数日の休暇の後、俺達はコルビョルン墓地へ向かった。理由はアッシュフロー要塞にて入手したアージダルの転落という題名のドラゴン・プリーストが埋葬された墓地に関する本だった。ミラークはその人物はかつての部下だった事を明かした。
その内容は、子供の頃は神童で大人になったらエルフの下に修行に出た。数年後、故郷のサールザルに戻るとエルフがそこを蹂躙した後で、妻子が殺された事実を知ったのだった。
アージダルはその復讐のためにドワーフから金属の7つの性質を学び、アイレイド(かつてシロディールを支配していたエルフ。もう滅びたらしい)から古代のルーンや原初の魔法、スノーエルフやチャイマー(呪いで変わる前のダークエルフの名称)、ハイエルフに交じって旅をして復讐への技術と知識を蓄えていった。
その後、イスグラモル率いる同胞団がやって来るという噂を聞き、それに同行してサールザルに舞い戻り復讐を果たした。しかし、アージダルは満足しなかった。復讐の後は知識の探求に魅了された。エルフから学ぶべきものを全て学んでも満足せず、オブリビオンまで行くまで及んだ。そこで力を得たが正気を失ったらしい。
しかし、これは戒めのための物語として吟遊詩人が語っていることで、現実はどうか分からないとのこと。完璧を追求する内に、追及に心を奪われないようにしなければならないという戒めとしてこれを記してあると締めくくられていた。俺としては俄然気になってきたので調べることにする。何かありそうだし、稼げそうだからだ。
書いていて思ったけど、俺って俗物なのだろうか?いや、生き抜くために頑張っているだけだ。これでいいのだ。と内心言い聞かせるのだった。
遺跡発掘への出資!
コルビョルン墓地に行くとダークエルフの男性が一心不乱につるはしを振るっていた。俺が気になっているのを見て誠実そうと判断したのか話を聞く流れになった。
名前はラリス・セダリスというらしい。モーンホールド出身(モロウウィンドの都市名らしい)で、ここへは出資者の依頼でアージダルの遺品を入手するために来たのだとか。だがこの灰に埋もれた遺跡を見て愕然としたようだ。何とか門を見つけるまで掘り続けることに成功したが、これ以上は無理らしい。
俺は人手を雇えばいいとアドバイスしたが、金を稼ぐにも金が要ると言われてしまった。その額は1,000ゴールドもするようで、破産するのは目に見えているようだ。何だか気の毒なので俺が出資することにした。
俺はキッチリ1,000ゴールド渡した。ラリスは俺のことを信用すると決めたようで、レイヴン・ロックで鉱山労働者を雇いに行くらしい。これで続行出来るだろう。連絡をいずれ寄越すそうなので、気長に待つとしよう。
ハートストーンを入手せよ!
ラリスの準備が整うまで俺達はテル・ミスリンで仕事をすることにした。ミラークの一件ではネロスさんにはお世話になったからだ。
そこでヴァローナ・ネラスという名前のダークエルフの女性に出会った。どうやらネロスさんの執事らしい。
テル・ミスリンで他に誰が住んでいるかと尋ねたら、キノコ類を専門にしている専門家のエリネア・モスレンという名前のダークエルフの女性、弟子のタルヴァス・ファスリョンという名前のダークエルフの男性がいることを教えてくれた。
それとこの独特なキノコの家はテルヴァンニ家が特殊なキノコの胞子を用いて育てたことも教えてくれた。何から何までありがたい限りだ。
何か仕事はあるかと尋ねたら、ネロスさんはハートストーンを探してきて欲しいと言ってきた。この鉱物はレッドマウンテンが吐き出した時に見つかるものらしい。落下時のくぼみや露出した岩等で探すようにと言われた。確かカリアス将軍に埋め込まれた物もそんな鉱物だったような気がする。大丈夫なのだろうか?
