通塾を開始したものの、宿題やプラスαの家庭学習に追われることになります。
こちら前回記事です。
娘の中学受験編。最初はこちらです。
『中学受験の合否の鍵は算数にある』
中学受験の常識になってますね。首都圏では傾斜配点の学校が多く、国算の比率が大きい学校が多いです。国語は配点の差がつきにくい科目と言われていますし、暗記を基礎とし、思考問題をからめる理社も頑張り次第!と言われます。
ただ算数だけは例外で
●どんなに努力しても理解できない、もしくは苦手な項目が出来やすい。
●気を付けているつもりでも、ケアレスミスがおきやすい。
●ひらめきが必要な初見問題に関してはセンス(もしくは圧倒的な演習量)が重要。
なんてことが言われており、点差がつきやすい科目と言われています。加えて、理科の計算問題は算数の範囲ともかぶります。
それだけに、ある程度形にするために最も時間がかかる科目ともいわれています。
※一部の天才は例外ですよ。全科目に当てはまることですが。
そして、娘が一番苦手な科目は何かといえば、、、この算数でした。
ここで、塾での算数の進め方に触れておきます。塾で使われていた教材は
『新小学問題集』
『中学入試の攻略』
主軸は新小学問題集でした。全科目この2つを使いました。新小学問題集はステージ1~3まであり、娘はステージ2で時間切れでした。この問題集(やっている人は少ないそうですが)SAPIXの副教材の一つです。初級問題から応用問題までバランスよく掲載されており。ステージ2までできれば、中堅校はある程度対応できる位の内容になっていました。
娘は0からのスタートです。分数の計算すらまともにできない状態です。計算が早く正確にできなければ算数はどうにもなりません。塾に通い始めた日から、毎朝30分計算をやってもらうことにしました。難しいものではありません。市販されている公文の教材、小学五年生のものからです。
それをしながら、塾では新小問を1回の授業で1項目進めていきます。例題をやり、基本の問題を解き、演習問題をやる。すべてをやる時間はないので、飛び飛びで問題を解く。残りは宿題です。当然宿題の量は少なくないです。2日後に塾に行くまでに解いていきます。
ここで当然の問題が発生します。娘一人では応用問題など出来ようはずもありません。それどころか基本も怪しいものが出てきます。まずは出来る問題をやってもらいます。
そこから私の出番です。私は時間にある程度融通が利く仕事なので、娘が学校に行っている間に採点をし、間違っている問題をすべて解きます。解きながら、別解も含めてコピー用紙に事細かに解説を書いていきます。図やマーカーを駆使し、娘一人が読んで理解できる解説書を作っていきます。これがシンドイ。算数だけで7~8時間かかったこともあります。ただ、これをやっておくと娘一人でいつでも復習できます。ほかの教科含めると15時間ぶっ通しでやってた日も、、、
休憩とか空腹とか忘れます。これ終わらせないと、娘が次の塾に行けないと思うからです。もちろん直接横について教えることもありました。
この解説書の束を、毎回娘に持たせて塾に行かせました。家ではこの解き方で教えました、と見せるためです。それに加えて毎回先生に手紙を書きました。ここの理解がいまいちなのでお願いしますとか、この問題は何となく解いてるので、ここの解説をしてやって下さいとか、、
これを本番直前まで続けました。しかしながら、理解が足りないところ、苦手分野は当然出てきますし、他の課目と並行してやっているため、圧倒的に演習量が足りなくなります。昔習った事は忘れていきます。そこである秘策をとります、、、
それは10月からなのですが、、、とりあえず算数はここで一旦切り上げて
次回は国語編に行きます。