Fallout4(フォールアウト4)パトロール編 第32話 逆襲のゼラー判事 | TES&fallout forever

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 今度はコモンウェルスの東部を再探索した。今までの治安維持活動が功を奏したのか、レイダーやガンナー、スーパーミュータントやフェラル・グールの数が減ってきたように感じる。こうして成果が実感出来るのは嬉しいものだ。

 長旅で疲れたのでバンカーヒルで休もうと思う。そこでケイさんの所で旅の補給品でスティムパック、居住地支援で配るためのRADアウェイやRAD-Xを買った。その時に彼女が手術のスローガンを考えていると話し始めた。考えたのは「ドクターが来た。痛みが去った」という謳い文句だ。でも、すぐに嘘の広告かもねと言って取り止めた。初めて会った時と僕がインスティチュートに加担したのを知った時には冷たい対応だったけど、久しぶりに会ったらこういう事も話してくれるようになったのは内心嬉しかった。インスティチュートのしてきた事を思えばそういう対応も当然だっただけに、本当に嬉しかった。

 

ケイは元獣医?

 僕はケイさんの医療技術はどうやって習得したのかと尋ねた。彼女は元獣医であり、2本でも4本でも骨繋ぎの方法は同じだから問題ないと自信満々に答えた。そういうものかな?

 僕は獣医だったのは本当か改めて尋ねた。ケイさんは自分はキャラバンの娘であり、動物の世話の方法を学ばなければキャラバンに長くはいられないからだと言った。それで待ち伏せされて友人や家族が床で血を流し始め、そこで傷の手当てを学んだそうだ。トリアージ(多くの傷病者が発生している状況において、傷病の緊急度や重症度に応じた優先度を決めること)の方法も学んだそうだ。

 大体言い終わった後、ケイさんは満足したか僕に尋ねて何を直す必要があるか話しましょうと言ってこの会話は終了した。彼女と会話をしっかり出来て良かった。これも積み重ねの結果なのかもしれない。この意味をしっかり噛み締めていこうと思った。

 

 パーマー「元獣医とは思いませんでした。でも、貴女の腕は一流だと思っていますのでそれは問題ありません」

 ケイ「そう言ってもらえると嬉しいね。インスティチュートもアンタみたいなのが多ければいいだけどね」

 

 

旧インスティチュート時代の情報提供者達

 ケイさんとの話が終わった後、Z1ー14はX6にバンカーヒルにはケイさんみたいに異色な人が多いのか尋ねた。確かにその印象はあるね。随分個性的な人が多いもの。

 X6はバンカーヒル所属のキャラバンの人達の名前を列挙した後、恐るべき事実をサラッと口にした。クリケットさんやルーカスさん、Dr.ウェザーズさんやトラシュカン・カーラさんが旧インスティチュート時代に情報提供をした事がある人達だった事が分かったのだ!他にも何人か情報提供者はいたらしい。向こうは知らない可能性があり、旧SRBは有益な情報を買っていたのだという。

 どうして教えてくれなかったのかと僕が尋ねると、X6は聞かれなかったからだと答えた。もう知っているかと思っていたらしい。ジャスティンさんもアラーナさんも聞かれなかったので言わなかったらしい。

 

 Z1ー14「ケイという名前の女性は異色の経歴の持ち主ですね。バンカーヒルはこういう人が多いんでしょうか?」

 X6「まぁ、その指摘は正しいですね。防具の必然性をしつこい位説いてくるルーカス・ミラーという名前の男性、レールロードの関係者であるストックトンという名前の老人、方々を歩き回り医療行為をして稼いでいるDr.ウェザーズという名前の男性、とにかくトリガーハッピーなクリケットという名前の女性、ミニッツメンの家系のジョー・サボルディという名前の男性と息子でレールロード支持者のトニー・サボルディ、どういった経緯でそういう名前になったか分からないデブという名前の女性、ここを取り仕切り最終的にネオ・インスティチュートに迎合する決定を下したケスラーという名前の女性がいます」

 Z1ー14「なるほど、勉強になります」

 X6「ちなみに先程のルーカスやウェザーズ、クリケットとカーラはかつて旧インスティチュート時代に情報提供をしてくれた実績があります。向こうは我々の実態を知らなかったとは思いますがね」

