Fallout4(フォールアウト4)パトロール編 第27話 3人旅 前編 | TES&fallout forever

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 僕達はバンカーヒルに向かい、パワーアーマーT-45型を装着後、サンクチュアリヒルズに持ち帰った。ネオ・インスティチュートに帰還するのを先にしようと考えたが、まずはサンクチュアリヒルズの改築工事をする事にした。ライリーさんやフィッシュ・フードさん、サムさんも加わり大所帯になりつつある。戦前の頃の賑わいが戻ってきたようで内心嬉しいのだ。そのためにちょっと帰るのは後回しだ。

 

サンクチュアリヒルズの賑わい

 僕はワークショップを起動して、ライリーさんにはトレーダーの経験を活かして、交易大商店を設置した。フィッシュ・フードさんには最終戦争から今まで生き延びた知識と戦闘能力を活かして、武器大商店を設置した。それぞれに合った商売だと思う。とても喜んでいる様子だ。

 これでサンクチュアリヒルズにも経済的な活気が生まれたと思う。まだまだ増やすべきだろうが、今はこれ位でいいかなと判断した。

 その次にサムさんの様子を見に行った。彼は元気に農作業を手伝ったり、僕があげたダブルバレルショットガンを磨いていた。僕は彼の武器を強化する事にした。生き延びるのに物資は惜しまない。生きてこその物種だからね。それと彼はさん付けや敬語もしなくていいと言ってくれた。もう友達なんだからだと。それは僕も心から嬉しい。よし、しっかり改造に励もうと思う。

 早速武器作業台にて改造しよう。まずはダメージが大幅に増加されて発射速度も上昇する改良型レシーバー。次に反動をより改善するフルストック。その次は照準精度と構えた時の命中率をより改善するリフレックスサイト(円)。更に次は反動制御を大幅に改善してバッシュの威力が上昇するスパイク付きマズルブレーキ。最後に射程をかなり改善して反動をより改善するロングバレルを組み込んだ。

 改造が終わった後、サムは大喜びした。これをずっと大事に扱うと言ってくれた。その気持ちだけで僕はとても嬉しい。彼の役に立てて本当に良かったと思う。

 

 サム「業魔ありがとうな!このダブルバレルショットガンがとても高性能になったぜ。大事に使うからな!」

 パーマー「僕も役に立てて嬉しいよ。大事にしてくれてありがとう」

 

 

ネオ・インスティチュートに帰還

 そして、僕達はネオ・インスティチュートに帰還した。近況報告に目を通し、トラブル対応をした後にアドバンス・システム部に立ち寄った。ロザリンドさんとショーンに会うためだ。

 まずはロザリンドさんにユニバーシティ・ポイントで見つけたプロトタイプUP77を渡した。彼女はそれを見て歓喜の声を上げた。それを周りにいたエヴァンさんやリーさん、その他のアドバンス・システム部の皆がその声に驚いた。余程嬉しかったらしい。これを基に次世代のリアクター製作へのインスピレーションになるかもしれないと言ったのだ。僕としてもネオ・インスティチュートの発展は喜ばしい限りだ。渡して正解だったと思う。

 

 ロザリンド「うっわ!エルドリッチ管理官ありがとう!これは絶対に素晴らしい代物よ!今のリアクターだって永遠じゃない。絶対に次のリアクターが必要になる。だからこれを解析して、次世代のリアクター製作のインスピレーションに活用するわ!!」

 パーマー「喜んでもらえて何よりです。僕もネオ・インスティチュートの今後に貢献出来たと思うと嬉しい限りですよ」

 

 その後、僕はショーンの部屋に向かった。この子の棚に旅先で入手したテディベアやエイリアンのオモチャ、宇宙船のオモチャ等を飾った。それを見たショーンはとても嬉しいと言ってくれた。

