スカイリム(SkyrimSE) デイドラクエスト編 第10話 我が道を行く者 | TES&fallout forever

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 ヴァーミルナの一件が片付いた後、ファエンダルの装備を碧水晶の装備へと交換してあげた。一般人の服装では今後やり辛いと思ったからだ。弓と矢も碧水晶の物に変更した。これでしばらくは大丈夫だろう。彼も喜んでいた。

 ウィンドピークで一泊する前に俺はボエシアの証明を読んだ。以前襲撃された際に取っておいた分だ。

 これによると忠実なボエシア信者達が集まりボエシア本人を召喚したが、かのプリンスは忠誠心が嫌いで口々に忠誠心を示す信者や祈りを捧げる信者を吐息や瞬きで殺していったようだ。信者は残り2人となり、その内の1人が刀剣でもう1人を刺し殺して生き残った。

 ボエシアが問うと生き残った信者は生き残る意思があったからそうした事、この血が滴る刀剣が示すように仕事をし続ける事で生き延びる事を証明すると言った。それを聞いたかのプリンスは納得し、生き延びることが出来たようだ。

 何とも殺伐とした内容だなぁ。秩序や忠誠心よりも生き延びる意志と裏切る覚悟を好むのかもしれない。関わりたくない気がするが行かねばならない気がするのはなぜだろう?セロは行く気満々だが...。

 ボエシアの祠を目指してもうすぐそこまでといった時に帝国軍の兵士数名に呼び止められた。どう見ても偽物で、近くに本物の帝国軍と思われる遺体を発見したので彼等が求める交通料は払わなかった。

 激高した偽帝国軍兵士は攻撃してきたが、全然強くなかったのですぐに返り討ちにした。俺は逃げようとする偽帝国軍兵士の1人を吸血して全滅させた。しっかり吸血しとかないと飢えと渇きが癒せないからねぇ~。エリクとファエンダルは嫌そうな顔をしていたが...。仕方がないだろう、俺は吸血鬼なんだぜ?

 

生贄を捧げよ!

 ボエシアの祠に着くとそこでは殺し合いに等しい短連歌繰り広げられていた。やはり殺伐としている。本の内容通りの印象だ。そこへボエシアの司祭を務めるダークエルフの女性が現れた。名前は教えてくれなかったのは俺達を信用していないかららしい。

 度胸を試しに来たのかと言われたので、俺は「お前など恐れない」と言って反骨心を示した。彼女は納得してここに立ち入る許可を与えてくれた。

 意思表示しても嘘を吐いている可能性を排除するために、自分達の仲間から生贄に差し出せと要求してきた。それを行えばボエシアが降臨すると言っていた。

 仲間を拘束する生贄の柱に括り付け、儀式用の剣で返り血を浴びる位に刺し殺せばいいらしい。そしたら降臨するのだと。生憎だが仲間を生贄にするなんて御免だ。

 俺は吸血鬼で業魔を自称しているが、仲間を殺すほど落ちぶれてはいない。ボエシアが秩序を嫌うならばその召喚法も違う形でやってやろうじゃないか。

 そこで俺は忠実なボエシア信者の男性を犠牲にした。仲間以外を捧げるならばこれが最適解だと思ったのだ。これはこれで危ない考えではあるけどね...。

 そして、生贄の柱を起動して拘束した後は深淵の剣で斬り殺した。生贄の剣は近くに無かったから自分が持っている物を使用したのだ。

 

 その後、死体となった忠実なボエシアの信者の男性が起き上がり、老婆の声で話し掛けてきた。ボエシア本人と思われる。どうしてこの者を殺したのかと聞いてきたので、忠誠を示す振りをして貴女の為と答えた。

 案の定激高したが、そんな態度でも恐れないと俺は見栄を張った。すると激高したのが嘘のように落ち着きを取り戻した。ボエシアの証明を読んでおいて良かった。こういう反骨精神を好むので怒らせてからその態度で示せば上手くいくと思ったのだ。かなりの博打ではあるが...。

 

前の勇者を始末しろ!

 俺の答えに満足したボエシアは依り代を使って信者達に冷酷で抜け目なく鋭敏な戦士を求めた。そのために最後の生き残りが使命を与えると煽って殺し合いをさせた。恐ろしいデイドラ・プリンスだなぁ。まぁ負ける気は全くないけどな。

 生き残りを殺した後でボエシアは俺を称賛した。実際は仲間の助けも多分にあるんだけどなぁ。志の強さと口で人を欺く力、戦いでは優れた残忍さと腕前で証明してみせたと言った。その辺はあまり違いは無いから否定はしないけどね。欺く事はまぁまぁやったし、戦いでは吸血鬼の戦い方でやっている事が多いからね。 

 そして、ボエシアは隠し持った刀剣で相手を斬りつけることが出来るかと問うた。俺は後ろから斬る事もよくあるので、出来ると答えた。それを聞いたボエシアは喜び前の勇者を殺すように命令してきた。癪に触るようだ。その勇者の名前を聞こうとしたが、覚えておく必要があるならば抹殺など考えないと断言した。

 場所はナイフポイント・リッジと呼ばれる場所に潜伏しているようだ。そこに行って皆殺しにしろと厳命された。弁解の余地も与えるなと。勇者に任命されたしばらくはしっかりと使命を果たしていたが、いつの間にか自身の慰めにその力を振るうようになったとボエシアは忌々しそうに語った。

 ボエシアが語った内容と事実には齟齬があるかもしれないが、証明しようがないのも事実。やるしかなさそうだ。それを達成した暁には黒檀の鎖帷子を報酬としてくれるらしい。まぁやってみますかね。

 ナイフポイント・リッジに向かうと山賊が襲い掛かってきた。前の勇者が警戒しているのだろう。俺達はそれらを返り討ちにして進んだ。エリクやファエンダルの練度も上がってきているので助かる。まぁ俺の旅が過酷な面もあるかならなぁ。その分しっかり報酬のゴールドや装備をあげて報いなきゃね。

 そして、内部に侵入すると残りの山賊達が襲い掛かってきたのできちんと返り討ちにしておいた。最後にボエシアが言っていた前の勇者と思われるダークエルフの男性が襲い掛かってきた。その人物が着ているのが多分黒檀の鎖帷子だろう。実力は申し分なかったが人数が違ったので、そもそも分が悪かった。とどめに深淵の剣で喉を突いて殺した。 

 

我が道を行く者

 俺は前の勇者から黒檀の鎖帷子を剝ぎ取って着てみた。まぁまぁいい感じだ。するとボエシアの声が頭の中で聞こえた。敬意を勝ち取り仕事を成し遂げたと言って大喜びしているようだった。黒闇の石板に俺の名前を刻もうとも言っていた。図らずもボエシアの勇者に俺はなったようだ。

 この黒檀の鎖帷子は報酬としてくれた。俺の能力と共鳴するアーティファクトだと言った。実際に着てみると隠密時に黒い霧を発生させたり、鎧の音が消えたりするようだ。隠密戦で役に立つだろう。

 最後にボエシアは運命の糸は握っているが、俺は俺の道を歩めと言われた。俺が望めばそれが答えになるのだと。

 デイドラ・プリンスは時々真理めいた事を言う時がある。それに関わる俺はまともかどうか確証はないが、何となく納得した感じだった。実際にどんな選択をするにしても俺が望んだからそうなった事例はいくつもあるからだ。それは真実だろう。

 そして、俺達はナイフポイント・リッジを後にして再び旅に出るのだった。