Fallout4(フォールアウト4)ヌカ・ワールド再建編 第6話 ヌカ・ワールドの復興と発展 | TES&fallout forever

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 プロジェクトの承認が終わった後、唐突にだが武器の改造を行おうと思った。トレーダー達にはコモンウェルスの人々への支援で配った武器の数々を与える予定だが、ネオ・インスティチュートの新兵達やCWトルーパー達、コーサー達への武器も改造しておくべきだと考えた。戦力は重bんであるのは確かだが、用心には用心を重ねておこうと思う。僕やX6、Z1ー14がずっとここにいるわけではないからだ。そのための準備もしっかりしてから、コモンウェルスに帰ろうと思う。

 

戦力増強

 それじゃ改造を開始しよう。早速僕はヌカ・タウンの楽屋に設置されている武器作業台に向かった。改造する武器は3つ、アーマーや服等の装備は1つにしようと思う。

 まずは武器からいこうと思う。最初に改造するのはブラステックだ。ネオ・インスティチュートの新兵達やCWトルーパー達が使っているが、レーザーピストルよりも高威力で量産が効くのが強みだ。数が揃っていればヌカ・ワールド・レイダーズの残党相手にも引けを取らない程だ。改造すればかなり有利に動けると思う。

 最初はオートマチックでありダメージが大幅に上昇するが命中率が低下するオーバーチャージ・オートレシーバー。次にプラズマエネルギーを一点に集中させてより正確で強力な射撃を可能にするコリメーターモジュール。その次に 命中率と安定性を向上させる開いたストック。最後に照準精度と構えた時の命中率をより改善するリフレックス・スコープを組み込んだ。弾薬はフュージョン・セルのままにした。その方が弾薬が多く残っているし、補給の面でも楽だからだ。

 次に改造するのはハンドメイドライフルだ。ヌカ・ワールド・レイダーズの戦力が侮れない点はこの銃の高火力であり、改造の幅がとても広いのだ。実弾系の銃ではこれをしっかり配備出来れば心強いのだが、やはり数は充分に確保するのは難しかった。ある分だけでも改造し、配備していこうと思う。

 最初は発射速度とアーマー貫通力が上昇するが、ダメージが減少して射程が短くなる徹甲ハードオートレシーバー。次は反動や反動制御に射程を改善して構えた時の命中率が改善するが腰だめの命中率が悪化するロングカバー改良型バレル。その次は反動を大幅に改善するライト・ストック。更に次は装弾数が大幅に上昇してリロード速度を改善するクイックイジェクトドラムマガジン。次の次は照準精度と構えた時の命中率を改善するリフレックスサイト(円)。そのまた次は反動制御を大幅に改善して発射ごとの反動をより改善するが射程が短くなるマズルブレーキを組み込んだ。。それとヌカ・ワールド・レイダーズ所属じゃないことを明確にするためのカラーは標準にした。

 その次に改造するのは僕やX6とZ1ー14が愛用しているアクセラレーターだ。少量でもこれの量産も視野に入れていくべきだと考えたのだ。今までコーサー達が愛用していたヴェノムガンはどう取り繕ってもBC兵器だからだ。便利で敵をほぼ瞬殺するので僕も使っていた時期もあるが、環境汚染にもなるし、コモンウェルスの住民達の心象も考えればこれから多用するのは控えるべきか廃棄の流れに移行すべきだ。そのための量産化への第一歩でもあるのだ。その性能は僕が使っている物を基準として改造していこうと思う。戦闘力と生存率の向上のためだ。

 最初はアーマー貫通力とダメージを改善する劣化ウランコンデンサ。次はマシンピストルバレルで発射レートを大幅に増加させるがダメージが減少して反動が悪化するオートベントバレル。その次は反動と構えた時の命中率を大幅に改善してスコープの照準精度をより改善しつつもバッシュの威力が増加するヘビーグリップ。更に次はスコープ無しだが照準精度と構えた時の命中率をより改善するホログラフィックレディクルサイト。最後はターゲットを追跡するモニターを組み込んだ。それとカラーはネビウスリヴァイアサンカラーにした。

