スカイリム(SkyrimSE) 内戦編 第2話 再統一に向けて | TES&fallout forever

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 作戦会議中に帝国軍兵士からある知らせが届いた。ストームクロークの一団がホワイトランに迫ってきたのだ。投石器を用いてホワイトランの壁を粉砕し始めているとのことだ。何てことだ、ウルフリックは本当にやってのける気だ。同じノルド相手でも帝国に就くならば容赦する気はないのだろう。俺は急いでドラゴンズリーチを出た。

 外に出るとホワイトランが所々火の手が上がっていた。幸い住民達の死傷者は出ていなかったがそれも時間の問題だろう。俺達で止めるしかないのだ。ストームクロークを返り討ちにして守るしかない!

 

ホワイトラン攻防戦

 正門を出た後、高台にてリッケ特使がホワイトランの衛兵達と帝国軍人達に演説をした。この戦いは帝国やスカイリムにとって重要な日になる事、ウルフリックとその支持者達とその首長達への重要なメッセージを送ることになる事、それとこれからの戦いはスカイリムとその民のためにする戦いだと言った。最後には帝国とスカイリムのためにと高らかに宣言して戦闘開始となった。

 リッケ特使も辛いんだなと俺は感じた。ならば俺も少しでも内戦が早く終結するように頑張らなければなるまい!

 俺は先陣を切ってストームクローク兵を殺していった。死の稲妻による波状攻撃を皮切りにドラゴンベインによる斬撃等で返り討ちにしていったのだ。

 だがホワイトランの防衛のためのバリケードは破壊され、大勢のホワイトランの衛兵や帝国軍人が殺された。全てを守り切る事は不可能だがやはり辛いものがある。早く終わらせねば!

 俺はなるべくス多くのストームクローク兵を殺すように努めた。1人1人確実に殺して数を減らし、反撃しやすくするのだ。そうすればいくらストームクローク兵の中に古参兵が多かろうがやりやすくなるというもの。その読みは当り、徐々にストームクロークは劣勢になった。そうして盛り返した帝国軍とホワイトランは一気に攻勢に転じた。

 最終的にはストームクロークは敗退し、ホワイトランの侵攻を断念せざるを得ない状況となった。上手くいって良かった。しかし、犠牲も大きかった...。

 戦いが終わる頃にはもう朝方だった。だがその日の出は俺達の勝利を祝福吸ているようにも感じた。

 その後、バルグルーフ首長は戦い抜いた帝国軍兵士とホワイトランの衛兵達に賛辞を贈った。この戦いの勝利を神々が祝い、その勇気と技能はソブンガルデの間に伝わりその称賛が鳴り響いていると誇り高く語った。

 ストームクロークに打ち勝つことで、向こうには大義が空っぽであることを周りに知らしめ、この戦いの達成感により心が満たされているだろうと言い、ホワイトラン市民はこの恩を一生忘れないと感謝の気持ちを代弁した。

 だがウルフリックは止まることなく、帝国を支援するノルド達を攻撃し、ありとあらゆる場所で混乱と不破の為を撒き続けるだろうと危険視した。その暴挙に臆することなく戦い続け、命を落とした仲間の為にも倒さねばならないと語った。野心を抱くウルフリックを野蛮な獣と例え、黙って見過ごす事はスカイリムとその民の名誉を傷つけるだけだと豪語した。

 最後にはホワイトランと帝国のためにと高らかに言って演説は終了した。最初にあった時には想像も出来なかった位の堂々とした演説、そして覚悟の姿だ。俺もそれに応えられるように奮戦しようと思う程だった。

 その後、俺はテュリウス将軍にホワイトラン防衛成功の報告のためにドール城に戻った。勝利の報告は彼を喜ばせ、ウルフリックの野望を挫くことが堪らなく嬉しい様子だった。俺としても内戦が早期終結するなら何でもやろうと思っている。これ以上無用な犠牲はもう有ってはならないと思うからだ。

 そして、俺を審問官の地位に昇進させ、碧水晶の剣の灼熱を付呪された物を報酬として受け取った。帝国はしっかり働いた者への報酬はしっかりやる事の表明らしい。俺としてもありがたい。

 次の任務はペイルの帝国軍野営地に赴き、リッケ特使から重要任務を受け取るようにと言われた。それでは向かいますかね。

 

ペイルでの偽装工作

 俺がペイルの帝国軍野営地に到着する頃には夕方だった。リッケ特使は到着した俺を労った後に本題に入った。ドーンスターにいるストームクロークの指揮官に、嘘の指令を伝えて欲しいと言われた。そのためには本物の指令書が必要になる。

