スカイリム(SkyrimSE) デイドラクエスト編 第11話 囁きの女に導かれて | TES&fallout forever

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 ホワイトランに行く前にベイランドに会いに行って鎧を貰うことにした。朝方で気怠かったが先に済ませようと思ったからだ。鍛冶屋に行くとノルドの男性が俺に気付き、軽装か中装、もしくは重装にするか聞いてきた。彼がベイランドらしい。

 俺は重装を選んだ。一揃い無料だが、無くしたり壊したりしたら他の人と同じように支払うように言われた。勿論問題ない。

 帝国軍の鎧を鋳造しているが別段強く支持しているわけでもなく、上級王トリグが支持していたからであり、その後は妻のエリシフが手を組んでいるからそうしているだけだと言った。王の臣下として受け入れているだけなのだと結論付けた。

 戦場に出て戦うことも考えたが、妻子がいる身なのでそれは出来ないと言っていた。帝国軍やストームクロークは怖くはないが、それを口に出したら妻のセイマにお仕置きされると冗談めかして言っていた。俺は平穏無事に暮らせるならそ方が良いと思うのだった。人並みの平穏はゴールドでは買えないからだ。

 

バルグルーフ首長の決断!

 俺は数日掛けてホワイトランに向かった。ドラゴンズリーチに到着後、テュリウス将軍から預かった手紙を渡した。しかし、彼は帝国軍を城に配備させる話が何度もあったらしくうんざりした様子だ。プロベンタスさんに手紙を渡して後回しにしようという魂胆が見え見えなので、俺は直に渡そうとした。

 バルグルーフ首長はプロベンタスさんを信頼しているので無下にされたと思って俺に食って掛かりかけたがきちんと手紙を見てくれた。ウルフリックがホワイトランに進軍する可能性があるとイリレスさんやプロベンタスさんに告げた。

 彼等は驚いた。トリグの時は正面から堂々としていたとイリレスさんは言ったが、プロベンタスさんはトリグは未熟者だったから殺されたのだと言った。

 バルグルーフ首長は双方を諫めたが議論は続いた。イリレスさんはウルフリックが自分の強さを証明したから今度は自分の軍隊、ストームクロークの強さを確かめるために使おうとしていると推察した。プロベンタスさんはウルフリックの機嫌を損ねて大事になるかもしれないので慎重になるべきだと提案した。

 更にイリレスさんはプロベンタスさんの意見に一理あるとし、ウルフリックが自分に与しないなら敵とみるだろうと言った。そして、プロベンタスさんはホワイトランの衛兵より帝国軍が犠牲になる分には問題にならないのではと物騒な事を言った。もしかして貴方も帝国軍嫌いですかね?

 その後、白金協定の話になり水掛け論に発展しだしたので再びバルグルーフ首長が諫めた。少々いざこざになりかけたが、最終的にはウルフリックの本気を確かめることとなった。どうするのかと思ったが斧を渡された。これで伝わるのか?

 この行為は斧を渡して相手から返されたら向き合うべき問題がある事を意味し、返されなかったらお互い平和を保てるという意味があり、ノルドの伝統のようだ。ウルフリックはノルドの伝統を尊重しているので、その意味が分かるはずだとバルグルーフ首長は確信しているのだと分かった。

 何か他に伝える必要はあるかと聞くと、互いに理解出来る者同士が無駄に言葉を使う必要は無いと断言された。1人の戦士が別の戦士に斧を渡すという行動には、単純な真実しか隠されていないと誇りを持って言った。ならば俺はそれをきちんと遂行しようと思った。

 そう言った後、バルグルーフ首長は帝国軍に受け入れの際の詳細を確認する作業に入るようだった。双方諍いが無いように配慮してのことだろう。上手くいくように心から願った。

 

バルグルーフ首長の息子を助けよ!

 俺はウィンドヘルムに出発する前にバナード・メアで食事を摂っていたらフルダさんからバルグルーフ首長の息子が奇妙な行動を取っているという噂話を聞いた。行く前に解決した方が良いかもしれないと思い、食後にドラゴンズリーチに向かった。

 俺は単刀直入にバルグルーフ首長の息子が大変な事になっている件について尋ねた。彼は一番下の息子の様子がおかしいと打ち明けた。ネルキルという名前で昔から無口だったが、塞ぎ込むようになって尚且つ暴力的になったのだとか。

 何も話そうとしないし、どこで間違ったのか分からないので助けて欲しいと言われた。バルグルーフ首長にはいつも助けられている。俺に出来ることならその恩返しをしようと思った。

 俺は食事中のネルキルに話し掛けた。バルグルーフ首長が心配していると言ったら。彼は「むかつくブタ」だとか「文句を言えないように顔を引き裂いてやる」だとか物騒なことを言っていた。確かに暴力的だと思う。

 ネルキルはバルグルーフ首長や戦争の事等、皆が知らないような事でも自分だけが一番知っているような口ぶりだった。その知識の宝庫はとある場所で聞けるのだと俺に打ち明けた。そこには誰がいるのだろうか?

