スカイリム(SkyrimSE) デイドラクエスト編 第4話 アズラの星 | TES&fallout forever

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 俺達はウィンドヘルムに帰ってきた。観光の続きをしたかったからだ。闇の一党に負けた気分転換でもある。以前話を聞いたキャンドルハース・ホールに今日は1泊しようと思った。そこを経営しているのはノルドの女性で、エルダ・アーリー・ダーンという名前らしい。

 ここの名前の由来を尋ねると、今から163年前はヴンドヘイムという名前の人物の家で、その人物が戦死した報せを受けて息子のデロクトという人物が栄誉のためにキャンドルを灯したとのこと。それが消えることな燃え続けているのでそういう名前になったらしい。どうしてなのかは誰も分からない。だがロマンはあるなと思った。

 翌朝、俺は装備を新調した。モロウウィンドに生息するシルトストライダーと呼ばれる巨大な昆虫の外骨格を鎧に転用したものだ。かなり丈夫そうなので気分を一新してしばらく使用してみようと考えている。

 そして、以前聞いたアズラの祠に行こうと考えた。スカイリムに折角来たセロのために守護神の祠巡りもさせてあげたいと思ったのだ。ソルスセイムでは彼は俺達を助けてくれたのでいくらか恩返しがしたい。

 ウィンターホールド荷馬車で向かい、地図を頼りにアズラの祠に向かった。ソルスセイムで見た時と同じで荘厳な石像がそこにはあった。

 

星を探せ!

 セロは興奮した様子で祠巡りをした。俺も折角来たので祭壇まで上がって見ているとダークエルフの女性の司祭に声を掛けられた。アラネア・イエニスという名前らしい。アズラの予知で俺がこの祭壇の階段を登ってくる場面を、俺が生まれてくるずっと前から知っていたと豪語した。本当か?

 どうやら俺はアズラの戦士に選ばれたらしく、全てはアズラの予言通りに進んでいると諭してきた。う~ん、上手くいくのかそれ?予知によるとウィンターホールドにいる最も明るい星を闇夜のような漆黒に変えることが出来るエルフの付呪師を見つけるようにと言われた。セロが張り切っているので受けざるを得ないだろう。やれるだけの事はやるまでだ。

 俺達はウィンターホールドに戻ってフローズン・ハースと呼ばれる宿屋に入った。噂や人探しには宿屋は外せない。周りを見るとハイエルフの男性が付呪師をやっているのを小耳に挟んだ。名前はネラカーというらしい。

 どうして来たのかと聞かれたのでアズラの女性司祭に頼まれて来たと返答したら、とてつもない悪態を付いた。どうやらアズラを憎んでいるようだ。その原因はアズラのアーティファクトであるアズラの星にあるのだという。それは無数の魂を取り込める能力を持ち、どの魂石よりも優れているらしい。

 それを解明するためにメイリン・ヴァレンという名前のダークエルフの男性の下で多くの学徒も参加していたようだ。だがメイリンの真の計画はアズラの星を改造し、自身が不老不死になる事だった。病気で死にかけていたので何とかしたかったらしい。そこで自分の魂を星に入れ込んで不死化を目論んだのだという。デイドラは悪魔だと罵った。まぁ間違いじゃないけどさ。

 メイリンは元々は普通の精神状態だったそうだがアズラの干渉で狂ってしまったのだと俺に告げた。最初は緩やかな影響だったらしい。見えない誰かに呼び掛けたりだとか学徒が言ってもいないことに叫び変えしたり等段々奇行が目立つようになった。最終的にはメイリンが学徒を殺して魂を吸収するのをネラカーが目撃してしまい、デイドラへの憎しみを募らせるようになったようだ。

 デイドラは悪魔であり、定命の者はチェスの駒位にしか思っていないと怒りをぶちまけていた。まぁその気持ちは分かると思うよ、ハルメアス・モラとかもろにそんな感じだったからなぁ。でもアズラの件はアラネアやセロの熱意もあるから断るに断れない。先約優先で行動させてもらうことにするよ。悪いけどね...。

 ネラカーに聞いたところ、メイリンはイリナルタの深淵と呼ばれる水没した砦に隠れているという情報をもらった。早速そこに向かうと死霊術師の巣窟になっていた。メイリンは新しい弟子を死霊術師に変えたらしい。

 俺達はそれらを殺して進んだ。相手は死霊術師なので、吸血鬼の種や吸血鬼の誘惑による洗脳からの直に吸血して生き血を堪能した。血液の薬だけじゃ物足りないからなぁ。やっている事はメイリンと大差ないけどさ。

 死霊術師達を全滅させた後に最深部に到達すると、メイリンは白骨死体で見つかった。それとアズラの星と思われるアーティファクトは半壊状態だ。どうすべきか?

 

アズラの星を浄化せよ!

