俺はブルー・パレスに急行し、執政をしているノルドの男性に先程の陳情の件を確認する事にした。彼の名前はファルク・ファイアビアードというらしい。ヴァル二ウスが神経質なだけだと捉えており本気で捜査する気はないらしかった。
その内容はウルフスカル洞窟と呼ばれる場所で旅人が消えたり、妙な光が見えたりするといった不可解な話だった。どうにも野生動物の仕業か山賊の所業だと考えているようだ。しかもそこは曰く付きであり、オオカミの女王ポテマが死霊術を使用する儀式として使っていたそうだ。
旅先でオオカミの女王の話が記された本を何冊か見かけた事もあるし持ってもいたが、旅が忙しくて読んでいなかった。どうやら強力な死霊術師であったらしく、死後500年が経過しても呪われていると思う人々が多数いるようだ。仕方がない。俺が何とかやってみますかね。
ポテマ復活を阻止せよ!
地図を頼りにウルフスカル洞窟に行くと、そこではスケルトンやドラウグルの攻撃を受けた。死霊術師もいたので何か行っているのは確実だろう。俺はドラゴンベインと吸血鬼の種を駆使して進んだ。ある程度進むと、マジカが波のように遺跡の頂上部分に集結しているのを目撃した。大掛かりな術を行使しようとしている様子だった。
見たところ 儀式師を中心として死霊術師達がポテマを復活するための儀式を執り行っている様子だ。ポテマの魂に呼びかけ召喚しようと目論んでいるらしい。そうはさせるか!俺は遺跡の頂上を目指したがドラウグル・スカージやウォーカー、儀式のための警護をしている死霊術師の攻撃を受けた。
俺は山賊同様にしっかり吸血して死霊術師を殺しつつ、ドラウグルもドラゴンベインで斬り殺していった。血液の薬だけでは得られない充足感があるのでこればかりは止められない。案外俺もポテマと似たようなものかもしれないなぁ。危ない奴には変わりない。
充足感満載のままに死霊術師達を吸血したり斬り殺しながら進むと、ポテマの召喚で何やら雲行きが怪しくなる展開になった。ポテマはムンダスに帰還する事を望んだが、死霊術師達はポテマを使役する事を目論んでいたのだ。
言葉によって縛ろうとしたが、ポテマは従う気はなかったので儀式は上手くいきそうになかった。これはチャンスだ。一気に攻め込んで中断させるべきだろう。
死霊術師達も焦っており、俺にドラウグル・デス・オーバーロードを差し向けてきた。流石に吸血する暇もなかったので死の稲妻を駆使して敵の数を減らしつつ頂上を目指した。
頂上に辿り着くと死霊術師2名と儀式師の老婆を見つけた。俺は先手必勝とばかりに死の稲妻を駆使して2名の死霊術師を転落死させた。後がない儀式師はアイススパイクを連発したが、俺はドラゴンベインで防ぎつつ逃げようとした隙を突いて脳天目掛けて一突きした。残酷な殺しをしてしまったがポテマ復活を完全に阻止するために行ったのだ。恨み言はオブリビオンで聞くからその時まで勘弁して欲しい。
死霊術師が全滅した事を機にマジカの塊は天井の穴を通ってどこかに行ってしまった。ポテマの復活は阻止できたが魂はムンダスにあった。つまりマジカの塊を利用して移動したのではないだろうか?警戒しておくべきだろう。
俺はブルー・パレスに戻り、ファルクさんにウルフスカル洞窟での出来事を報告した。死霊術師がポテマ復活を目論んでいたと知った時には驚愕の顔つきだった。その歴史には詳しくなかったが完全復活していたら恐ろしい事態になっていただろう。
その事についてはきちんと阻止しておいた事を伝えるとファルクさんは安堵した。この貢献に対して1,000ゴールドを報酬としてくれた。助けることが出来て良かった。もう少しソリチュードに滞在してここの仕事を手伝おうと思った。
トリグの角笛を祀るべし!
