スカイリム(SkyrimSE) メインクエスト編 第8話 ドラゴンレンド習得への旅 | TES&fallout forever

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 俺達はハイ・フロスガーに向かうためにイヴァルステッドに向かった。そこでノルドの男性が「レイダ、見えないぞ!どこにいるんだ!」と騒ぎながらウロウロしていた。このままなのは不憫だと思ったので話を聞く事にした。

 

レイダを探せ!

 騒いでいたノルドの男性はナルフィという名前らしい。家族のレイダ(恐らく女性。姉か妹かはよく分からなかった)が植物採集の時に行方不明になったそうだ。ウィルヘルムという名前のノルドの男性からは心配しなくてもすぐに戻ると慰められたが、全く戻らないので不安のようだ。

 両親にはお別れが出来たが、レイダは突然消えたので生きているのか死んでいるのか分からないので、お別れも言えない事を嘆いた。ならば力になって見つけ出すとしようか!

 ウィルヘルムはヴァイルマイヤーという名前の酒場で働いていた。俺はナルフィはどんな人物か尋ねてみる事にした。助ける相手の事をしっかり知っておこうと思ったからだ。害のない人で、レイダが行方不明になってから気が触れたと言っていた。いつもは川の向こうの両親から遺された家に住んでいるという話だ。

 レイダが戻って来るという話は、気の毒なナルフィを落ち着かせるために言っただけだったようだ。それならば仕方がないか...。

 いつもは東方の川にある小さな島で植物採集していたらしい。それがある日、ふっと姿を消したそうだ。そこにはゲイルムンドの間と呼ばれる洞窟のような場所があるとウィルヘルムは教えてくれた。そこには何があるのだろうか?

 早速ゲイルムンドの間に行こうと思ったが、川底でレイダの遺体と思わしき白骨遺体を見つけた。遺体を失敬すると、レイダの物と思われる首飾りや植物採取した物もいくつかあった。どういう過程でこうなったのかは分からないが、レイダ本人の遺体とみて間違いないだろう。

 俺はナルフィさんに本当の事を言うべきか迷った。これ以上の残酷な真実を告げれば自殺してしまうのではないかと思ったからだ。彼はしきりにレイダの事を尋ねてきた。

 俺は嘘を吐く事にした。レイダはその内帰るから、証拠の首飾りを受け取ったと。それを聞いたナルフィさんは喜び、彼女の帰りを待つと言った。思い出の品を届けてくれたお礼としてデスベル、ベラドンナ、炎の塩鉱石を報酬としてくれた。

 悪い事をしてしまったが、これ以上苦しむ事はないのでこれで良かったかもしれない。嘘は良くないが、他に良い方法が思いつかなかった。後ろめたい気持ちになりつつも、俺はナルフィさんの家を後にした。

 

グレイビアードとの交渉

 ハイ・フロスガーに到着後、アーンゲール師にアルドゥイン討伐のためのシャウトを教えてほしいとお願いしたら、怪訝な顔をした。誰から聞いたのかと言われたので正直にブレイズだと言ったら、彼はブレイズを「無謀な傲慢は底が知れぬ」と罵倒した。こちらもこちらで相手を嫌っているようだ。

 ブレイズの道具のままでいるつもりなのかと叱責されたが、俺は「ブレイズとは協力しているが、操られているわけではありません」と毅然として答えた。それを聞いたアーンゲール師は抑制を欠いてしまったと反省し、それでもブレイズは信じるなと警告した。ドラゴンボーンに仕えた事実は1つとしてないのだと。どっちを信じたらいいんだ?

 アルドゥインに対して決定的なシャウトは「ドラゴンレンド」と呼ばれるものだと教えてくれた。しかし、このシャウトは悪名高いとアーンゲール師は言った。当時の竜教団と敵対した者達は、ドラゴンの行った残虐な統治に憎悪を募らせており、それがシャウトとして発せられる状態にまでなっていたらしい。憎しみに飲まれ、怒りがシャウトに込められる状態になったそうだ。 

 シャウトを学ぶ時は、そのシャウトは己の存在に取り込まれ、シャウトそのものになると言えるそうだ。学んで扱うにはその悪をも取り込む形となると教えてくれた。激情に飲まれるなというわけだな。

 そのドラゴンレンドを学ぼうと思ったが、創始者達の手によって声の道から外されてしまったらしく、学ぶ手段が閉ざされた事を俺は悟った。しかし、パーサーナックスならば知っているかもしれないとアーンゲール師は言った。

 以前、最初に声の道を学んだ時に聞いた名前だ。世界のノドに1人住む孤高の存在。声の強き者だけが道を学べるとアーンゲール師は言い、外でそこまで行くためのシャウトを教えると言った。なるほど、厳重に守られているわけか。その分期待大だな!

 

パーサーナックスとの対話!

