しっかり休みを取った後にバナード・メアに向かうとアルタノが次の討伐指令を言い渡した。ウィンドヘルムの宿屋にデイドラが現れたらしい。キャンドルハース・ホールに行くべきだろう。
寝転がるデイドラを討伐せよ!
俺達はキャンドルハース・ホールに向かった。アルタノの質問に対してアイナさんはヒステリック気味に答えた。数日前からデイドラが居座っているのだとか。
次にアルタノはどういう方法で召喚されたかを確認した。アイナさんはその召喚者は酔っ払いに絡まれた女性だと答えた。やはり女性召喚者か。その後は酔っ払いは悲惨な死に方をしたらしい。絡んだ方が悪いとはいえ、何とも哀れな。その無念を晴らせるかは分からないが、しっかり頑張りますかね!
問題のデイドラのいる部屋に向かうと、ドレモラが大の字で寝転がっていた。そのドレモラはカステットという名前らしい。アルタノの言葉にも耳を傾けずに居心地の良さに満足していた。
どうにも危険はなさそうだ。アルタノはカステットの対処を俺に任せて召喚者捜索に移ると言った。ここで暴れるようなことは避けたい。強制送還させる事にした。召喚魔法はそれなりに使ってきたしセラーナやヴァレリカさんにも教えてもらったので何とか出来た。穏便に済んで何よりだ。
カステット「この野郎!気持ちよく寝てたのに!!」←強制送還の魔法を使用
パーマー「悪いな。こっちも仕事なんでね」
カステットは無事に強制送還された。後は召喚者の女性のみだ。近くにいるのは明白だという事なので俺達はこの部屋で手掛かりを探し、アルタノは聞き込みをするそうだ。
小1時間何かないかと探したが見つからなかった。その後アルタノが戻ってきた。衛兵から妙な噂話を聞いたらしい。今は帝国軍人がウィンドヘルムを警邏しているはずだが?何人かその関係者が残っているのだろうか?まぁそこは重要じゃないな。
その内容はカイネスグローブで不吉な男性がおり、目を合わせた者は気が狂ってしまうのだそうだ。早速向かおう。
人を狂わす男を討伐せよ!
俺達はカイネスグローブに向かった。人を狂わす男はブレイドウッドという名前の宿屋にいるとの情報を近隣住民から得た。中に入って探してみると右目を布でぐるぐる巻きにして覆っている男性を見つけた。バロールという名前らしい。
俺は単刀直入にその眼差しで人を発狂させているのではないかと尋ねた。バロールはそれを肯定したが疲れ切っている様子だ。どうやら賭け事をして負けたら目を抉られて石を埋め込まれたらしい。その石の所為で人が発狂するようになったのだとか。彼の意志に関わらずにだ。
召喚者の女性に関する情報は良いお尻をしていたのを覚えているようだ。下心丸出しだなぁ...。
どうしようかと迷っていたら司祭風の男性に声を掛けられた。どうやらメリディアの信者のようだ。宿屋とはいえ、妙に堂々としてるなぁ。彼は輝きのアントンという名前らしい。
輝きのアントンはステンダールに仕えるのは止めるべきだと俺に忠告した。古来より正義は盲目であり、使い古され今や何の価値もない言葉になった豪語した。とりあえず肯定すると賢明な判断だと言って満足気に頷いていた。面倒くさいなぁ...。
どうやらバロールについても知っているらしく、見るには光りを伴うから更なる光でそれを打ち消せば解呪は可能だろうと言った。確かに盲目だと光は見えないよなぁ。道理ではあるかな?その方法を伝授する前に俺がメリディアを信じるかと問いかけられた。
う~ん、吸血鬼だからそれはないかなぁ。しかし、解決しないといけないので上辺だけ肯定する事にした。輝きのアントンは気持ちがこもってないと言われたがそれは仕方がない。
解呪するための杖は2つあると輝きのアントンは言った。強いタイプと弱いタイプだ。その後、彼は使う上で最も大切なのは信じる心と赦す心だと言った。
それでもし何かあった場合は、その者の信心が足りなかった事になるので自分の責任ではないと前置きしていた。何だか嫌な予感がしてきた。
輝きのアントン「メリディアの光を信じなさい。そうすればバロールも救われるだろう」
パーマー「あ~うん、そうですねー(棒)そうなると思います」
ミラーク「明らかに気持ちが入っていないな」(ヒソヒソ)
セラーナ「吸血鬼にとってはステンダールの番人と同じ位には面倒な相手ですのよ?」(ヒソヒソ)
俺はバロールに杖を向けた。彼は酔っぱらっていたので俺がふざけて杖を向けていると思っているようだった。申し訳ないと思いつつも杖の光をぶつけた。
バロール「フッ!馬鹿な真似は止せ...」
パーマー「な、何とかなれ~!!」←強い光の杖を使用
バロール「うん?ギャー!!」
すると、眩い閃光がブレイドウッドを照らしたかと思うとバロールの姿がなかった。死んだとしても骨も残らない魔法で消滅してしまったのだろうか?何にしても本当に申し訳ない事をしてしまった。
輝きのアントンにこの事を尋ねると、メリディアやその光を信じなかったから体が焼き尽くされたのだと言った。この失敗を明日に活かす事でバロールへの手向けになると言った。いやいや、あまりに極端だろう!俺は一応お礼を言ってブレイドウッドを後にするのだった。
パーマー「おのれ~八大神め!!(棒)メリディア崇拝こそ至高なんだ~(棒)」
輝きのアントン「そうだ。その意気だ。バロールの無念を晴らすためにも精進しろよ!」
セラーナ&ミラーク「...」
俺達はウィンドヘルムのキャンドルハース・ホールに戻った。アルタノに報告したら俺を慰めてくれた。落ち込んでいると思ったのかノルド・ハチミツ酒を1本くれた。気遣ってくれるのだろう。俺は正体を隠しているけれどもありがたいな。
そして、リフト地方にあるステンダールの灯と呼ばれる拠点から連絡が入ったそうだ。リフテンで召喚者の目撃情報を入手したらしいのだ。早速向かうべきだろう。
無銭飲食するデイドラを討伐せよ!
