Fallout4(フォールアウト4)ヌカ・ワールド再建編 第4話 奴隷解放戦線 | TES&fallout forever

TES&fallout forever

TESのOblivionやSkyrim、falloutのことを書きます

 僕達はルナ・ベイカーの下に向かう途中でヌカ・タウンU.S.Aやヌカ・タウン・マーケットを少しだけ見て周った。ヌカ・ワールドのジャンプスーツはトレーダー達にしっかり配られていた。ヌカ・ワールド・レイダーズに支配されていたとは違う活気さがあった。それに首輪も外されてある様子だ。マッケンジーさんが上手く解除方法を見つけたらしい。ならば、その活気さも説明が付くというものだ。その内にコモンウェルスの居住地支援で与えた武器等を彼等にも与えようと思う。用心に越したこちはないからね。

 

行方不明者のポスターを作製せよ!

 エレインさんはルナ・ベイカーはブラッドバートン野外劇場にあるヌカ・タウンの楽屋で働いていると行く前に教えてくれていた。それとかつてはダイヤモンドシティで建設課をしていたらしいという事がエレインさんがまとめてくれた情報の中にあった。ヌカ・ワールドの再興の為に建築の仕事をしてほしいのだろうか?まずは話を聞いてみよう。

 僕達はルナ・ベイカーの下に向かうと、彼女は会うなり僕の事をヌカ・ヒーローと呼んだ。きっとジェームズが早速ヌカ・ワールドのラジオ局で放送したのだと思う。彼はとても純粋だからね。その後、彼女は自己紹介をした。このミッションの責任者で、僕の話を沢山聞いていたので、やっと会う事が出来て嬉しいと言ってくれた。僕が業魔として行ってきた悪行も知った上で言っているのだろうか?まぁ、僕も善行を行わなかった訳じゃないし、ネオ・インスティチュートに組織を刷新後は治安維持活動や居住地支援も精力的に行っているつもりだ。でも、まだ足りないのだ。贖罪は生涯かけて続くのだ。なので、僕は素直に喜ぶことは出来なかった...。

 ルナはヌカ・ワールドを良くするために肩入れしてくれている事に、本当に感謝していると言った。この荒れてしまったパークを再建するために、早速仕事に取り掛かろうと言った。僕もそれに同意を示した。彼女はそれを聞いてとても嬉しい様子だった。もっと多くの人がその考え方を共有出来ればいいんだけどねと呟いた。僕がヌカ・ワールドの人々を解放してくれただけでも、私達の生活はずっと良くなったのだからと言ってくれた。その言葉だけでもありがたい。ヌカ・ワールドのトレーダー達や奴隷達の未来を護る為にヌカ・ワールド・レイダーズと決戦を繰り広げたのだ。

 それと、僕がここに来たのはエレインさんの差し金か?と言った。彼女は時々乱暴に見えるかもしれないけど、とても有能で理性的な人々だとルナさんは言った。彼女はインスティチュートが人類の最良の希望であると心から信じたいと言った。その言葉には同感だが、エレインさんに何か吹き込まれたようにも感じられた。ネオ・インスティチュートになってからはそうなっていければと思うけど、雲行きが怪しくなるような事を言っていると僕は内心思った。人類の裁量の希望への道はまだまだ先なので、彼女の期待に応えるように頑張ろうと思った。

 その後、仕事の話へと移った。ルナさんはこのプロジェクトを進めるには工作や建築等の経験がある人が必要だと言った。僕としてはその経験はないが、ワークショップを呼び出せばそれも可能だ。場所は取るけどね...。それと、彼女はここにいる人達は私のプロジェクトを完成させるための手助けはしてくれないのだと愚痴を零した。それは仕方がないと思う。ヌカ・ワールドにはトレーダー達や元奴隷の人達はいても、建築のノウハウを持っているのは彼女だけなのだから...。

 しかし、ルナさんのチームの中には経験豊かな作業員が何人かいたのだが、恐らく新しい「ネズミの巣」を作るために、逃げ出したレイダー達に誘拐されてしまったかもしれないと言った。彼女が言いたいのはパークを再建する為には、彼等も見つけて解放する必要があるという事だ。トレーダーか元奴隷の中にも建築のノウハウを持った人が何人かいたらしい.。それが誘拐されたのであれば助けようと僕は考えた。