その後、俺はエリシフ首長に呼ばれた。ウルフスカル洞窟の出来事を耳にしたらしく、個人的に頼みたい事があるらしい。それは亡き夫である上級王トリグの遺品を祀ってほしいというお願いだった。帝国ではタロス式が禁止されているのでひっそりとやるしかないようだ。その遺品はトリグが戦の時に使用していた角笛だった。その願い、俺がしっかりと叶えるべきだろう。
それと俺がウルフリックを殺した事をテュリウス将軍から聞いたらしく、彼に対する憎しみを露わにして語った。臆病者が権力を欲しただとか自分が上級王に相応しいと思い上がっていた等と言い放ったり、その際の怒りが爆発して生み出されたシャウトの力が悪夢から出てきたようだったとも言った。
よっぽど恨んでいるんだなと思った。俺は所帯を持ったことがないが、伴侶を殺されたら同じように恨むかもしれない。その気持ちは分からないでもない。俺は内心ウルフリックの事は敬意を払うが、その罪はきちんと償うべきだとは思うので、ウィンドヘルムで討ち取ったのは間違いではなかったと思いたい。俺の行動が間違っていたら、死後きちんと謝りに行こうと思った。
タロスの祠はどこでもいいわけではなく、ホワイトランから離れてシマーミスト洞窟と呼ばれる場所から南東にある岩陰に隠れた場所に存在するらしい。かなり遠く手時間が掛かったがようやく辿り着いた。隠れてやるから仕方がないのだろう。
いざトリグの角笛を置こうとしたら、サルモールが急襲してきた。俺は戦う気がなかったが向こうはその気だった。サルモール兵士はエルフのメイスを振りかざし、サルモールの高官は破壊魔法のファイアボルトやファイアボールを駆使して攻撃してきた。
俺は回避しつつサルモール兵士をドラゴンベインで斬り殺し、残ったサルモールの高官を死の稲妻で吹き飛ばして殺した。どうしてここに現れたのだろうか?理由はその高官が持っていた手紙にあった。
その内容は隠れてタロス崇拝している人物の強制逮捕を行うためだったようだ。その指揮をしているのがエレンウェンという名前の人物で、今回俺を襲う現場指揮官だったのがロルカリンの使徒という名前のハイエルフの男性だったのだ。
あまりサルモールと揉めたくはないなと思いながらも、トリグの角笛をタロスの祠に祀った。これでいいはずだ。そう思い、俺はブルー・パレスに戻るのだった。
俺はきちんとトリグの角笛をタロスの祠に祀った事を報告した。エリシフ首長は感激して、報酬として従士に推薦する機会を与えてくれた。ソリチュードの人々を助けて、ここの不動産を得ることでなれるのだ。他の地方と同様だった。もう少し滞在するし、荷物を整理したいのでそうする事にした。
話は変わるが、俺はエリシフ首長に次の上級王になるのかと尋ねた。その答えはストームクロークの残党やドラゴンの脅威等、スカイリムにおける様々な脅威が去ってから上級女王になると言った。確かに今の状態ではそれは難しいだろうと思う。その方が賢明かもしれないと俺は思った。
次にテュリウス将軍の事は信用しているかと尋ねた。スカイリムの人々は彼が戦う事ばかりに気に掛けてはいまいかと心配しているが、エリシフ首長は彼のおかげでスカイリムは守られていると主張した。俺もそう思う。彼は気難しい面もあるが戦いばかりの事しか気に掛けてはいないと思うからだ。
故にテュリウス将軍の指導力を信じるしかないとエリシフ首長は言った。そうでなければどんな選択肢があるのかといった。確かに万能の人物はいない。周りがその補助をしつつ、理想に近づけていくしかないと思うのだった。
元斥候の頼みを聞け!
俺はソリチュードの困っている人々の助けになるために行動を開始した。その時にレディアント装具店の近くでゴールドを恵んでほしいとインペリアルの男性が言っていた。俺は10ゴールドを彼に恵んだ。彼は喜び、自分はノスターという名前だと言った。鷹の目の異名を持っているようだ。
かつては帝国軍の一番の斥候だったそうで、問題行動を起こす相手にはどこまでも追跡した経験があるらしい。だが自分の兜を無くしてからはツキが無くなったらしく、段々落ち目になっていったようだ。取り戻したら報酬として、自分の斥候の技を伝授すると言った。俺はそれを引き受ける事にした。
その兜が無くなったのがシャドウグリーン洞窟と呼ばれる場所だ。地図を頼りに行き、内部に入ると自然が満ちており安心する空間だった。しかし、スプリガンに操られているホラアナグマの攻撃を受けた。やはりそううまくいくわけないか。
スプリガンを殺して先に進もうとしたが、それよりも一回り大きいタイプのスプリガン・マトロンと呼ばれる存在も何体かいた。いつものスプリガンが放つスプリガンスプレーの攻撃力も上がっており、集団戦では厄介だ。俺は死の稲妻を駆使して転落死を狙って排除していった。
その後、頂上に行くと宝箱の中にノスターさんの兜を発見した。俺はそれを持ち帰ると彼は大喜びして斥候の技として、隠密の技を習った。俺もそれにお礼を言って彼と別れた。
借金を工面しろ!