 パーマー「え?ちょっと待ってよ、それは初耳なんだけど?!」

 X6「そうでしたか?申し訳ありません、ご主人様。聞かれなかったのでもうご存じなのかと...」

 パーマー「全然知らなかったよ...」

 Z1ー14「心中お察ししますエルドリッチ管理官...」

 

 Z1ー14は僕を気遣ってくれた。ありがたい。それにしてもジャスティンさんやアラーナさんが教えてくれなかったのは驚きだ...。意趣返しなのか?かつて内部改革した時にSRBを安全保持局に刷新したのが気に食わなかったのかな?諜報活動を全否定した筈ではなかったが、彼等のフォローがしっかり出来ていなかったのかもしれない。そこのフォローを改善していかねばならないだろう。

 X6は僕が知らないというのを今知ったので、他にも情報提供者がいるのを教えてくれた。ダイヤモンドシティのコロニアル酒場という酒場で働いているヘンリー・クックという名前の男性、かつてシルバー・シュラウドとなって成敗して殺したAJ、コンバットゾーンを経営しておりケイトを実の子供のように愛しているトミーさんも旧インスティチュート時代の情報提供者だと教えてくれた。

 AJは分かって情報提供していたかもしれない。子供に違法薬物を平気で売り捌いていたからね。トミーさんはキャラバン隊と同じように知らないでやっていたと思いたい。ヘンリー・クックとはあった事はないが、X6はその男性は食えない人物なので用心するようにと警告された。そこまでの相手なの?

 それにしても、意外と旧インスティチュート時代からの情報提供者が多かった事に驚いた。過酷なウェイストランドを生き抜くためや自分の欲を満たすため等、理由は様々だろう。ただ、見えない所での繋がりがこういう形で知る事になるのは思いもよらなかったのだ。世界って、広いようで狭かったりするんだなぁと僕は思うのだった。

 

バンカーヒルの裏事情

 気を取り直して僕はジョーさんの宿屋で食事を摂る事にした。X6とZ1ー14には少し待ってもらう事にした。リスのサクサク角切りとイグアナの串焼き、ヌカ・コーラを注文した。

 しっかり食べて休憩した後、トニーさんと雑談をしている時にバンカーヒルはレイダーにキャップを渡して争い事から回避するのが定石なのだと彼は言った。

 僕はそれは本当かと尋ねた。トニーさんはそれしか知らないのだと呆れ気味に言った。キャラバンは金人間であり、ここに住み着いている皆はキャラバンを引退した人達で構成されているから仕方がないのだと状況を説明した。だからといって、バンカーヒル・ボーイが銃の吊り下げ方を知らないわけじゃないと彼は弁解した。でも、金ならもっと簡単に解決出来るのに、何故弾を無駄にする必要がある?と僕に問い返す形でこの会話は終了した。

 僕も昔は人間で実力不足だった頃、レイダーとキャップで取引を行って道を通してもらった事がある。あの時はパイパーに非難されたっけ...。そうい過去もあるのでバンカーヒル側を非難する事はしない。キャップをレイダーに渡すのは彼等の危機回避方法だったのだと思う。

 

 パーマー「僕は否定しませんよ。僕も似たような事をした経験はありますから」

 トニー「業魔と恐れられているアンタがか?俄かには信じられないな...」

 ジョー「俺も同感だな。レイダーやガンナー共にも恐れられているってのにな」

 パーマー「実力不足だった頃にレイダーにキャップを渡した事が過去にありましてね...。生き残るためにそうしたんです。だから、バンカーヒルを非難する事はしないんですよ」

 ジョー「そんな事があったのか...。人に歴史ありってやつだな」

 トニー「業魔がここと似たような事をしていた過去があるなんて、想像もつかなかったよ...」

 

 今度はデブさんのお店に行った。45口径弾や5.56口径弾、居住地支援用の物資で銅の注文書や鉄の注文書、木材の注文書やセラミックの注文書を購入した。これでしっかり居住地の改築工事に使えると思う。それにしても物資が豊富だと思う。その理由を尋ねると、彼女はここを通るキャラバンはいらないものは何でも買って、次のキャラバンにはいい物を売るというやり方で生計を立てていると答えた。それでも僕みたいな流れ者にも売らない理由は無いので、しっかり売るのだそうだ。キャップはキャップだからそれでいいのだと。