 更に次に改造するのはストラジデー・スーツだ。僕やX6、Z1ー14にその他のコーサーも愛用している次世代用戦闘スーツは性能はかなり高いのを実感している。これがしっかり量産化されれば安定化した戦力を得られることになると僕は考えている。それと人造人間以外には人間用に改造した物を用意するつもりだ。高機動戦闘システムは人間の内臓にかなりのダメージを負わせてしまうからね...。それをオミットした状態で改造するのだ。それ以外は共通の性能のするつもりだ。

 最初は全身のカラーはオリーブにした。次はヘッドランプとバイザーエフェクトは両方ともホワイトにした。その次はスーツ本隊は僕達の物と共通で防護裏地。最後にバイザーにはリコンバイザーを組み込んだ。

 これで改造は一通り完了した。後はこれ等をネオ・インスティチュートの新兵達やCWトルーパー達、コーサー達に配っていった。彼等に充分な武器や装備を用意する事が出来て良かった。これで戦力について不安にならなくていい。生き延びるための投資も努力も惜しまずにやってこそ明日を生きられるからね。

 その後、トレーダー達にもコモンウェルスの人々に与えていた武器等を配っていった。僕が無償で配るものだから、かなり困惑していたが装備をしっかりしておけば不意な襲撃でも生存率が上がる事を説明したら納得してくれた。いつ何時ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党が報復に現れるか不明だからだ。用心に越した事はないからね。

 

ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党との戦い

 武器を配り終わった頃、Pip-Boyに通信が入った。ルナさんからだった。ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党の目撃情報があったのだという。再びブラッドバートンに潜伏しているらしく、前のやり方のようにヌカ・ワールド・レッド・ロケットにテレポートした。

 ヌカ・ワールド・レッド・ロケットにテレポート後、再びブラッドバートンに向かうとヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党が女性の奴隷を引き連れているのを発見した。オペレーターズとパックスで構成されていた。彼等は連携を取りつつも僕達を攻撃してきたが、残党の戦力が大幅ダウンした所為か昔程の脅威は無いように感じる。それだけ僕達が実力を付けたと思うが、油断大敵である。そして、僕達はアクセラレーターでヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党を殺していった。

 壊滅を確認後、制御用首輪を外して女性の奴隷を解放した。彼女は解放された事をとても喜び、僕にお礼を言った。何にしても無事でよかった。

 

 女性の奴隷「ありがとうヌカ・ヒーロー!貴方のおかげで助かった。とても嬉しいわ!」

 パーマー「お役に立てて何よりです。本当に無事でよかった。後はもう安心ですよ」

 

 ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党は依然として存在する。奴隷商としての動きもあるので、今後も油断出来ない。ここでのネオ・インスティチュートの治安維持活動をしっかり行って、それ等も壊滅していかねばならないだろう。その後、僕達は彼女を護衛しながらヌカ・タウンU.S.Aに帰るのだった。

 

「上がり」を受け取れ!

 ヌカ・ワールドに帰った後、パーラー・バラックに報告に戻ってジェイソンさんに報告すると、フィズトップ・グリルに今までの戦いでの報酬を用意しておいたと伝えられた。ヌカ・ワールド・レイダーズ残党と残党の残党との戦いで彼等が持っていた武器や装備、弾薬や食糧等だ。僕は彼にお礼を言った後、フィズトップ・グリルに向かうのだった。

 早速フィズトップ・グリルに向かうと、ヌカ・タウンU.S.Aストレージと呼ばれるの中に沢山の戦利品が入っていた。ヌカ・ワールド・レイダーズ風に言えば「上がり」である。その上がりの内容は44口径弾や7.62口径弾等の弾薬、ハンドメイドライフルやナックルズ等の武器、ヌカ・ワールド・レイダーズ残党のアーマーやレイダーパワーアーマーの装備、ヌカ・コーラやテイト等の食糧だ。これだけの数を擁しいしてもらえるとは思わなかった。感謝してもし足りない位だ。ありがたく使おうと思う。

  

 

