娘受験振り返り、前回はこちら

 

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個別に週3回通いながらその宿題をこなし、学校の宿題をやり、合間には家庭学習を進める。もの凄い量をこなさなければいけませんでした。では、今まで書いてきた内容を全て完璧にこなせたかと言えばそんなことはなく、、、

 

以前にも書きましたが娘は長時間の勉強ができません。休みの日の場合、午前中に3時間勉強したら次に始めるのは午後4時過ぎ。午後6時半まで勉強して夕食、お風呂、午後9時から1時間勉強。日々進捗を確認し、計画を組み、課題を与えていましたが思う通りには進みません。7月を終わったあたりで最終到達できるのは中堅校までだと思いました。理解力は無いわけではない(算数は苦手ですが)記憶力はかなり期待が持てるレベル、長時間勉強を継続する気力は人並かそれ以下。

 

一番問題だと思ったのは、長時間勉強を継続する気力です。きちんとした準備期間を経ていたら問題はなかったのですが、いかんせん普通よりも短期間での受験です。私は夏から毎日のように「中学受験はやめた方がいい。今から高校受験にむけての勉強をはじめた方がいいと思う」と言い続けました。首都圏の女子は高校の私立は受けられるところが極端に少なくなります。それでも、コツコツ勉強をし内申も気にすれば(娘は内申は人並に取れる方だと判断しましたし、内申の取りにくい地域にも住んでいません)それなりの公立校に行けるのでは?と思ったからです。

 

「6年生の夏休みの過ごし方としては30点だ。」とも散々言いましたが、受験をやめることに同意してくれません。一度は許可したので、無理やりやめさせる事も出来ない。小学校に行くたびに、受験をする友達と話したことを楽しそうに報告してきます。

 

娘がやめると言わないので、私は日々できることをやりました。課題を与え、解説をし、進捗をみて勉強計画を組みなおす。娘の性格や校風や偏差値、過去問の相性を考えて受験校を選定・提案し、学校説明会に一緒に参加したりしました。娘の4科偏差値は50(首都模試です大手塾の偏差値ではありません)でぴったりと止まり、最後までそれ以上にはいきませんでした。国語が高く理科社会算数の順です。受験校2校の偏差値は娘の偏差値よりも10~15は上でした。普通ならば、受験校を再考すべきところですが、落ちて当たり前と始めた受験です。娘の能力からして、これを下回るなら高校受験をした方がよいと判断しました。裕福な家庭でもないので、環境を買うための受験は出来ません。万が一合格したら、勉強を継続して行うことが通学の条件だと何度も言い聞かせました。


まず、過去3年分ずつの過去問を娘にやってもらいました。結果は散々でしたが、傾向を知ってもらうためにやったのでそれでよしです。2校とも複数回試験があるので、15セット以上ありました。回数を分けて、直前期まで、出来るようになるまでやりました。理社に関しては、間違えた問題に該当する項目を、自由自在や中学受験の攻略を使って何度も復習しました。それから、時事問題対策として、「中学入試用サピックス重大ニュース」を読んでもらいました。

 

私の方は入試問題に関する学校説明会の動画を何度も見返し、過去問と照らし合わせて出そうな問題を予測しました。過去問と全く同じ問題は出ないものの、それに関連する問題が別角度から出題される傾向も見つけました。それを踏まえて、かなり範囲を絞って対策問題を選定し、それを解いてもらうという事を秋から直前期まで続けました。冬休みが始まるころ「お父さんが言ったことが完全に出来れば100%受かるから。」「試験問題を予測するプロだから。これやっとけば大丈夫だから。」と娘に言い聞かせました。もちろんハッタリです。

 

塾では10日前まで通常授業が続き、最後に一回だけ過去問を解いて終わりました。

娘はと言えば、冬休みもペースは夏と全く同じでした。30点のペース、、、

そのまま毎日学校にも通い、本番当日を迎えます。

 

次回は試験から初回結果までです。