スカイリム(SkyrimSE) VIGILANT 編 第3章 その1 呪われた屋敷 | TES&fallout forever

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 俺達はステンダール聖堂に戻る事にした。だがその前にソリチュードに行って黒檀の刀剣を取ってから向かったのだ。これまでの戦いで敵側にはデイドラ・プリンスの力が強い影響力を発揮している。こちらもそれに類する力を用いて対抗するしかないと考えたのだ。

 俺はそのアーティファクトの中で黒檀の刀剣を選んだわけだが、それはアカヴィリ刀を好んで使うので一番近い物がそれだった。

 これは親しき者の血を浴びせなければならないが、俺は自分の血を代用した。吸血鬼の王の血に加え、今まで散々吸ってきた定命の者の生き血によりその力は増している。それを浴びせる事で強制的ではあるが真の力を解放させたのだ。血の色のように鈍く輝きだした。使い所を間違えなければ強力な武器になるだろう。

 

コロールに向かえ!

 ステンダール聖堂に戻り、グウィネスさんにウィンドヘルムの事件を解決した事を報告した。一安心した彼女だったが、次に言いにくそうだが次の仕事の依頼をしてきた。それはシロディールにあるコロールと呼ばれる地方に行ってほしいという。そこの貴族の屋敷に派遣されたステンダールの番人からの要請を求める手紙が来たのだそうだ。

 しかし、それは内戦のゴタゴタが長引いてしまったせいで終結してから届いたのだった。発送して数カ月経過した状況で届いたのだ。そのため番人の生存は絶望的かもしれないと嘆いた。その上で俺達に判断を委ねたいと言った。このまま見過ごすのも良くないし、俺はその案件を了承した。

 グウィネスさんはそれを受けて、ステンダールの聖堂に屋敷に向かうための馬車を用意する手配をすると言った。

 その後、俺は行く前に貴族や派遣されたステンダールの番人についての確認をする事にした。貴族はブルーアント家と呼ばれ、軍用犬で財を築いた貴族であり、帝国の元老院に議席を持つほどの権力を有しているらしい。家族構成は父のマルクス、母のユリア、息子のユリウスだ。

 ユリアは去年死亡したようだがイリナルタ湖で焼死体で発見されたそうだ。それに関する資料を受け取った。後で確認しよう。

 次に派遣されたステンダールの番人について尋ねた。その人物はワルフォロという名前の男性で、ブルーアント家の変死事件を調査すべく派遣された。ソロンディールさんはそれを偶然と考えたがワルフォロは引き下がらなかったために口論に発展したそうだ。だから1人で行く事になったらしい。流石に1人では無理があると思う。生きていれば御の字と言ったところか...。

 俺達はステンダール聖堂を出て馬車に乗り込む事になった。御者はカジートの男性でムケという名前だった。資料をその時確認すると、内戦時はイリナルタ湖で焼死体が発見されるのは珍しい事ではなかったが、内側から炎が噴き出していたらしい。ユリアである身元の判明は結婚指輪からだった。

 どうやら呪いに掛けられているらしく、炎が噴き出すだけでなく血が酸性になっており、容赦なく周囲を腐敗させていたらしい。解呪は不自然な程容易に行えたとあり、術者は意図的に呪いを引き上げたと推測された。再び利用される前にステンダールの灯にて浄化と散骨を行ったと締めくくられた。

 資料を読み終えた後、俺達は馬車でコロールのブルーアント家に向かうのだった。

 ブルーアント家の屋敷に行こうと思ったら背後から声を掛けられた。なんとオルランドがそこにいたのだ。面白半分の野次馬としてここに来たらしい。件の屋敷では幽霊が出没し、夜な夜な取り殺す異常事態が発生しているとのこと。

 その前にカレンさんやリリアンに俺がタラニスさんさんを殺した事実を言ったのかどうか問い詰めた。しかし、オルランドはどこ吹く風と形容すべき態度で俺達を煙に巻いた。彼がやったのかどうか確証も無いので追及出来なかったのだ。