 それと前僕があげた部品を使ってダブルバレル・フルストックやガウス・短距離スコープ等の武器のオプションを作ったのだ。本当の血筋ではないけれど、ネイトさんのエンジニア魂がショーン君からショーンに伝わったのだろうか?それともこの子の努力と才能なのかは分からなかったが、僕はこれを伸ばせば凄い事が出来るようになるんじゃないかと褒めた。これを聞いたショーンは照れた。僕はそれをとても愛おしく思った。血縁関係がある訳じゃないけれど、僕の息子なんだと内心嬉しくて堪らなかった。

 

 パーマー「本当に凄いぞショーン。お父さんは誇らしいよ」

 ショーン「本当!えへへ、とても嬉しいよパパ。大好き!」

 

 

パーソナル人造人間イヴ
 それから僕は地上でのCWトルーパーやコーサー達の活動報告書を安全保持局にいるジャスティンさんやロボット工学部門のアランさんに渡しに行った。アランさんの方はとても忙しいので彼の部屋に置いておく事になった。彼も内部改革の立役者で今でも忙しいからね。その部屋に行くと女性の第3世代の人造人間がいた。彼女はイヴという名前らしい。僕の噂は沢山聞いており、驚くべき話の数々だと言った。いやぁ~照れるなぁ~。
 イヴはインスティチュート初のパーソナル人造人間として、よい見本になろうと心掛けていると言った。初耳だな。僕はパーソナル人造人間とは何かを尋ねると、アランさんは社会実験を行っており、人造人間が人間の家族に溶け込めるのか知りたがっているのだと。彼の妻以外にも、リアムさんの本当の母親になれない事は分かっているが、少なくても家事の手伝いは出来ると言った。料理は上手だと思いたいと奥ゆかしく言った。僕はそんな彼女に好印象を覚え、それは素晴らしいですと言って褒めた。それを聞いた彼女は照れつつお礼を言った。

 

 パーマー「アランさんやリアムさんの為に懸命に家事をこなしているんですね。素晴らしいと思いまますよ」

 イヴ「ありがとうございます。しかし、エルドリッチ管理官?敬語は使わなくて結構ですよ?貴方は指導者ですから。もう部外者ではありませんし、そういう認識のすり合わせを行っていくべきかと思います」

 

 遠回しに管理官としてのあるべき立ち居振る舞いを指摘されたが悪い気はしない。それだけイヴの人間性が素晴らしいことの証左だと思う。

 なるほど、リアムさんが第3世代の人造人間にとても同情的だったのはイヴの影響があるのかもしれない。こういう感じで人間と人造人間が友好的に接する機会を積極的に作っていけば良かったのにと僕は思った。まぁそれが出来ない事情があったんだとは思うけどね...。何にせよ僕が先頭に立って改善していくしかない。

 

Z1-14、地上の旅に同行

 僕はネオ・インスティチュートに戻って考えていた事がある。内部改革の立役者はアランさんやアリーさんだけではない。それはZ1ー14もである。彼も地上、コモンウェルスの素晴らしさを見てもらいたいと思ったからだ。危険も多いけどね。X6もそれに賛同し、これから3人旅で行動していく事なった。

 

 Z1-14「これより御指南よろしくお願いいたします、エルドリッチ管理官」

 パーマー「よろしく、Z1-14。危険は多いけど素晴らしい所だというのを知ってもらいたい。しっかりフォローしていくから安心していいよ」

 X6「Z1-14、ご主人様の言う事をしっかり聞いて行動して下さい。地上での戦い方をしっかり学んで下さい」

 

 そうと決まれば武器や装備の準備に入ろう。僕達はサンクチュアリヒルズに戻り、武器作業台やアーマー作業台を使って作業開始だ。装備はいくつかの予備で持っていたストラジデー・スーツ、武器はこれもいくつかの予備で持っていたアクセラレーターを改造する事にした。

 まずはアーマー作業台で改造しよう。ストラジデー・スーツはスキンは全身を執行者にした。次にスーツ自体に放射能耐性とエネルギー耐性を大幅に改善する防護下地。バイザーはエフェクトもランプもブルー、ガジェットは四肢に与えるダメージが25%増加する四肢ターゲティング。これでストラジデー・スーツの改造は完了だ。

