10日程で塾を探し、通塾を始めた娘。

 

前回記事

 

 

中学受験娘編 最初はこちら

 

カリキュラムとしては週3回。国語1回、算数1回、理社で1回。しかしふた月ほどたったところで、どうやっても理社が終わらないペースだと気付く。そこで社会は私が全て教えることにして、理科を週1回にしてもらう。

 

この塾の塾長さんは自分が率先して教えるタイプでした。基本は他の先生たちが教えているのですが、自習室にいる子に積極的に教えてまわったり、他の先生の補助を行ったりととにかく熱心な方でした。

 

ただ事務手続きで多少いい加減なところがあり、先生方の管理に関してもゆるい感じもありました。最初に困ったのは、何の教材を使っているのかわからなかったこと。娘の実力を見て教材を決めるので、それまではコピーでやりますとの事でした。決まり次第お教えします、そしたら買ってくださいと。

 

しかし一ヶ月たっても何の教材か教えてくれない。問い合わせようかとも思ったのですが、娘が持っているコピーで調べてみたらいくつかの教材がヒットしたので、全て買ってしまう事にした。結局授業は最後までコピーで行われることになるのだが、著作権の問題もあるし元の教材を持っていないとまずい事になると思う。元の教材がないと、自宅でコピーして復習したりもできないですしね。

 

次に困ったのが、授業の曜日と時間が安定しない事。集団塾と違って個別っていうのはこういうものなのかな?と思っていたが、、、終わりの時間が22:00になることも出てきてしまい、これはマズいと思い始めた。契約の際遅くとも21:00終わりでお願いしていたからだ。

 

担当の先生は大学生の女性のかたで、娘に聞くと授業はわかりやすいらしい。ただ、遅刻してきて30分娘がぼーっと待っていることが数回あったり、振替授業をきちんと組んでくれなかったり困ったことが出てきていた。何度か同じ宿題が重複することもあった。とりあえず、遅刻してきたときの為に自習用の教材を娘に持たせることにした。

 

もう8ヶ月ない事もあり、転塾は避けたい。しかし先生をチェンジするか塾長に問題点を改善してもらわなければならないと思っていたところ、、、

 

突然塾長が異動になった。

 

人当たりがよく、情熱的な先生で教え方も上手くその点ではよい先生だったと思う。

 

次に来た塾長は事務型、管理型の先生だった。Nから転職してきた先生だそうだ。この先生、自分で教えることはしない。生徒一人一人の授業の進捗を毎回聞き取りする。保護者に対しても社会人としてきちんとした対応もする。講師陣の管理も適切に行い振替授業も必ず入れてくれる。何より有難かったのは授業の曜日と時間が固定した事。今までは講師が休みたいときに休み、やりたい時間にやる感じだった。なので週3日ではあるが、2日連続で授業をし1日休んでまた授業、みたいな事も

あった。時間もバラバラ。塾長が変わり、娘の生活リズムが整ったのは有難かった。それから、前塾長の時にひと月分授業料が多く引き落とされていることが発覚。この返金処理も行われた。

 

ただ、難点もあった。事務屋であるため生徒に教えることに対して情熱がないのである。塾長によって塾の体制がガラリと変わるとは聞いていたが、見事に変わるもんだなぁと関心すらした。総合的に判断して、こちらの塾長に変わって良かったのかもしれない。なぜならば、、、この個別塾に頼っていたならば合格しないとわかったからである。

 

実はこのころから娘が言っていたことがある、、、

 

「家でお父さんと勉強してるのと塾に行ってるのと変わらないね、、、これなら塾いかなくてもいいんじゃない?お金かかるし、、、」

 

これに対し、

「うん、お父さんもそう思うことはある。ただ、やっぱり助けにはなってるよ。一人で全教科教えるのは辛い、シンドイ。授業は解りづらくないんなら通ってくれ、仕事もあるし、いまでもいっぱいいっぱいなんだ。」

 

そう、家庭での学習が凄まじい事になっていた。実はこの時既に家で全教科見る羽目になっていたうえに、プラスαの学習や日々の勉強計画がのしかかってきていたのである。いやでも、一番頑張っているのは娘なのでやるしかない状況だったのである。

 

次回、 0からの中学受験~家庭学習編~ へ続く。。。