 どうした物かと考えていると、ルパートがある本を見つけてくれた。メイリン・ヴァレンのグリモワールという題名だった。これによれば魔術大学での好奇の目やアズラによる干渉を受けながらも、アズラの星を利用して不老不死に至るための実験を繰り返したと書き綴られていた。

 恐らくまだ死んではいないはず。この半壊したアズラの星を持ってアラネアさんに指示を仰ぐべきだろう。

 アズラの祠に戻り、半壊したアズラの星を渡したら感激の声を挙げた。きっとアズラの導きだと彼女は言った。この後どうすべきかを直接指示を仰ぐために降霊術を行いだした。久しぶりにデイドラ・プリンスと干渉するのか。緊張するなぁ。

 降霊術が終了した後、アズラが直接話し掛けてきた。助言に従ってアズラの星を救った事に感謝の言葉を述べていた。意外と若い声だった。まぁデイドラ・プリンスは寿命が無い本物の不老不死だし当然か。それはそれとして俺は吸血鬼の王で定命の者じゃないんだけどね。アラネアさんの手前そう言っているだけなのだろうか?

 だがメイリンの魂は未だアズラの星の中にいるのだそうだ。それを殺さない限り星の力は戻らないとのこと。直接アズラの星の中に俺を送り込んでメイリンを殺すしかないと告げられた。ここまで来たのだ。最後までやるだけだ。

 了承するとアズラは俺を送り込んだ。メイリンと決着を付けよう。

 直接アズラの星に送り込まれると、メイリンと思われるダークエルフの男性が待ち構えていた。弟子達が新鮮な魂を怒り込んだと思っていたようだがすぐに違うことに気付いた。俺は実験を止めるように警告したが、メイリンは怒り狂いデイドラ・プリンスなど怖くはないと豪語してドレモラを召喚してきた。

 召喚するデイドラに於いて強い部類に入る。それを3体も出してきたのだ。キンリーヴと呼ばれる兵隊クラスの中では弱い部類ではあるが、ファイアボルトを連発してくるのは辛い。俺は死の稲妻をフルパワーで放ち、1体ずつ殺していった。

 残りはメイリン1人となった。俺は吸血鬼の王に変身してガーゴイルを召喚して挟撃した。最後は吸血魔法で生き血を吸いつくして殺す事に成功した。魂だけの状態なのに生き血を吸えるのかについてはよく分からなかった。だって当てたら吸えたんだもの。原理は分からん。

 その後アズラが俺を星から救出し、メイリンは彼女の領域であるムーンシャドウに送られた事を教えてくれた。そして、浄化されたアズラの星は俺の物となった。運命の加護を与えているのを忘れるなと忠告された。セロの気持ちも汲んでの行動だったが穏便に済んで良かった。

 戻った後にアラネアさんはアズラから預言を賜るのが今回で最後だと宣告されたと言ってきた。そして、俺の事を星の守護者と呼び今後は俺と行動を共にしたいと言った。俺は内心照れくさくなりながらも感謝した。

 ただ俺達の旅は過酷な面もあるのでここに残ってもらい、必要な時に呼び出すことを決めた。アラネアさんはそれを了承し、祠の番人を務めるが初めて孤独を感じると嘆いた。定期的に会いに行こうと思う。

 その後、ネラカーさんに会いに行くと俺にも憎しみの籠った目で「クズ共に付き合う暇はない」と罵倒されてしまった。やはりこうなったか。まぁこの結果は自分で選択したので受け入れるしかない。俺はネラカーさんに謝罪してその場を後にした。

 

冒険者になるための援助

 アズラの仕事が無事に完了した後、セロはウキウキした様子で鼻歌を歌っていた。故郷の守護神(他所の人々にとっては恐ろしいデイドラ・プリンスでしかないが)の一助が出来た事に誇りを持っているのだろう。彼は今満ち足りているならそれを否定する必要は全くないだろう。

 その後、ソルスセイムで見つけた本に赤鷲の伝説という題名の本があったのでキャンプの時に読んでみると、これはスカイリムのリーチ地方にまつわる古代神話だった。リーチ語で赤鷲を意味するファオランという名前の人物がサンダード・タワーと呼ばれる場所で生まれたらしい。血で血を争うリーチの王達の生きる時代の中で唯一最初で最高の王になると予言を受けたようだ。

 予言通りに成長したファオランはその力で一族を繁栄させたが、帝国軍の女帝ヘストラが侵攻してきて王達は戦って死ぬか屈服するかで徐々にその数を減らし、ファオランは最後まで戦う姿勢を見せたが長老達の裏切りで追い出されてしまった。その後、志を同じくする人々と共に別の場所で王国を作り上げてひっそりと暮らすことにした。

 そして、ハグレイヴンと結託し強大な力を得ることと引き換えに心と意志、人間性を奪われる事となった。復讐の鬼へと転じて無慈悲となり、良心の呵責も失ってしまった。ファオランが与した反逆者側の力と人数を増大化させた結果、誰も対抗出来なくなった。

 他国の人間を追い出した後、再びヘストラの軍勢が侵略してきた。今度は今まで以上の軍勢だったらしい。ファオランの燃える剣により1,000人もの戦士を殺したが遂には力尽きてしまった。最期は燃える剣をリーチの戦士に渡してこの世を去った。そして、全ての借りが血で以て支払われた時には復活するだろうと締めくくられていた。