 ストームクロークの配達人はナイトゲートかキャンドルハースの宿屋を頻繁に利用しているらしい。そこの宿屋の主人を「説得」して指令書を入手するのが俺の任務となる。なるべく穏便に進めようと思った。俺は民間人相手に荒っぽい事はしたくないからね。

 俺は近くにあるナイトゲートを目指す事にした。コルバンヤンドから北東にある宿屋だ。そちらの方が近かったというのもある。到着後に宿屋の主人と思われるノルドの男性に挨拶をした。彼はハドリングという名前らしい。

 単刀直入にストームクロークの配達人の話を持ち出すと、お客の秘密は口外しない方針だと言って口をつぐんだ。俺は説得の材料として300ゴールドをハドリングに渡した。宿屋の運営資金という名目でだ。

 その情報では、ストームクロークの配達人はしょっちゅうここを訪れるので待っていた方が早いと言った。ならばこ子でしっかり待とう。すれ違いで時間を無駄にしたくはないからね。

 少し待つとストームクロークの配達人が現れた。俺は気付かれないようにそっと指令書を盗んだ。ストームクローク相手だが、無用な殺しは避けたいからだ。

 ペイルの帝国軍野営地に戻ってリッケ特使に指令書を渡した。それを読み込んだ彼女は帝国軍の計画をよく調べてあると呟いた。ダンスタッド砦と呼ばれる砦に応援要請しているようなのでそれを阻止しなければならないとのこと。

 その後、リッケ特使は指令書を「修正」して俺に手渡した。思いっきり偽造してたな...。まぁ勝つためには汚い事もやらないといけないんだろうけどさ。これをドーンスターにいるストームクロークの指揮官に渡さねばならない。追っ手を撒くことで自由に動けるようになるからだと彼女は言った。ならば今すぐにでもやりますかね!

 俺はストームクロークの装備を身に付けて、ドーンスターのホワイトホールに向かった。格好を似せとかないと怪しまれると思ったからそうして現地のストームクロークの指揮官と思われるノルドの男性に話し掛けた。どうやら彼は俺が危険でありながら伝令を届けに来たストームクローク兵だと誤認しているようだ。騙すようで悪いが作戦なので仕方がない。

 その指揮官はフロークマル・バナー・トーンという名前らしい。彼は偽の指令書を受け取ると帝国軍の情報が手に入ったと思い込んで歓喜していた。そして、ウィンドピークで1杯飲んで帰ったらどうかと提案したが、俺は適当にはぐらかしてその場を後にした。

 ペイルの帝国軍野営地に戻り、偽装工作が上手くいった事を報告した。それを受けたリッケ特使は俺に報酬として1,000ゴールドを支払ってくれた。

 そして、本来の指令書にあったダンスタッド砦を奇襲してストームクローク兵を全滅させる作戦に打って出ると言った。俺もそれに合流すべきだろう。

 

ダンスタッド砦を制圧せよ!

 俺は地図を頼りにダンスタッド砦に向かった。そこで帝国軍と落ち合い、奇襲をかけた。ストームクローク兵達は仲間が現れると思っていただろうが、来たのは帝国軍人だからさぞ驚いた事だろう。そのせいもあってか攻撃が遅れ、俺達の集中攻撃に成す術も無く殺されていった。元々増援を要請していただけに戦力が少なかったのが災いしたと見るべきだろう。

 あっという間に陥落させる事が出来たのでテュリウス将軍に報告に戻るべきだろう。

 ドール城に戻ってペイルを制圧した事を報告した。テュリウス将軍はドーンスターを手に入れることでウィンドヘルムを射程圏内に入れることが可能になったと言った。軍事的に動きやすくなるのだろう。

 各戦闘で活躍するのは十分に訓練された兵士達が戦争に勝利を齎すと豪語し、それが出来るのは神から才能を与えられた選ばれた者達だと語った。

 その後、俺は軍事長官へと昇進し、報酬として黒檀の剣を報酬として受け取った。何だかあっという間に出世してしまうのはいいのだろうか?俺を認めてくれているからだろうけれど。まぁそれに見合う働きをしてみせよう。

 今度はリフトの帝国軍野営地に向かうように指示された。そこではストームクロークに対して驚かしてやろうと冗談めかして言っていた。また何かありそうだ。まぁやってみせますがね。

 

リフトの執政を脅迫せよ!

