シャウト集めは中々大変だ。ひとまとめにしておいてほしいと思ったが、それだと悪用するシャウト使いが出てくる可能性があるので、先人達はバラバラに言葉の壁を配置させたのだと考えた。
俺は悪用するつもりはないけど悪人寄りだしなぁ...。微妙なところだ。一応ドラゴンボーンだし、その名に恥じないように気を付けるしかないよなぁ...。
シャウト:フロストブレスを完成させよ!
今度はフロストブレスを完成させようと思う。第1節はもうあるので残り2節分となる。最初はハイヤルマーチのフォルガンスールと呼ばれる古代ノルドの遺跡にあるようだ。そこではいつものようにドラウグルが襲い掛かってきた。
俺達はそれを返り討ちにしつつ、トラップにも警戒して進み、最深部ではドラウグル・デス・オーバーロードを殺して言葉の壁を見つけて吸収した。フロストブレスの第2節・冷凍を覚えた。残りも順調に見つけていこうと思う。
最後の1節はイーストマーチ地方のボーンストレウン山脈と呼ばれる場所にあるようだ。そこではアルドゥイン派のドラゴンが襲ってきたので、試しにメルカの目を使ってみた。大爆発がドラゴンを覆ってそれなりにダメージを負わせた。中々便利だな。
最後はファイアブレスを使ってとどめを刺す事にした。俺は「ヨル、トール、シュル」と叫んだ。第1節のみだけでは得られない火力が口から放たれたのだ。ドラゴンはそれを受けて死んだので、ドラゴンソウルを吸収した。口の中は相変わらずとても熱いが、慣れれば上手く扱えるようになるかもしれない。
ドラヴィンの弓を返却せよ!
次のシャウトの場所はリフト地方にある。だがその前にやる事がある。その近辺にメリーフェア農場と呼ばれる農場に行く事にした。
エズバーンさんをラットウェイ・ウォーレンズから出てもらうためにドラヴィンの弓という名前の弓を見つけたのだ。方々から話を聞いてここのドラヴィン・リラニスという名前のダークエルフの男性の持ち物だと分かったのだ。
ドラヴィンに盗難品があるのではないかと尋ねると、彼は衛兵の対応の悪さや盗賊ギルドの敬う心のない所業に怒りを露わにした。弓は大事な物だがゴールドも盗まれていたようだ。それは気の毒に...。
俺はドラヴィンに弓を返却した。ゴールドはどこにあるか知らなかったので返せなかったが彼は大事な弓が帰っただけでも嬉しいようだ。その報酬としてルビーとエメラルドをくれた。もしまた盗賊ギルドが襲ってきたら自分で何とかすると言った。俺としても助けられて何よりだ。
竜教団の遺産を入手せよ!
その次はストームコールを完成させようと思う。これも残りが2節あるのでしっかり探そうと思う。
最初はリフト地方のフォーレルホストと呼ばれる遺跡に向かった。ミラークはこの場所は竜教団の最後の大砦だと言った。自分はここには呼ばれなかったが強力なドラゴン・プリーストが責任者として勤めていたらしい。その名もラーゴット。戦力を再編成しようとしていたらしいのだ。
しかし、ミラーク自身は反旗を翻したので戦力は大きく減少し、負けてしまった事でソルスセイム島に流刑され、竜教団自体もその後滅ぼされる事となった。何とも無情な話ではあるが、それが歴史というやつなのかもなぁ。
その話を聞きつつ向かうと、帝国軍将兵と思われるハイエルフの男性を見かけた。自らをキャプテン・ヴァルミルと名乗ったが偽名かもしれない。何となく胡散臭い。
ここでは戦争に必要な強力な武器を探していると言ったが、もう内戦自体はとっくに終結している。いつの戦争の話をしているのだろうか?伝令が来ていないだけか俺達を騙そうしているかのどちらかだろうな。
俺は「テュリウス将軍からは何も聞いていませんが?」と言っても密偵がそこら中にいるから知らないだろうとはぐらかされた。竜教団についてはドラゴンを崇拝し圧政を敷いた事を詳しく知っていたり、フォーレルホストは最終的にハラルド王の軍隊によって滅ぼされたという話も聞けた。
ここにある武器とは仮面の事らしい。ドラゴン・プリーストの仮面なのだろう。しかし、ここには亡霊が沢山いるから警戒するようにと忠告された。それと閉鎖区域への侵入にはスコルム・スノー・ストライダーがここに残した日記が手掛かりになるらしい。胡散臭いが最後まで調べて確認してみようと思う。
ヴァルミルの忠告通りに内部は亡霊だらけだった。他にはドラウグルも襲い掛かってきた。それらを返り討ちにして進むと、休憩所のような場所話に上がっていたストルム・スノー・ストライダーの日記があった。
内容はハラルド王がフォーレルホストを攻撃した時の事が書き綴られていた。長い間戦い続けていたようだ。その後声の達人を読んで正門を突破したようだが、内部のトラップでその人物は殺され、竜教団の信者達は抵抗を止めなかった。
更に戦いは激化し、井戸には毒を仕込まれて大勢の兵士がそうとは知らずにその水を飲んで死んでいったようだ。ストルムはこの行為に怒りを露わにしたが、中庭の上の方には生贄を使用した魔法のバリアが邪魔をして進めないようだった。この状態が10年は続くそうだったので諦めざるを得ない状況になった。
その後、態勢を立て直すために北に向かう事になったようだ。この日記はいずれここに来て竜教団の信者が死んだ事を確認してもらうためにストルム自身がこれを残すと書き残してあった。図らずも俺達がここに来る事になったわけだが、これも縁なのだろうか?