いい感じに夜更けになったので気分よく散歩していたらブレトンの老人が俺に賭け事をしない方が良いと忠告してきた。彼はオクティーブ・サンという名前らしい。酒と賭け事の所為でイルンスカー・アイアンハンドという名前のノルドの男性に借金をしたようだ。俺はその借金を工面する事にした。
イルンスカーは吟遊詩人大学で休んでいた。ここは趣があるのでいつか見学してみたい場所だと思った。いかん、仕事仕事っと。
イルンスカーにオクティーブの借金を何とかしたいと提案したら、関係者がその借金を清算しないとダメだと言われた。俺はその借金を払う事にした。総額330ゴールドを即金で支払った。
借金清算の報告をオクティーブさんにするととても喜び、かつて自分が学んだ両手武器の使い方を報酬として伝授してくれた。俺はそのお礼を言って彼と別れた。
吸血鬼による吸血鬼退治?
夜だったがブルー・パレスに立ち寄った。そこでは王宮魔術師のブレトンの女性が読書をしていたが俺に気付いて俺にお願いしたい仕事があると言ってきた。名前はシビル・ステントールというらしい。その内容は吸血鬼討伐の依頼だった。
俺もヴォルキハル一族を守る身であるのでそれを受けるのは問題ないが、シビルは目からして吸血鬼だった。彼女も身の安全のために野良吸血鬼の一掃を考えているのだろうか?まぁやりますけどね。場所はパインムーン洞窟と呼ばれる場所だ。
俺がパインムーン洞窟に侵入すると、吸血鬼達が攻撃してきた。同族を殺すのは忍びないが、俺も攻撃に徹した。死の稲妻を使って分断を図りつつ各個撃破に努めた。最後は吸血鬼の長を壁際に追い詰めて、ドラゴンベインで斬り殺して吸血鬼の住処を一掃した。
俺もいずれはこんな死に方をするのだろうか?その時はコールドハーバー行きは確定だろうなぁ...。
俺はブルー・パレスに戻り、シビルさんにパインムーン洞窟の吸血鬼の住処を一掃したと報告した。彼女は洞窟に住む吸血鬼を汚らわしい生き物だとか、非文明的だと言っていた。自分は明るい場所が好きだと言っていた。
俺と似たように市井に紛れて生きていく事を選んだのだろう。シビルさんの価値観には反論したい気もするが、俺にその資格はないと思ったので黙っておく事にした。その後、報酬としてサファイアの銀の首飾りと幻惑魔法を伝授してくれた。
報酬を貰い終わった後に、俺はシビルさんにどれ位長く王宮魔術師を務めているのか尋ねてみた。上級王トリグの父君の頃に迎えられ、王宮魔術師として任命したのはトリグの方だったらしい。教育担当を任されていたようで、成長し玉座に座るトリグを見るのが誇らしかったようだ。だがそれもウルフリックの襲来で終わりを告げる事になる。
ウルフリックには象徴が必要だったとシビルさんは推測していた。帝国、白金協定、タロス崇拝の禁止等を打ち破るために上級王の座に就いたトリグを殺す事でその象徴を得ることが出来たということになる。
トリグの父であるイストロッドが25年間スカイリムを守るために上級王を務めたが、死後は息子のトリグが引き継いだ。俺はその時に内戦が始まったのかとシビルさんに問うと、それは違うと答えた。ムートの投票でトリグが上級王になったのはイストロッドが亡くなった後だった。その時のウルフリックはスカイリムの独立を語っており、用心深く反逆の意志を示していたらしい。
その他に驚きの話も教えてくれた。上級王トリグはウルフリックに尊敬の念を抱いていたようなのだ。もし戦いではなく説得を試みたならば素直に応じていたかもしれないとシビルさんは推測した。そうだったのか。応じていたならばスカイリムは大変な事になっていたかもしれない。殺されはしたが英断だったと思う。
シビルさんはアルドメリ自治領はスカイリムのみの力で退治出来ない眠れぬ野獣と評し、帝国軍には多くのノルドが従軍しているので、その見返りとして食べ物や資源を得ている事でスカイリムは飢えることがない事、帝国を統一したタロスは生前はタイバー・セプティムであり帝国は彼の物でもあるので裏切る理由はないと明言した。そのため上級王トリグはそれを壊す勇気がなかったと結論付けた。
だが協力を拒んでくれたおかげでストームクロークの独立戦争は頓挫する布石にもなった。やはりお互いに協力してアルドメリ自治領と戦うべきだったと俺は改めて思うのだった。
山賊退治!