 リフトの帝国軍野営地に赴いた。到着したのは夕方頃だった。リッケ特使から詳細を聞くと、首長の執政であるウッドエルフのアヌリエルという名前の女性が盗賊ギルドに繋がりがあると言った。

 公になれば都合が悪い筈なので、腐敗した活動の証拠を見つけて「協力」してもらうように仕向けるようにするのが俺の仕事だと言った。脅迫しろというのだろう。仕方がないがやるしかないようだ。

 それに衛兵の目もあるので困難だろうと忠告された。隠密と思慮深さを要求されると言われたが、早期終結のため出来る事はしっかりやると俺は言ってリフテンに向かった。

 俺はリフテンのミストヴェイル砦に向かった。そこでは衛兵の監視が厳しかったが、アヌリエルの化粧台から腐敗した証拠となる手紙を見つけた。

 これはメイビン・ブラック・ブライアとの繋がりを示す内容だ。盗賊ギルドの支援者とやり取りを行っている証拠だ。こちらに貢献するならばしっかり面倒を見ると書かれていた。ホニングブリューのハチミツ酒の流通を制限するようにとも書き綴られていた。流通にまで影響力を及ぼすのか...。メイビン、恐ろしい女性だな。

 その証拠を携えてアヌリエルに話をしに行った。彼女はここではいけないので執政の部屋までついてきて欲しいと言われた。そこまで行くと態度を一変させ、俺が強請りに来たのかと問い質した。それをメイビンのやり取りの証拠を突き付けたらすぐに黙った。その方がいい、俺としても荒事にしたくはないからな。

 アヌリエルは首長が自分の独創的な協定で得をしていると言っており、その首長であるライラ・ロー・ギバーという名前のノルドの女性は、古風で操るのは簡単だが怒らせると二度と赦してはくれないらしい。

 そこでアヌリエルはこちらも協定を結べばいいと提案してきた。帝国軍には大量のゴールドと武器を得ることでお互い得をする形で収めようという話だ。彼女の秘密を守るのと引き換えにだ。

 それはウィンドヘルムに向けてたキャラバンが移動しているという。それはかなりの大荷物故に馬車の移動が遅く、護衛も大勢いるのだそうだ。それとこの会話は無かった事にして大体のルートを示した地図を受け取ってこのやり取りは終了した。

 

キャラバンの積み荷を強奪せよ!

 リフトの帝国軍野営地に戻り、リッケ特使にアヌリエルから受け取った情報と地図を渡した。彼女は道路沿いに斥候を配置したとのことなので、地図を頼りに合流しておくべきだろう。

 キャラバンを襲撃するのは気が引けるが、資金と武器はどうしてもこちらとしても必要になる。卑怯な手だが仕方があるまい。それが戦争というものだ。

 そう思いながら目的地を目指すと帝国軍の斥候部隊と合流出来た。その隊長はなんとハドバルだった。ホワイトランでの戦いの後、彼も出世したようだ。初めての指揮なので緊張しているようだった。君みたいな真面目な人が帝国軍人で良かったと思う。

 だがハドバルは悩みがあるようだった。戦いで殺した相手が夜眠る頃に近くに感じると思うようになったらしい。それは罪悪感によるものだと俺は思った。彼は優しいから殺した相手も同じ人間だから苦しんでいるのだろうと感じた。なので俺は「感情なしに殺せてしまうのは獣だけだ」と答えて彼を慰めた。

 ハドバルは少しは気分が晴れた様子だった。これで良かったかは分からない。だが、内戦を早期終結してこの苦しみを終わらせなければと俺は思った。

 そして、本題に入ることにした。キャラバンには大量のゴールドと武器だと言ったらハドバルは怪しんだ。どうしてわかったのかと問われたので、リフテンの執政であるアヌリエルから脅迫して得た情報だと答えた。彼は思い通りに動いてくれる執政がいれば、きっと重宝するだろうと言った。俺もそう思う。

 運が良いことにそのキャラバンの馬車はちょっとした事故に遭ったらしい。それで立ち往生しているようだ。それを襲撃する作戦は以下の通りだ。

 見張りを始末して野営地を見渡せる位置に陣取り、俺が敵陣に突っ込んで注意を引きつつハドバル達が大量の矢を浴びせて全滅させる作戦だ。相手の不意を突いて、戦力差を五分五分に持っていけるという算段のようだ。その作戦に乗ったぞハドバル。俺に任せてくれ!

 俺達は隠密行動を取りつつ、弓を構えつつ進んだ。俺はハドバルを信じて、彼の部下に丘にいる歩哨を弓で射殺してもらった。

 その後、野営地で休んでいるストームクローク兵に対して死の稲妻を放ち隙を作った。後はドラゴンベインで斬り殺したり、ハドバル達に弓矢で射殺してもらったりした。その結果、味方に犠牲を出さずに任務達成出来たのだ。これはとても嬉しかった。 

 任務が終わった後、ハドバルは「俺達は中々のチームじゃないか」と言った。確かにそうだな。俺が吸血鬼でなかったら君たちとずっと一緒に死ぬまで戦い抜いただろうと思う。それだけ大切な仲間であり友達なんだ。

 感傷に浸っていると、ハドバルは戦闘の後始末の指揮を執るのでここでお別れだと言った。後は何人かの部下と新しい荷馬車を用意するようにお願いされた。今度は帝国軍が立ち往生しないためにだ。それは任してくれ。しっかり伝えておくよ。

 リフトの帝国軍野営地に戻り、キャラバンの積み荷の強奪が成功した事をリッケ特使に報告した。報酬の1,000ゴールドを彼女から受け取り、積み荷の今後の使用の話に移った。ゴールドは褒賞に、武器はそのまま備蓄して使うと言った。

 その後、グリーンウォール砦を攻撃すると言った。それではしっかり頑張りますかね。

 

グリーンウォール砦を制圧せよ!