 最後は武器作業台で改造だ。まずは僕も以前使っていたアークプラズマエネルギー弾を発射するリアクターバレル。次はダメージがかなり増加するアクセラレーターコンデンサ。その次は構えた時の命中率がかなり改善してスコープの照準精度と反動が改善するオートスナイパーグリップ。更に次は×10の倍率を備えて構えた時の命中率が改善する長距離スナイパースコープ。そのまた次はカラーをプラズマナーガカラー。最後はターゲットの追跡モニターはONにした。弾薬のプラズマ・カートリッジは1,000発分渡した。今までの旅や店先で入手したのが多いので問題はない。これでアクセラレーターの改造は完了だ。

 これで装備も武器も準備完了した。コモンウェルスでの3人旅を始めよう。

 

ノードハーゲン・ビーチを防衛せよ!

 僕達は中断していたコモンウェルスの南東部の探索に戻る事にした。Z1-14には最初にしてはキツイ場所になるかもしれない。その時は僕が全力でフォローするつもりだ。今まで見て周った場所を通り過ぎ、南東部の端まで行こうとしたら放射能嵐が発生した。僕達にとってはそこまで問題がないのでそのまま進んだ。しかし、ノードハーゲン・ビーチでレイダー集団が襲撃を掛けているのを目撃した。これは助けなければならない。彼等を見殺しになんて出来ない!

 レイダー集団はレイダー・パワーアーマーを着ているボスの他にAERを使用する側近の部下もいた。入植者達が巻き込まれないように気を付けて戦わねばならない。僕はZ1-14に遠距離から狙撃するレイダー達にアクセラレーターを撃つように指示を出し、X6には入植者を殺そうとするレイダーをヴェノムガンで殺していくように指示を出した。

 僕はレイダー・パワーアーマーを着たボスやAERを装備しているレイダーをアクセラレーターで撃っていった。入植者の男性もパイプピストルで援護してくれた。ボスを殺した後、彼は少し負傷したが命に別状はなかった。僕はスティムパックを与えて治療した。これでもう大丈夫だろう。

 レイダー集団の壊滅後、入植者の男性は僕達にお礼を言った。彼は僕達の登場のタイミングは見事だったと褒め、来てくれなければ自分達がどうなっていたか分かったものじゃないと振り返った。

 そして、かつての居住地支援を断った事への謝罪と今後は居住地支援を受け入れると入植者の男性は申し出た。ネオ・インスティチュートがかつてのインスティチュートとは違うと肌で実感出来たので信じてみようと家族で意見が一致したのだそうだ。僕はそれを聞いてとてもありがたいと思った。その期待に応えていけるように頑張ろうと思う。

 この様子を見ていたZ1-14は居住地支援の意義を見出した。地表の人々に真に受け入れられる組織にならなければ、内部改革を現在進行形で行っているネオ・インスティチュートに明日は無いからだ。X6は罵詈雑言を浴びせられる事に物申したい気分に駆られるが、僕の為に黙ってくれているのだと彼に言った。彼等にも負担をかけて申し訳ない。僕は絶対に成果を出すと心に誓った。

 

 入植者の男性「アンタの居住地支援を以前は断ってしまったが、今の事を考えれば本当にインスティチュートが生まれ変わろうとしているのを実感出来る。あの時は悪かったな、居住地支援を受け入れるよ」

 パーマー「ありがとうございます。ご期待に応えていけるように頑張って行こうと思いますので、よろしくお願いいたします!」

 Z1-14「地表の人々の為に、エルドリッチ管理官は身を粉にして働いておられるのですね。インスティチュートがしてきた過ちを払拭するために...。そして、ネオ・インスティチュートの明日を繋いでいくために...」

 X6「地表で歯不敬な事を言う連中にもご主人様は手を差し伸べるのです。私は物申したい衝動に駆られますが、あの方の決意を曲げるつもりはありません」

 

 

ノードハーゲン・ビーチを支援せよ!