それ位ならお安い御用だと思って探しに出た。以前フロストモス砦で鉱床を発見していたのでそこに向かった。いい感じにハートストーンの鉱床があったのでつるはしを使って幾らかのハートストーンを入手した。
その後帰ろうと思ったら、ミラークが隣でルビーの鉱床を砕いているの見かけた。黙々とつるはしを振るっているので理由を聞くと、信者達を食べさせていくために稼ぐというのだ。まぁソルスセイムでは大掛かりな悪事を働いたからまともに仕事をする機会も得られそうにないからなぁ。俺はミラークにラリスに支払った分と同じ額の1,000ゴールドを渡して、信者達への生活の工面として用立てた。
ミラークの衝撃行動が沈静化した後にテル・ミスリンに戻ると、ネロスさんの弟子のダークエルフの男性が俺達に助けを求めて来た。どうやら彼がタルヴァスらしい。どうやらアッシュ・ガーディアンと呼ばれる怪物の召喚に失敗して暴走させたようだ。このままにしておけないので俺達は助けることにした。
暴走状態故にそこまで強くなかったのですぐに始末出来た。タルヴァスは喜び、ネロスさんに知られずに済んで良かったと言った。報酬とし灯明の杖をくれた。
知られたくなかったのはネロスさんの人格的な問題に起因しているようだ。いつも不機嫌で魔術を教えてくれず、あまつさえ実験台にさせられるからだ。中々大変だなぁ。彼も報われる日が来ると良いのだが。
俺はハートストーンをネロスさんに渡し、報酬の250ゴールドを受け取った。だがその次に実験台にならないかと提案してきた。嫌な予感しかしない。
マジカル☆ネロス
ネロスさんは俺の命の火とエドラの領域とを繋ぐ、霊的な鎖が得られるはずだと豪語していた。効用は活力が高まり、長く戦うことが出来、力が漲る等だ。しかし、この製作された魔法は初めて使用するので上手くいくか分からないらしい。それ大丈夫なのか?
まぁやると決めたからにはやるしかあるまい。多分何とかなるはずだ。魔法を受けると特に違和感はなかった。何かあったら報告するように言われたのでとりあえず散歩でもして確かめるとしますかね。
とりあえず夜間だったので気楽に散歩が可能だったのは良かった。だが水辺にニルンルートがあったので採取した際に、水に少し浸かっただけで体力の減退を感じた。これは副作用かもしれない。ネロスさんに報告しなければならない。
先程の件を報告すると、鎖が逆転する機序が見えたとか専門用語を言ったり、水を避けられないのかと無理難題を言ったが、俺が外で活動した後に臭いが体に残るのを嫌がった。一臭瞭然とも言っていた。造語ですか?
それはそれとして報酬の250ゴールドはくれた。まぁ一応やったからそうしてもらわないとね。だが終わったと思った途端にまた別の案件をお願いされた。今度は何?
新たな執事(羊)を探せ!
どうやらヴァローナさんが行方不明らしい。そのためアップルキャベツのシチューやカニスの根の茶を用意してもらわなければならないと不満を口にした。何とまぁ我儘な...。やらない訳にはいかないだろう。もしかしたら危険な状況かもしれない。
タルヴァスさんに聞いてみたが、魔術の修業中だったために知らないらしい。エリネアなら仲が良かったから知っているかもしれないと言っていたのですぐに会いに行こう。
エリネアに確認に行くと、ヴァローナさんは何時間も前にレイヴン・ロックに行ったきりだと教えてくれた。ブリスターワートを仕入れに行ったようだ。
捜索時には朝方になったが人命が掛かっているので強行した。太陽の岩付近でヴァローナさんを発見したが、アッシュスポーンに殺されてしまった後だった。全滅させる事には成功したが気が重い。ネロスさんに報告に行こう。
ネロスさんにヴァローナさんが殺された事を報告したが、特に悲しむ様子が無く自分の周りを世話する執事がいなくなった点を嘆いていた。いくらなんでも無情過ぎないか?
