正しい金融知識を身につけてもらって、不可思議な投資嫌い状態から脱却して欲しい。と願っている。
なので政府も、国民への正しい金融知識の普及に全力を入れてほしい。
低所得者層への一時金の支給も政治家の人気取りですぐやりたがるが、それは結局その場しのぎ。
食べたらなくなる魚(給付金)を配るのでなく、魚の釣り方(正しい資産運用)を国民が身につけないと、根本は何も変わらない。
ただ、、いくら政府に不満だけ言っていても、国民一人一人にまで目を届かせてくれ、全員が喜ぶ政策など存在しない。
そもそも、そこまで信用できる政府、政治家か?
結局は、個人個人のやる気が最も重要になる。
どんだけ人に期待したって、自分では他人の行動は変えられない。
でも、自分の行動は変えられる。
” 黙って見てるだけ。待ってるだけ ” では、取り残される。
傍観者でいるよりは、行動をしなくてはならない。
人生、金がすべてじゃない。
それは、もちろん正しい。
ただ、十分な金があれば人生の選択肢が増えるのも事実だ。
できるだけ多くの人が、投資行動を通じて、少なくとも金銭的には今より豊かになることで、少しでも良い日本社会になって欲しいと思う。
4. 私の投資の過去経緯とその時々の考え方
7. 何故株式、債券なのか?
10. その他. 投資について思うこと