そして、日記の情報を基に井戸の方に向かった。毒の影響も懸念っされたが長い時間が経過した事で沈殿している様子だった。そこから先に進むと魔法のバリアは見当たらず、すんなり進めた。これも長い時間が経過した事の結果なのかもしれない。
その道中に碧水晶のドラゴンの爪の爪を発見した。これも後々必要になるので入手しておいた。そして、物語の間に到着したのでそのドラゴンの爪の手の平を見た。キツネ、フクロウ、ヘビの順に合わせていって扉を開いた。
最深部に到着するとラーゴットが目覚めた。炎の精霊を召喚したりドラウグルを目覚めさせたりして数の暴力で攻撃してきた。その他にもドラゴン・プリーストの杖で炎の壁を発生させて身を守りつつエクスプロージョンを放ってきた。吸血鬼にはキツイ相手だ。
まずはドラウグルと炎の精霊を殺していった。その間にミラークがラーゴットに揺ぎ無き力やファイアブレスを放って攻撃した。元竜教団の司祭としての意地があるのだろうと思った。俺はオークフレッシュで鎧を強化しつつ、サイクロンで援護しつつ、とどめは彼に譲った。
その後、俺はラーゴットの遺体を失敬してその仮面を貰う事にした。どうやらスタミナが強化されるようだ。これをヴァルミルに渡すことになる。多分そうならないだろうけど。絶対に何かある。
そして、フォーレルホストを出ると屋外に言葉の壁を見つけたので吸収した。ストームコールの第2節、天罰を覚えた。残りも順調だといいなと思う。
ヴァルミルの所に戻ると、今度はストームクロークの将校の装備を身に付けてストームクローク兵にフォーレルホストにかいるように誘導していた。しかし、その兵士は亡霊を怖がって入ろうとしない。
そこで俺達が現れてみると、ヴァルミルは明らかに狼狽して取り繕うとしたがストームクローク兵と一緒に攻撃してきた。なぜそうなる?!
だがすぐに決着がついた。ミラークが先んじて攻撃したので俺が攻撃する間がなかった。ストームクローク兵とを殺した後、ヴァルミルを自分の剣で殺したのだ。相当腹に据えかねていたのかもしれない。いつものようにセラーナが死霊術を使用する前に決着がついたのだ。
竜教団を舐めるなという意味だろうか?ミラークは語ろうとしなかったが、多分そうなのかもしれない。反旗を翻してもそこの司祭だったのだから。
ヴァルミルの遺体から失敬して、手紙を持っていたので読んでみた。変装すればノルドやスカイリムに住まう人々には分からないと明らかに馬鹿にしており、ラーゴットの仮面を入手したらラビリンシアンに持って来るようにと命令されていたようだ。
サルモールだろうか?それとも別の勢力か?だがヴァルミルを殺してしまったのでそれは聞けなくなった。でもこれで良かったのかもしれない。もし最後にアルドメリ自治領が関与していたら、きっと大変な事になっていただろうから。
巻物探しを手伝え!
