スカイリム(SkyrimSE) サイドクエスト編 第10話 吸血鬼の王vsモーサルの吸血鬼 | TES&fallout forever

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 俺達はドーンスターの博物館を目指すために旅をしていた。長いこと放置していたので、いい加減行く事に決めたのだ。その道中の休むために、ハイヤルマーチ地方の主都とされるモーサルに立ち寄った。

 静かでいい所だなぁと思っていたら、数人のノルドの男性がモーサルの執政と思われるノルドの男性に何か抗議していた。何か事件があったのだろうか?

 俺はモーサルの衛兵に尋ねると、とある一家の家が全焼したらしく、妻とその娘が亡くなったらしい。その事件を解明するために首長は迷信深くない人、もしくは馬鹿を探していると言っていた。後者は衛兵が勝手に付け加えたと思いたいが...。

 

謎の全焼事件を解明せよ!

 俺はその事件が気になったので、政庁であるハイムーン広場と呼ばれる建物に入った。そこで先程の執政であるノルドの男性と出会った。アスルフルという名前らしい。モーサルはいい場所だと俺が言うと、静かな場所での静かな生活、騒音や問題のない街を皆が望んだからだと答えた。

 しかし、最近は問題も多いようだ。ファリオンという名前のレッドガードの男性魔術師が住み着いて皆が不安がっている事、帝国への反乱を表明する者や沼地からの奇妙な声が聞こえる事、そして、謎の全焼事件だ。

 その問題を首長であるイドグロッド・レイヴンクローンという名前の女性に解決して欲しがっていると嘆いていた。なんとその首長はアスルフルの妻なのだとか。夫婦で政治に携わるとは中々聡明なのだなぁと思った。

 俺はイドグロッド首長に全焼事件の話を詳しく聞くことにした。家主はフロガーという名前のノルドの男性で、呪いの所為だという人もいれば、フロガーがやったと思う人もいると言った。フロガー自身は妻が不注意で熊の油を火の中に零した所為だと主張しているとのこと。

 その後、アルバという名前のノルドの女性に次の愛を誓うという行動に出たので、そこが不審に思われる要因でもあるらしい。有罪か無罪かを突き止めたら報酬を払うと言っていた。関わったからにはしっかり成果を出そうと思う。

 早速フロガーの家に行ってみた。灰を調べようと思ったがそこには女の子の幽霊がいた。名前はヘルギというらしい。余所者とは話してはいけないと教えられてきたようだったので、俺はフロガーと友達だったと嘘を吐いて詳しく話を聞こうと思った。

 幽霊とはいえ、亡くなったばかりの子供に嘘を吐くのは良くないと思ったが、真相の解明のためだ、許せよ...。

 全焼事件の際には、煙で目が覚めたらしく何とか逃げようとした、が抵抗空しく亡くなってしまったようだ。もっと詳しく話を聞くためにはかくれんぼして遊ぶ事になった。ここで有力な証言をいくつか見つけられるかもしれないと思ったので、了承した。

 ヘルギはすぐにはかくれんぼを始められないと言った。夜まで待つようにとお願いされたのだ。もう1人参加者がいるがそれは答えられないと言った。近くで見ているからだとか。何となくその参加者の人種に心当たりがあるような気がする。

 どこを探せばいいか分からなかったが、俺は墓場を探す事を提案した。幽霊と言えば墓場かもしくは廃墟だと思ったからだ。モーサルには廃墟が見つからなかったので、丘の上の墓場を探す事にした。

 そこに向かうと吸血鬼の女性が俺達に襲い掛かってきた。俺が死の稲妻を放つ前にセロがエルフのダガーで急所に一突きして殺した。やはり歴戦の傭兵、頼りになるなぁ。

 その後、小さな棺桶を発見した。子供用の棺桶だった。そこからヘルギの声が聞こえた。先程の吸血鬼とは知り合いらしく、ラレッテという名前らしい。

 命令で母親とヘルギを殺すように言われたらしいが、ヘルギだけは助けたかったようだ。そのため首筋を噛んで吸血鬼化しようとしたが間に合わずに亡くなったのが真相だと分かった。