 僕はこれでも流れ者じゃなくて、ネオ・インスティチュートの責任者なんだけどね...。それにしてもデブさんはいらない物を買い貯めて売るようにしていたのか。それで商品の数が豊富なのだと納得した。

 その次に僕はバンカーヒルの裏事情について尋ねてみた。デブさんはキャラバンと育ったからここは快適で休まる場所だと誇りを持っているが、レイダーに賄賂を贈らないといけないのは気に食わないけれど色んな場所の中心で商売するためのコストとして割り切っていると答えた。彼女はこの賄賂の件をあまり話したがらない様子であり、商売の話に持っていこうとした。

 僕はもう少し詳しく話を聞きたかったので食い下がった。デブさんは仕方なしに詳細を教えてくれた。どうやらケスラーさんがバンカーヒルが荒廃するより、活動的な方が価値がある事をレイダーに説得したらしいのだ。レイダーに抵抗しないのは嫌だが、何が出来るというのか?と僕に問い返した。自分達はキャラバン側の人間で、軍隊ではないのだと結論付けた。

 僕はバンカーヒルのやり方を否定しなかった。ミニッツメンやB.O.S、レールロードやネオ・インスティチュートのように独自の軍隊を持たないバンカーヒルにレイダーと戦えというのも酷な話だ。僕だってトニーさんやジョーさんに話したように過去に同じような事をした経験がある。それを頭ごなしに非難出来ない。故に居住地支援を徹底し、治安維持もしっかり行うつもりだ。

 

 パーマー「僕は非難しませんよ。レイダー相手に戦えるのは軍隊を抱える組織や独自のやり方で強くなった者だけです。そうでない場合は僕達が護り抜きます」

 デブ「そうかい?怪人のアンタにそう言ってもらえるとは思わなかったよ。今後ともお願いね」

 

 

ナショナルガード訓練場は制圧済み

 僕はデブさんに何か困っている事はないかと尋ねた。特にないと思った彼女は断ろうとしたが、1つだけ該当するものがあったことを思い出した。簡単じゃないが僕なら出来るだろうと考えたようだ。

 デブさんはキャラバンは話を交換するのが大好きで、何度も聞いていると本当だと思ってしまうと前置きした。北の道路は古い軍の訓練場まで真っ直ぐ繋がっていて、そこはフェラル・グールで「いっぱい」らしい。その所為で収益が減るから僕達にどうにかしたらキャップを支払うと約束してくれた。

 僕はフェラル・グールがどれくらいいるのか尋ねると、デブさんも詳細は知らないらしく、ウェイ駅でキャラバンが酒を飲めば飲む程に数が増え続けているとジョークを言った。それに何匹いようが奴等の所為で、キャラバンも客も恐がって近づかないから何とかしてほしいと彼女は訴えた。ウェイ駅とはウエスト・ロックバリー駅だろうか?でも、彼女に聞いたら違うらしい。まぁ、そこは重要じゃない。

 実際の場所を地図で確認すると、ナショナルガード訓練場だと分かった。ここはグリーントップ菜園の入植者の依頼でフェラル・グールを全滅させた跡だった。その事を伝えると、デブさんはとても喜び、150キャップを報酬でくれた。

 

 デブ「インスティチュートが本当に助けになってくれるのを実感するわね。困った時はまた頼もうかな?」

 パーマー「そう思って下さると嬉しいです。期待に応えていく所存ですので、よろしくお願いします!」

 

 

バンカーヒルを支援せよ! 

ケスラーさんの所に行く前に、バンカーヒルの支援をしてから行こうと思う。僕はPip-Boyからワークショップを呼び出した。最初はバンカーヒルで解体し忘れていたバレルを解体した。綺麗になったところでインフラ整備と防衛力強化を行うとしよう。
 インフラ整備では畑ではマットフルーツを2つ程植えた。水は充分あるのでそのままにした。電力この前の支援活動の物がまだ使えるのでそのままにした。
 防衛力強化では改良型アサルトロン・レーザータレットを3門設置した。レイダーは減ってきたが、まだいるのは確かだ。賄賂を渡すのが少しでも無くなるように防衛力を強化して敵に回すのは止そうと思うようになればいいと僕は考えた。改築工事は無事に済んだ。これで大丈夫と思うので、ケスラーさんの下に向かおう。

 

ゼラー軍団に対処せよ!