新しい執事を見つけるためにレイヴン・ロックで候補者探しをすることになった。畏敬の念を抱かれているのですぐに殺到するはずだと豪語していたが、俺にはそう思えないけどな。
その候補は聡明な頭と屈強な肉体を持ち、何も疑わずに従順であり茶の入れ方を熟知していることが望ましいと言った。ここに勤務するウルヴス・ロモランという名前のダークエルフの男性がいつも水で薄めるからだとか。今まで以上に無理難題を吹っかけてきた感じだがやるしかないだろう。
仲が良かったエリネアさんにも報告した。彼女はとても悲しそうだった。ネロスさんにもこの人間性があって欲しかったと思う位だ。
気持ちを前向きにさせるためエリネアさんの身の上話を聞いた。レッドマウンテンの噴火の際にソルスセイムに移住したらしい。当時は子供で船に乗ってきたのは自分だけで母親とは生き別れたようだ。かなり大変な思いをしたのだろう。
微生物学者でもあるのでこのキノコの家を育てたのかと尋ねると、ネロスさんが育てたらしい。テルヴァンニの魔法でここまで大きくしたらしい。
話をする内に元気になってきたようだ。前向きになってくれてなによりだ。
いい感じの執事を見つけようと思い、レッチング・ネッチ・コーナークラブに行ってゲルディスさん似尋ねてみた。そしたらネロスさんはイカれているから誰もやりたがらないだろうと言った。
やるとしたら死に物狂いになってやる人物だけらしい。その該当する相手には心当たりがあるようで、弟子のドロヴァス・レルヴィという名前のダークエルフの男性を挙げた。
早速そのドロヴァスに執事にならないかと話し掛けると、テルヴァンニの魔術師にこき使われるのに文句を言ったが、その後すぐに切り替えた。滅多にないチャンスだと言って転職を受け入れたのだ。どうしてすぐに切り替えたのかは俺は分からなかった。何か理由があるのか?
ドロヴァスを執事にすることが出来たのでネロスさんに報告に戻ると、もう既にテル・ミスリンで仕事を開始していたようだ。どうにもカニスの茶の入れ方が悪いようだが、贅沢を言ってもらっちゃ困りますなぁ。
ドロヴァスもネロスさんにこき使われて死ぬようなことはないように内心願った。新たなる執事になるのであって、犠牲者(羊)になるために転職した訳ではないからだ。その後、報酬として500ゴールドと杖用の付呪器の部屋の鍵をくれた。
早速その場所に行くとネロスさんが以前入手したという黒の書を見つけた。それなりの苦労をしたので追加報酬として読ませてもらう事にした。これ位は罰は当たるまい。
黒の書、秘められた黄昏を学べ!
その黒の書は秘められた黄昏という題名だった。開いてアポクリファに飛ぶと、それは上下にしなる床の仕掛けがある場所だった。シーカーやルーカーは相変わらず出るので注意は怠ってはならない。
その後、死の稲妻の練習も兼ねて何回かそれで殺していった。この魔法も段々と慣れてきた。彼等には悪いが、まぁその内復活するから大丈夫だろう。
最深部で発見したので本を開くと。再び3つの知識が現れた。
最初はモラの苦痛、辺り一面に触手を召喚して敵を毒に浸す。次はモラの支配、目標をオブリビオンとタムリエルの狭間に送り込んで数秒間攻撃を無効化させる。最後はモラの恩恵、体力、スタミナ、マジカを全快させるという内容だった。
これもどうするか迷ったが、俺はモラの苦痛にした。敵に囲まれた時に使えると思ったからだ。まぁ気が変わったら変えるだろうけど。決めた後はソルスセイムに帰還した。
借金の肩代わり
ネロスさんの仕事が一通り済んだので家に戻って休もうとしたところに、配達人が現れた。どうやらラリスさんの手紙を持ってきたらしい。急ぎの要件なので、すぐに読んでみると困難に直面したとだけ書いてある。すぐに確認に行こう。
早速コルビョルン墓地へ行こうとしたがオークの男性に行く手を遮られた。モグルルという名前らしい。ドロヴァスさんをネロスさんの新しい執事にしたために借金を回収出来なくなったと苦情を入れてきた。その額は1,000ゴールドだった。紹介したのが俺だと知ったのでそれを払う義務があると抗議してきたのだ。
う~ん...。払う義務はないけども変に因縁を付けられて追いかけまわされるのも嫌なので、即金で1,000ゴールドを借金返済として支払った。モグルルはご満悦でそのゴールドを受け取り、この場を後にするのだった。
釈然としない所はあったけど、まぁこれで良かったのかなとは思う。ドロヴァスさんが即答した背景も考えておくべきだった気はするし。
ラリスへ追加出資 その1
コルビョルン墓地に向かうと、ラリスさんはドラウグルの群れが現れて鉱山労働者達を皆殺しにされたと言ってきた。発掘再開のために俺達は墓地内部に潜むドラウグルを全滅させた。
その際にアージダルの水上歩行のブーツと呼ばれる装備を発見した。中々良い物を見つけた。水辺を渡る時に重宝するだろうから頂こう。
ドラウグルを全滅させた事をラリスさんに報告すると、追加の鉱山労働者を雇うために再び出資を募った。今度は2,000ゴールドである。死亡事故(そう表現するかどうか迷うが)が起きた後の現場なので、その気にさせるための人件費なのだそうだ。
数日後には再び連絡が入るそうだ。それまで待とう。
ネッチゼリーを集めろ!