 不幸中の幸いと言ったら罰が当たりそうだが、吸血鬼化してコールドハーバー送りになるよりは人間として、エセリウスに逝ける方がよっぽどいいと思った。死後まで苦しむ必要は無いからだ。

 その後、少し休むと言ってヘルギの気配は消えた。ラレッテが吸血鬼だとしたら他にもいるだろう。それを探さねばならない。

 手掛かりを探そうと思った矢先に、ラレッテの遺体を発見してノルドの男性が泣きついたのを目撃した。ソンニールという名前らしく、ラレッテの夫だという。

 話を聞くと、ラレッテはストームクロークに入隊しようとして口論となり家出したそうだ。アルバとは親しかったが、段々会う機会が増えていくようになりソンニールは不審に思うようになったらしい

 恐らくアルバは吸血鬼なのだろう。夫婦関係を維持するには吸血鬼であり続けることは出来ないから、ラレッテは後天的に吸血鬼になったのだ。それならソンニールが気付くのが今になるのが合点がいく。

 俺はアルバが吸血鬼であり、ラレッテはその犠牲になったと告げるとソンニールは否定した。ラレッテの友人が吸血鬼であるという疑惑は侮辱にしか感じなかったのだろう。彼を怒らせるのは本意ではなかったが、俺自身が吸血鬼なので何となく本能で分かるのだ。同じ闇に生きる怪物としてね...。

 こうなってしまってはソンニールから話を聞けそうにない。アルバの家に言って侵入を試みるべきだろう。

 

証拠を掴め!

 俺はアルバの家に侵入した。他の皆には外の物陰で待機してもらう事にした。大勢でぞろぞろ行動する物ではないからね、こういうのは。盗賊や暗殺者は大抵1人で獲物を狙うからだ。後ろでわいわい騒ぐ暗殺者御一行やすぐに盗みが見つかる盗賊なんて想像出来ないし...。

 フロガーに気付かれないように注意しながら証拠を探した。そして、地下でアルバの寝室を発見した。分かりやすく吸血鬼の棺だった。

 そこには日記があり、アルバの今までの想いや考えが書き綴られていた。人間だった頃は理想の王子様を待ち焦がれる乙女だったがモヴァルスという名前の吸血鬼に出会い、吸血鬼化してもらったらしい。その後、ラレッテを吸血鬼化して部下にしたようだ。嘘の噂を流してストームクロークに入隊したと街の人々を欺いたのだ。

 その後、フロガーを吸血鬼の誘惑を用いて洗脳して護衛にしたようだ。いずれモーサルを手中に収めるために衛兵を手下に変えて制圧する大作戦を企てているようだ。市民は殺さず家畜として飢えと渇きを癒すために存在を許すとあった。こんな事を続けていては吸血鬼が憎まれ続けるのは仕方がないなと俺は思った。吸血する相手は選ばないとダメダメ。

 そして、フロガーの家族が邪魔になったので事故に見せかけて殺すようにラレッテに指示を出したが、どうしてか火事で殺すことを選びヘルギを仲間にしようと勝手に吸血鬼化しようとしたと愚痴を零してあった。

 最悪な状況は続いたようで、ラレッテは精神に異常をきたしヘルギが蘇ると思うようになったとあった。あの墓場で待機していたのはそれが理由か。そして、俺達がモーサルに来た事で警戒心が最高潮に高まったようだ。アルバがいないのはそのためか。

 俺はフロガーに注意しつつ脱出し、イドグロッド首長にアルバの日記を見せる事を決めたのだった。

 俺は失礼を承知で就寝前のイドグロッド首長にアルバが吸血鬼であり、モヴァルスと組んでいる事実が記された日記を渡した。彼女は激怒し、アルバ含めモヴァルス討伐を決断した。