 ルナさんは既に多くの事をしてもらっているので、これ以上お願いするのは気が引けるがヌカ・タウンU.S.Aの再建は、僕にも利益を齎すと約束すると彼女は言った。新しいプロジェクトが成功する度に、報酬を受け取る事が出来ると彼女は続けていった。そして、申し訳なさ気に僕達にお願いしてきた。僕は即答でその仕事をすると答えた。

 ルナさんはそれを聞いてとても喜んだ。彼女は自分のような人間にとっては僕のような気遣いがどれ程大切なものか、言葉では言い表せない程だと表現した。そのように考えているのは、自分だけじゃない筈だと彼女は言った。僕みたいな極悪人には勿体ない言葉の数々だ...。その期待に応えるように頑張らねばならない。Z1ー14は僕がヌカ・ヒーローの役職が板についたと感じ、X6は頼られ過ぎるのはどうかと言った。確かにそうかもしれないが、皆の為に行動する事が巡り巡って僕達への結果として戻って来るのだ。善因善果という諺が日本にはある。正しい事、皆にとって良い事を実行する事は大切なのだ。特に今までのインスティチュートの悪行を真の意味で払拭するその日まで行動するのだ。

 

 ルナ「ありがとうヌカ・ヒーロー!貴方の助けが受けられるのは本当に感謝してもしきれないわ!」

 パーマー「いえいえ。私みたいなので良ければ喜んで力を貸しますよ」

 Z1ー14「エルドリッチ管理官はヌカ・ヒーローが板についてきましたね」

 X6「些か頼られ過ぎな気もしますが、ご主人様が目指すものの為に行動するならば、私はただ手伝うだけです」

 

 ルナさんは残念ながら攫われた全ての人が何処にいるのかは知らないが、何人かの旅行者がレイダー達がパークの周りで奴隷を運んでいるのを目撃したという情報を教えてくれた。不確かな内容ではあるが彼女は心配は無用だと言った。もう計画は動き出しているのだと告げた。その時に設計図を渡された。この設計図を使ってヌカ・ワールドU.S.Aの建築方法を説明すると彼女は言った。

 ルナさんは新しいプロジェクトを準備するには、彼女自身が用意した計画書で僕が取り組んでほしいプロジェクトを選択するだけでいいと教えてくれた。。必要なリソースのリストは設計図に記載されており、先程渡した物については、ジェイソンという名前の男性が既に必要なリソースを揃えてくれたと言った。ジェイソンという人物にはあった事がないので気になるが、その内会えるから今はそこまで気にしなくていいだろう。

 しかし、ルナさんは残念ながら今後のプロジェクトの為には、僕にも集めてきてもらわなければだめだと忠告された。プロジェクトの為の物資調達は特に問題ないと思う。コモンウェルスを生き抜くためにそれ等の入手のための手間暇は気にしなくなっていた。常に生死が付きまとうからね。

 その後、ルナさんにヌカ・タウンU.S.Aの規格用テーブルと呼ばれるプロジェクトの為のテーブルに案内してくれた。ここでプロジェクトの取捨選択やリソースの割り振りを行うようだ。ワークショップを出す手間が省けて良かった。場所をかなり取るからね...。

 早速プロジェクトの確認に入った。ルナさんが言っていた攫われた人々についての案件だ。行方不明者のポスター作製のプロジェクトとなる。

 説明文には行方不明者のポスターに次のように書き込む手筈になっているようだ。このポスターを見て下さい。少し前に多くの人が行方不明になったので、捜索隊を組織して探さねばなりません。目撃者がいるならば、とても助かりますと締めくくってあった。似顔絵もあるし、具体的かつ簡潔な内容なので効果はあると思う。僕はそのプロジェクトを了承した。制作費用のためのキャップやポスター制作のための布や粘着剤等の必要な分のリソースを割いた。

 行方不明者のポスターを制作後、ルナさんに報告すると企画は具体化されたがポスターを担当する人が必要だと言った。それとプロジェクトは多くの人が取り組めば取り組むほど、時間が短縮されるのを心に留めておくようにと彼女は言った。確かに、1人で作業するよりも断然早くて済むからね。

 次に当然の事ではあるが、1つのプロジェクトに関わっている作業員は別のプロジェクトには携われなくなるとルナさんは言った。しかし、効率については心配いらないと保証してくれた。何人の労働者が働いているか常にメモしておくと彼女は言った。それならば安心だ。僕も気を付けて人員配備しようと思う。