コモンウェルスで1年を生き延びた男

 僕は上りを受け取った後、疲れが溜まっていた事もあってベッドに横になった。そのまま眠ってしまい、気付いた時には朝方だった。あまりカレンダーは見ない方だったが、気紛れにPip-Boyの日付を見ると2288年10月23日となっていた。

 最終戦争当日の2077年10月23日からVault111の冷凍ポッドに入って冷凍睡眠を受け、一旦は解凍された時にノーラさんの死とショーン君誘拐を目撃し、再び目覚めた時にはネイトさんが亡くなっているのに気付き、Vault111を脱出後にサンクチュアリヒルズに戻ってコズワースから今は210年経過して2287年だと知り、そこから様々な旅や戦いを経験して、今のネオ・インスティチュートの管理官であり業魔怪人として僕は生きている。偶然にしろ必然にしろ、生き残った事には何か意味があるのだと僕は思う。その意味を果たしていく為にもコモンウェルスの為に貢献していくのだ。

 だが、黄昏ている時間は無い。まだまだヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党は多い事を実感したからだ。翌日の夕方頃にPip-Boyにルナさんからギャラクティックゾーンのスターポート・ヌカの外周部付近に再び奴隷を引き連れて移動していると目撃情報が寄せられた。

 早速スターポート・ヌカの外周部付近に向かうと、デスクロー・サヴェージとヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党が交戦しているのを目撃した。幸い僕達の事には気付いていない。奇襲というか漁夫の利を狙うとしよう。

 まずは僕がプラズマ・グレネードを投擲してデスクロー・サヴェージとヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党にダメージを負わせつつ、X6とZ1ー14にアクセラレーターを撃たせて双方に致命傷を負わせつつ戦況を攪乱させた。最後は応援に駆け付けたCWトルーパー達を指揮してブラステックを掃射させつつ、ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党やデスクロー・サヴェージを畳み掛けるように双方を殺していった。

 全滅を確認後、ここには奴隷がいない事が分かった。何処かに移動させたのだと思う。捜索に向かおうとすると、アルビノ・デスクローが現れた。先程のデスクロー・サヴェージとつがいだったのかもしれない。しかし、このまま見逃す事はしない。ヌカ・ワールドを護る為だ。僕はアクセラレーターを掃射してアルビノ・デスクローを殺した。

 アルビノ・デスクローを殺した後、ほんの10mあるかないか位の距離でヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党が女性の奴隷2名を引き連れて移動しているのを発見した。女性の奴隷達が殺されないように、僕は迅速にアクセラレーターを撃ってヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党達を殺した。壊滅を確認後、女性の奴隷達の制御用首輪を外した。彼女達はとても喜んだ。僕としても助けられて何よりだ。

 

 女性の奴隷その1「ありがとうヌカ・ヒーロー!」

 女性の奴隷その2「貴方のおかげで私達は助かったわ。本当にありがとう!」

 パーマー「いえいえ。貴女達が無事で良かったです。これからヌカ・タウンU.S.Aまでお送り致します」

 

 その後、僕達は彼女達を護衛しながらヌカ・タウンU.S.Aに戻ろうとした矢先にガンナーが襲撃してきた。ちまちま返り討ちにしてもきりがない...。やはり本隊が気になるなぁ...。それを何とかしない限り無限に襲い掛かってくるのではないだろうか?こちらも戦力は充分にあるけど無限じゃないし、早急に決着をつけてしまいたいと思う。僕はCWトルーパー達を指揮してブラステックで掃射させつつ、僕達もアクセラレーターを撃って殺していった。

 ガンナーの全滅を確認後、ようやく移動できると思ったら今度はフェラル・グールが襲い掛かってきた。その時はある1人のCWトルーパーがガンナーの死体から入手したガトリングレーザーを巧みに操ってフェラル・グール達を殺していった。将来有望なCWトルーパーだと思う。中身は第1世代の人造人間か第2世代の人造人間かは知らないが、期待していいと思う。

 全滅を確認後、安全を確保出来たので彼女等を護衛しつつ、ようやくヌカ・タウンU.S.Aに戻るのだった。

 