 放射能嵐も収まりつつあるので、早速改築工事を始めようと思う。僕はPip-Boyからワークショップを呼び出した。最初はノードハーゲン・ビーチに廃棄されてあるパレットやタイヤ、トラックや切株、漕ぎ船や流木を解体した。綺麗になったところでインフラ整備と防衛力強化を行うとしよう。

 インフラ整備では畑もあるのでニンジンを植えた。水は元々あったウォーターポンプを更に2つ追加で設置した。電力は通ってなかったので、風力発電機を設置した。パワーパイロン(大)を設置し、電線管も設置して天井用照明を設置した。これで過ごしやすくなったと思う。

 防衛力強化では改良型アサルトロン・レーザータレットを8門設置した。ここではガンナーやスーパーミュータント、フェラル・グールは現れないがレイダー達は現れる。ネオ・インスティチュートの治安維持活動や撤退中のB.O.Sの対応で大規模なレイダー集団を作る事はなくなったが、小規模な集団は生まれる。それがコモンウェルス郊外で生き残るために略奪を行い力を付ける事もある。故に全域に注意を向けねばならない。ノードハーゲン・ビーチもその毒牙が向けられない事はない。それを満遍なく設置したのでこれで安全だと思う。

 こうして僕達は入植者の男性とその家族に別れを告げて、ノードハーゲン・ビーチを後にするのだった。

 

FMSノーザンスターの残骸を探索せよ

 コモンウェルスの南東部に戻ろうと思う。ワーウィック農園から見て南に座礁したまま錆び付いた大型の貨物船を発見した。近くで外装面に名前が印字されていたので確認すると、FMSノーザンスターという名前だと分かった。アメリカの船ではないと思う。何処の国の船だろう?

 気になったので船底から探索してみると、発光したマイアラークやマイアラークハンターがいて襲い掛かってきた。僕達はすぐに返り討ちにして船底の探索に戻った。だが、貨物が一杯でブリッジまで上がる場所を見つけるのに苦労した。その道中でジェネレーターを発見したので、そこからフュージョン・コアを抜いた。やっぱりあるだけ便利だからね。

 何とかしてブリッジまで上がる道を見つけてそこに上がっていくと、グールのみで構成されているレイダー集団を発見した。およそ5~6人の構成だと思う。周りにはタレットが2門あったので、僕はステルス迷彩を起動して慎重に進みターミナルを発見した。

 それを覗くと、スポットライトのコントロールの項目やタレットのコントロールがあった。

 最初はスポットライトのコントロールの項目だ。その中にはライトを停止する項目やシステム診断の項目があった。当然ライトを停止する項目を押して、スポットライトを消した。レイダー達は不自然に感じたようだが気にしなかった。

 最後はタレットのコントロールの項目だ。その中には停止の項目や防衛システムについての項目、システム診断の項目があった。これも当然ながら停止の項目を選び、タレットを停止させた。流石にこれにはレイダー達も気付いて警戒態勢に入った。さてと、ここから一気に終わらせますかね!

 僕はプラズマ・グレネードを投げ込み、その爆発の瞬間にアクセラレーターで掃射した。レイダー達が反撃に入る頃にはX6がヴェノムガンで殺していく。Z1‐14はその撃ち漏らしたレイダーをアクセラレーターで撃ち殺していった。

 この時気付いたのだが、このレイダー集団はグールのみで形成されていた。どうしてこんな所に?聞きなれない言葉を話していたし、外国人のレイダーかな?と思案しかけた僕に大柄のグールのレイダーが44ピストルで攻撃してきた。マスクで分からなかったが男性のようで、彼がボスのようだ。それをすかさずZ1ー14がアクセラレーターで撃ち殺してくれた。ナイスフォローだ!