 早速行方不明者のポスターを作成しようと思う。ヌカ・タウンU.S.Aの規格用テーブルにてこのプロジェクトに今割り当てられるのは作業員1名分だと分かった。もう少し人数は欲しかったが、無い物ねだりは出来ない。僕はその1名を行方不明者のポスターの製作に割り当てた。

 人員の割り当てが済んだ後、ルナさんは心配せずここから自分に任せてと言った。しかし、彼女は他にも必要な物があると言った。僕が来るのが見えたらレイダー達は衝撃首輪によって捕虜達を殺害する可能性があると思うと懸念していた。そこで信号を遮断する妨害電波発生機を作る計画を思い付いたと彼女は言った。確かにそれは考慮しなきゃいけないと思う。レイダー達だって馬鹿ではない。やれる手は全て打ってくるだろうし、対抗策もこっちでも用意する必要があるからね。

 

妨害電波発信機を作製せよ!

 だが、ここで問題が発生した。順調に進んでいたが完成させるためにはいくつかのパーツが不足してしまい、それを入手しなければいけないとルナさんは言った。エレインさんのおかげで人造人間の部品が既に手元にあるので、それは組み込んだと言った。そして、僕のPip-Boyのマップに印を付けておくので、少なくても1つは何処にあるか解る筈だと捜索手段を提供してくれた。実にありがたい。

 しかし、次にルナさんは不穏な報告をした。レイダー側で衝撃首輪の改良版の噂も広まっているらしい。それが本当なら妨害電波発信機を急いで製作しなければならないだろう。向こうがそのような技術を持っていたとしても発信機がその機種で動作する保証は無いから、あまり考えすぎない方がいいとは思うと彼女はフォローしてくれた。確かにそうだね...。分からない状況で架空の推論を立てても仕方がない。ある物で対抗するしかないのだ。

 そして、ルナさんに妨害電波発信機である衝撃首輪用妨害装置を用意してもらった。取り組むべきはアサルトロンの回路基板や無線機、オートロケーションターゲティングカードの3つの部品だ。最後の1つ以外は知っている部品だ。まずはそこから解決していこうと思う。

 最初はアサルトロンの回路基板だ。これはネオ・インスティチュートで色々勉強したからそれなりに機械に強くなったので、アサルトロンの回路基板として動作するように回路を再設定した。まず1つクリアだ。

 次は無線機だ。これは長い間コモンウェルスを旅する中で廃材を有効利用する手段を習得したので、その辺に転がっている古いアンテナを使い、丁寧に配線を変えて無線機を作った。これで2つ目はクリアだ。

 最後のオートロケーションターゲティングカードだが、これは代替品や代替手段も無かった。とりあえずPip-Boyのマップで確認してみたところ、グランチェスター・ミステリー・マンションにあるらしいのが分かった。ええ...。あそこかぁ...。またあの子が出ないが心配だ...。

 その後、僕達はグランチェスター・ミステリー・マンションに向かった。マップの印を基に動くとかつてのガンナーのザガイアのいた机に置いてあるのが見つかった。どうして彼が持っていたのか不明だが、特殊な装置だから持ち続けていたのかもしれない。見つかったらヌカ・タウンの楽屋に早く戻ろう。ルーシーに再び遭遇したくないからね...。それに怯える僕の様子をX6は呆れ、Z1ー14は困惑した様子だった。仕方ないじゃん、怖いんだもの...。

 

 パーマー「さぁ、早く帰って衝撃首輪用妨害装置を完成させなきゃねぇ!」

 X6「まだ怯えているんですかご主人様?」

 Z1ー14「こんなエルドリッチ管理官は初めて見ました...。本当に幽霊っているんですか?この姿はネオ・インスティチュート本部には見せられませんね...」

 

 そして、僕達はヌカ・ワールドの楽屋に戻り、オートロケーションターゲティングカードを衝撃首輪用妨害装置に組み込んだ。こうして完成に漕ぎつけて良かったと思う。その後、ルナさんは奴隷達が見つかるまでの間にジェイソンに会ってほしいと言われた。確かに顔を合わせておかないといけないだろう。今後も仕事をしていく事になるのだからそこはしっかりしておくべきだと僕も思う。その彼はパーラー・バラックにいるようだ。早速向かうとしよう。

