スカイリム(SkyrimSE) VIGILANT 編 第3章 その2 魑魅魍魎 | TES&fallout forever

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 俺達はユリウスの部屋へ向かう事にした。最近モラグ・バルに絡まれることが多くなったのでもしや俺の事が好きなんじゃないかと言ってみたら、思いっきりドン引きされた。何となく分かっていた反応だけどショックだ。まぁぶっ飛んだ事を言った俺がおかしいのだけれど...。

 

 パーマー「もしかしてモラグ・バルって俺の事が好きなんじゃないかな?」

 セラーナミラーク「「それはない...」」

 

怨霊の魔の手が迫る

 俺達はユリウスの部屋に向かい鍵と日記を発見した。ステンダールの角笛を使用すると光るようで分かりやすかった。しかし、取ろうとしたら悍ましい女性の声が2人分響き渡った。振り向くと怨霊が床を這いずりながら現れた。赤い骨だけの魔女と肉塊のような女性の怪物だった。

 その時俺達は悟った。赤い骨だけの魔女はユリアで、肉塊の女性の怪物はパトリシアが変貌したのだと。どうして分かったのかは不明だったが血呪の解呪で知識を得たのかもしれない。彼女達の存在を本能でさっするように。

 だがいざ戦ってみると、とんでもない能力を彼女達は発揮したのだ。真正面から戦うと視界がグラつき、スタミナがかなり消耗するのだ。休息の薬を買い込んでいたので助かったがそれもどんどん使わざるを得ない状況に陥る程驚異だった。

 セラ名やミラークも同様だった。マジカは減ることがなかったので魔法やシャウトで戦うことになった。セラーナはアイススパイクやアイスジャベリンで、ミラークはファイアブレス等だ。俺はスタミナ消費が激しくなる中でもドラゴンベインで斬りかかった。激戦の果てに殺す事に成功した。これ以上はあの手の怨霊とは戦いたくはない。

 一息ついたところでマルクスの日記を読む事にした。彼は不貞を働いたらしく、ユリアは薄々勘付いていたのかもしれない。夫婦関係が冷え込むどころか崩壊寸前だったらしい。そりゃいけないよ...。

 その後、ユリアとユリウスは失踪して数日間行方不明になったが、ユリウスだけは見つかったそうだ。それでも酷く怯えていたらしい。

 しばらくしてヤコブさんがマルクスの下を訪れ、ユリアの変死を報告しにやってきた。指輪もその時に渡したらしい。変死の内容は資料で見た内容と同じだった。しかし、マルクスは涙を流す事はなかった。やはり夫婦関係は破綻したと見るべきか?

 変死事件からユリウスは喋らなくなった。ユリアの死は彼の心の事を思って伝えなかったようだ。

 しかし、それからも事件は続いた。ヘザーが階段から転落し、首の骨を折って死亡した。不器用な女性だったらしい。故郷はヴァレンウッドで生まれはシルヴェナールと呼ばれる土地のようだ。

 床を這いずり回る音も聞こえてくるようになったとのこと。勇気を振り絞って調べたが何もなかった。もしかしたら自分はおかしくなったのではないかと不安に駆られるようになったようだ。これは恐らくユリアの仕業だろうなと思った。

 その後、ワイルドエルフの男性を執事として雇う事になった。それがバルだった。アイレイドは今ではワイルドエルフという呼び方なのか。勉強になるな。

 まだまだ悲劇は続く。今度は執事のクリフォードという名前の男性が中庭で溺死したらしい。心臓の病気だったようだ。子供の頃から仕えていたので家族同然だったのだが、涙を流さなかったので自分は薄情なだけではないかと疑い出した。ユリウスはその事件の現場となった池を感情のない瞳で見つめていたらしい。それと床を這いずる音は再び始まり、恐怖を抱かない夜はなかったようだ。

 その次は庭師のカジートの男性であるムザークが死亡したらしい。園芸用のハサミで喉をしまったらしい。それもマルクスの朝礼の最中に起きたのだそうだ。これには精神的に参ってしまったと憤りを露わにして書き綴られていた。

 最後は毎晩悪夢に苛まれるようになったらしく、その夢では血錆に満ちた部屋でユリウスがおり、目を燃えるように輝かせていたらしい。ユリアも傍におり、彼女に石を渡されそれを握ると熱くなり体が炭になる結末だそうだ。その時のユリウスは見据えるだけで何もしなかった。

 悪夢はいつもそこで終わり、日に日に鮮明になってくるそうだ。馬鹿馬鹿しいと思いつつも身の危険を感じていたらしい。血錆に満ちた部屋は血呪の空間で、石は赤い石だと思われる。やはりモラグ・バルが関わっているのは明白だ。

 俺が石を持っても炭にならなかったのは吸血鬼だったからだろうか?あの石を持たなければいけないと思って持ち続けた結果変異してしまった。でもジョバンニやマルソは定命の者だったし、ラヘルさんやリュジーヌは魔女や吸血鬼ではあったが変異しなかった。この違いは何だ?

