俺はシェオゴラスが言った事が気掛かりだったのだが、シヴァリング・アイルズに帰ってしまった以上接触しようがない。このモヤモヤを払拭するために旅をしていこうと考えたのだった。
ヴォルスキーグの探索!
俺は道中ノルドの遺跡を発見したので探検がてら行ってみると、山賊とドラウグルが襲い掛かってきた。三つ巴戦になりつつもドラゴンベインで斬り殺したり、吸血していった。飢えも渇きも充分癒えて気分が落ち着いてきたところでシェオゴラスが語り掛けてきた。
シェオゴラスは「吸血鬼としてまたランクアップだ!ナイトロードだとさ、おめでとう!どうだ、思い出したか?まだだって?ヒントをあれだけ身近にあったのにまた思い出せんとは!答えはもう喉元だぞ。もしくは喉に詰まらせた方が幸せなのかもしれんがな?」と言っていた。一方的に向こうが喋った後はこちらが言おうとする前に途切れてしまった。何なんだよ一体...。
気を取り直して遺跡を調べていくとここはヴォルスキーグと呼ばれる遺跡だと分かった。その後、開けた場所に到着したが難解なトラップが仕掛けられていて、何度かドラウグルと戦闘になった。どのハンドルの順かが分からなかった。
台座のヴォルスキーグの4本のトーテムという題名の本を読むと、何となく分かった気がする。1人目の全てを恐れるはヘビ、2人目の誰も恐れないはクマ、3人目の食べられるものを食べはキツネ、4人目は2人目を恐れるはオオカミの順でハンドルを回せばいいようだ。恐る恐る実行したら上手く出来た。ノルドの遺跡はこういうトラップが多いのが難点だなと思う。
そうして更に進みつつ、フロストバイト・スパイダーやドラウグル・デス・オーバーロードを殺して進んだ。最深部である頂上では言葉の壁を発見した。それを吸収したら、旋風の疾走の第3節、大嵐だと分かった。これで全て揃ったのでドラゴンソウルが揃い次第解放して使えるようにしようと思う。
旋風の疾走の完成も束の間、大きな音を立てて棺の蓋が空いた。そこからドラゴンプリーストが蘇ったのだ。氷の精霊を召喚したりアイスストーム、アイスジャベリンを繰り出したりした。冷気魔法に長けているのか吸血鬼の身でも堪える。俺は雷のマントを使用して身体の周囲を防御しつつ、死の稲妻で攻撃した。
向こうのマジカが枯れ始めたのを機にドラゴンベインによる斬撃を繰り返してとどめを刺した。その後遺体を失敬してドラゴンプリーストの仮面を貰う事にした。ヴォルサングという名前らしい。この仮面には持ち物を少し軽くする事や水中で呼吸が出来る能力、更に売買で少し良い思いが出来るとあった。舌の達人、交渉上手だったのだろうか?
アンソール山でのドラゴン退治!
俺はヴォルキハル城に戻り、セラーナを再び旅の仲間に加えた。1人旅も充分堪能したし、シェオゴラスとの問答で寂しさのような感情を募らせたからだ。彼女はそれを了承して旅に動向してくれた。その内ミラークも再び誘うつもりだ。
その後、俺達はウィンターホールド地方にあるアンソール山と呼ばれる山に向かった。噂で聞いたのだがそこにはドラゴンが潜伏しているらしい。久々にドラゴンボーンらしい事をしようと思ったのだ。
地図を頼りに向かうとやはりドラゴンはいた。奴はファイアブレスやフロストブレスを放って攻撃してきた。セラーナはアイススパイクを放ち、俺は死の稲妻を駆使して地面に引き摺り下ろした。最後はドラゴンベインで斬り殺し、ドラゴンソウルを吸収して討伐した。
そして、言葉の壁もあったのでそれも吸収した。氷晶の第1節、氷を覚えた。またこれも旅の中で完成させようと思い、アンソール山を後にした。
ロストタン高台でのドラゴン退治!
今度はミラークを迎えにソルスセイム島に向かった。ミラーク聖堂で信者達に魔法やシャウトを教えていた彼に旅の誘いをしたら快く了承してくれた。聖堂は信頼出来る部下に任せて、ソルスセイム島を後にするのだった。セロも誘おうと思ったが、彼は最近傭兵の仕事が忙しいようなので誘わなかった。また機会があればその話をしようと思った。
スカイリムに帰った後は、リフト地方にあるロストタン高台と呼ばれる場所にドラゴンが潜伏していると衛兵から聞いたのでそこに向かう事にした。
地図を頼りに向かうと噂通りにドラゴンはいた。だが威圧感が凄かったので猛者だと直感した。ドラゴンの方も殺気立って俺達を攻撃してきた。セラーナはアイスストームを放ち、ミラークはファイアブレスを放ち、俺は死の稲妻を放った。流石の猛者もこれには堪えたようで徐々に劣勢になった。地面に引き摺り下ろした後はドラゴンベインで斬り殺して、ドラゴンソウルを吸収した。
そして、言葉の壁もあったのでそれも吸収した。不安の第1節、恐怖を覚えた。これもいつか全部揃えるようにしようと思いながら、ロストタン高台を後にした。
ドラゴン復活の謎を探れ!