 

 パーマー「カレンやリリアンという名前に心当たりはないですか?俺がステンダールの灯で戦った相手の事を貴方は知っているんですか?オルランドさん、正直に話してくれませんかね?」

 オルランド「何を言っているのかさっぱりだね。そもそも俺がそれをやった証拠があるとでも?」

 パーマー「...」

 

 オルランドは話題を変えるためにブルーアント家に仕えている執事の話をした。その執事はバルという名前らしい。もしかしてモラグ・バルの手先か?それとも偶然なだけか?警戒しておくべきか。

 バルは何か良からぬ事を画策しており、屋敷に入る前に殺すべきだとオルランドは忠告した。そのための針を渡すからこれで刺せばいいらしい。通常の殺しは出来ないのでこれなら上手くいくとのこと。呪いで守られているとか言っていた。

 どうするか迷ったが俺はやらない事にした。いまいちオルランドは信用ならない。何よりもカレンさんを唆した疑惑が解消されない内は警戒しておくに越した事はないだろうと考えたのだ。

 

呪われたブルーアント家

 俺達がブルーアント家の屋敷の正門前に到着すると、エルフの男性の執事が待っていた。彼がバルだろう。セラーナはアイレイドの民だと教えてくれた。以前旅の最中に聞いたことがある古代のエルフの事だったか?彼はそれを聞いて自嘲気味に今は日陰者だと言った。かつての栄光には興味がない様子だが真意が掴めない。

 だがバルという名前が気になる。俺はそれを尋ねると、エルフにはよくある名前だと言った。そして、ワルフォロは屋敷の中で待っていると言った。何となく嫌な予感がしたが行くしかない。その後、彼は小声で何か言ったようだがよく聞こえなかった。聞き返したらはぐらかされたのでそのまま屋敷に入るのだった。

 

 バル「...ごゆっくりどうぞ現身殿」

 パーマー「え?何か言いましたか?」

 バル「いえ。お気になさらず」

 パーマー「?」

 

 屋敷に入ると嫌な気配を感じた。眼前に子供の影が見えたかと思うとすぐに消えてしまった。その近くには男性が額を短剣で刺されて殺されていた。彼がマルクスだろう。遺体から失敬してメモを取った。状況がある程度吞み込めたら読むことにしよう。セラーナとミラークがいてくれて良かった。心細いし、1人では解決出来なかっただろうから。

 俺達は子供の影を追う事にした。何かを訴えようとしているのかもしれないと考えたからだ。もしかしたらユリウスかもしれない。最初に導かれた場所はマルクスの書斎のようだった。

 書斎にはマルクスとワルフォロの日記があった。最初はマルクスからだ。その前にメモから読む事にした。どうやら遺書のようだ。憎い筈なのに涙が溢れてくると胸中を綴り、息子のユリウスは「オブリビオンの申し子」になってしまったと書いてあり、責任を取らなければならないと決意表明を書いて締めくくられていた。

 オブリビオンの申し子?あの子供の影がユリウスなのは分かったけれど、あれもその力の影響だろうか?

 マルクスは帝都の役人達が真剣に事件の調査をしない事に苛立ちを覚え、スカイリムまで行きステンダール聖堂に助けを求めた。その時にワルフォロが派遣したようだ。ユリウスは母親のユリアが失踪して以来喋らなくなり、事件の所為で心を病んだらしい。その事件では廊下を這いずる音が聞こえていたとか。

 その後、ワルフォロの尽力で屋敷に平穏が戻ったらしいのだが気になる一文を発見した。その平穏は「ユリアが失踪して以来」と書き綴られていたのだ。もしかして夫婦関係が不仲だったのだろうか?