 これでFMSノーザンスターのレイダーは壊滅したと思ったら、まだ息の会ったレイダーが死に際に何かを呟いて息絶えた。

 気になったのでボスの遺品か何かで手がかりは無いかと部屋で探してみた。そこには木箱があったのでRAD-Xやミニ・ニュークを入手、スチーマー・トランクからはキャップや44口径弾、小型ロッカーからは2nm電磁カートリッジや火炎放射器燃料を入手した。そして、ボスのベッドの近くで手帳を発見した。片言の英語で書かれていたので読むのに苦労したが、ボスの名前はラッグスという名前でこのFMSノーザンスターはノルウェー国籍の船だった。

 彼等の目的は「家に帰りたい」という願いだけだった。だが、ウェイストランドと化した世界では帰る方法もなく、船も座礁してレイダーに身を窶して生きていくしかなかったという旨の内容だった。僕達が不法侵入した甲地になるのかな?だとしたら酷い事をしてしまった...。ザオ艦長のように話し合い出来たら良かったけど、僕にはノルウェー語は話せない。殺した僕が思うのも烏滸がましいけれど、もし生まれ変わったら来世では幸せな人生を送ってほしいと思う。僕は後悔の念に駆られながら、FMSノーザンスターの残骸を後にするのだった。

 

チャータースクールを再探索せよ

 その後、僕達はチャータースクールに向かった。ここは少し探索しただけで終わっていた。それはピンクな着色料塗れのフェラル・グールが大勢いたからだった。全滅しているのは確認済みだけど怖かったんだよね...。

 中に入るとそのピンクなフェラル・グールはいなかった。安心安心!その後、探索に入った。校長室と思われる場所に行くと、校長のターミナルと学校アナウンス10月18日という題名のホロテープを発見した。その近くには女性と思われる白骨死体があった。ハドソン校長だろうか?最初はホロテープを確認しよう。

 再生してみると、このチャータースクールはサフォーク群のスクールで校長はハドソンという名前の女性だった。新しい周が始まり、年の一回のハロウィンフェスティバルの準備はいいか生徒達に確認し、これは生徒だけでなく先生も同様だと言った。栄養代替ペーストプログラムの実施のために、多くの寄付を頂いたと彼女は言った。その後、ご清聴ありがとうございましたと締めくくってあった。ピンクの着色料はフードペーストの物だった訳か...。

 次は校長のターミナルだ。それを覗くとドキュメントの項目とロック管理の項目があった。それとこの時知ったが、ハドソン校長の本名はジャッキー・ハドソンという名前らしい。

 最初はドキュメントの項目だ。これはDr.ジェリー・ギブソンという名前の人物からハドソン校長に宛てられた内容らしい。内容は貴校の栄養代替ペーストプログラム(略してNAPP)への参加意思を示してくれた事へのお礼を述べた後、貴女と生徒さん達は、私達の食べ物と栄養学に関する知識の限界を広げる手助けとなり、この国に貢献するのだとあった。当プログラムの期間中は、NAペースト以外の物を生徒に与えないで下さいとあった。校内では外部から持ち込んだ食べ物は一切許可せず、学校へは定期的に栄養学者を送り、NAペーストへの反応を観察して、正しい試験基準を維持するとあった。違反行為があった場合は資金提供の停止に繋がるため、教職員と生徒が規則を遵守するようにして下さいと締めくくってあった。学校の運営資金獲得のためにこんな怪しげなプログラムに参加したの?流石に子供達が不憫だよ...。

 最後はロック管理の項目だ。その中からロックを解除を押し、金庫のロックを解除した。その中から10㎜ピストルや10㎜弾、308口径弾や戦前のお金8ドルを入手した。生徒たちからの暴動でもあったのかな?