 考えても仕方がないので地下室に向かった。ステンダールの角笛のおかげで次の施錠された場所の鍵を見つけたが、ここでも恐ろしい怨霊と遭遇したのだ。肉塊の男性のような怨霊だった。そこでも本能で察したのだが、恐らくサンミルが変貌した姿だった。

 サンミルと真正面で対峙するとやはりユリアとパトリシアと同様にスタミナをゴリゴリ削られた。それを同じように苦しいにもかかわらずセラーナとミラークがフォローしてくれた。このままでは終われない。彼等の助けに報いなければ!俺はサンミルの足元を切り裂き、動きが鈍ったのを見計らい喉元にドラゴンベインを突き刺して殺す事に成功した。こうも怨霊に何度も出くわすのは正直嫌になるな...。

 サンミルの戦いの時から何となく辺り一面に肉片や骸骨が散乱するようになったように感じる。そう思いながら鍵を取って先に進んだが、サンミルが再び現れるのだった。早過ぎぃ...。

 

 パーマー「何がアンタをそうさせるんだよ!いくらなんでも早過ぎだろ!!」

 サンミル「ウガァ?」

 

 気にしても仕方がない。俺は黒檀の刀剣を使用してサンミルを殺す事にした。この剣の真の力は的を斬りつけることで体力を奪って俺のものに出来る恐ろしい魔剣だった。ナミラの深淵の剣と同じ能力だがアカヴィリ刀に似ている造りなだけにこちらの方が振りやすい。

 スタミナが削られつつもセラーナの吸血鬼の吸収とミラークのチェインライトニングによる同時攻撃に膝を付いたサンミルに黒檀の刀剣を振りかざして斬り殺した。もう復活はナシだぞ!

 ようやく屋敷に戻れたと思ったら今度ユリアが蘇って攻撃してきた。復活しすぎでしょ...。

 

 ユリア「ア”ア”ア”ア”ア”!!!」

 パーマー「やめてくれユリアァァ!!」

 セラーナ「まるでアカヴィリに似た国の暗殺拳の使い手みたいなセリフは止めませんこと?」

 ミラーク「悪ノリが過ぎるのも考え物だぞドラゴンボーン」

 

 何度もスタミナを削られつつも俺は黒檀の刀剣を使ってユリアを斬り殺した。もうこれ以上はこの手の怨霊と戦いたくない。突然現れる上にスタミナをゴリゴリ削られるのは面倒だからだ。

 

泡の血呪を解呪せよ!

 俺達はステンダールの角笛の指し示すままに先に進んだ。今度は中庭の池だった。鍵を使用してそこに向かうと、池の中を指示した。潜って探すと血呪はあった。触ると同時にこれは泡の血呪と呼ばれるものだと分かり、俺達は光に包まれた。

 内部に入るとラムソールと思われる男性の遺体を発見した。失敬して確認すると手紙を持っていた。ユリウスが中庭で呪文めいたものを呟いていて、それがバルの影響だから即刻解雇してほしいという嘆願書めいたものだった。バルが関与しているのだろうか?もう少し調べよう。

 そのすぐ後に巨人程のサイズの血濡れのスケルトンが襲い掛かってきた。後で分かった事だがこのタイプは血の守護者と呼ばれる存在のようだ。それと最深部では同じく後で知った事だが、泡立つ聖者と呼ばれる怪物が光の輪のような魔法を放ってくる。用心して戦わねば。

 更に進むとクリフォードと思われる男性の遺体を発見した。同じように失敬して確認すると手紙を持っていた。ラムソールからであり、腰が悪いので池に投げ込まれた黒い人形を取り除いてほしいというお願いだった。成功したらマルクスから貰った上物のワインを一緒に飲もうと提案していた。恐らくその時に死んだのだろう。血呪の影響で溺死したのかもしれない。

 それと汚れの審判者と似た怪物とも戦った。後で知った事だが血呪の巨人という名前らしい。最深部に到達すると、泡立つ聖者の攻撃は激しくなった。光の輪は俺の体力をゴリゴリ削ったが、懐に入り込んで黒檀の刀剣で何度も斬りつけて殺す事に成功した。

 泡立つ聖者を殺した後にムザークと思われるカジートの男性の遺体を発見した。失敬して確認すると手紙を2通持っていた。

 1つはラムソールからで、夜中ブツブツ言いながら廊下を歩き回ったり、ユリアの亡霊を見たと言ったりしたのをスクゥーマを持っているからだと疑っており、持っているならすぐに処分しないと屋敷から追放すると最後通牒を下す内容だった。多分、ムザークが見たのは本物であり、ブツブツ言ったのは呪いの影響かもしれない。

 もう1つはムザーク自身が書いたもので、錯乱しながら書いたような支離滅裂な内容だった。園芸用のハサミは固い枝やマッドクラブの殻、柔らかい肉も切ってしまうという内容だ。これは自分の死も暗示していたのだろうか?何のしてももうこの時には手遅れだったかもしれない。 

 俺達は血呪を解呪して元の世界に戻るのだった。

 

鎖の血呪を解呪せよ!