 報酬として600ゴールドを貰ったが、イドグロッド首長はモーサルはまだ危険なので助力して欲しいと願い出た。モヴァルスは前世紀に死んだはずだと言っていたので、人間だったのが吸血鬼化して長い間生き延びていたのか、吸血鬼だが死んで生き返ったのかは分からないが討伐しなければいけないのは明白だ。

 俺はそれを了承した。吸血鬼の身であるが、一般人を殺すなんてことはしたくないし。

 それを受けてイドグロッド首長は、腕の立つ戦士を何名か待機させるから指揮を執ってほしいと言った。こうなったからにはしっかり頑張ろうと俺は思った。

 外に出ると、ソンニールさんを含め5人のモーサル市民が武器を用意して待機していた。先頭のソンニールはラレッテを失った悲しみとモヴァルスに対する怒りに満ちていた。周りの皆もそれに呼応していた。吸血鬼の被害はこんな感じで憎まれ続けていくんだなぁ~と再認識した。俺もこうならないように気を付けないとな...。

 俺はソンニールさんの意気込みを受けて同行してもらう事にした。皆もやる気満々だ。それでは行きますか、モヴァルスの隠れ家へ!

 

モヴァルスを討伐せよ!

 モヴァルスの隠れ家に向けて進軍した。皆は最初は我こそはと意気込んでいたが、隠れ家の入り口まで着くと完全に怖気づいてしまった。ソンニールさんはそんな彼等に怒ったが、効果薄といった具合だった。彼は自分だけでもモヴァルスを殺すと意気込んだ。

 俺はそれを止めた。ラレッテの後を追うようになってはいけないと考えたからだ。ここは俺達に任せるように説得し、家に帰ってもらった。これでいいんだ。戦いは冒険者や本職の戦士に任せた方が義性が少ない。モーサルの市民達の意気込みは俺としても嬉しいが、相手は吸血鬼だ。山賊や略奪者じゃないのだ。

 さて、ヴォルキハル城の吸血鬼である俺がモーサルの吸血鬼を狩るとしますかね!

 モヴァルスの隠れ家に俺達は突入した。そこには従徒や下級吸血鬼が潜んでいた。俺は深淵の剣を活用して殺していった。皆も後に続く。ミラークは揺ぎ無き力、セラーナはアイススパイクや吸血鬼の吸収、セロは炎の精霊召喚や破壊魔法の火炎、ルパートはシミターによる斬撃、エリクは鉄の剣でぎこちないながらも吸血鬼や従徒を攻撃していった。

 道中で犠牲者たちを遺棄した穴を見つけた。これは酷いと思ったが、その犠牲者達を使ってセラーナは死霊術を掛けた。それはマズイだろ!案の定エリクは苦い顔をしていた。こりゃ俺とセラーナが吸血鬼であるのを隠せそうもないな...。

 隠れ家内部であったが手短に正直に話した。エリクは「君が吸血鬼なのは分かった。モヴァルスやアルバと同じでないなら今まで通りに一緒に旅をするよ」と言って許してくれた。ありがとうエリク、君は本当に素晴らしい人だね。感謝だ。

 最深部で食事中と思われるノルドの男性吸血鬼を発見した。服装からして長だと思われるので、彼がモヴァルスなのだろう。

 モヴァルスは「ドーンガードか!このモヴァルス・ピクインが返り討ちにしてくれるわ!」とノルドらしく正々堂々と名乗って攻撃してきた。生憎俺はドーンガードではない。アンタと同じ吸血鬼だ。純血の吸血鬼だけどな!