ストームコールの最期の1節は、ペイル地方のハイゲートの遺跡と呼ばれる古代ノルドの遺跡にあるようだ。そこに向かうと、ドラウグルを相手に臆することなく攻撃しているノルドの女性を見かけた。彼女はアンスカという名前らしい。
ここはヴォクンという名前のドラゴン・プリーストの墓であり、アンスカの家系とイスグラモルを結びつける巻物が眠っているはずだと言っていた。しかし、そのヴォクンは強大な相手のようで力を貸してほしいと彼女は言った。ご安心を。こちらにもドラゴン・プリーストがいるからね。しかもとびっきりの強い奴がね。
道中はトラップがいつもの如く厄介で、ドラウグルも大勢襲い掛かってきた。俺はハルバードを使用して返り討ちにしていった。この武器も使用経験があまりないのでしっかり使えるようにしていこうと思う。
最深部ではヴォクンが待ち構えていた。氷のマントで身を守りつつサンダーボルトで攻撃したり、ドラゴン・プリーストの杖からエクスプロージョンを放ってきたりしてきた。セラーナはアンスカさんを警護しつつ、ミラークは揺ぎ無き力やドラゴンアスペクトを使用して接戦していた。
俺はサイクロンを放つことで隙が出来たヴォクンにハルバードで攻撃していった。よろめいたところを俺が渾身の一撃をぶつけてヴォクンは死んだ。その後、その遺体から失敬してエクスプロージョンを放つドラゴン・プリーストの杖とヴォクンの仮面を貰う事にした。仮面の方は召喚、幻惑、変性魔法のコストが少し減るようだ。
ヴォクンを殺した後に封印された巻物を見つけた。アンスカさんは喜び、報酬として火炎召喚の呪文書をくれた。どんなことが書いてあるのかと尋ねたら暗号化されているので、解読に時間が掛かるようだ。でも見つかって何よりだ。
そして、言葉の壁を見つけたので吸収した。ストームコールの第3節、稲妻を覚えた。これもドラゴンソウルが揃い次第解放しようと思う。
白き小瓶を復元せよ!
小休止としてモーサルに立ち寄ると、配達人が近づいてきた。どうやらクインタスさんからの手紙を預かっているようだ。ヌレリオンさんの看病の傍らに、白き小瓶を修復する方法を研究していたようだ。材料があれば実現可能らしい。急いでウィンドヘルムに向かおう。
ホワイトファイアルに到着すると、クインタスさんは俺達に白き小瓶を修復するための材料集めを依頼した。世界のノドの天辺にある溶けない雪、巨人だけが知っているマンモスの牙粉、フォースウォーン・ブライアハートが心臓に埋めているブライアハートの3つだ。上記2つはまだではあるが、フォースウォーンを殺す(もしくは食事)機会は何回かあったのでもう持っている。割とすぐに終わりそうだ。
その材料をどういった用途で使うのか尋ねることにした。
ブライアハートはフォースウォーンの行う奇妙な儀式の技術を用いるので、小瓶の魔法に形を持たせられるそうだ。形作る話は門外漢には説明が難しいので許してほしいと言われた。俺は実際に門外漢だからそんな事は気にしない。ヌレリオンさんを助けられればそれでいいんだ。
解けない雪はグレイビアードが日の光を無視することを教え込んだせいで、熱を寄せ付けないらしい。元々はこれで白き小瓶が作られたのだから当然と言えよう。
最後のマンモスの牙粉は巨人のみが知っている技術で得られるのだそうだ。マンモスの牙は鉄のように固いがそれを細かく砕き、固めた雪の格子に注ぎ込むことで、降ったばかりの粉雪の繊細さと最高に固い鋼鉄の強さを併せ持つことになるそうだ。
なるほど。色々と教えてもらったので勉強になった。それでは探しに行きますかね!