生活用品の薬を買いにあるダークエルフの女性の店へ訪れた。店主はミロール・イエンスという名前で、夫はガーリンという名前らしい。
ミロールはここに来る前はスカイリムのモーサルで同じダークエルフのラミという名前の人物と一緒に暮らしていたらしい。そこでは彼女達だけしかダークエルフがいなかったためにすぐに打ち解けたようだ。その後、レイヴン・ロックが再建されるのを機に移り住んだとのこと。
ガーリンの店はレイヴン・ロックの重要な食糧供給減らしく、品揃え豊富のようだ。ミロールの店も自分で収穫した物や調達した物で販売しているようだ。
だがネッチ(ふわふわ浮いている無害な動物)から採れるネッチゼリーが不足しているとのこと。その数は5つ分。俺はその調達の仕事を引き受けることにした。
引き受けたはいいものの、特に襲ってこないネッチを殺すのは忍びない。俺は遺跡等を巡ってネッチゼリーを探した。大体は錬金術の設備がある場所に眠っているからだ。
俺達は2~3日かけてネッチゼリーを5つ分調達することに成功した。ミロールさんにそれを渡したらとても喜び、報酬として健康の薬(究極)を2つくれた。彼女はネッチから直接採取したと思っているらしい。その件には触れなかった。だってネッチはカワイイんだもの、殺せないよぉ。
ラリスへ追加出資 その2
その夜、いつもの配達人からラリスさんの手紙を持ってきた。段再びドラウグルが現れて鉱山労働者が殺されてしまったらしい。全滅は免れたが6人が犠牲になった。これで全滅させねばならない。
生存者がいるかもしれないとの話だったのでドラウグルを殺しつつ進むと、ブレディンという名前の男性とミレリという名前の女性のダークエルフが殺されていた。俺が来た時にはもう殺されていたようだ。
その後、アージダルの死霊術の指輪と呼ばれる装備を発見した。蘇らせた死体が攻撃されると自爆する効果を与えるらしい。俺も死霊術を使うので頂くことにした。どこかで役立つかもしれない。
ドラウグルを全滅させた後、ラリスさんに報告すると今度は傭兵を雇うことにしたという。そのための資金は3,000ゴールド。段々膨らんでいくなぁ。まぁ国の事業じゃないから仕方がないか。俺はそれを即金で支払い、その場を後にした。
ラリスへ追加出資 その3
その後1週間ぐらい休みを取った。長旅の疲れを取りたかったという理由だ。その後再び配達人が現れた。ラリスさんと関わるのを止めたい様子だ。そう何度もじゃ仕方がないか。手紙の内容はさらに資金が必要だと書かれていた。大変だな。
早速向かうと鉱山労働者は何人か生き残っていた。傭兵を雇ったのは効果があった様子だ。何人か死亡してしまったらしく、再びドラウグルを全滅させる事にことになった。
ドラウグルを全滅させた後にアージダルのアルカナの指輪と呼ばれる装備を発見した。どうやら付けると氷結と爆発の魔法が使えるらしい。これも頂こう。
ラリスさんにドラウグルを全滅させた事を報告すると、今の我々の評判が地に落ちているので追加の投資をしたいと言った。
その額は破格の5,000ゴールド!家一軒分の値段だ。評判の悪さを金で相殺するしかないとのこと。そのゴールドで傭兵も実力のある人物達を雇うらしい。これで終わりにしたいものだ。
息子の出奔を止めろ!