 

元NCR軍曹、ジェイソン・ヒルとの邂逅

 僕達はパーラー・バラックに向かい、ジェイソンという名前の男性を探そうとしたら向こうから話しかけてきてくれた。その時に気付いた事だが、この前コーサー達の訓練を請け負っていた男性がジェイソンだったのだ!邪魔しちゃ悪いと思って声を掛けなかった事をお詫びしつつ挨拶すると、彼は気にしなくていいと言ってくれた。お互い仕事で忙しかったのだからとフォローしてくれた。そう言ってくれるとは思わなかっただけに、本当に感謝である。

 ジェイソンは僕の事をヌカ・ワールドのラジオ局を聴いているらしく、僕の事をヌカ・ヒーローと呼んだ。何だかむず痒い気分だ...。それと彼はレイダー野郎に相応しいものを与える者が現れたんだなと感慨深げに言った。どうやら彼はレイダー達にかなり酷い目に遭わされたようで、顔が少し焼け爛れたようになっており、憎悪を滾らせているのが伺える。まぁ、レイダーに悪感情を持つのは当たり前ではあるけどね...。インスティテュート?いやまぁ、それ以上に悪感情や憎悪を持つ人達は大多数いるのでぐうの音も出ないのは当然ではあるけどね...。

 ジェイソンは改めて自己紹介し、ジェイソン・ヒルと名乗り、元NCR所属だったと教えてくれた。そこで培った頃の古い技術を有効活用して、ここのコーサー達に教えているのだそうだ。詳しい話は後で詳しく説明してくれるようだ。NCRか...。確か新カルフォルニア共和国の略称だったはずだ。どうしてヌカ・ワールドに来たのだろう?後で詳しく聞いてみようと思う。

 次にジェイソンは計画は意図した通りに機能したと報告した。沢山の旅行者が、我々の想定した通りにレイダーの護衛について報告してくれたとのこと。私が受けた分も連中を可愛がってくれと言った。どうやらヌカ・ワールド・レイダーズに酷い目に遭わされた事が伺えた。目がギラついていたし...。まぁ、その仕事は問題ない。いつものようにやるだけだ。

 ジェイソンはルナのガジェットに期待しようと言って作戦の話は一旦終了した。その後、僕はどうしてヌカ・ワールドに来たのかと尋ねた。どういう経緯か気になったのだ。彼は元NCRの軍曹だったが、元奴隷でもあると言った。どうやら「良くない事」が起こったらしく、新しい人生を始めようと思ってそこから逃げたのだという。だが、コモンウェルスに到着して間もなく、ディサイプルズに捕まってしまい奴隷にされてしまったと彼は言った。良くない事が何なのかは分からないが、相当辛い事だったのだろう...。

 それから1週間は拷問を受けなかった日はないとジェイソンさんは振り返った。もう誰にも拷問されないという事実にまだ慣れていないと胸中を語った。僕は余計な事を聞いてしまったかもしれないと思い、彼に謝罪した。彼はそこまで気を遣う必要はないし、自分の話を真摯に聞いてくれて嬉しいと言ってくれた。本当に頭が上がらない...。

 

 パーマー「嫌な事を思い出させるような話を聞いてしまい、すいません...」

 ジェイソン「気に病む事はない。話す事で楽になれたし、真摯に聞いてくれた事を嬉しく思うよ」

 

 その後、ジェイソンさんはネオ・インスティチュートの力を使ってパークを守るのが良い選択と思ったわけなのかと吟味するように頷いていた。しかし、毎日のように人造人間が入ってくるが、入れ替えられるのが怖いのか人間の募集は中々来ないと嘆いていた。ネオ・インスティチュートの戦力はCWトルーパーやコーサー等がいるので、ヌカ・ワールド・レイダーズに対抗出来るのは旨味だ。しかし、旧インスティチュートが行った人造人間とのすり替えの事実がまだまだ尾を引いているので、地上の人々の加入がごく少数というのが悩みの種なのは僕も同感だ。ここを何とかマイナスイメージを払拭していかねばいずれ先細りするのは目に見えているからね...。何とかしないとなぁ...。