 僕達はケスラーさんの元に向かうと、彼女はデブさんが僕を褒めており、結果を出す人だと評価していると聞いたらしい。難しい仕事が入っていて、腕があって頭の回転が速い人が必要だと言った。

 僕はどういう仕事か尋ねると、奇襲される事はないと皆分かっているからこの町が上手くいっているし、レイダーギャングはお金さえ払えばキャラバンを放っておいてくれるがゼラー軍が強欲になってきているとケスラーさんは言った。キャップをもっと欲しがり、お金を渡したとしても連中はまた攻撃してくると彼女は嘆いた。でも、ゼラー軍は古いプレップスクールに潜伏しているのが分かったと彼女は言った。仕事は簡単で、ゼラー軍を何とかする事だ。

 ゼラー軍か...。旧インスティチュート時代にCWトルーパー救助で戦った事がある。場所が変わらないならあのプレップスクールに潜伏しているだろう。かつては部下だけ殺していなかったので、ボスであるゼラー判事を確実に殺す必要がある。

 僕はゼラー判事について他に知っている事はあるかどうか尋ねた。ケスラーさんはゼラー軍の居場所を調べるだけでも凄く大変だったと振り返り、場所はイーストボストン・プレップスクールにいると教えてくれた。やはり前の場所にいたのか。その方が手っ取り早くてありがたい。

 それとゼラー判事はおかしな集団を引き連れており、何処からともなく表れて今ややり手集団であるとケスラーさんは言った。何が起きるかも分からないと付け加えていた。 それに関しては問題ない。僕を含めX6やZ1ー14も実力は申し分ないと自負している。決して自惚れではないのだ。

 そして、ケスラーさんは僕達の事をフリーランサーであるように扱った。バンカーヒルでは私達の事を聞いた事もなかったでしょう?と念押しされた。何かあった時に責任追及を免れるためなのだろう。だが、その心配はいらない。ゼラー軍は今日で壊滅するし、バンカーヒルを護るからだ。X6は不満気でZ1ー14は困惑していた。彼等には迷惑を掛けるが、しっかり成果を上げて彼女達を納得させるしかなさそうだ。

 

 ケスラー「貴方達はフリーランスの流れものだから、私達とは初対面よね?ゼラー軍は恐ろしいから気を付けてね」

 パーマー「そうですね。僕達は初対面です。ゼラー軍の事を見ず知らずの僕達に教えて下さりありがとうございます」

 X6「我々を取るに足らない者として扱うとは...。責任逃れにしてもいい方便は無かったのですかね?」

 Z1ー14「あくまで我々だけでやった事にしたいのですね...。思ったよりも彼女は強かなんですね。いや、バンカーヒル全体がでしょうか?」

 

 僕達はテレポーテーションでプレップスクールに向かった。内部に侵入すると、情報通りにゼラー軍は戦力の立て直しに成功していた。それと以前から感じていたが妙な統率力がある。このまま野放しにしておいては危険だ。僕とZ1ー14はアクセラレーターで、X6はヴェノムガンでゼラー軍を殺していった。プレップスクール内部にいたゼラー軍は地下室も含めきっちり全滅させた。残るはゼラー判事のみだ。

 

逆襲のゼラー判事

 ゼラー判事と思われる男性は最深部に構えていたが、ゼラー軍自体総崩れで部下は2人位しかいなかった。その2人もX6とZ1ー14によって瞬殺された。

 

 ゼラー判事「た、たった3人に俺の軍団が...。このインス野郎共がぁぁぁ!!」

 パーマー「私とX6が最初に襲撃した時にあのままコモンウェルスの外に逃げていればよかったのに...。再び相まみえた以上、貴方にはここで幕引きになって頂こうか?」

 ゼラー判事「誰が死んでやるもんかよ!まだだ、もう一度立て直してやる。もう一度だぁぁぁ!」

 