最初は世界のノドに向かった。天辺には確かに溶けない雪が積もっており、それを少量だけ貰った。
次はペイル地方のストーンヒルズ崖と呼ばれる巨人の住処に向かった。そこには巨人が1人いたが俺は初めてではあるが幻惑魔法の鎮静を使った。すると巨人は落ち着きを取り戻し、武器である棍棒を収めたのだ。今まで使わなかったが、今後は使っていくのも良いかもしれない。そう思いながらマンモスの牙粉を入手した。
これで全て材料を集めた事になる。俺達はホワイトファイアルに戻り、クインタスさんに渡した。彼はとても喜び、アルケイン付呪器で調合を開始した。
クインタスさんはすぐさまヌレリオンさんに修復された白き小瓶を持って行った。
生死の境を彷徨っていたヌレリオンさんは驚きを隠せないでいたが、クインタスさんが白き小瓶が薬で満たされていると説明しているのを満足そうに聞いている内に息を引き取ってしまった。間に合わなかったという事だろうか?それにしても不憫だ...。
クインタスさんはヌレリオンさんが一生の仕事が無駄じゃないことを知って死んでいったと言い、仕事をやり遂げられるように、立派に力を貸してくれたと俺達を評価した。俺には彼が無理して元気に振る舞おうとしているようにも見えた。
クインタスさんは白き小瓶を俺に譲ると言った。これがあるとヌレリオンさんが消耗していく日々を思い出してしまうからだと言った。俺はクラルミルと同じ位の伝説の一部だと評し、彼が望んだような幸福を得られるといいなと言ってくれた。その言葉だけでも嬉しい。
そして、クインタスさんは白き小瓶に入れる液体はクラルミルと同じ技量がないために、1種類だけしか入れられないと忠告された。入れられるのは以下の通りだ。
治癒の力を使えるようにしたい、害ある魔法に耐える力がほしい、戦闘での持久力を高めたい、魔法の腕前を高めたい、戦闘で威力のある攻撃を繰り出したい、より上手に闇に紛れたいの6つから選ぶことになった。
俺は色々迷ったが、戦闘での持久力を高めたいを選んだ。吸血鬼故に日中での戦闘が発生した場合は致命的だからそのカバーをしようと思ったからだ。クインタスさんは了承し、液体を注いでもらった。
ヌレリオンさん亡き後はどうしていくのか尋ねると、これから彼の事を伝えていくそうだ。手記を読むだけでも一生かかるかもしれないと言っていたが、元気が戻った気がする。彼の今後に幸あれと俺は内心思いながらホワイトファイアルを後にした。
ロルフ・ストーンフィストの復讐
ホワイトファイアルを出る頃にはもう朝方だった。しんどくなりながらもウィンドヘルムを出ようとすると、ロルフに出くわした。俺を路地裏に呼び出し、帝国軍に加担してウルフリックを殺し、ダークエルフやアルゴニアンの味方になった事を糾弾した。あまりの差別発言の多さからミラークやセラーナも武器を抜きかけたが俺が抑えた。
俺は「その考えはもうやめた方がいいと思いますよ?貴方の為にもならない」とやんわり諭したが、それはロルフの憎しみに油を注ぐだけだったようだ。そのために喧嘩に発展してしまった。お互いに100ゴールド懸けて勝った側がその賞金を貰えるという流れだ。
一般人に対して暴力を振るう気はなかったが仕方がない。俺は拳をロルフに叩き込んだ。3,4発位殴ったら彼は膝をついた。経験が違うんだよ、経験が。俺は賞金として200ゴールドを頂いた。セラーナとミラークは「それみたことか」というような雰囲気でロルフを見下ろしていた。
殴られた箇所を押さえながらロルフは「チクショウが...。アカヴィリの余所者がよぉ...。俺達の英雄を、ウルフリック・ストームクロークを殺しやがって!」と恨み節を並べながら立ち去ったのだ。彼だけが俺を恨んでいるわけではない。きっとウィンドヘルムのウルフリックの支援者がそれに連なる感情を抱いているのだろう。
また同じような事が起きるかもしれない。スカイリムのために戦ったとはいえ、彼等の英雄を殺した罪は消えないのだと俺は思い知るのだった。
山賊団の崩壊
未完成のシャウトは今のところ氷昌のみとなる。残りは2節なので根気強く探そう。最初はペイル地方のフロストミヤ砦と呼ばれる遺跡にあるようだ。そこに行くとノルドの女性が俺達に食って掛かった。どうやら山賊のようだが、仲間と思われる山賊の遺体が転がっていた。話だけでも聞くべきだろう。