シビルさんとの話を終えた後、ファルクさんに声を掛けた。彼はエリシフ首長の手の回らない所を任されているようでかなり忙しいようだ。
次に内戦は帝国軍が勝利したのでエリシフ首長の立ち位置はどうなるかと尋ねると、上級女王になるのは確定のようなものだが他の首長達の指示を確実なものにして初めて有効となる。そうして彼女の支配を受け入れればスカイリムは平和になると言った。ウルフリックのように野心が先行することはなさそうなので安心出来ると俺は思った。
その後、俺はファルクさんから山賊退治の仕事を引き受ける事にした。難破したオルファン・ティアー号と呼ばれる船の残骸に山賊達が占拠しているらしい。それでは取り掛かりますかね。
地図を頼りにオルファン・ティアー号の所に行くと、山賊達を発見した。その数は3人だ。俺は吸血鬼の誘惑を使って2人を吸血して殺し、残るその頭を吸血鬼の種で弱らせつつドラゴンベインで斬り殺した。これで全滅した事になるだろう。ファルクさんの下に戻って報告しよう。
ブルー・パレスに戻りファルクさんにオルファン・ティアー号の山賊達を殺した事を報告した。彼は喜び、報酬として100ゴールドをくれた。これでソリチュードの治安維持に大分貢献出来たと思う。
レイヴンスカー・ホロウ洞窟を探索せよ!
その後、家を買う軍資金を集めるために、いつぞやのどこかで衛兵から聞いたレイヴンスカー・ホロウ洞窟に向かった。そこにはハグレイヴンの住処になっているという話だった。侵入すると確かにその通りだった。相変わらずファイアボルトは脅威なので死の稲妻でその暇も与えずに殺していった。
その時に檻の中に幽閉された山賊の男性が俺に助けを求めてきた。力になると言っていたが信用はしなかった。その保険としていつでも攻撃出来るように準備しておいた。そんでもってハグレイヴンが持っていたレイヴンスカー・ホロウの鍵で檻から解放してみれば、このまま身ぐるみを剥ぐか殺してから身ぐるみを剥ぐかといった。
やっぱりね、そうは問屋が卸さないっての!後は予想通りキッチリ殺して戦利品を逆に奪ってレイヴンスカー・ホロウ洞窟を後にした。
就任 ハーフィンガルの従士!
いよいよソリチュードの不動産を購入する軍資金を賄うことが出来た。その額破格の25,000ゴールド!!今まで稼いだゴールドをほとんど使う金額だった。流石に現在の首都だけあって土地代やら品質やらで高額なのだろう。
俺は全額支払い、ここの不動産であるプラウドスパイヤ―邸の鍵を受け取った。その他にリビングと寝室の改装で各2,000ゴールド、玄関の装飾に500ゴールドを支払った。他はまた貯金が出来てからでいいだろうと思ってこれ位で止めた。
プラウドスパイヤ―邸の所有権を得たのでエリシフ首長からハーフィンガルの従士に正式に任命された。その記章としてウィッチハンマーと呼ばれる武器をくれた。雷撃のダメージと2倍のマジカのダメージを与える武器だ。気前良すぎな気もするが、ストームクロークを壊滅させたお礼も兼ねているのだろうか?
その後、プラウドスパイヤ―邸に行き内装を見るとなかなかに良さげな雰囲気だった。また貯金したら改装を完了させようと思う。内装を見終わった後に私兵となるノルドの女性が現れた。ジョディスという名前らしい。剣の乙女の異名を持つらしい。これは心強い。この家を守るのにふさわしいだろうと思った。
ポテマを封印せよ!