 だがその平穏も直ぐに終わりを告げた。執事のラムソールという名前の男性がブルーアント家が飼育していた犬に噛み殺されたのだ。その犬達は狂ったように吠えていたが、ワルフォロのお陰で鎮静化した。狂乱の呪文を掛けられていたらしい。

 更に恐ろしい事件は続く。メイドのパトリシアという名前の女性が首を吊って死んでいるのを執事のバルが発見したらしい。ここでバルが出てくるのか。犯人かそれともただの目撃者なのか?

 まだまだ続く。料理長のサンミルという名前の男性が発狂し、マルクスに襲い掛かったそうだ。それをワルフォロが阻止して貯蔵庫に閉じ込めることにしたようだ。その時から廊下を這いずる音が再び聞こえ出したが、以前よりも大きくなったらしい。その後、サンミルはスキーヴァーの群れに食い殺されてしまった。

 ワルフォロは何かに気付いたようだが教えてくれず、その数日後かなり疲れている姿を目撃したらしい。その時の彼はかなり余所余所しかったようだ。何かを察して行動していたのだろうか?

 更にユリウスはユリアの部屋にいる事が多くなり、母親が恋しいのだと思ったらしい。ワルフォロは部屋で寝込む程に具合が悪くなってしまったようだ。しかし、ユリウスが彼の部屋の前で遊ぶようになったみたいだ。どういう心境の変化があったのだろう。心が打ち解けたのか何かをしようとしていたのか。これはもっと調べないと何も分からないな。

 今度はワルフォロの日記を読んでみた。最初は不幸なことが立て続けに起きただけと考えていたが、アンヴィルの古屋敷の地下に潜伏してい死霊術師の話もあるので用心して行動するつもりだと書き綴られていた。アンヴィルとはシロディールにある町らしいが、その事件についてはまるで知らない。その事件は何か理由があって情報公開されない様に去れているのだろうか?

 屋敷で1カ月調査しても何も起きなかったが、悪霊がいるかもしれないのでもう1カ月滞在して調査するとあった。その後、上記の使用人や執事が非業の死を遂げた事で確信に変わり、マジカの痕跡を発見することに成功したらしい。

 その痕跡を追って貯蔵庫に向かったが、這いずる音が近づいてきたので確かめると今まであった扉や窓が無くないり、逃げ場がなくなったことを嘆いた。最後にはステンダールにどうか勇気をくださいと書いて締めくくられていた。何か恐ろしい何かと対峙したらしい。

 

震えの血呪を解呪せよ!

 俺達は手掛かりを書斎で探す事にした。俺は棚の隅に小さなモラグ・バルの顔の部分で出来ている呪物を発見した。雰囲気で分かった。これはラマエの時と同じだと。これが血呪と呼ばれる代物だと。

 俺は血呪を作動させた。触ると同時にこれは震えの血呪と呼ばれるものだと分かり、俺達は光に包まれた。気が付くとそこは血と錆で彩られた異様な空間だった。少し調べて回るとマルクスが近寄ってきた。だがセラーナは脊髄反射的にチェインライトニングを放って殺してしまった。ミラークはフォローにならないフォローをしたが後の祭りである。合掌。

 

 セラーナ「ごめんなさい。脊髄反射的に攻撃してしまいましたわ...」

 ミラーク「こんな風に死んでもらうのは悲しいが、仕方あるまい」

 パーマー「ミラーク、それはフォローになってないぞ...」

 

 気を取り直して進むと恐ろしい怪物達が俺達を待ち構えていた。後で知った事だが頭蓋骨の集合体で襲い掛かるのが肉の精、首のない元定命の者は熟れた生贄と呼ばれる存在らしい。血呪だけのに生息する怪物なのだろう。注意して進もう。

 更に進むとヘザーという名前のレッドガードの女性の遺体を発見した。失敬して確認するとラムソールからのメモが入っていた。ユリウスが広間で玩具を散らかしていたので片付けるように命令しておく内容だった。帝都から客人が来るからマルクスに恥をかかせないよう念入りにと書き綴られていた。この時が役人が来た日だったのだろうなと思った。