ヌカ・ワールドの農場建設と自動防衛システム強化

 ヌカ・ワールドの復興作業はすぐすぐという訳にはいかない。作業員を揃えるのにも時間が掛かる。準備のための下積みも容易ではないのだ。

 そして、ある程度人数が揃ったので僕は先に農場のプロジェクトに作業員を5人配置した。食糧の安定的な供給はコモンウェルスで生き抜くための急務でもあるからだ。日本の諺にも「腹が減っては戦は出来ぬ」というのがある。士気にも関わるだろうからね。ルナさんに配置をしたので指示を出すと24時間後にまた来てほしいと言われたので、僕達はフィズトップ・グリルに戻って休んだ。毎日が戦いだから休まないともたないからね。

 それから24時間後、ヌカ・タウンの楽屋に向かい、ルナさんに確認を取ると準備が出来たのでヌカ・タウンU.S.Aの規格用テーブルで進捗状況と次の段階へのプロジェクトを確認してほしいと言われた。 

 早速ヌカ・タウンU.S.Aの規格用テーブルに向かうと、カテゴリーの中に経済というのがあった。内容は食料の輸出となっており、その説明文にはダイヤモンドシティとグッドネイバーは私達が作る野菜に興味を示してくれたとある。ヌカ・ワールドの野菜は美味しいという噂も出始めているとあった。安全な供給ラインを確保する事で、週1回のキャップ収入が増えるのは間違いないと締めくくってあった。食料の輸出を通じてダイヤモンドシティとグッドネイバーとの商取引を成立させ、卸売りで一定の収益を確保する。これは上手い仕組みだと思う。インスティチュートへの憎悪は根深いが、こういった貢献を通じてある程度改善出来たら凄い事だと感じる。共存共栄の第一歩に充分な意味を持つだろう。僕はそのプロジェクトを了承した。それから制作費用のためのキャップや食料の輸出のための資材製造でプラスチックやレザー、布等の必要な分のリソースを割いた。

 この食料の輸出は準備が整うのにルナさんから再び24時間必要だと言われた。僕達はその間にヌカ・タウンU.S.Aの警備を確認しようと思ったら、Pip-Boyに通信が入った。今度はエレインさんからだ。ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党がモートン邸付近に奴隷を引き連れて移動しているという目撃情報が寄せられたのだ。

 早速僕達はモートン邸付近にテレポーテーションした。そこでは放射能嵐が吹きすさぶ中、ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党が男性の奴隷1人と女性の奴隷2人を引き連れて移動していた。その他に洗脳したトレーダーを2人程用意していた。CWトルーパー達に指示を出して何とか奴隷達を引き離す事に成功したが、ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党は洗脳したトレーダー2人を自陣を巻き込んだ上の自爆特効を敢行させた。おかげでCWトルーパーが3人殺された。

 だが、ヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党の被害も甚大だ。気の毒のような気もするが彼等自身が招いた事だ。よって遠慮なく始末させてもらうよ?

 僕は体勢を立て直した後、X6とZ1ー14に生き残っているヌカ・ワールド・レイダーズ残党の残党をアクセラレーターで撃ち殺すように指示を出した。僕も撃ち漏らした方をアクセラレーターで撃ち殺した。全滅を確認後、奴隷達の制御用首輪を外した。彼等はとても喜んでいた。無事で何よりだ。

 

 男性の奴隷「アンタのおかげだよヌカ・ヒーロー!生きる希望を失いかけてた。助けてくれて感謝するよ!」

 女性の奴隷その1「私からもお礼を言うわ。本当にありがとう!」

 女性の奴隷その2「もうダメかと思ってたのよ...。こんなに嬉しい事はないわ!ありがとう!」

 パーマー「当然のことをしたまでですよ。もう安心して下さい。ヌカ・タウンU.S.A迄護衛致します」

 

 そして、殺されたCWトルーパーの死体を他のCWトルーパー達に命令して丁重に葬るように指示を出し、僕達は彼等の護衛をしながらヌカ・タウンU.S.Aのに帰るのだった。