 それからもステンダールの角笛の指し示す場所を目指し、ユリウスの影も追いかけつつ鍵を入手した。その鍵はワルフォロの施錠された部屋の物だった。中に入ると白骨遺体が残っており、ワルフォロ本人だと判明した。奮闘空しく息絶えたということだろうか。吸血鬼ではあるが、俺が何とか終わらせてみせようと思う。

 その次にステンダールの角笛の指し示す場所で血呪を発見した。その際にとある本を発見した。イムガの預言者マルクの預言書だった。

 イムガとはヴァレンウッドに住んでいる猿人だとセラーナは以前教えてくれた。その預言者であるマルクが書き起こした本には気になる記述がいくつもあった。先の事を予言してあるのは預言書だからそれが普通ではある。だがあまりにも酷似した内容があったのだ。

 燃え盛る石が番人の前に現れて彼女を差し出す章では、ヤコブさんとラヘルさんの出来事だと思われる。

 嫉妬に狂いし女の章では、燃え盛る意思を飲み込み噴出する炎にその身を焼き尽くされるとあり、これはユリアの事件と酷似し、更に子は母に続きその血は冷たくなったとあったのでユリウスのオブリビオンの申し子になる事の預言だった。マルクはどこまで先を見ていたんだ?

 その先は、燃え盛る石が過去を知らぬ男に甘く囁くとあり、恐らくこれはアルタノの事だと思われる。喜んで神殿に石を持ち込んだが忘却を超えることは叶わないとあった。アルタノは過去を持たなかったのか。何だか俺と似ているな。助けられなくて残念だ。

 最後の預言は燃え盛る石と一人の章で、番人は二度燃え盛る石を退けたが、飢えのあまり三度目には石を飲み込み、門は開かれ門番は青ざめるその人の手を優しく引いたとある。これはこれから起きる事だろうか?最後はもしかして俺の事だろうか?こうも当たると嫌な予感しかしない。

 結論から言えば、燃え盛る石とはモラグ・バルのことだろう。石は赤い石で間違いないとして飲み込むかどうかは分からないが、俺が手持ちの石で変異してしまったのもそういうことかもしれない。赤い石による不可思議な現象で強化されたのだ。尽きぬ飢えと尋常じゃない熱を滾らせて...。

 ここで考えていても仕方がない。俺は血呪に触れた。触ると同時にこれは錆の血呪と呼ばれるものだと分かり、俺達は光に包まれた。

 血呪の中には血呪の巨人が何体も待ち構えていた。セラーナとミラークの協力で難なく進むことが出来た。その後、足場の悪い場所を降りて行き、双頭の髑髏の怪物と戦った。これも後で知った事だが肉の収奪者という名前らしい。

 それと付近にサンミルと思われるウッドエルフの男性の遺体を見つけた。肉の収奪者が双頭なので2人分のサンミルの怨霊を生み出したのかもしれない。

 その後、セラーナとミラークと離れ離れになり血呪の巨人が四体も襲い掛かってきた。俺は黒檀の刀剣でそれらを返り討ちにして体力を回復しつつ進む事にした。この魔剣も扱い慣れてきた。デイドラのアーティファクトであるが、使い慣れると便利だと思う。やっぱ俺って英雄に向いてないよなぁ~。

 セラーナとミラークと離れ離れになってしまったが、経験上では血呪を解呪したら合流出来る。俺は迷わず最深部に進んだ。そこでは1人の騎士が待ち構えていた。俺は察した。彼はワルフォロだと。血呪の影響でステンダールの番人から血錆の騎士に変貌してしまったのだと。

 

 ワルフォロ「ぐぅぅ...。殺してやるぞ、モラグ・バルの僕めがぁ!」

 パーマー「おっしゃる通りだが、俺はモラグ・バルの僕になったつもりは微塵もないんでね。ステンダールの下に送ってやるからかかってこい!」

 

 ワルフォロはタラニスさんと同じような大剣を操り、俺の体力を奪っていく。黒檀の刀剣と同類らしい。俺はドラゴンアスペクトを放ち、攻撃力と防御力を高めて応戦した。徐々に押され始めたワルフォロは防戦一方になった。

 俺は一気呵成に斬り込み、ワルフォロを斬り殺した。その後、遺体を失敬すると血錆の大剣と呼ばれる武器を使用していることが分かった。能力はやはり体力を奪うものだった。

 そして、俺は血呪を解呪した。これでおよそ4つは解呪した。残りはいくつあるのだろうか?