 その後、教室を見て周った。所々NAペースト塗れなのが衛生的にかなりよろしくない。中央にある教職員のターミナルを調べると、Mr.スミスという名前の物だと分かった。それを覗くと、苦情手紙の下書きの項目があった。この時、スミスの本名はヘンリー・スミスだと分かった。

 読んでみると、ハドソン校長に対してこんな事を聞くのは嫌だと思いつつも、この学校の質はどうなっているのか?と非難した。全教師と生徒に味のないピンクの流動食を食べるように強制するなんて、非人道的で精神的にも良くないと訴えた。食事の場は、生徒が交流を通して精神的に成長するのに必要なものなのに、あんなものを食べさせられて不安定になってきているとある。少なくとも、良くない行動をして校長室に行かされる生徒数が増えている点については気付いている筈だと指摘した。それに、あれを食べ始めて一週間が経ち、皆少しピンクっぽくなってきていると不安がった。お願いだから、誤った実験は中止して学校に資金を集めるのは他の方法を探して下さいと懇願して締めくくってあった。このスミス先生は人格者だったと思う。そうなると、ピンクの着色料塗れのフェラル・グールは元生徒という事になるのか?ピンク色に変色しても、何とか生き残れたとしてもフェラル化してしまったという事だろう。殺してしまった僕が言うのは烏滸がましいがここの生徒達に哀悼の意を表した。

 その後、校内を探索中にラッドローチ等がいたが返り討ちにして進んだ。NAペーストはそこかしこに塗りたくってあった。地下室ではセキュリティドアがあったので近くのターミナルからセキュリティドアコントロールがあったので、それを開くと監禁されて死んだと思われる白骨死体を目撃した。反対したスミス本人だろうか?その近くにはNAペーストやステルスボーイがあった。僕はステルスボーイのみ入手して、この白骨死体に哀悼の意を表して地下室を後にした。

 最後にまだ探索していなかった図書室に向かった。そこには肥大化した光りし者がいた。だが、こちらは3人いる。故にすぐに返り討ちにした。受付にはスチーマー・トランクがあったのでその中からキャップや10㎜弾を入手した。

 その際に学校アナウンス10月22日という題名のホロテープを発見した。

 再生してみると、ハドソン校長が金曜日ですね!と生徒達に話し掛ける所から始まった。今週はNAPPが順調に始まったが問題もあったと言った。皆のお母さん達が丁寧に作ってくれたランチを捨てないといけないのは本当に残念だが、この問題には厳しく対処しないといけないと彼女は言たが、きっとこのペーストの味に慣れてくれると思うと言っていた。このプログラムが成功すれば、色んな味へのペーストも開発されるらしいので楽しみですね!と子供達を安心させるように言った。苦情を言っている人達にはNAPPに参加しても精神的、身体的な副作用は一切無いので確認された副作用は全て心因性のものだと告げた。政府を信用していない事に関係しているかもしれないと子供達に言った。もう一度言うが、NAPPに参加するのは学校の為だけではなく、長い目で見ると国の為にもなると諭すように言った。最後はご清聴ありがとうございましたと言って締めくくってあった。モールデン中等学校といい、サフォーク群のチャータースクールといい子供達を都合のいい実験台にしているようにしか思えない。まぁこれに憤る資格なんて僕やインスティチュート二は無いんだけどね...。

 僕はハドソン校長に憤りながらも、その資格は無いと考えながらチャータースクールを後にするのだった。

 

サマービル・プレイスを防衛せよ!

 コモンウェルスの南東部を探索し終えた。南西部も見て周った後ではあるが、念のために探索していった。一度見た場所を振り返りつつ探索していたら、サマービル・プレイスにてアルビノ・デスクロー2体と発光デスクローがここを襲おうとしているのを目撃した。ここは戦えるのは入植者の男性のみだ。見殺しには出来ない!介入して助けなければならないだろう。

 僕は入植者達を喰い殺そうとするアルビノ・デスクローや発光デスクローにアクセラレーターで牽制して、サマービル・プレイスから引き離した。もう一匹のアルビノ・デスクローも襲い掛かってきたが顔面にアクセラレーターで撃ってサマービル・プレイスから引き離した。 

 発光デスクローはX6のヴェノムガンで殺し、アルビノ・デスクローはZ1ー14のアクセラレーターで撃ち殺した。残りのアルビノ・デスクローは僕のアクセラレーターで撃ち殺してサマービル・プレイスの安全を確保した。