 流石に働き詰めだったので野営地でしっかり休んでから地図を頼りにグリーンウォール砦に向かった。到着したころにはもう夕方だったが、俺としてはその方が体調がいい。

 帝国軍と合流した俺は休んだ分先陣を切って、ストームクローク兵を殺していった。死の稲妻の攻撃で隙を作りつつ殺していき、帝国軍が有利に行動出来るようにした。

 組織戦が上手く出来るようになったのか、犠牲を最小限にしてストームクローク兵を全滅させ、グリーンウォール砦を制圧することが出来た。

 俺はリフトを制圧した事を報告しにドール城に戻った。テュリウス将軍はこれを大勝利と捉え、ウルフリックもいよいよ気が気でないと面白そうに言った。

 その後、再び昇進が決まった。今度は護民官の地位を授けられたのだ。報酬は黒檀の盾をくれた。次の任務はウィンターホールドの制圧となる。いよいよ終わりが見えてきたかもしれないと俺は思うのだった。もうすぐ内戦は終わるのだと。

 

捕虜を解放せよ!

 俺はウィンターホールドの帝国軍野営地に赴いた。そこでリッケ特使はカスタブ砦と呼ばれる砦に向かい、内部で捕虜を奪還しつつ、内部からストームクローク兵を全滅させる作戦を提案した。

 外側の守りはしっかりしていても内側からなら油断するという算段なのだろう。危険だがやってみせねばなるまい。俺は地図を頼りにカスタブ砦に向かった。

 俺はカスタブ砦付近に待機している帝国軍に合流した。そこでまたハドバルに出会った。彼の指揮官としての能力を評価しての事なのだろう。彼はテュリウス将軍がイーストマーチへの本格的な軍事行動に出る前に、全て片付けておきたいのだろうと推測した。まぁ憂いは立っておかないと指揮に影響するかもしれんからなぁ。

 ハドバルはこの任務はまたしても劣勢であり、キャラバンを襲撃した時よりも困難だと言った。壁の外に格子があり、以前は雪で埋もれていたようだがストームクローク兵は気付かなかったらしい。そこから侵入してストームクローク兵を殺しつつ、捕虜を解放して外に出てハドバルの加勢をすればいいようだ。侵入に失敗しても砦に入れるように加勢すると言ってくれた。感謝してもしきれない位だ。

 俺は隠密行動を取りつつカスタブ砦の壁の外にある格子から侵入した。もう少し隠密性に特化した装備にすべきかと思ったが、防御力があるので生存率の面でこのままにしている。何より造形が気に入っているのだ。

 カスタブ砦に侵入成功後、俺はストームクローク兵達を殺して捕虜を収監している牢獄の鍵を懐から失敬して入手した。これで大丈夫だろう。

 俺は牢獄の鍵を使い、捕虜となった帝国軍人の男性4名を解放した。これで全員だと思う。それでは反撃開始だ。

  

カスタブ砦を制圧せよ!

 装備もしっかり取り返して俺達は外に脱出した。それからはストームクローク兵に奇襲をかける形で殺していった。向こうは何で砦の中からだと思ったことだろう。だがその隙が命取りになる。勢いを付けた俺達の猛攻の前に、ストームクローク兵は為す術なく全滅した。

 その後ハドバルが合流し、カスタブ砦の後始末をすると言った。俺がいなかったら成し遂げられなかったとも言っていた。違うぞハドバル、君達がいたからこそなんだよ。君達のスカイリムを想う心が力を引き出して、ストームクロークに勝ったんだ。

  

 俺はドール城に戻り、ウィンターホールドを制圧した事をテュリウス将軍に報告した。彼はいよいよウィンドヘルムに進軍する準備が整いつつあると告げた。そして、俺を特使に昇進させ、報酬として黒檀の鎧を報酬としてくれた。 

 最後にテュリウス将軍は「おめでとう」と言った。俺みたいな吸血鬼には勿体ない言葉だ。特使になっていいものかどうか分からない。だが、内戦はもうすぐ終わる。そのためにも死力を尽くして戦うのみだ。