 その相手は囁きの女とネルキルは呼んでおり、名前は教えてくれなかったらしい。鍵穴に耳を澄ませると聞こえてきて色々教えてくれるのだそうな。地下室に行けば分かると言っていたので調べてみる事にしよう。しかし、監獄ではなくなぜ地下室なのだろうか?

 

囁きの女

 地下室に降りてネルキルの言っていた扉の鍵穴に耳を澄ませた。すると女性の声が聞こえてきた。俺が彼女の意志を遂行するに相応しいと言ってきたのだ。ネルキルは野心があるが力が足りないとして俺を選んだようだ。

 この扉にいるのかと尋ねると、この次元にはいないと答えたのだ。知らないのは大目に見るとして、囁きを聞ける者も少なくなってきたとぼやいていた。嫌な予感がする...。

 その女性は自分の名前を俺に告げたのだ、メファーラだと。まさかここで出会ってしまうとは思わなかった。

 偽り・姦淫・殺人を司り、ダークエルフの生き延びる手段として暗殺を教えたとされる。そのため彼等にとっては守護神とされるのだ。オブリビオン領域は恐怖や裏切りが複数のエリアで構成されているスパイラルケインと呼ばれる場所とされる。なぜドラゴンズリーチにいるのだろうか?ソルスセイムじゃダメだったのだろうか?

 ネルキルは秘密を嗅ぎ出すのには長けていたが、俺にはもう少し能動的な仕事をしてもらうと言った。なるべく穏便なのが良いなぁ...。

 どうやら仕事とはこの扉を開ける事らしい。この扉の中にはメファーラの力の一部が封じられているらようだ。それは俺のような人物に相応しいと甘言を用いて揺さぶりをかけてきた。

 そして、ホワイトランは猜疑心と敵意に満ちたと豪語し、扉の中にある力を恐れるだろうと言った。まぁホワイトランが完全に平和とは言えないのは事実だけどね。

 しかし、この扉はロックピックでは開けられないらしく、そのための特殊な鍵の在処はネルキルが知っているらしい。手早く終わらせてしまうことで彼の好奇心を満たしてしまおう。

 

囁きの女に導かれて

 ネルキルに囁きの扉の開け方を聞きに行った。彼は特殊な鍵でしか開かないのは承知しており、その鍵はバルグルーフ首長かファレンガーさんが持っているようだ。方法は任せると言ったがファレンガーさんは居なくなっても誰も気付かないと言っていた。流石にそれはマズいだろ、俺は闇の一党じゃないんだぞ...。

 俺は就寝中の隙を狙ってファレンガーさんの懐から失敬して囁きの扉の鍵を盗み出した。その後、地下室に行ってその鍵で開錠すると黒檀の刀剣と手帳が置いてあった。これがメファーラの言っていた力の一部だろうか?

 手帳を調べてみるとこの部屋は限られた人物しか出入り出来ない事、第3者が入り込んだら決して口外しない事、この刀剣は邪悪であり最終的に持ち主を破滅させる事、処分するにもスカイフォージに(同胞団が占有する炉のこと)入れても破壊出来なかった事等が書き綴られていた。

 ここまで来たら最後までやり遂げるしかあるまい。俺は黒檀の刀剣を手に取った。

 そして、メファーラから賛美の言葉を受け取った。次に黒檀の刀剣は同盟と裏切りの嵐の外に置かれたために、刀身が萎れているらしい。ムンダスには嘘と傾敗が染みついており、この刀剣は欺きによって力を得ると言った。

 その方法とは親しい人物を殺す事で力を得るのだと言った。裏切りによる殺人によって最期に奏でられる音色が俺の偉大さを称える歌の中で黒檀の刀剣の伴奏になると語っていた。

 俺としてはそんな偉大などいらない。敵でもない相手を殺すのは嫌だ。これはあくまでネルキルをデイドラ・プリンスの魔の手から遠ざけるために行動しただけなのだから...。

 

殺人事件解決の手助け

 馬車に乗ってウィンドヘルムに向かった。俺はウルフリックに斧を届けるために王の宮殿へと向かったが、ウィンドヘルムの衛兵に呼び止められた。何事かと思ったら連続殺人事件が発生していたらしい。

 キャンドルハース・ホールのスザンナという名前の女性が犠牲者のようだ。彼女で3人目らしい。どうにも凄惨な殺され方をしたようで、早急な解決が望まれる。

 その衛兵はお酒を奢ってくれただけの関係でしかないが、情に厚いのだと思った。俺は帝国軍兵士ではあるが、ウィンドヘルムの人々やストームクロークを憎んでいるわけではない。その事件を解決するために一旦斧を渡しに行くのは中断しようと思うのだった。