 次にエレインさんの許可を得て、他のエリアを修復するための部隊を準備しているとの事だ。まずはヌカ・タウンU.S.Aの地盤を固めることが重要で、そちらを最優先していると概要を教えてくれた。確かに基盤固めは重要だ。流石は元NCRと言ったところか。実際のNCRは知らないけどね...。

 

奴隷解放戦線

 その後、ジェイソンさんの下にルナさんから無線で連絡が入った。旅行者やトレーダーの情報を基にヌカ・ワールド・レイダーズの残党が奴隷をブラッドバートンに匿っているとの情報を掴んだようだ。手遅れにならない内に早急に対処しなければならないだろう。

 僕達はジェイソンさんに挨拶をして、パーラー・バラックを後にするのだった。まずはヌカ・ワールド・レッド・ロケットにテレポートした。直接ブラッドバートンにテレポートする方が早いのだが、テレポート終了後の隙を突かれて集中砲火を受ける可能性があるので少し遠くから移動する事にした。コモンウェルスのレイダー達と違って戦力は残党化しても充実してるからね...。

 そして、ヌカ・ワールド・レッド・ロケットにテレポートした後、急いでブラッドバートンに向かった。そこではヌカ・ワールド・レイダーズの残党が奴隷を移送している最中だったので、X6とZ1ー14は奴隷になった人達をを解放するために移送していたヌカ・ワールド・レイダーズの残党を各自のアクセラレーターで攻撃させた。僕はその間、他のヌカ・ワールド・レイダーズの残党をアクセラレーターで攻撃して殺していった。ディサイプルズやパックス、オペレーターズも残党化したとはいえ結構な数が生き残っていたようだ。奴隷達を使って新しい拠点を製造して戦力を蓄えられる前にここで終わらせなければならない。

 こうしてパックスとオペレーターズの部隊を始末出来たが、廃屋にディサイプルズが立て籠った。僕は増援のCWトルーパーを向かわせたが、ディサイプルズも伊達ではなくこちらの増援であるCWトルーパーを何人も返り討ちにしてしまう程の猛者もいた。これ以上の犠牲を出さないために僕も参戦し、ディサイプルズをアクセラレーターで殺していった。

 全滅を確認後、奴隷になっていた数名の男女に声を掛けた。彼等は幾分か憔悴していたが、僕達の介入で助かった事を心から喜んでいた。僕も助ける事が出来て本当に良かったと思う。

 

 奴隷の男性「ありがとうヌカ・ヒーロー。貴方がいなければ私達はヌカ・ワールド・レイダーズに酷い目に遭わされていたと思う...。本当にありがとう!」

 パーマー「私も貴方達を助ける事が出来て本当に良かったと思います!」

 

 こうして奴隷となった数名の男女を無事に救出する事が出来た。後は彼等を護衛してヌカ・ワールドに帰りつつ、僕達はパーラー・バラックに報告しに向かうのだった。

 僕達はパーラー・バラックに戻ると、エレインさんが出迎えてくれた。ヌカ・ワールドでの作戦をここまで仕上げてくれた事を感謝していると労いの言葉をくれた。その次に彼女は僕達の攻撃でヌカ・ワールド・レイダーズを壊滅状態にまで追い詰めていると分析した。相手に挽回の時間を与えず、優位に進める事をお勧めすると進言された。僕としてもそのつもりだ。ヌカ・ワールド・レイダーズは先程の残党でさえCWトルーパーを簡単に打ち破る程の戦力を有しているのだ。悠長に構えていられる相手ではないのは僕自身よく分かっているからね。

 そして、エレインさんはヌカ・ワールド・レイダーズの残党に対する最後の攻撃を仕掛ける準備をしていると報告した。この報告からジェイソンさんがヌカ・ワールド・レイダーズの残党が大挙して押し寄せてくるだろうと警告したようだ。

 そのためエレインさんはリスクを避けようと考えていると僕に言った。そのために会議を開くので僕も出席するようにと言って指令室に彼女は向かうのだった。ジェイソンさんの名前を言う前に彼女は「元奴隷」と付け加えていたのには内心腹が立ったけど仕方がない。旧インスティチュート主義の払拭は難しいし、時間を掛けて改善するしかない...。それにしてもヌカ・ワールド・レイダーズの残党が大挙して押し寄せてくるかもしれないというのが気に掛かった。最後の大攻勢というわけか。気を引き締めてかからねばならないし、会議でしっかり聞いておかねばならないと思う。