ステンダールの灯は夕方近くに到着した。それでも日がまだ強いので気分が悪い。そう思っていると思わぬ人物が声を掛けてきた。マルカルスでモラグ・バルが待ち構えていた時に共に戦ったティラヌスだったのだ!彼はここで働いている様子だ。あの時の経験をここで活かしているのだろう。俺は彼に再会を喜び合った。
ティラヌス「君がここに来るとは思わなかった。息災で何よりだ!しかし何だその恰好は?ステンダールの番人になったのか?何となく君らしくないな!」
パーマー「そっちこそ無事で何よりだ。この格好に関してはあまり詮索しないでほしいな。成行きのようなものだから」
アルタノ「顔見知りとはな。意外と顔が広いのだなパーマーは」
ミラーク「それなりに奴は旅をしたからな」
セラーナ「そうですわね。スカイリム中を旅したから顔見知りがそれなりに増えましたのよ」
再開の挨拶を済ませた後、アルタノはベテランと思われるステンダールの番人の老人に挨拶をした。ヤコブという名前で彼のお師匠さんらしい。とても畏まっている風に見えた。
ヤコブは召喚者の女性をリフテンの宿屋で見つけることに成功したが、デイドラを召喚されてしまい逃げられてしまったと言った。悪い事にそのデイドラが居ついてしまったのでその対処を任された。彼は召喚者捜索にあたるようだ。アルタノは俄然やる気に満ちていた。お師匠さんの前で張り切っているのだろう。
そして、アルタノは俺達を紹介した。ヤコブは俺の目を見て、いい目をしていてステンダールを思い起こすと言った。
褒めてくれたのは嬉しいがステンダールか...。何だか複雑な気分だ。吸血鬼にそれはおかしくはないか?彼の人の見る目の無さはこの人譲りではないか?言わないけども。そう思っていたらセラーナに無言でまた足を蹴られた。ああもう痛いなぁ!顔に出てたのか?ミラークは後ろで含み笑いをしていた。
ヤコブ「君は本当によい目をしているな。ステンダールを思い起こさせる...」
パーマー「そうですか?(アルタノの人を見る目の無さはこの人譲りか?)」←ゲシ!!(足を蹴られる音)
パーマー(グゥ!)
セラーナ(失礼な事を考えているのは顔に出ておりましたわ)
ミラーク「フッ!(意外と豪胆だな)」
俺達はリフテンの宿屋に向かった。そこはビー・アンド・バルブという名前の宿屋だった。そこではドレモラが大量の料理を平らげており、食べ残しやら皿やフォーク、スプーンにお酒の空き瓶が散乱していた。それを端から見ていたリフテンの住民やビー・アンド・バルブを経営しているアルゴニアン達は気が気ではなかった。
アルタノはヤコブさんに良い報告をしようと思っているのかドレモラに対して高圧的に尋問した。それを受けてドレモラは話す気がないらしく彼を馬鹿にしていた。そのやり取りで知った事だが、そのドレモラはアムケイオスという名前らしい。
アムケイオスは自分に食べられれば分かるかもしれないぞと煽り散らした。アルタノはそれを受けて激高して先に手を出してしまった。ビー・アンド・バルブは乱闘状態になったのだ。
強制送還しようにもこれでは出来ない。俺はアムケイオスの背中をドラゴンベインで斬りつけて隙を作り、アルタノが以前見かけた慈悲の刃という名前の武器を使用してとどめを刺した。
アムケイオス「召喚者が知りたいのか?俺に食べられたら分かるかもなぁ!」
アルタノ「何だと貴様ぁ!!」
パーマー「あーもう滅茶苦茶だよ...」
キーラヴァ「店の中で暴れないでよぉ~!」
討伐完了も束の間、ビー・アンド・バルブの主人であるキーラヴァという名前のアルゴニアンの女性からアムケイオスが食べた料理の代金の1,000ゴールドを支払うように言った。仕方がない、俺はしっかり1,000ゴールドを支払った。彼女も満足してこの一件を済んだ事にしてくれた。騒がしてしまって申し訳ない事をした。今後は気を付けようと思った。
ビー・アンド・バルブでの一件を解決した後にステンダールの灯に報告しに戻った。それを受けてヤコブさんは俺達を労った後、召喚者の女性をラットウェイに追い詰めたが逃げられてしまったと言った。黒檀の鎧を着た剣士の仲間がいたようだ。傭兵らしいが恐ろしく腕が立つようだ。包囲網を真正面から突破する力量を持ち合わせているらしい。
その黒檀の剣士のために追撃隊を編成したとヤコブさんは言った。俺達にはラットウェイでデイドラ召喚の儀式が行われた形跡があるので調査してほしいと言われた。しっかり頑張りますかね!
アルタノにラットウェイに行く事になったと言った。するとラグド・フラゴンに友人がいるのでその人物に当たってみると言った。盗賊ギルドに友人がいるのか?
まぁ俺はグレーゾーンというかヴォルキハル一族という世間で言う所の「真っ黒」な家族を抱えており人の事は言えないので追求しないでおくことにした。それでは向かいますかね。