 ゼラー判事はもう破れかぶれでMK18を撃ちまくってきたが、僕はダークセイバーを起動し、その弾丸をはじき返して彼にダメージを与え、その隙を逃さずに左腕を斬り落とした。奥の部屋に逃げた彼だが武器はも何も無い。怯える彼を殺すのは何だか可哀想だが、生かしておけばもっと大勢の人が死ぬ。きっと僕もこんな感じで死ぬのだろう。そう思いつつ、覚悟を決めてダークセイバーで斬り殺した。

 その後、僕はスチーマー・トランクからキャップやショットガンシェル、救急箱からスティムパックやきれいな水を入手した。

 

キャラバンの囚人を解放せよ!

 そして、僕達はキャラバンの囚人達を解放した。彼等は助かった事に安堵し、僕達に感謝の言葉を述べつつ、プレップスクールから脱出した。全員助ける事が出来て良かった。

 その後、ターミナルを2つ発見した。キャラバンの囚人の所とゼラー判事の所のターミナルだ。念のために確認しておこう。
 まず最初はキャラバンの囚人の所のターミナルを覗くと、新人:フィッシュフェイスの項目や新人:ロックティースの項目、新人:ベガーの項目があった。
 最初はフィッシュフェイスの項目だ。顔が腫れ上がって食事が出来なくなるまで殴り、治ったらまた殴るという拷問をしたらしい。これを何度か繰り返したら、すぐにやせ細ったとある。最後に殴ろうとして起こした時、何でもするから止めてくれと言ってきたそうだ。血の契約にサインさせて、すぐに隔離部門に渡したと締めくくってあった。酷い拷問をして気力を削ぎ、血の契約を交わして部下にしたという事だろうか?ゼラー軍をそうやって増強してきたのかもしれない。
 次はロックティースの項目だ。通常のやり方では何も感じなかったとある。歯を抜いてもダメだったらしい。目や鼻を失いたくないから、血の契約にサインしたと締めくくってあった。余程忍耐強かったのだろうか?流石に目や鼻は我慢出来るはずもないので契約するしかなかったのだろう。僕もその立場だったらしていたかもしれない。

 最後はベガーの項目だ。自分を殺せと懇願し続けていたらしい。何故他のギャングのように殺されないのか理解出来なかったようだとある。飢えと通常の暴力でおかしくなったが、決め手になったのはネズミに殺される恐怖だったと締めくくってあった。ゼラー判事は恐怖と拷問で統率するレイダーなので、他のレイダーギャングのようにすぐ殺さないのだろう。だからこそ、僕とX6が壊滅させた後も再結成が容易だったのだと考えられる。



 最後にゼラー判事の所のターミナルを覗くと、新人:スティンキーの項目や新人:レッドフィンガーの項目、新人:キラーの項目があった。

 最初は新人:スティンキーの項目だ。徹底的に追い込もうと拷問したところ、火に反応を示したとある。足の裏を何度か焼いたら、血の契約にサインしたようだ。その後、食事をありがとうと言われたと締めくくってあった。トラウマを何度も刺激する形で拷問した事で、屈服してしまったのだろう。僕も恐い物は色々あるので、それをやられたら気が狂っていたかもしれない。

 次は新人:レッドフィンガーの項目だ。指の骨折への反応は僅かとあった。しかし、ペンチで歯を抜く痛みに耐えきれなかった様子だ。飢えと4本目の抜歯への恐怖の恐怖から血の契約にサインと締めくくってあった。麻酔も無しに抜歯か...。酷い拷問だ。誰だって屈服してしまうよ、こんなのはさ。

 最後は新人:キラーの項目だ。他のどこかで殺しの仕事をしていたに違いないとゼラー判事は考えたようだ。何をしても笑っていたらしい。拷問されるのを好んで、自分に唾を吐いてきたとあった。押さえつけるしかなかったと締めくくってあった。名前通りなら殺し屋でもやっていたのだろうか?真相は不明だ。

 内部にはゼラー軍はもういないことを確認し、ケスラーさんに報告するためにプレップスクールを後にするのだった。

 

