通塾開始から取り組み始めたものに、計算と漢字、語句があります。
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はじめはこちら
女子は一般的に国語が得意で算数が苦手な子が多いと言います。
娘は受験勉強を始める前は進研ゼミ(標準のもの)しかやっておらず、学校のカラーテストですら100点をとれない状態でした。読書もせずゲームとユーチューブにどっぷりつかる日々。語彙力、読解力など壊滅的でした。顔から火が出る、目を丸くするといったレベルの言い回しすら知らないので、こちらが驚いたほどです。
読解問題をやらせてみると、虫食いの接続詞もまともに答えられない。登場人物の心情把握など夢のまた夢です。さて、そこで最初に手を付けたのが知識問題です。娘は算数は苦手でしたが、とにかく記憶力はある方でした。記憶力特化型です。夜9時から10時まで毎日やったことがあります。
●サピックスメソッド 漢字の要 ステップ1 4ページ
●まとめノート 敬語と言葉のきまり 1項目
●でる順 ことわざ・語句・文法
●日能研 完成語句文法 慣用句、重要な言葉のあたり半ページ
(日能研はでる順が終わった後に追加でやりました)
大体ふた月ほどで上の項目を1周し、次のふた月でもう一周、その後は間違いノートを作りミスしたものを潰しながら受験まで復習しました。漢字の要は5か月目からSTEP2に移行して、そこまで完璧にして受験を迎えました。
読解に関しては新小学問題集をステージ2までやったところ、何とか受験できるレベルに到達しました。毎回、細かい解説と読み解き方、線の引き方、注目すべき本文の接続詞、助詞、助動詞、副詞など、問題集に書き込みながら教えました。こちらに関しては、娘の受験後、2023年秋に発売された
●塾技 国語 井上秀和著
を使うとわかりやすいと思います。あと上記の『敬語と言葉の決まり』を併せてやると、本文を読み飛ばしながら問題を解くという、非常時の時短技が使えるようになるかもしれません。(あくまで非常用です)
新小問には当然語句の問題も含まれるので、そちらも併せて出来るレベルにしました。詩だけは苦手意識があったので、金子みすゞの詩集と
●岩波ジュニア新書 詩のこころを読む 茨木のりこ著
を読んでもらったところ、苦手意識を克服できました。
もう一つ知識系のものとして
●角川まんが学習シリーズ のびーる国語 カタカナ語
を読んでもらいました。日常使いにも役に立ちます。
受験をするきっかけとなったお友達が、面白い本を教えてくれて、娘も読みたがったので買ったものがあります
●濱村渚の計算ノートシリーズ
です。推理小説なのですが、謎を解くカギがつるかめ算や数学の定理などで、非常に楽しんで読んでいました。
うちの娘の勉強法としては、
1に知識問題
2に物語文の読解
3に説明文の読解
4に随筆の読解
5に詩の読解
6に読書
といった感じです。読解問題をやるうえで何度も娘に言ったことがあります。読解問題は、万人が納得できる答えでないといけないので、技術と論理で解けるようになるよという事です。方法を覚えてしまえば、時間が無い時には本文読まずに解き始めることが出来るんだ、ということも教えました。(もちろん、どうしても時間が無い時だけにしてねとは言いました。)
次回は理科編です。