プラウドスパイヤ―邸購入のために金欠になりかけたので、旅で得た物を売り払っていると配達人が現れた。手紙はファルクさんからだった。その内容はポテマに関する緊急の要件だった。俺は急いでブルー・パレスに向かった。
詳細をファルカスさんに聞くと、スティルという名前のアーケイの司祭の見解ではポテマは死んではおらず霊魂の状態で生き永らえているようだ。この状況を打開する策を聞けるかもしれないので早急に向かうべきだろう。
俺はソリチュードの死者の間に向かった。そこでスティルと思われる老人に出会った。彼にポテマの件で詳細を確認すると、魂のままで生き返る訳ではないので地下墓地に潜って力を蓄えていると推測されるようだ。召喚の儀式に立ち会った俺は繋がりを持ったので接触しやすい状態にあるので今がチャンスでもあると言った。
ポテマの遺体を見つける必要があるが、それは500年以上も前なのでスケルトンと思われるとのこと。地下墓地はドール城の近くの神々の聖堂の地下から行けるようだ。早急に向かうべきだろう。
俺はもう少しだけポテマについて聞いてみた。500年前は帝国を引き裂こうとした邪悪な存在ではあったが優秀な死霊術師だったようだ。皇帝の座まであと少しだったがそれが叶わなかったようだ。も未だ生きていたら唯一のセプティムの血を引く存在となり、皇帝になれたはずだと残念がった。
その他にも色々聞いてみた。両親がアーケイの司祭だったから死者の間で育ったも同然である事、初めてソリチュードに来た時に処刑されたロックヴィルはスティルさんが担当だったアルディス隊長に頼み込んできちんとノルド式で葬式を挙げるように許可をもらった事だ。
それとソリチュードには闇が広がっていると言った。狼の女王やペラギウス、上級王トリグやロックヴィルの公開処刑がそれにあたるとスティルさんは考えているようだ。どんなに煌びやかに着飾っていても闇が引き寄せられていると持論を述べていた。なるほど、確かにそうかもしれない。でもそれはきっとスカイリム中に広がっているのではないかと思った。ドラゴンや俺を含めた吸血鬼、山賊や盗賊、闇の一党やおまけにデイドラ等が様々に存在しているからだ。
その後、死者の間を後にした俺はポテマ対策にある物を用意することを決めた。「アレ」を用いれば確実に殺せるかもしれない。
神々の聖堂の地下からポテマのいる地下墓地に侵入した。そこでは彼女本人が語り掛けてきた。俺が「束縛から守ってくれた英雄」と皮肉を込めて言っており、俺を殺して使役すると宣言した。そうはさせるかっての!
地下墓地はドラウグルもいたがポテマの信者と思われる吸血鬼達もいた。また同族を殺すのは忍びないが、覚悟を決めて殺していった。その後、聖域の扉を守護する吸血鬼がいたが俺を定命の者と誤解していた。気付かなかったのだろうか?まぁ重武装していたから気付かなかったのかもしれない。
そう思いつつも、ドラウグル・デス・オーバーロードとその吸血鬼を殺し、ポテマの聖域の鍵を入手して先に進んだ。
ポテマの聖域にはまだまだドラウグルや吸血鬼が待ち構えていた。それらを殺しつつ進み、死体だらけの部屋に着くとまたポテマが語り掛けてきた。死んで俺に仕えるように言っていたがお断りだ。拒否すると死体を一度に3体蘇生させて襲い掛かってきた。恐るべき相手だ。早急に討伐しなければ!
業魔VSポテマ
聖域の最深部に辿り着くと、ポテマの霊体が待ち構えていた。彼女は俺を殺すためにドラウグルの軍団を差し向けた。俺は破壊魔法の氷の罠を仕掛けつつ迎撃した。
しかし、ソウル・ケルンで見かけた命を吸う光線をポテマも使ってきた。吸血鬼でもそれは危ないのでもう少しで死ぬかもしれない窮地に追い込まれた。仲間を連れてくればよかったかもしれない。そう思っていても仕方がないので血液の薬をしっかり飲んで引き続き迎撃した。
ドラウグル軍団を全滅させた後はいよいよポテマとの対決だ。彼女は遺体のスケルトンに入り攻撃してきた。揺ぎ無き力や雷の精霊を召喚したりもしたが1対1ならば負けはしない。
確実にここで始末するために秘策として持ってきたドーンブレーカーを使って攻撃した。如何に霊魂だけでも入れ物がスケルトンならば効果はあるはずだと考えたからだ。敢えて今使用したのはポテマに対策を取らせないようにするためだったのだ。
ドーンブレーカーの光はポテマだけでなく俺にも脅威だった。流石不死者殺しのアーティファクトだ。振るうたびにジンジン手が焼けるような痛みがしたが、攻撃を受けるポテマはなお痛いだろう。そのまま一気呵成に攻撃して遂にポテマを殺す事に成功した。俺はその頭蓋骨を回収して地下墓地を脱出した。
俺は死者の間に行ってスティルさんにポテマの頭蓋骨を渡した。彼はその遺体を浄化する準備に入ると言った。ソリチュードは俺に大きな借りが出来たと評価してくれた。何だか照れるな。
その後、ブルー・パレスに行ってファルカスさんにポテマを殺す事に成功したと報告した。俺が射なければ大惨事になっており、ヴァルニウスさんの話を聞くべきだったと自分を恥じた。エリシフ首長もこの件はお礼を言いたいそうだが内密に処理する方針で固めるそうだ。
最後に報酬として1,500ゴールドとソリチュードの盾をくれた。ポテマ復活を未然に防ぎ、ソリチュードを守れて良かった。俺は満ち足りた気分でブルー・パレスを後にするのだった。