 従徒も攻撃してきたがそれは皆に任せて俺はモヴァルスに専念した。ミラークが剣で斬りつけて加勢してくれたので倒しやすくなった。俺はとどめの一撃として深淵の剣を心臓を一突きにして殺した。これでモーサルの脅威は減ったと見るべきだろう。

 だが最後の詰めを忘れはしなかった。アルバである。彼女を逃がせばまた悲劇が起きるだろう。俺は卑怯とは思いつつも、背中から斬りつけて殺したのだ。ヘルギとその母親、フロガーの苦しみを終わらせたのだ。

 モヴァルスの残党を討伐する際に、彼のコレクションを見つけた。ブーツを集める趣味があったらしい。人間の頃の名残だろうか?色々いいブーツを揃える品性を持っていながら吸血鬼の本能に抗えなかったのは不幸としか言いようがない。俺もいずれこうなるだろうか?

 完全に討伐し終わった後に隠れ家を出ようとすると、ヘルギが現れた。母が呼んでいるからそろそろ行くと教えてくれた。お別れを言いに来たのだ。俺は「さよなら、ヘルギ」と言って送り出した。エセリウスに無事に行けただろうか?彼女達の魂に安らぎがあらんことを。

 モーサルに戻り、モヴァルス討伐完了をイドグロッド首長に報告した。彼女は上手くいくと思っていなかったらしい。ちょ待てよ...。いくらなんでも冗談キツイぞ。

 イドグロッド首長は報酬として1,000ゴールドをくれた。これで何もかも乗り越えられるだろうと言って労ってくれた。モヴァルスは恐ろしい吸血鬼だったので、半信半疑だっただけなのだろうと俺は思った。

 

錬金術師を助けよ!

 イドグロッド首長は俺に従士にならないかと勧誘された。ホワイトランやファルクリースに次いでモーサルの従士か...。まぁ悪い気はしないし俺は了承して困っているモーサルの市民を助ける事にした。

 そこで製材所付近にまで足を運ぶと、モヴァルスの隠れ家まで同行したノルドの女性を見かけた。名前はラミというらしい。錬金術師のようだ。子供の頃に巡礼中の治癒師から基礎を教えてもらったらしい。その時の治癒師がドゥーマー太古の物語 第5部を持っていたのを何度も読んで好きになったようだ。

 その本を持っているなら欲しいとお願いされた。報酬として錬金術を教えてくれるそうだ。俺は旅の最中に本を集めるのは結構やっている方なので、都合よく持っていた。また同じものがあればまたとればいいと思ったので、ラミにドゥーマー太古の物語 第5部をあげた。

 ラミは喜び、自身の技術を俺に教えてくれた。こういう人助けというのも悪くないなと思う今日この頃であった。

 

薪割りを手伝え!

 ラミのお願いを聞いた後にフロガーと出会った。アルバの洗脳が解けていたようだ。だがヘルギと妻の身に起きた悲惨な出来事に自分を許せないと言った。彼もまた被害者なのだ。その悲しみがいずれ癒えることを願うばかりだ。

 そして、俺は今度は薪割りを手伝う事にした。そこでまたモヴァルスの隠れ家に同行したノルドの男性を見かけた。ヨルゲンという名前らしい。ラミとは夫婦関係にあるようだ。

 俺は初めての薪割りに挑戦した。武器を振るのとは違う動作であったが、何回かこなすこなす内に慣れた。20本以上は割っただろうか?ヨルゲンに持っていき報酬のゴールドを受け取った。流石に日中にやると疲れた。これで終わりにしよう。

 

就任!ハイヤルマーチの従士!

 俺はイドグロッド首長にモーサルの人々を助けた事を報告した。今までの俺の行動を鑑みてハイヤルマーチの従士に任命した。記章となるフラッドフェンと呼ばれる片手斧をくれた。毒のダメージを与えて敵を減速させる能力があるようだ。

 最後に私兵としてヴァルディマーという名前のノルドの男性が仕える事となった。旅の仲間に同行しようかと思ったが、モーサルの残ってもらう事にした。吸血鬼がまた狙うこともあるかもしれないし、戦力は残すべきだと考えたからだ。

 そして、俺達はモーサルを後にしてドーンスターを目指すのだった。