 読み終えて進むとモラグ・バルに似た怪物が待ち構えていた。するとセラーナは吸血鬼の吸収やアイススパイクを連打して集札したのだった。余程恨みが溜まっていたのだろう。怖ぇぇぇ...。

 後で知った事だがこのタイプの怪物は血呪の精という名前らしい。

 

 セラーナ「ふぅ...。スッキリ致しましたわ」

 パーマー「ソウデスカ~」

 

 最深部に到着すると、熟れた生贄に似た怪物が3体と司令塔と思われる類似した怪物が待ち構えていた。熟れた生贄にタイプは血呪の踊り子で司令塔の方は震えるシビラと呼ばれる存在だと後で分かった。そのどちらも強力な吸血魔法を放つので脅威だ。セラーナとミラークの力を借りて各個撃破が好ましいだろう。

 血呪の踊り子を返り討ちにした後、震えるシビラを死の稲妻で動けなくした後にドラゴンベインの斬撃を浴びせて殺す事に成功した。最後は血呪を解呪したら使用人の鍵を入手した。これで行ける場所が増えるだろう。

 

汚れの血呪を解呪せよ!

 俺はウィンドヘルムの地下世界を探検した時と同じように、ステンダールの角笛を使用する事にした。屋敷に入った時は色々あったので使い忘れていたが、便利なので使わない手はないので再び使う事にしたのだ。そして、行く先々にはやはりユリウスの影はいた。

 南棟に向かい、最初に指示されたのはバルの部屋だった。そこでは2つの手紙を見つけた。1つはラムソール、もう1つはパトリシアという名前の女性からだった。

 ラムソールからはユリウスに対して、黒魔術やアイレイドの民俗学を教えたりするのを止めるように忠告した内容だった。貴族の教養には相応しくないとの考えからだった。

 一方のパトリシアからは、ユリウスの瞳がオブリビオンを覗き込むようだと自分が恐怖しているとの告白だったのだが、バルの両腕で抱きしめてほしいという恋文になっていた。何だかなぁ...。

 更にステンダールの角笛の指し示す方向に進むと、サンミルの部屋に到着した。そこにはメモが置いてあり、赤い魔女に目を付けられたと書き綴られていた。ワルフォロに相談しようとしていたようだ。ここにも魔女が出るとはなぁ...。因果なもんだ。きっと脅威になるに違いない。

 それとサンミルが変死した貯蔵庫に行くとユリウスの影がいた。そこにはスキーヴァーの群れの死体とサンミルと思われる血に濡れた骨がばら撒かれた状態になっていた。地下室に入れなかったので鍵を探して入るとしよう。

 ステンダールの角笛の指し示す方向に進んで行くと、血呪を見つけた。触ると同時にこれは汚れの血呪と呼ばれるものだと分かり、俺達は光に包まれた。

 そこではやはり最初の血呪と同じく熟れた生贄や血呪の精や血呪の踊り子が襲い掛かってきた。返り討ちにして進むと、足場が悪い場所を進まなくてはならなくなった。落ちたら死ぬかもしれないので慎重に進んだ。だが移動する際にセラーナとミラークと離れ離れになった。仕方がない、最深部では俺1人で何とかしよう。

 血呪がある最深部では、巨人の2~3倍はありそうな怪物が現れた。何かの生き物の死骸を頭に被り体が焼け焦げたような怪物で、焼けた死体を武器に攻撃するようだ。後で知った事だが汚れの審判者という名前らしい。

 汚れの審判者の強度はかなりの物で苦戦を強いられたが、俺はサイクロンを放って隙を作り、ドラゴンベインで足元を重点的に斬りつけた。膝を付いた汚れの審判者にとどめの一撃を与えて殺す事に成功した。

 最後は血呪を解呪し、ユリウスの部屋の鍵を入手して元の世界に戻るのだった。