 中庭に出た後、アーンゲール師は床にシャウトを刻んでいった。それは晴天の空と呼ばれるシャウトで、第1節の空、第2節の春、第3節の夏まで全てを刻んでくれた。グレイビアードの長年の慣習を曲げてまで教えてくれるなんて、感謝しかない。

 晴天の空は霧を吹き飛ばすがそれも僅かな間だけ。パーサーナックスへの道は険しいので用心するように忠告された。俺はアーンゲール師に感謝して進む事にした。

 眼前に広がる霧はとても強い勢いがあった。俺は「ロク、ヴァー、コール」と叫び、先程学んだ晴天の空を使った。すると、一時的にとはいえ本当に消えた。それを繰り返し使いつつ、襲い掛かってくる氷の生霊やフロスト・トロールを返り討ちにして進んだ。

 時間は掛かったが世界のノドへと到着した。こんな所に人が住んでいるのだろうかと思っていたら、年を取ったドラゴンが現れた。俺は身構えたがそのドラゴンはとても穏やかな雰囲気だった。

 戸惑う俺を他所にそのドラゴンは自分の名前を名乗った。パーサーナックスであると。

 驚いた俺はまさかドラゴンとは思わなかった事を口にすると、パーサーナックスは「父アカトシュがこう作ったのだ。お前が...ドヴァーキンであるようにな」と言った。何となく分かったような分からないような...。

 俺はドラゴンレンドをパーサーナックスから教えてもらおうと思ったが、最初にドラゴン(ドヴ)同士が最初に出会った時に守るべき儀礼があると言った。年長者が最初に話をした後に後輩が話すという流れだ。確かドラゴン同士の戦いは会話と同じという摂理をグレイビアードで習ったな。そういう事か。

 パーサーナックスは今から発するシャウト(スゥーム)を聞いて、骨で感じ、ドラゴンボーン(ドヴァーキン)ならば立ち向かって見せろと言った。その後、彼はファイアブレスを言葉の壁に向けて放った。よし、やってたろうじゃないか!

 俺は言葉の壁の前に立ち、ファイアブレスの第2節、業火を学んだ。パーサーナックスはファイアブレスを自分に向けて放って欲しいと言った。今まで吸血鬼故に使った事がなかったので、第1節の炎を初めて使った。口の中が熱い!

 それを受けたパーサーナックスは俺が放ったのは弱いファイヤブレスでありながらも、俺の中に竜の血脈が確かに存在すると確信し、同族と話すのはとても久しぶりだと感慨深げに言った。そう言ってくれるのはありがたい。ファイアブレスは完全に使えるようになるように頑張っていこうと思った。

 ドラゴン同士の挨拶も終わったのでドラゴンレンドについて学ぼうとしたが、パーサーナックスはそれを知りようがないと言った。ドラゴンではその心が理解できないからだと。う~ん、八方塞がりか...。

 その後、パーサーナックスはなぜドラゴンレンドを学びたいのかと質問してきた。俺は特に深い考えを抱いているわけではなかったが、アルドゥインに世界が滅ぼされるのは嫌だと思った。俺は吸血鬼ではあるが、この世界は何だかんだ言っても素晴らしいと思うのだ。

 だから俺は「この世界が好きだ。滅んでほしくない」と答えた。それを聞いたパーサーナックスは「他に劣らぬ良い答えだ。同じ考えの者は多いが、そうでない者達もいる」と言った。

 次のパーサーナックスの質問は、今ある世界は次の世界のために滅びないといけない眠れる卵かもしれないが、新たなる世界の誕生を妨げるのか?といった内容だった。この質問も難しい。しかし、次の世界のために今の世界が滅びなければいけない道理はないのだ。

 俺は「新たな世界の事は、我々の力の及ばぬ事だ」と答えた。パーサーナックスは「いい答えだ」と感慨深げに言った。

 パーサーナックスは、俺の介入が世界の終焉を早める力を均衡しているかもしれないが、次の世界が分からないのと同様に前の世界の終わりも分からない、終焉を早めようとするものが崩壊を遅らせるかもしれないがその逆も然りと言った。

 確かに難しい問題だ。介入しなければいいのかもしれないが、アルドゥインの好きにさせておくわけにはいかないし、この世界には俺なんかよりもずっといい人が大勢いる。それだけでも抗う価値はあるはずなのだ。

 

エルダー・スクロールを使用して過去へ跳べ!

 長い問答に付き合ってくれたお礼を言いつつ、なぜ世界のノドに住んでいるか分かるかと聞かれた。考えてもみなかったと答えると、最も神聖な山だと言いつつ、声の達人達がここでアルドゥインと死闘を繰り広げた場所だとパーサーナックスは言った。

 それでもアルドゥインは敗れたわけではなく、ドラゴンレンドを使用しても十分な戦果にはならなかった。そのため彼等はある物を使用したのだ。それはエルダー・スクロールだったのだ。それを用いてアルドゥインを時の流れに漂うように仕向けたのだった。

 その結果は意図的ではなかったが、ドラゴンが消滅する事を願った者達もいたとされる。しかし、パーサーナックスは分かっていた。時が歩みを止めないために、アルドゥインは帰ってくるのだと。

 それこそがパーサーナックスがここにいる理由だった。定命の者ならば何千年という歳月をかけて、彼は待っていたのだ。だが、アルドゥインがどこに現れるかが分かっても、いつ現れるか分からない。ここでエルダー・スクロールを使用した事によって時が砕けてしまったのだ。

 時の傷跡。それが世界のノドの現状だ。エルダー・スクロールがあれば時の修復され、ドラゴンレンドを使用した時代に遡る事が可能となる。

 俺はエルダー・スクロールをいくつも所持した状態にある。その内の1つ、竜の書もある。この書は手元で鈍く輝いていた。パーサーナックスは運命に導かれていると評した。この大地の骨組みは俺の思うがままだと。

 あまりエルダー・スクロールを使うのは避けたかったが我儘を言っている場合ではない。これでしかドラゴンレンドを学ぶ事が出来ないのだ。セラーナ、ミラーク、パーサーナックスが見守る中で俺はエルダー・スクロールの竜の書を開示した。その瞬間、俺は光に包まれ時の彼岸へと旅立った。