 ふむ、面白い。遺跡巡りでも物語を知っていると興味深さが出てくるなぁ。サンダード・タワーに行って赤鷲の伝説巡りをするのも面白そうだ。

 サンダード・タワーを目指す際にロリクステッドと呼ばれる村に立ち寄った。それなりに長く旅したからここで休もうと思った。中々平和そうな村だ。フロストフルーツという名前の宿屋に入ると親子と思われるノルドの男性達が何か揉めている様子だった。どうやら息子が冒険者になりたいようだ。話を聞くべきだろう。

 息子の方はエリク、父親はムラルキという名前らしい。エリクは冒険者になりたくて仕方がないらしい。俺が旅慣れしているのを察してムラルキを説得出来ないかとお願いされた。これも何かの縁だ。やってみますかね。

 その前に彼等の身の上話も聞いてみることにした。農場も経営しているらしく作物は良く育ち、凶作になった事はないそうだ。家族は父親のムラルキのみであり、元兵士で大戦に従軍した後、引退してロリクステッドに住むことになったようだ。母親はエリクが赤ちゃんの頃に亡くなったらしい。

 それでエリクの事が心配でならないのだろう。たった1人の家族だから。スコール村のエドラさんとニクラスの件とは真逆な対応になるだろうが、状況は幾らか違うので今回は冒険者になる手助けをすべきだろう。

 俺はすぐにムラルキにエリクの冒険者になる決意を後押しすべきだと言った。しかし、彼は息子が心配で仕方がなく、世界は危険で満ちていると悲観的だ。元兵士故の考え方と父親としての愛情だろう。それはよく分かるよ。それに防具を買う金が無いと嘆いていたので、俺は約290ゴールドを渡した。先行投資だ。

 ムラルキは喜び、ホワイトランで防具一式を調達しようと約束した。良かったこれで説得は完了したと見るべきだろう。

 その件をエリクに報告すると感謝してもしきれないと感激した様子だった。俺としても人助けは嫌いではない。何とか出来て良かった。冒険者は危険だが彼のやる気は否定してはいけないと思ったからだ。

 

赤鷲伝説を探れ!

 サンダード・タワーに向かうと山賊や略奪者とは違うタイプの敵が現れた。ブレトン系で構成された彼等は、自身をフォースウォーンと名乗って襲い掛かってきたのだ。リーチの民が野蛮化したのか?そうだとは思えないが。どうにも物騒だ。

 そのため俺達は応戦することを決定した。俺は吸血鬼の吸収や種を積極的に使うことにした。山賊や略奪者のように見境なく襲うなら躊躇する必要なしと思ったからだ。吸血鬼の誘惑を駆使した後の直に吸血もした。吸える時に吸っとかないとね!

 最後に強いフォースウォーンが現れた。心臓の部分に何か埋め込んでいるようだ。セロとミラークに挟撃してもらい、吸血鬼の種でとどめを刺した後に調べてみると、ブライアハートと呼ばれる植物を埋め込んでいたようだ。儀式めいたもので強化されていたのだろうか?とりあえずフォースウォーン・ブライアハートと呼称しよう。

 そして、赤鷲の憤怒と呼ばれる古代ノルドの剣をこのフォースウォーン・ブライアハートから失敬した。伝説に関わる代物だろう。

 祭壇を調べると血に濡れた赤鷲の憤怒を携えて、反逆者の積み石と呼ばれる洞窟に行き、生贄と共に示すようにとあった。フォースウォーンの勝利のために赤鷲復活を目論んでいるらしい。この危険な集団が勢い付けたらスカイリムの危機になるだろう。俺達はそれを阻止することに決めた。遺跡探索でこんな事態になるとは思ってもみなかった。

 反逆者の積み石へ行く途中にブリークウィンド崖と呼ばれる古びた砦を通ることになったが、そこにもフォースウォーンが潜んでおり、ハグレイヴンもいた。伝説通りならばまだ同盟関係は継続中なのだろう。俺達はそれらを返り討ちにして下山して反逆者の積み石へ到着した。

 

赤鷲、ファオランを倒せ!

 内部に入るとオークの男性冒険者の遺体が転がっていた。生贄として放置されているのだろうか?その後中央部分に台座を見つけた。どうやらここに赤鷲の憤怒を収めればいいらしい。設置した後に岩の扉が開いた。最深部では赤鷲、ファオランと思われるドラウグル・デス・オーバーロードが目覚めた。ブレトンとノルドの混血だったのだろうか?これは全然分からなかった。

 ファオランはスケルトンを使役、炎上の付呪を施されたノルドのグレートソードやチェインライトニング等を駆使して攻撃してきた。セロやセラーナはそれぞれスケルトンを殺し、ミラークはサイクロンでファオランを岩場に追い詰めた。こんな戦い方は卑怯かもしれないが、フォースウォーンを勢い付かせないために早急に倒す必要があるのだ。伝説通りの力を取り戻す前に殺すしかないのだ。

 とどめはセラーナの吸血鬼の吸収を受けて力尽きて死んだ。これで赤鷲として復活する事は出来なくなった。俺達は赤鷲の憤怒を頂き、反逆者の積み石を後にするのだった。