彼女はイーサ・ブラックソーンという名前らしく、見た目通りに山賊団にいたようだが友人の1人がボスの剣を盗んだことで自分が責められたので、脱退する事にしたらしい。もう愛想が尽きたらしく、俺達が殺しても気にしないと言っていた。どうするか迷ったが見逃すことにした。山賊を辞めて真っ当に生きるなら良し、そうでなければ他の冒険者に殺されるだけだ。
イーサを見逃した後、山賊の遺体から失敬してメモを見つけた。イーサとその友人ラジールを殺して首を持ってきた者に、100ゴールドの報奨金を出すという内容だ。なるほど、関係修復は絶望的だったから彼女は辞める決心をしたんだな。
山賊を吸血したりしながら進むと、この山賊団のボスであるカイルという名前の男性の日記を見つけた。イーサは元々シドナ鉱山の受刑者らしい。ラジールはカジートの男性のようだ。彼女等が参加したおかげで、発掘作業や稼ぎが順調になったらしい。
発掘作業時に洞窟を見つけたらしいが、森があったが動物はいないようだった。あるのは記念碑のような物と台座に置かれた剣だけだ。不信に思いながらも剣を取ったらしく、そのせいかラジールがおかしくなったようだ。機構が目立つようになり、剣を貸してほしいと言ってもきちんと応じるつもりはなく、カイルは殺すために用いるつもりのようだ。
その後、ラジールのメモを見つけた。蒼白の淑女と呼ばれる存在に苦しめられており、カイルが持ち出した剣を元に戻せばこの苦しみから解放されると考えているのでそれを強行すると書き綴られていた。
最後はイーサの日記を見つけた。ハジバールという名前の人物から暗殺者を差し向けられており、ラジールと一緒に逃亡していたようだ。その後、カイルの山賊団に加わることが出来たようだ。山賊団の発掘作業の見直しを行ったりと精力的に働いていたようだ。
しかし、カイルが見つけた洞窟を機に事態は一変する。ラジールは蒼白の淑女に狙われていると錯乱するようになり、そんな彼を不憫に思うのだった。
何とかしようとしたが状況は変わらず、カイルは剣に魅入られてラジールを殺す気満々だった。もうどうしようもなくなったので、イーサは荷物をまとめて逃げ出す算段にしたらしい。それが俺達と話す前の来事だったようだ。
日記に記されていた洞窟まで到着した。そこでカイルと思われるノルドの男性を発見したがラジールに致命傷を負わされていたので虫の息だった。剣を取り戻すそうとしたがその次の瞬間に事切れてしまった。
その後、祭壇で蒼白の淑女を再度封印しようとしたラジールだったが、上手く封印出来ずに殺されてしまった。その蒼白の淑女とはウィスプマザーだった。強力な冷気魔法を使うが俺達にはあまり効果はない。俺とミラークはファイアブレスを放って返り討ちにした。
蒼白の淑女を殺した後、ラジールの遺体からカイルが魅入られた剣を見つけた。ペイル・ブレイドという名前の剣だった。敵に冷気ダメージとスタミナダメージを与え、弱い動物や人間を逃走させる能力もあるらしい。もう封印の必要がないから貰っておく事にした。
そして、言葉の壁を見つけたので吸収した。氷晶の第2節、氷の体を吸収した。残りは1節だ。頑張ろう。
ヴァレリカの帰還
いよいよシャウト集めも終わりが見えた頃にセラーナがお願いをしてきた。ソウル・ケルンにいるヴァレリカさんを迎えに行きたいのだそうだ。
確かにハルコン卿の死後結構な時間が経っている。色々忙しいのもあったがそれが遅くなってしまった。その遅れを取り戻すために俺達はヴォルキハル城に向かった。ミラークは入れないので城門にて待機してもらうことにした。
俺はソウル・ケルンに入った後、ヴァレリカさんに迎えが遅くなったことを謝罪し、ハルコン卿が死亡した事を報告した。彼女は帰還を妨げるものがいないことを喜び、荷物を纏めてヴォルキハル城に戻るのだった。
ヴァレリカさんは故郷に帰れた事をとても喜んだ。その後、俺は今後どうするのかと尋ねた。彼女はソウル・ケルンでは特別な研究をする時間を与えてくれたので、ヴォルキハル城で研究を完成させると言った。
その研究が完成するのを期待して俺達はヴァレリカさんと別れた。これから最後のシャウトの1節を探しに行く時に、ミラークが呼び止めた。彼は俺にカホヴォゼインの牙と呼ばれるダガーをくれた。これはドラゴンに生贄を捧げる時に使用する儀式用の物らしい。なんて物騒な物をくれるんだ...。
しかし、それ以外にも用途があるかもしれないので俺に譲るとミラークは言った。単に押し付けな気もするが、何かあった時に使えるかもしれないと思ったのでありがたく受け取る事にした。それじゃ、いよいよ最後のシャウト集めを行いますかね!