ラリスさんからの連絡を待つ間、久しぶりにスコール村に寄ることにした。フリアさんは新たなリーダーとして献身的に働いていた。その様子を確認した後、スコールの女性に声を掛けられた。エドラという名前らしい。雑貨商であり、旅人とも取引を行ってソルスセイム島では入手出来ない物もやり取りするのが好きらしい。
どうやら困り事があるようだ。息子の名前はニクラスといい、スコール村を出たがっているらしいのだ。ミラークの脅威が去った後でも外の世界は危険なので何とかしたいと言っていた。
俺ならば外の世界の危険も知っているので何とかなるのではと考えているようだ。上手くいくように頑張ろう。
ニクラスに話に行くと、彼は世界に飛び出して冒険して富と栄光を手にしたいと言って意気込んだ。スコールはとても退屈なので冒険したいとのことだった。気持ちは分かる。俺も一カ所だけで収まる気は全くないのだ。だから彼の夢を応援するために250ゴールド程渡した。先行投資という奴だ。
ニクラスは拍子抜けしたが、息子やスコールの民としての役目を忘れていたと悔いて、エドラさんともう少し生活して行動すると決めたようだ。その方が良いだろう。
エドラさんにニクラスの説得に成功した事を報告した。彼女はとても喜び、ここに自生する皇帝カサダケやスケイスクロー、アッシェン・グラス・ポッドと呼ばれる錬金術の素材を各5つ分報酬としてくれた。俺は感謝してスコール村を後にした。
ダーネヴィールを召喚せよ その1
あれから忘れてしまっていたが、ダーネヴィールを召喚することにした。人気が無いサエリングズ・ウォッチで呼ぶことにした。俺は「ダーネヴィール」と高らかに唱えると姿を現した。
ダーネヴィールはスカイリムの空を飛べる事を喜び、ソウルティアリングの第1節であるエッセンスを教えてくれた。また召喚する機会があれば呼ぼう。
ラリスインパクト!!
その後、我が家に戻ろうとしたら配達人が現れた。ラリスさんからの手紙だがかなり早かった。あそこは不気味だからと言って手紙を押し付けて走り去った。
内容を確認すると「君が必要だ」と一言。ま、待ってくれよ!俺に対する気持ちは嬉しいが同性はちょっと...。なんて思っていたらミラークに小突かれてしまった。冗談だよ。まぁ様子がおかしいから直ぐに向かうべきだろう。
コルビョルン墓地に向かうと鉱山労働者や傭兵達が皆殺しにされていた。その時にはラリスさんが見当たらなかった。
日記を見つけたので失敬して確認すると、事業に対する意気込みが綴られていたが、段々様子がおかしくなり、囁き声や見えない友人に支配されていくような感じで書き綴られていた。真相を確かめるべきだ。
最下層まで発掘は済んでいるようなので最深部を目指す事にした。そこで言葉の壁を発見し、サイクロンの第3節、一撃を覚えた。これでサイクロンは完全に使える。ドラゴンソウルが揃い次第使おうと思う。
その他にアージダルのシールドの籠手、報復の鎧、預言の兜を見つけた。籠手の方はマジカによる攻撃を半減し、鎧は低確率で近接戦を仕掛けた敵を麻痺させ、兜の方は召喚と罠の魔法のマジカの消費を減らせるらしい。装備一式が入手出来たのは僥倖かもしれない。ありがたく貰おう。
ドラゴン・プリースト、アージダルを倒せ!
最深部ではラリスさんが何かの儀式を行っていた。阻止しようとしもう手遅れで、アージダルが蘇ってしまった。囁き声はアージダルのものだったのだろう。
アージダルはファイアボルトやファイアストーム等の破壊魔法や死霊術を駆使して攻撃してきた。ミラークはライトニングボルトやセラーナはアイススパイク、セロはエルフのダガー、ルパートは火炎の杖で応戦した。俺はドラゴンベインで近接戦を避けた。火炎系の破壊魔法はキツイからね。なので俺もセラーナに倣いアイススパイクで応戦することにした。時間は掛かったが死霊術が行使出来ないように一本道に追い込み、ミラークのサイクロンと俺のアイススパイクでとどめを刺した。