俺はしばらく放置していたがデルフィンの話を聞くためにリバーウッドに帰ってきた。スリーピング・ジャイアントに行くと従業員であるノルドの男性が血相を変えて駆け寄ってきた。彼の名前はオーグナーというらしい。今来たならば早くデルフィンに会うように急かされた。いつまで経っても来ないから心配していたようだ。流石に待たせ過ぎたか...。
俺達は地下室に入ってデルフィンと再会した。長い間待たせ事をお詫びして彼女の許しを貰い、本題に入る事になった。俺がドラゴンボーンであるか不審に思っている様子だった。待たせ過ぎた事も拍車を掛けていた。
どうやらサルモールの罠かどうかを警戒していたようだった。ドラゴン復活に関係しているかもしれないと考えているようだ。流石にサルモールでもそれは難しいんじゃないかな...。
ウステングラブから角笛を盗んだのはグレイビアードに先んじて行動し、俺に接触を図るためだった。俺に何をさせたいのだろうか?
デルフィンは結論を先に述べた。ドラゴンはどこからか舞い戻ったのではなく、生き返ったのだと。死んでいたのだと。それはブレイズの先人達のおかげで滅ぼせたから間違いないと彼女は言った。デルフィンはブレイズの生き残りなのか?それではアンソール山やロストタン高台にいたドラゴンは誰かが蘇らせたという事になるのか?
どうしてそれが分かったのか尋ねると、それは俺がかつてブリーク・フォール墓地で見つけたドラゴンストーンがドラゴンの墓地を示す地図となるとデルフィンは明かした。あれにそんな役割があったとは知らなかった。そのパタンを推測し、南東から広がっていることが分かった。現時点ではリフテン近くのジェラールから進んでカイネスグローブと呼ばれる集落にあるドラゴンの墓地で行動を起こすはずだと彼女は言った。罠か分からないが行くしかないだろう。
支度を整えたデルフィンはオーグナーに一時的にスリーピング・ジャイアントを任せ、俺達と共にカイネスグローブに向かった。
ドラゴンを復活させる存在
デルフィンの指示の下、カイネスグローブに到着した。そこでイドラという名前のノルドの女性にドラゴンの墓地について尋ねたら、そのドラゴンがどこからかやって来てここの墓地に降りて行ったと慌てて言った。何をするか分からないが何とかしてほしいと懇願していた。ならば早急に対処しよう。
ドラゴンの墓地に行くと俺は驚いた。カイネスグローブにやって来たドラゴンはヘルゲンを襲撃したものと同一のドラゴンだったからだ!実際には飛び立つところしか見ていなかったのだが、あの黒き肉体と真っ赤に光る翼や顔!忘れるわけがない...。
そのドラゴンはシャウトを墓地に向けて放ったが、それはミラークも知らないシャウトだった。あのドラゴン特有の技なのだろうか?
あのドラゴンは特別なシャウトでドラゴンを蘇らせることが出来る事が分かった。どちらも相手にするには情報が少ない。まずは蘇ったドラゴンを殺す事に専念しよう。
蘇ったドラゴンはサーロクニルと名乗った。しかし、蘇ったばかりなので本領発揮とはいかなかったようだ。デルフィンは弓矢を使って攻撃し、セラーナはアイスストームを放ち、ミラークはファイアブレスを放ち、俺は死の稲妻を駆使して集中攻撃した。蘇ったばかりで悪いが、こちらも待ってばかりはいられないからな!
こうしてサーロクニルを殺してドラゴンソウルを吸収した俺を見て、デルフィンは俺がドラゴンボーンである事を認めると言った。俺が知らない情報を開示すると言った。ここでしっかり聞くべきだろう。
今後の方針の話し合い
デルフィンはやはりブレイズの生き残りであり、そのブレイズは元々ドラゴンスレイヤーであったと語った。その上位のドラゴンスレイヤーであるドラゴンボーンに仕えるために存在するとも語っていた。何だか凄い展開になってきたな...。
最後のドラゴンボーンである皇帝が亡くなって以来200年間、その存在意義は見失われていたが、ドラゴンの復活によりその意義も復活したのだと言った。そのブレイズについて知らない事が多かったので尋ねてみると、セプティム王の護衛のためにタムリエル中で知れ渡った存在だったが、それを覚えている物はもうほとんどいないと嘆いた。その200年間もその意義を見出すために足掻き続けていた様子だった。
デルフィンを含めたブレイズの生き残り達は大戦時も活躍しており、そのグランド・マスターはサルモールをタムリエルに対する最大の脅威と認識していた。人知れずに戦っていたが、対等にやり合える存在ではなかった事を後に思い知る事になってしまったようだ。
サルモールが関わっているのは早合点ではないかと俺が反論すると、ドラゴン襲来がウルフリックの処刑時に都合よく表れた事で彼が逃げられてしまい、再び内戦が継続したのはサルモールにとっては美味しい展開であるはずだとデルフィンは持論を述べた。う~ん、そうなのかねぇ?
それを調べるためにもサルモール大使館に潜入すべきだとデルフィンは提案した。俺がそれをやるのだろうか?目立つんじゃないの、色んな意味でさ...。だがこれ以外妙案がないのも事実。彼女は一旦リバーウッドに戻るようだ。俺達も今後の段取りを煮詰めるために同行するのだった。