老後に向けた「お金の準備」は、不安を減らし安心
して生活するための最も重要なポイントの一つです。
「老後資金の見積もり」「収入の確認」「支出の管理」「資産の整理」
「制度の活用」という5つの観点から、詳しく解説します。
【1】老後資金の見積もり(いくら必要?)
一般的な目安(総額)
・老後資金の必要額は【最低でも2000万~3000万円】と言われる
ことがありますが、これは個人差があります。
- 主な要素:
- 年金収入の額
- 住居の有無(持ち家か賃貸か)
- 医療・介護がどれだけ必要か
- 旅行や趣味の費用
モデルケース(月額)
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項目 |
金額(例) |
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生活費(食費・光熱費・通信費など) |
約150,000円 |
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医療・介護費用 |
約30,000円 |
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住居費(賃貸・修繕・管理費等) |
約30,000円(持ち家でも固定費あり) |
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娯楽・交際・その他 |
約40,000円 |
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合計 |
250,000円/月 × 20年 = 6,000万円(※夫婦2人の場合) |
実際は、年金などの収入があるため「年金で不足する分」を準備する
イメージになります。
【2】収入の確認と確保
公的年金の確認
・ねんきん定期便または「ねんきんネット」で、将来受け取る年金額を把握。
・国民年金+厚生年金の合計(会社員なら年額100万円~180万円程度が多い)。
その他の収入
・退職金(勤務先による)
・個人年金保険・企業年金・iDeCoなど
・パート・副業収入(シニア向けの働き方も選択肢)
・不動産収入(賃貸などがある場合)
【3】支出の管理・最適化
固定費の見直し
・サブスクリプション(不要な動画サービス・新聞等)
・通信費(格安SIM等への切替)
・保険(重複や過剰な保障がないか)
家計の見える化
・60歳前後から月々の生活費を記録して、将来に備えた支出習慣を持つ
【4】資産の整理と管理体制
金融資産の棚卸し
・銀行口座、証券口座、保険、不動産などの一覧表を作成
・家族や信頼できる人と共有(またはエンディングノートなどに記載)
名義の統一や整理
・使っていない口座の解約
・銀行口座が複数ある場合はメインに一本化
・不動産などは「相続時の名義問題」にも関わるため早めの整理を
認知症・判断力低下に備える
・任意後見契約(信頼できる人に財産管理を任せる)
・信託(民事信託など)や家族信託の利用も視野に
【5】制度の活用
公的制度
・高額療養費制度(医療費の自己負担が一定額を超えた場合に払い戻し)
・医療費控除(確定申告で還付)
・介護保険制度(要介護認定に応じてサービスを受けられる)
節税・相続対策
・生前贈与の活用(年間110万円の非課税枠など)
・遺言書・信託の活用でトラブル回避
まとめ:やるべきことリスト(お金の準備)
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やること |
完了チェック |
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年金額の確認(ねんきんネット) |
□ |
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老後の生活費の試算 |
□ |
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保険・貯金・投資など資産の棚卸し |
□ |
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支出の見直し(家計簿・固定費) |
□ |
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退職金や企業年金の確認 |
□ |
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任意後見や信託など判断能力低下の備え |
□ |
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家族と資産や支出について話し合う |
□ |
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