 その後、入植者の男性の所に向かった。彼は僕達にデスクロー撃退のお礼と僕達が来てくれなかったら全員無事ではなかっただろうと言った。そして、かつて断った居住地支援の件を詫びた。あの時は信じられなかったが、子供達を守っていく為にも居住地支援を受け入れると言ってくれた。僕はその期待に応えていけるように頑張ろうと心に誓った。

 

 入植者の男性「アンタのお陰で家族が助かった、ありがとう!そして、あの時の支援を断って申し訳なかった。さっきのデスクローの件や今後の事を考えたら居住地支援を受けるべきだと考えたんだ。ネオ・インスティチュートの居住地支援を受け入れるよ」

 パーマー「ありがとうございます!それとお詫びを言わなくて大丈夫ですよ。かつてのインスティチュートの事を考えればそう考えるのは普通です。居住地支援では我々が全力で援助いたしますのでご安心下さい」

 

 

サマービル・プレイスを支援せよ!

 落ち着いたところで改築工事を始めようと思う。僕はPip-Boyからワークショップを呼び出した。最初はサマービル・プレイスに廃棄されてある木箱や車、トラクターや枝の束を解体した。綺麗になったところでインフラ整備と防衛力強化を行うとしよう。

 インフラ整備では畑はしっかり作物が育っていたのでそのままにした。水は元々あったウォーターポンプを更に2つ追加で設置した。電力は通ってなかったので、風力発電機を設置した。パワーパイロン(大)を設置し、電線管も設置して天井用照明を設置した。これで過ごしやすくなったと思う。

 防衛力強化では改良型アサルトロン・レーザータレットを8門設置した。レイダーだけでなく、デスクロー等の怪物がここを襲う可能性もある。これを満遍なく設置して、突然の来襲にも備えられるようにした。テレポーテーションで僕達がすぐに向かおうとしても、どうしてもタイムラグが出るのでその予防策でもある。

 この光景を見ていたZ1ー14は感心するというか呆れるような顔をしていた。僕の使うPip-Boyやワークショップの能力が凄過ぎるからだった。インスティチュートの科学力を超えており、物質変換装置もあるので物や食料の持ち運びに困らない万能システムなので舌を巻いていたのだ。僕もそれは思うよ。ValutーTecの脅威の科学力といった感じだよね...。X6はValut75の件もあり、愚かな企業という感じだったと言った。それ、ブーメラン発言だからね...。

 

 Z1ー14「何といいますか...、エルドリッチ管理官のPip-Boyとワークショップの能力は凄過ぎますね...。我々インスティチュートの科学力を超越している。何処でそんな凄い物を?」

 パーマー「これはValutーTecというトンデモ企業が生み出した代物なんだよね。原理はシステムは僕も知らない...。そういう物だと思って割り切っているんだ」

 X6「私はValut75しか見た事はありませんが、おかしな実験しかしない愚かな企業の印象でした」

 パーマー(X6,その発言はブーメランなんだよ...)

 

 まぁそんな冗談はその辺にして、サマービル・プレイスの改築工事は完了した。こうして僕達は入植者の男性とその家族に別れを告げて、サマービル・プレイスを後にするのだった。

 

WRVR放送局を探索せよ!

 サマービル・プレイスの防衛と支援を終えた後、もう少しコモンウェルスの南西部の探索を続けようと思い、道なりに進むとラジオ局のような場所を発見した。WRVR放送局という名前らしい。ここはイーグレット・ツアー・マリーナから見て北西にあった。入ってみるとそこにはレックスさんがいた!