バンカーヒルの平穏を取り戻した

 僕達はバンカーヒルに戻り、ケスラーさんにプレップスクールに潜伏していたゼラー軍及びボスであるゼラー判事を殺した事を報告した。彼女はキャラバンの囚人達の1人がプレップスクールでどんな事をやらされていたか教えてくれたと言った。想像もしなかった出来事だと。確かにターミナルからでも分かるように酷い拷問だったと思う。その報酬として彼女は報酬として400キャップをくれた。これはありがたい。

 僕は念のためにプレップスクールでどんな事が行われていたのかを尋ねた。もうターミナルで確認した事ではあるが、一応確認のためである。ケスラーさんはキャラバンの囚人達からゼラー判事が皆を攫って洗脳していたと教えてくれた。何かのカルト教団みたいだったと。人が増えて当然だと言った。確かに拷問し続けて屈服したところに血の契約を交わす流れになっていた。恐怖と拷問でカルト化し、戦力と人員を増やしていったカルト化したレイダー集団だったのだろう。

 最後に僕は他に何かやる事はあるかと尋ねると、ケスラーさんは僕達がいれば道中も安心だと褒めてくれた。それと僕が自分の土地を手に入れたと聞いたらしく、まずはキャラバンが立ち寄れる安全な場所を作ってくれたら皆の役に立つと彼女は言った。どちらにしろ、バンカーヒルにはいつでも戻ってきてと彼女は笑顔で言った。

 

 ケスラー「貴方達が頑張ってくれたからバンカーヒルは安寧を取り戻した。いつでも戻ってきていいからね」

 パーマー「僕も助ける事が出来て何よりです。レイダーにお困りの時は何時でもお呼び下さい!」

 Z1ー14「強かな女性ですが、バンカーヒルを想っての行動なのでしょうね。だからレイダー達にキャップを渡していたのでしょう」

 X6「そうかもしれませんね。安易で浅慮な気もしますが、これからの関係もあるので言わないでおきましょうかね」

 

 このお礼の言葉だけでも頑張ってきた甲斐があるというものだ。期待を裏切らない為にもしっかり貢献していこうと思う。こうして僕達はバンカーヒルを後にするのだった。

 

ダンウィッチ・ボーラーの再探索

 僕達は次にコモンウェルスの北東部を探索した。ここもしっかり治安維持してきたおかげで、敵が減りつつある。僕は念のためにダンウィッチ・ボーラーに向かう事をX6とZ1ー14に提案した。彼等は快く了承してくれた。あそこはCWトルーパーを大勢配置して大丈夫だと思うけど、もう一度だけ確認しておこう。怖いけどね...。
 外周部は問題なかったので内部に侵入した。ここもかつてストロングと共にレイダーを殺していったので入っては来れないので安心した。掻い潜ろうとしてもCWトルーパーを相手にしないといけないからね。
 そのまま進むとステーション1のターミナルを発見した。かつて僕が見た分は最深部手前の分なので、ステーション3だったかもしれない。それを覗くと、通信の項目や安全第一の項目、予定のイベントの項目やタレットのコントロールの項目があった。通信の項目以外はステーション3で見たので、それだけにしようと思う。タレットの項目はタレット自体破壊しているので見ない方向で行うつもりだ。
 通信の項目の中を見てみると、緊急メッセージの項目や運営部への項目、ステーション1アップデートの項目があった。
 最初は緊急メッセージの項目だ。運営部がボブ・スタンソンにすぐにステーション4に向かうように急かした。説明は到着してからすると締めくくってあった。あのフェラル・グールになっていたボブ・スタンソンか...。きっと騙されたんだろうと思う。
 次は運営部への項目だ。ボブ・スタンソンは運営部にいくつかの報告を行っていたようだ。新しい支持梁の要求は何度も断られている、ステーション1のターミナルに経費の水増しをしてくれて感謝する、ステーション1は今年は一番の業績だ、皆よくやっていると締めくくってあった。不満もあるが成果もあったし援助してくれてありがたいという話を箇条書きで記したのだろうか?