 ヌカ・タウンU.S.Aに彼等を護衛した後、僕達はヌカ・タウンの楽屋に向かった。そこで僕はヌカ・タウンU.S.Aの規格用テーブルに向かい、次のプロジェクトへ進むための確認に入った。24時間が経過したので食料の輸出の段取りが付いたのを確認後、その他に自動防衛システムMKⅡのプロジェクトに入るための作業員の人数が揃っていたのが分かった。僕は作業員を9人配置した。段々と人数に余裕が出てきたのは嬉しい限りだ。ルナさんに配置をしたので指示を出すと35時間後にまた来てほしいと言われた。今までよりも時間が掛かるのは防衛システムのアップグレードなので、かなり時間を要するのだと考えた。その間は休ませてもらおうかな?久しぶりにヌカ・タウン・マーケットに行ってみようと思う。

 ヌカ・タウン・マーケットに行くと、X6とZ1ー14は感想や興味を様々に見て周っていた。

 Z1ー14はヌカ・ワールド・レイダーズがかつて製作した独特過ぎる前衛アートに困惑しつつも鑑賞していた。コモンウェルスの時もそうだけど、あれってどういうセンスなんだろうね?

 

 Z1ー14「レイダーの美的センスは理解しがたいです...」

 パーマー「僕も同感だよ...。どうなんだろうねアレ...」

 

 X6はというと、なんとビールをラッパ飲みしていた。豪快だなぁ!どうしたの?彼に尋ねてみると何となくやってみたかったと返答を受けた。何だか彼も人間的になって嬉しい気分だ。

 

 X6「何だか知らないですが、やってみたくなりました。変ですかね?」

 パーマー「いや、そういうのもあっていいと思うよ?人間らしくなったと思うし」

 

 その後、ヌカ・タウン・マーケットでの買い物を楽しんだ後、フィズトップ・グリルに戻った。そこではお酒やヌカ・コーラが充分に残っていたので、ちょっとした酒盛りを行った。僕は改造人間になったけどやっぱり飲めないからヌカ・コーラ一択だけどね!
 X6とZ1ー14はビールやウイスキーを飲み、僕はヌカ・コーラを飲んで酒盛りを楽しんだ。こういう平和な日が有ってもいいと思う位にはある程度落ち着ける環境を得られたのは収穫だと思う。酒盛りが終わった後は休む事にした。
 翌日の午後にヌカ・タウンの楽屋に向かった。僕はヌカ・タウンU.S.Aの規格用テーブルに向かい、35時間が経過したので自動防衛システムMKⅡの製造が完了した事を確認した。その他にプロジェクトを確認すると、カテゴリーの中に防御が入っているのに気が付いた。内容は自動防衛システムMKⅢとなっており、その説明文には自動砲台を完全にアップグレードし、ヌカ・タウンU.S.Aの各所に配置する事で人々を守るべきだろうと締めくくってあった。確かにその通りだ。しっかりとした防衛戦力があれば、トレーダー達や旅行者達が安全に商売を楽しむ事が出来る。そうすれば経済圏として十分に機能する。そのための防衛戦力をしっかり獲得しておくべきだと僕は思う。僕はそのプロジェクトを了承した。それから制作費用のためのキャップや自動防衛システム製造のためのねじやオイル、ギアやフュ―ジョン・セル、水晶や鉄、銅等の必要な分のリソースを割いた。

 この自動防衛システムMKⅢに作業員を11人配置した。その後、ルナさんに配置をしたので指示を出すと65時間後にまた来てほしいと言われた。高性能の自動防衛システム構築のためだ。その製作時間の長さは惜しまない。ベストな状態が一番だからね。

 それと並行して浄水器製造のための作業員の数が揃った。11人位動員出来るとルナさんは言った。そうすれば65時間位で完了すると報告してくれた。これも時間が掛かるがそれは仕方ない。その間に出来る事をしようと思う。

 着々と復興と発展が進行していくのが見て取れる。これもひとえにトレーダー達や旅行者達の力添えあってこそだと思う。ネオ・インスティチュートはあくまできっかけに過ぎないのだ。これで慢心してはいけない。僕は浮かれないようにと気を引き締めつつも、ヌカ・ワールドが経済圏として発展していくのは本当に嬉しく思うのだった。