 レックスさんはここで勤務しているらしい。彼は僕達に出会うとトリニティ・タワーでの救助の事を大仰にお礼を言った。X6は呆れ、Z1ー14は困惑していた。

 

 レックス「君達がトリニティ・タワーに来た時はもうダメだと諦めていた。しかし、君達は最後まで私を守り抜いてくれた!本当に感謝するよ。ところで、ストロングは元気かな?」

 パーマー「ええ、元気にやってますよ。一緒に旅をしたり、一緒に戦ったり、ファー・ハーバーへと一緒に旅をしたり等色々ですね」

 レックス「おお!凄いじゃないか!しかもファー・ハーバーまでとは...。業魔、君の行動力には驚かされるよ。ストロングもその過程で人間の優しさのミルクを見つけられたんだろうね?」

 パーマー「ええ、何とか。それが本当にそれかは僕にも断言は出来ませんけれど...」

 レックス「しかし、見つけられた。それは喜ぶべき事だ!!」

 Z1ー14「あ、あの方は随分とエルドリッチ管理官とX6⁻88に気安いですね。そんなに親しい間柄なんでしょうか?」

 X6「いいえ。彼はそうだと思っているだけでしょう。スーパーミュータントに知性を授けるという愚挙で我々に迷惑をかけた厄介な男ですよ」

 Z1ー14「そ、そういう事でしたか...」

 

 レックスさんの事は詩人としても人としても尊敬はしているけれど、ストロングの件やスーパーミュータント達への知性を授ける事を中途半端に放棄したのはいただけない。彼のような轍を踏まない為にも、僕は最後までやり抜くつもりだ。

 その後、振り向くと1人の男性がソファーに座って休んでいるのに気が付いた。僕は彼に挨拶すると、彼はジョージ・クーパーだと名乗った。彼は僕に会えて本当に嬉しいし、レックスさんを救ってくれてありがとうと言った。それとこのWRVR放送局は我々の誇りと喜びだと言った。確かに設備は整っているし、手入れが行き届いているように思える。

 

 ジョージ「レックスの件は感謝するよ。業魔は恐ろしい存在だと聞いていたし、インスティチュートに助けられたなんてホラにしか聞こえなかったが、今直に話してみると確かに本当だと実感出来る。本当にありがとう」

 パーマー「どういたしまして。当然のことをしたまでですよ」

 

 それにしてもクーパーか...。そういえば戦前の頃映画界で有名だった俳優のクーパー・ハワードはどうなっただろう?彼の演技にはとても惚れ惚れしていただけに、どうなったか心配だ...。あの最終戦争を生き延びられただろうか?生き延びたとしても210年も経過しているので寿命で亡くなっている可能性はあるし、若しくはグールになって今も何処かにいるのかも?後者の可能性もあるが、それも運次第だろう。出会えたとしたらどうしようかな?サインとか貰えないかな?

 その後、奥の放送室で掃除をしていた女性を見かけた。彼女はアンネ・ハーグレイブスという名前らしい。彼女はレックスさんの救助に感謝を述べた。僕も間に合って良かったと答えたら、私もよと返答した後、顔が赤くなってるの?7可愛いと言われた。僕は顔は赤くなってないし、そもそもストラジデー・スーツのヘルメットを付けているのだけれど...。想像で言ったのかな?

 僕はアンネさんにここでは何をしているのかを尋ねた。彼女はここで劇の中では全ての女性役を演じているようだ。女性の裁縫師の役だったけど、ラジオ劇では衣装はそれほど必要ではないからだと言って残念がった。

 

アンネ・ハーグレイブスの雇用!

 僕はアンネさんをサンクチュアリヒルズに招待しようと考えた。裁縫職人がいれば服関連の仕事やその品の需要と供給も満たされると考えたからだ。僕は地図でサンクチュアリヒルズの場所を教えた。彼女は喜んで了承し、服を仕立てるのを楽しもうかなと言ってサンクチュアリヒルズに向かった。

 

 パーマー「裁縫職人がサンクチュアリヒルズにいたら嬉しいですね。僕達の所で働きませんか?」

 アンネ「それは面白そうね。良いわ。やるわ!服を仕立てるのを楽しもうかな」

 

 これでWRVR放送局から引き抜く形になったが、レックスさんやジョージさんにもきちんと事情を説明した。彼等はアンネさんが引き抜かれた事を残念がったが、またほかの女性を雇う事を検討すると言った。僕は彼等にお礼を言って、WRVR放送局を後にするのだった。