 最後はステーション1アップデートの項目だ。これもボブ・スタンソンは運営部にいくつかの報告を行っていたようだ。この区域から良質なものを掘り出し続けている、換気も最高だ、労働意欲も高い、93日連続で無事故だと締めくくってあった。運営部に対して自分達の成果を箇条書きしてステーション1の待遇を向上しようとしたのかもしれない。

 そのまま進むとステーション2のターミナルを発見した。それを覗くと、通信の項目や安全第一の項目、予定のイベントの項目があった。同じように通信の項目以外はステーション3で見たので、それだけにしようと思う。

 通信の項目の中を見てみると、緊急メッセージの項目や新しい掘削機の項目、ステーション2アップデートの項目があった。

 最初は最初は緊急メッセージの項目だ。運営部がジョン・ハットフィールドにすぐにステーション4に向かうように急かした。説明は到着してからすると締めくくってあった。これもボブ・スタンソンと同じように騙されたに違いない。不憫に思う...。

 次は新しい掘削機の項目だ。ステーション2の掘削機を更新してくれて感謝するとあった。先週の出荷は5%上昇したと締めくくってあった。古いままの機材だと生産性は落ちるからね。必要な経費だと思う。

 最後はステーション2アップデートの項目だ。最近2カ月は最も質が安定しているとあり、ステーション3からの輸送がこっちの輸送を遅らせ続けているとジョン・ハットフィールドは苦情を入れた。ステーション3とステーション4が資材を受け取ったら、わざと止められて問題を起こしているんじゃないかと疑っていると締めくくってあった。ジョン・ハットフィールドはステーション3が邪魔していると考え、それを管理するブラッドリー・ラモーンは難癖を付けられていると辟易していたという流れなのだろう。運営部の策略かもしれない。

 そのままステーション3まで進むと、X6とZ1ー14はこのダンウィッチ・ボーラーの不可解さに頭を傾げていた。それは僕も思った。僕はここには恐ろしい何かが眠っているという話をしたが、彼等は更に頭を傾げるのだった。そういう反応になるよね。あの超常現象は実際に経験しないと分からないと思う。 

 

 Z1ー14「神か怪物...ですか?本当にいるのでしょうか?俄かに信じられません...」

 X6「そんな非科学的なと言いたいところですが、ヌカ・ワールドでグランチェスター・ミステリー・マンションで幽霊が出たのを私とご主人様が確認しました。そういう存在もいるのでしょう」

 パーマー「そういう経緯もあって、否定するにもしきれないんだよね...。ああ怖い怖い...」


 最深部まで進もうとすると、フェラル・グール・リーヴァ―や組織壊死フェラル・グール、干からびたフェラル・グールや肥大化したフェラル・グールが襲い掛かってきた。僕達はすぐさま返り討ちにしたが、前回来た時にはストロングと共に全滅させた筈だ...。ここに眠る神か怪物が蘇らせたのだろうか?
 その後、僕達は最深部手前まで来た。そこでステーション4のターミナルを発見した。それを覗くと、安全第一の項目や予定のイベントの項目、テープを再生するの項目があった。上記2つはもう見た事があるので、最後の分だけ確認しようと思う。

 僕はテープを再生するの項目を押し、ダンウィッチーティム・シューツという題名のホロテープを入手した。再生してみると、ティム・シューツは先日新しい設備を持ち込んだ時は怪しまれなかったと報告していた。ステーション4のクルーはまだ我々がこのエリアに新しいステーションを建設しようとしていると思い込んでいるようだと続けて報告した。代わりに雇ったクルーは信用出来そうだが、他のステーションのプロジェクトマネージャー達が気に掛かると彼は懸念した。特にステーション1のボブは仕事に対して凄く真剣なので、箇条書きの報告等をしてきて凄く不安だと運営部に報告した。遠からずここで何が起こっていると嗅ぎつける気がすると言った。助言をお願いしますと締めくくってあった。クルー達は邪悪な祭壇を製作しているとは思っておらず、ティム・シューツはクルー達を掌握しつつも他のプロジェクトマネージャー達を懸念していた。特に生真面目なボブに脅威を感じていいたが、何とか丸め込めたから彼等はフェラル・グールになったのだと思う。ティム・シューツ自身も含めて...。

 僕は祭壇まで潜って確認したが、特に異変は無かった。神か怪物が蘇るか不明だが、探索は終了したと思う。こうして僕達はダンウィッチ・ボーラーを後にするのだった。