フロストフロウ灯台殺人事件
氷晶の最後の1節はウィンターホールド地方にあるフロストフロウ灯台と呼ばれる場所にあるようだ。しかし、そこでは何かに襲われたのかレッドガードの一家の惨殺死体が転がっていたのだ。シャウラスの死体も転がっていた。
ハブトという名前の男性が書いた日記によると、このフロストフロウ灯台を購入して新しい人生を始めるつもりだったようだ。しかし、息子の方はマニで娘の方はスディという名前らしいが、彼等からは不興のようだったが気にしていなかった。ここで異音が発生してもあまり気にしなかった。
その後、悲劇が起きた。妻のラマティがシャウラスに殺されてしまう事件に発展した。どうやらシャウラス自体を知らなかったようだ。地下室に行って鍵を掛けようとしているらしい。これがどれ位前かは分からないが無事だろうか?望み薄かもしれない。
スディの日記も見つけたので読んでみた。彼女は灯台以外何もない場所で暮らすのにウンザリしており、マニとは喧嘩が絶えない様子だった。異音についてはハブトがスキーヴァーの歩く音だと考えており、毒と罠を購入したが絶対に違うと思っていたようだ。
この異音はスディが引き留めるためにわざとやっているとマニが思っているらしい。話にならないので複製した地下室への鍵を持ち出して、ラマティのお気に入りの小物入れに入れたらしい。その情報を基に俺は地下室の鍵を入手した。
その後、マニの手紙を見つけた。ハンマーフェルに行く気満々でハブトが地下室から戻ってくるまではここにいるつもりだったらしい。しかし、結果としてシャウラスに殺されてしまった。
最後はラマティのラ日記を見つけた。ハブトがフロストフロウ灯台を購入する事になった動機が記されていたのだ。彼女との約束で月を2つ夜空から手に入れるという約束をしたかららしい。なんてロマンチックな人なんだろうなと思った。
しかし、ここの到着してからのラマティはお気に入りの鍋が見つからなかったり、スディとマニが親元を離れたがったり、ハブトの加齢が日に日に増しているのを懸念したりと精神的な負担が続いていたようだ。
その少し後にハブトはラマティに再び約束を申し出た。自分が死んだらその骨を灯台の明かりの中に入れて、永遠に海を見渡したいと。それは結構夢のある話だなと思った。だが今ハブトはどこにいるのだろうか?
そして、あの異音についても触れていた。スディがその異音について話すとマニはスキーヴァーではないかと言ったのだ。ラマティはスキーヴァー嫌いらしく、それ以来地下室には入らなかった。
どうやら順風満帆というわけにはいかなかったらしいな。せめてこのシャウラスをどうにかするのはやるべきだろう。
地下室に入るとシャウラスの群れを見つけた。結構な数がいたのだ。虫嫌いにはキツイ光景だろうな。その他には裏切られし者ことファルメルやフロストバイト・スパイダーもいた。怪物だらけだったのだ。
これにはセラーナやミラークは絶句した。俺もここまで酷いとは思わなかった。あの一家は事故物件を掴まされたのではないだろうか?
シャウラスの卵は至る所にあり、それらを破壊して回ったがキリがなかった。最深部ではフロストフロウ灯台に巣くうシャウラスの親玉を見つけた。
かなりの巨体で苦戦を強いられたが、俺はシャウラスの親玉の顎をしっかり持ってから口に向けてファイアブレスを放った。それを受けてかなり苦しみだした。俺も口が熱かったが再度ファイアブレスを放って焼き殺した。
その後、シャウラスの親玉の体からハブトと思われる頭蓋骨を発見した。捕食されて死んでしまったようだ。助けられなくて残念だ。
ハブトの頭蓋骨を回収した後、言葉の壁を見つけたので吸収した。氷晶の第3節、像を覚えた。これもドラゴンソウルが揃い次第解放しようと思う。ようやく手持ちの持っているシャウトは全て完成した事になる。他にもあるだろうが大変なのでこれ位で止めておこう。また探せばいいだけだ。
最後にハブトの最期の約束を俺が果たす事にしようと思う。灯台の明かりの中に頭蓋骨を捧げたのだ。そうすると何か祝福のようなものを授かった。船乗りの安息というものらしく、回復魔法の効果を少し上げるようだ。これでハブトの一家の無念を晴らせただろうか?せめてもの手向けになればいいのだが...。
俺達は彼等の魂に幸あれと願いながらその場を後にした。長旅だったのでドーンスターで休もうと思う。しかし、この判断が途轍もない地獄の始まりだと後になって知るのだった。
























































































